通商産業委員会 第42号
- 発言数
- 11 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1950/05/01
会議録
○小金委員長代理 これより通商産業委員会を開会いたします。 本日は、私が委員長の職務を行います。まず天然ガス緊急開発に関する決議案の案文について御協議を願うことといたします。これから案文を大石専門員をして朗読いたさせます。 〔大石専門員朗読〕 天然ガス緊急開発に関する決議案 産業の振興は、一つにかかつて、石炭、水力、石油等天然資源の開発に俟つものであるが、わが国の石油資源は、其の埋蔵量極めて貧弱、国内消費の九Oパーセントを輸入に仰ぎ、その総額は、年間五OOO万ドル以上の多額に達する実情であつて、埋蔵量七OO億立方米以上と云われ、石油に優るとも、劣らぬ資源と考えられている、天然ガス資源の開発は、十年一日の如く遅々として進展しない有様である。 天然ガス資源を、緊急に開発して、自動車燃料を始め、工場用家庭用の燃料に充当し、或は醋酸ビニール製造の原料として、之が利用を促進するときは、輸入資金を節約すると共に、国内産業を振興し、平和日本再建の為めに、貢献するところ、多大なるものがあると、確信する。 仍つて、本院は政府に対し、天然ガス資源の緊急なる開発に関し、積極的に、左記対策を講ずべきことを要望する。 一、天然ガス生産量日産五O万立方米以上を確保するために、必要且つ適正なる措置を講ずること。 一、天然ガス資源開発に要する設備資金の融資につき、特別措置を講ずること。 一、天然ガス利用による醋酸ビニール製造方法の研究助成につき、速かに対策を樹立すること。 一、天然ガス埋蔵地域の地質調査、試堀等は、国家目ら之を行うのほか、国庫補助の途を開くこと。 右決議する。
○小金委員長代理 今決議案の案文について朗読いたしましたが、何か御意見はございませんか。
○伊藤(憲)委員 これには「国内産業を振興し」云々と書いてあるから間違いはないと思うのでありますが、共産党といたしましては、できるならばこれは軍事的に使わないというような文句を入れていただけば、それによつて全面的に賛成したいと思うのであります。
○小金委員長代理 今伊藤君から軍事的に使わないということを入れたらどうかという御発言がありましたが、今先にも伊藤君が肯定されていますように、国内産業を振興し、平和日本再建のために貢献するところ多大なものがある、こううたつてありまするから、特に軍事的に使わないということを入れる必要はないように思いますが、いかがでしようか。 〔「必要なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤(憲)委員 それではこういう問題であまり私は論議いたしませんが、提案者から一応そういうことは含んでいないということを速記の上に載せておいていただきたい。
○小金委員長代理 承知いたしました。
○田代委員 やはり今の問題ですが、国内平和産業を振興するということを入れたらどうですか。
○小金委員長代理 今田代君に発言を許しましたが、平和産業と特に入れないでも、平和日本再建ともつと広い意味においてことごとく平和に使うということになつておるのですから、その点はさしつかえないと思います。
○中村(幸)委員 ちよつと文句が変なところがあるのですが、五行目の一番下ですが、「資源と考えられている」とあつて次にポツがある。それは少しおかしいので、とつてもらいたい。それから天然ガス資源の開発は急務中の急務であるにかかわらずというような文句を入れていただかないと前後のつながりがおかしいと思います。
○小金委員長代理 ただいま字句の注意がありましたから、それを訂正いたします。五行目、六行目にわたりまして「埋蔵量七百億立方メートル以上といわれ、石油にまさるとも劣らぬ資源と考えられている天然ガス資源の開発は急務中の急務であるにもかかわらず、十年一日のごとく遅々として進展しないありさまである」こう現状をうたうことにいたしたいと思います。別段御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小金委員長代理 御異議なしと認めます。よつて天然ガス緊急開発に関する決議案を、ただいま朗読及び訂正いたしましたような文句にいたしまして、これを本会議に上程するような運びにとりはからいたいと思います。 それでは午前中はこの程度においてとどめまして休憩いたします。午後は一時半から再開いたします。 午後零時一分休憩 ————◇————— 〔休憩後は再開に至らなかった〕