内閣委員会 第2号
- 発言数
- 9 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1949/12/21
会議録
○鈴木委員長 これより会議を開きます。 本日の日程は行政機構に関する件でありますが、本日の日程に入る前にお諮りいたしたいことがあります。 昨二十日、理事でありました丹羽彪吉君が委員を辞任せられ、その補欠として廣川弘禪君が同日委員に選任されました。本二十一日、廣川弘禪君が委員を辞任せられ、その補欠として丹羽彪吉君が再び委員に選任せられました。また理事でありました根本龍太郎君が理事を辞任したい旨の申出がありますので、これを許すに御異議ありませんか。
○鈴木委員長 御異議がなければこれを許します。 つきましては、理事の補欠選任を行わねばなりませんが、理事の補欠選任は選挙の手続を省略し、委員長より御指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○鈴木委員長 御異議がなければ、丹羽彪吉君及び奈良治二君を理事に御指名いたします。 —————————————
○鈴木委員長 次に行政機構に関する件について、本多国務大臣よりその後の行政整理及び行政機構の改革に関し、政府の所見を求めます。国務大臣本多市郎君。
○本多国務大臣 行政機構の改革につきましては、政府も鋭意研究中でございますが、実は行政制度審議会という御承知の機関も設けられておりますので、そこで一応十分な検討をいただいて、答申を得た上で案をつくりたいというふうに、ただいまのところ考えておるのでございます。前回の国会で相当行政機構の縮減整理ができたのでありますけれども、まだいろいろな面におきまして、整理統合すべき点があるように認みられますので、御研究を願つておる次第でございます。ただいま申し上げましたような状態でありますので、政府として決定案はないのでありますけれども、その行政制度審議会において、今日研究の途上いろいろ現われておりまする意見を、御参考のために申し上げますならば——これはまだきまつた会の意見とはなつておりませんけれども、まず建設省の機構等につきましては、これを国土省というような構想のもとに、山林、河川、すなわち治山、治水方面を重点に、そういうものを統合してはどうかというような考え方、さらに農林省につきましては、山林を除外して水産、農産の食糧省というような構想をもつて研究していただいておる人たちもあります。さらに安本の機構につきましては、すでに統制経済に基く安本の使命というものは、だんだん縮小して参りましたのでこの安本を総合企画的な機関として、これに予算というものを統合して、そうして安本を廃止するとともに、予算と企画を統合した官庁を総理府の外局として設けてはどうか、という研究も進められております。 さらに地方行政機関との関係は、御承知のように、地方行政調査委員会議というものが発足いたしますので、これにかけまして、それによつて地方行政の分野と国の行政の分野が、それぞれはつきりしわけされることと存じます。その地方行政調査委員会議の決定の線に従つて、これに関係のある文部省、厚生省、農林省等の仕事がそれぞれ縮小されて行くものと考えております。 さらに通商産業省は、御承知のように前国会で発足したばかりの新しい機構であります。この通商産業省の機構は、物動計画と申しますか、計画経済を前提とする産業の振興ということになつておりますので、非常に尨大なものになつておるのでありますが、これがだんだん従来の商工省というような形の方へ還元して行くものとこういうふうに考えられております。統制がだんだん縮小するに従いまして、統制に関係のある事務を担当していた機構が整理され、それに伴つて人員も縮小されて行く、こういう方向でただいま研究を進めております。 この際特に御報告を申し上げておきたいと存じますのは、審議会等の整理でありますが、終戦後行政の民主化という線に沿うために、あらゆる行政と言えば行き過ぎかもしれませんが、この審議会等にかけて方針を決定するというような仕組になつて参りましたために、その数が非常に多くなりまして、現在法律上根拠のあるもの、ないものひつくるめまして、審議会は三百を越えておるのであります。これもそれぞれ情勢の推移に従つて、必要な機関ではあるけれども、おのおの軽重がありますから、なるべくこれを整理したいという方針を閣議で決定いたしまして、この整理に当つたのでありますが、この約三百の審議会の全体の委員の数は七千名以上にも上つておりますし、またこれを運営するための経費も一億円を越していると考らえれますので、これは相当思い切つた整理をしたいと考えて、結局各省と折衝の結果、約半分を整理することに方針が決定いたしました。これは閣議でさような方針を決定いたしましたので、それぞれ関係各省の機構の改正等となつて、これから皆さんの御審議を煩わすことになるわけでございます。 以上のような状態でありまして、ただいまのところ、政府として持つておる案はないのでありますが、ただ縮小して行きたい、整理して行きたいという方針に従つて、研究を進めておるような状態でございます。どうかよろしくお願いいたしたいと存じます。
○鈴木委員長 御質疑はございませんか。
○黒田委員 一点だけ大臣に承りたいと思います。 最近官公庁の職員諸君の給与ベースの改訂の問題にからみまして、巷間さらに新たな整理によつて、ベースの改訂をしようというような方法が唱えられておるようでありますが、政府はそういうことを考慮されておりますかどうか、念のためにお伺いしたいと思います。
○本多国務大臣 ただいまお話のございました職員の数を減少して、なるべく待遇を改善するというふうに行くことは、一つの理想としてまつたく同感でありますけれども、ただいまのところ、どういうふうにしてやるかという具体的な考えは持つておらないのでありまして、結局必要なる人員は人員、賃金べースは賃金ベースということで考えております。
○鈴木委員長 他に御質疑はありませんか。——御質疑がなければ本日はこれにて散会いたします。 次会は公報をもつてお知らせいたします。 午後二時十二分散会