議院運営委員会 第23号
- 発言数
- 47 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1950/02/10
会議録
○理事(竹下豐次君) 只今から議院運営委員会を開会いたします。 官房長官がお見えになつておりますが、官房長官から発言を求められておりますから、許可いたします。
○国務大臣(増田甲子七君) 昨日は出席いたすべきでありましたが、止むを得ない事情のために甚だ失礼いたしまして申訳ございません。閣議の提出法案の状況を御説明を申上げたいと思います。只今まで、ここに配付されておりますが、これが今朝私が調べまして、数字を直して来たのでありまするが、二十四件提出いたしております。そのうち参議院へ提出いたしましたのは六件でございます。それからすでに閣議を経たものが百三件でございます。そのうちオーケーが参りまして、印刷等にかかつているものが十三件あります。これは閣議決定を経たもの百一件と書いてございますが、その中に、司令部承認済というのがございまするが、それが大体八つだけしか○を書いてございませんが、今朝調査いたしたところによりますと、丁度十三件になります。それからこれを加えますと、百三件加えるの二十四件、百二十七件でございまするが、あともう二十件ばかり、凡そ百五十件ばかりになるのではないか、こう思うのであります。そこで政府といたしましては、原則として二月二十日頃までに提出いたしたい、こう考えまして、一生懸命事務当局をして勉強をさしておる状況でございます。二月二十日以後におきましては、緊急止み難きもの以外は提出いたしたくない。当院の議事の御都合もございましようと考えまして、そういうような方針を一応立てたような次第でございます。それから参議院提出の法案は現在は六件だけでございまするが、将来はこういうようなことを考えております。ここで皆さんの御意向も承つて、尚善処したいて思つておりまするが、法律案中、予算に直接間接関係のあるものは衆議院が先議いたしまするが、残余のもの、即ち法案大部分につきまして、原則として今回は参議院の方へ提出いたしたい、こう考えておる状況でございます。以上概略の御説明を申上げます。
○理事(竹下豐次君) 御質問ございましたら……
○山下義信君 今の三件と、オーケーの済んでおる分を御説明願いたい。
○国務大臣(増田甲子七君) それでは申上げます。麻薬取締法及び大麻取締法の一部を改正する法律案、これを参議院へ提出いたしました。それから家畜保健衞生所法案、これは衆議院に提出いたしました。それから電気通信省設置法の一部を改正する法律案、これは衆議院に提出いたしました。 それからすでに参議院へ提出してありますものを申上げますと、日本学術会議法の一部を改正する法律案、それから副検事の任命資格の特例に関する法律の一部を改正する法律案、外務省設置法の一部を改正する法律案、海外移住組合法の廃止に関する法律案、農産種苗法の一部を改正する法律案、以上六件でございます。「(先議)」というように括弧してあるのがこちらへ先議になつておる分であります。
○鈴木直人君 そうすると、麻薬の方は一頁に来たわけですね。三件は……麻薬と、それから何ですか。
○国務大臣(増田甲子七君) 麻薬と家畜保康衞生所法案、電気通信省設置法の一部を改正する法律案。
○門屋盛一君 オーケーの取れた十三件は。
○国務大臣(増田甲子七君) オーケーの取れた十三件をそれでは申上げます。それでは順序が狂うかも知れませんが、こちらの方で申上げますから……。昭和二十一年度における一般会計、帝国鉄道会計及び通信事業特別会計の借入金等の償還期限の延期等に関する法律案、公団等の予算及び決算の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案、それから少し飛びまして、アルコール專売事業特別会計から一般会計への納付の特例に関する法律案、それから少し飛びまして、帝国石油株式会社法を廃止する法律案、水先法の一部を改正する法律案、それから臨時物資需給調整法の一部を改正する法律案、それからあとは印しの付いた分であります。そうすると、まだ申上げているので落ちているかも知れませんから、ちよつと申上げますと、○の方を御参考に願います。国民金融公庫法の一部を改正する法律案、証券取引法の一部を改正する法律案、国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案、連合国軍の需要に応じ連合国軍のための用務に服する者等に支拂うべき給料その他の給與の支拂事務の特例に関する法律案、それから郵政省設置法の一部を改正する法律案、それから船舶運営会の船員の退職手当に関する交付金を船舶所有者に交付する法律の一部を改正する法律案、結局十二件でございます。それから閣議津定後加わつたもので、ここに書いてないものは松くい虫駆除予防法案、それから北海道開発法案、それから国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律案、その次は退職職員に支給する退職手当支給の財源に充てるための特別会計等からする一般会計に対する繰入金等に関する法律案以上四件であります。
○理事(竹下豐次君) 何か御質疑がありましたらお述べ願います。
○中野重治君 この予算案や何かは別として、一般法律案は大体において参議院先議に廻つておるのはどういうわけですか。
○国務大臣(増田甲子七君) 中野さんにお答え申上げます。予算に伴う法律案、税制案等が非常に審議に時間を要しますので、これは予算総会、それから各常任委員会等において審議をいたしておりますし、しばしばそういう関係で本会議も開かなければならん関係もございますから、予算に直接間接関係のない法律案は原則として参議院に御先議願い、そうして予算案が廻つて来るまでに十分に御審議を願うといつた方が、愼重御審議の上から言つてよろしかろう、こう考えた次第でございます。一応政府はそういう考えで行く、こういうことでございます。
○山下義信君 私は只今の政府の方針に大変結構に思うのでありますが、それについて希望して置きたいことがあります。それは予算関係の法律案その他の案件は当然衆議院に出されるとして、参議院の方にお廻し下さる案件については、成るべく実のあるものをお廻し下さるように願いたいと思います。つまり内割つて申上げますと、点に関係のないものは廻してやる、点に関係のあるものは衆議院の方に先議をいたすのだということが、従来ややもすると行われ勝ちでありました。今予定の案件を見ますというと、相当国民生活に密接に関係のある相当画期的に改正されるような改正案が衆議院に提出されておりますが、例えば社会福祉関係の立法、具体的に言えば生活保護法改正案といつたようなものがあります。これらは参議院が特に関係の深い問題でありますので、こういうふうに国民福祉に重大なる関係のあるような案件は努めてこの際参議院の先議とせられるように政府も御考慮を願いたい、こういう希望を申添えて置きます。官房長官はどうお考えになりますか。
○国務大臣(増田甲子七君) 山下さんの御意見御尤もだと思つております。努めて御意見を拜承して御意思に副いたいと思つております。
○門屋盛一君 そうすると、今予定されておる提出議案の百四十七件は、大体二月中には提出になる御予定ですか。
○国務大臣(増田甲子七君) 門屋さんにお答え申上げますが、只今二月二十日頃を目途として一生懸命事務当局をして勉強させ、又我々も関係当局に折衝をいたしておる状況でございます。あとの見通しのことは、ちよつと今のところ分りませんが、努めて二月二十日頃までに提出いたしたい、或いは二月の末になるものが相当あるかとも恐れているような状況ですが、今一生懸命勉強いたしております。
○理事(竹下豐次君) ちよつと速記を止めて。 〔速記中止〕
○理事(竹下豐次君) 速記を始めて下さい。外にどなたか質問ございませんでしようか。別に質問もないようでございますが、長官お引上げ願つてよろしうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○門屋盛一君 議長にお尋ねするのですが、この第十国会提出法案の予定というものは、常任委員長の方にはまだお分りになつておらんのですか。
○議長(佐藤尚武君) 今日畫から常任委員長懇談会がありまして、それにかけることになつております。
○門屋盛一君 これはむしろ一応常任委員長の頭に先に入れて置いて貰つた方がいいのじやないかと思います。 —————————————
○参事(河野義克君) 今回各派の間で委員の調整問題がお決まりになりましたことは、先般この議院運営委員会に御報告があつて、本委員で了承された通りでありますが、それに基きまして各派から委員の変更が出て参つておるわけであります。それでこれは至急お願いしたいことでありますが、いろいろ各委員会によつてはお急ぎの点もあると思いますのと、それから各委員会で以て非常に厖大な数になるわけでありますが、今回のでこぼこ調整による委員の変更については、本委員会において総括的に御承認を願うというような御決定でもして置いて頂きますれば幸いに思います。
○小林英三君 まだ出て来ないのですか、各派から……
○参事(河野義克君) 民自党は出ておりますが、外に出ていないところもあります。
○小林英三君 ちよつと私からもお願いしたいのですが、私の方では今のでこぼこ修正をして、そうして事務局に届出てあるのです。これは労働委員会なんかでも、今まで私共の方の委員が出席しないので、この間も御注意を受けたのですが、そういうことがないようにと思つて、今度は成るべく労働委員は出るような人を振向けて、すでに出してある。それが各派が纒まらないものですから、そのままになつて、労働委員会なんかにも不都合を来しておるわけなんですが、早くそれを一つ修正して貰いたいと思います。
○門屋盛一君 そうすると、この間のでこぼこ調整委員会で決めた十二月二十三日現在を基本とした割当表による貸し借りですね。出したり貰つたりするやつのそれがまだ済まぬのですか。
○小林英三君 それがまだ各派から出ていないのじやないですか。
○参事(河野義克君) それは出ておりません。
○門屋盛一君 それは併し我々の会派も現状維持論も沢山あるのです。現状維持のものの中の委員の入替をやつていたら、それは会派内の問題になる。その会派に関係のあるやつは我々の方で済ましておる気持なんですがね。それは日にちを切りましよう。月曜なら月曜までと。あとの内輪にやり繰りはあとにして、よそ樣に関係のあるやつだけは先にやつて貰う。明日一杯にやつてしまいましよう。
○小林勝馬君 民主党も民自党も緑風会も社会党も関係ないと言われるが、どこが関係があつてそんなことを言つておるのですか。皆自分達のでこぼこはちやんと修正した。
○参事(河野義克君) 民主党と無所属懇談会がまだお出になつておりません。
○理事(竹下豐次君) それじや月曜までに出し揃えて頂くことに申合せすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。 —————————————
○参事(河野義克君) 本院の議院運営委員会の委員長の高田寛君から渡米の前に、議院運営委員の辞任願が出ております。これは議院運営委員辞任の願でありますが、委員長である委員が辞める場合には、第一に委員でなくなれば当然委員長でなくなるのでありますが、手続が同じでも、重きに従つて委員長辞任の形をとるという先般来のお取扱いによつて、委員長の辞任として取扱いを願つたら如何かと思いますが、辞任の願が出ておりますので申上げて置きます。
○鈴木直人君 只今事務局から御説明がありましたことについて、高田君が緑風会に所属しております関係から、私からも御説明申上げたいと存じます。高田君から只今のような意味において辞表が提出されましたので、緑風会において協議をいたしました結果、高田君不在中、議院運営委員を一人欠員として置くということは、議会運営上支障を来すと考えましたので、高田君の意思通り議院運営委員を補充するということにいたした次第であります。ただ高田君は議会の運営等について特にアメリカに視察中であります関係からして、帰朝されました後におきましては、再び同君を議院運営委員として出て頂きまして活動して頂くということに緑風会といたしましては決定いたしておりますので、そのことを申添えまして、この際は高田君のお申出の御了解を皆樣にお願いして置きたいと存ずる次第であります。
○大隈信幸君 只今鈴木委員から御説明がありましたが、実は御辞任の件は諸般の情勢上止むを得ないものと了承いたします。その際、尚御説明もありましたように、高田委員が渡米されて、その目的として国会の運営というものを向うで勉強して来られるわけでありますから、お帰りになりました曉には、その体験を生かすという意味で、是非又この運営委員会に出て頂くように希望する次第であります。
○理事(竹下豐次君) 只今鈴木君からお述べになりまして、尚続いて大隈委員の御意見の御開陳がございましたのですが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。 —————————————
○参事(河野義克君) 前回の例によりまして、常任委員長の御辞任が本委員会で御了承がありました場合に、同じく本委員会で後任のことについて御協議を願うことになつておりますので、この点についても御協議を煩わしたいと思います。
○門屋盛一君 この前に、今御承認になつた高田委員会のこの問題が非公式に取上げられました折にも、私は委員長が一ケ月以上も留守をせられる、殊に海外に出られる折に、委員長がお辞めになるということには異議はない。これを辞めたから、あとは帰つて来られて議運に出られぬようになるということを心配しておつたのですが、その点は今明らかになつた。従つてこの委員長の割当てられておるところの緑風会の方々で、すでに御選考になつておることと思うのでありますが、緑風会の方で御選考になつた委員長の候補者をお示し下されば、これに基いて決めた方が早いのじやないかと思います。
○鈴木直人君 只今門屋君からも緑風会に一任するという御発言があり、又他の方々からも同じような二、三の御意見がありましたので、私から……その後任といたしましては、緑風会として現在議院運営委員会の委員長の代理をしております竹下豐次君を推薦するということに決定いたしておりますので、この点についても御了解をお願いしたいと思います。
○理事(竹下豐次君) 御異議ございませんか。 〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。 專売裁定の問題が残つておるわけでありますが、これはどういうことにいたしますか、今日議事をお進めになりますか。
○門屋盛一君 專売裁定の問題に入る前に、ちよつと念を押すようになりますが、只今の高田委員長の御辞任に伴いましてはつきりしたことは、重要な議院運営委員会の委員が欠員のままでは困るという緑風会の御意見に賛意を表したのでありますから、又いつものように長引かないように、明日でも高田委員の補欠を直ぐ出して貰いたい。会派の都合で一週間も延びるということになれば意味をなさぬのですから……
○参事(河野義克君) 只今のことに関連して申上げますが、高田さんの場合は、委員長の辞任として扱うということで、本会議の辞任の許可がなければならない。従つて常任委員の会も諮れないということになりますから、委員長辞任の許可が本会議であり次第、緑風会から後任をお申出で頂きまして、お取換えを願いたいと思います。
○鈴木直人君 それでは次の本会議で許可のあり次第いたします。
○理事(竹下豐次君) それで專売裁定の問題は……。それでは本日はこれで散会いたします。 午後零時十八分散会 出席者は左の通り。 理事 小林 英三君 左藤 義詮君 大隈 信幸君 竹下 豐次君 鈴木 直人君 委員 山下 義信君 城 義臣君 中川 以良君 門屋 盛一君 小林 勝馬君 鈴木 順一君 宇都宮 登君 加賀 操君 小宮山常吉君 中野 重治君 小川 久義君 委員外議員 懲罰委員長 太田 敏兄君 ————————————— 議長 佐藤 尚武君 ————————————— 国務大臣 国 務 大 臣 増田甲子七君 事務局側 参 事 (事務次長) 芥川 治君 参 事 (議事部長) 河野 義克君 参 事 (警務部長) 丹羽 寒月君 参 事 (委員部長) 宮坂 完孝君