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第7回国会衆議院1950/02/08

大蔵委員会 第10号

発言数
4 件
登壇者
2 名
会派数
1
開催日
1950/02/08

会議録

川野芳滿民主自由党

○川野委員長 これより会議を開きます。  会議に入る前に皆様に御報告申し上げたいと存じまするが、長期資金の確保の問題につきましては、従来復興金融金庫において貸出しを行つておつたのでありまするが、先般来これが新規の貸出しを停止いたしましたことは、皆様御承知の通りだと存じます。しかしその結果長期資金の問題について、非常に国民が困つておつたわけでありますが、この長期資金確保のために今般勧銀、北拓、市中銀行、農林中央金庫あるいは商工組合中央金庫等にも、債券の発行を復活するようにいたしたらということで、実は政府の方でも決定いたしたわけであります。さらに見返り資金による増資株式の引受け問題でありますが、これも実は引受けることに決定を見ました。さらに金融機関の配当の問題でありますが、これも配当を中止されておつた実情でございましたが、今回金融機関の配当も復活するということになるわけであります。この問題について実は政府といたしましても、これらの問題の解決の見通しがついたことについて、これから発表を行うわけでありますが、事前に大蔵委員会にも発表するからという御相談がございました点を、御報告申し上げておきます。     —————————————

川野芳滿民主自由党

○川野委員長 それでは昨七日本委員会に付託されました農業共済再保險特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、失業保險特別会計法の一部を改正する法律案、開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案の四法律案を一括議題として政府の説明を求めます。

水田三喜男民主自由党大蔵政務次官

○水田政府委員 農業共済再保險特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、外三法律案の提出理由を御説明申し上げます。  まず農業共済再保險特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案について御説明いたします。農業共済再保險特別会計農業勘定におきましては、昭和二十五年度における歳出として、再保險金等四十二億二千六百九十七万円を計上いたしてありますが、その歳入としましては再保險料、食糧管理特別会計からの受入金、農業災害補償法第十三條の二の規定による一般会計からの受入金等、三十三億一千百七十六万七千円でありまして、差引き九億一千五百二十万六千円の歳入不足を生ずるのであります。この歳入不足額は、昭和二十五年度において異常災害が発生した場合に備えて、十二億五千四百五十四万一千円の予備費を歳出に計上したために生じたものでありますので、この不足額については、そのような事態の発生した場合には、一般会計からする繰入金をして、これを補填することができることにしようとするものであります。  なおこの繰入金につきましては、その性賀にかんがみまして、将来この会計の経理状態が健全となりましたときには、この繰入金に相当する金額に達するまで、予算の定めるところにより、一般会計へ繰りもどす規定を設けることといたしたいのであります。  次に食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案提出の理由を、御説明申し上げます。  農業災害補償法第十二條の規定によりまして、農業共済組合の組合員の支拂うべき農作物共済にかかる共済掛金の一部をこの会計において負担し、さらにこの負担金は食糧消費者が負担するよう、食糧の売渡し価格に織り込むことになつておりますが、食糧消費者価格の値上りに伴う家計費に及ぼす影響等を考慮いたしまして、昭和二十二年度から、引続きこの負担金を食糧消費者に転嫁させないことができることの臨時的措置を講じて参つたのであります。昭和二十五年度におきましても別途法的措置を講じ、同様の臨時措置を継続することといたす予定でありますが、これに伴いましてこの会計から農業共済再保險特別会計に繰り入れまする二十六億九千二百一万一千円を限り、一般会計からこの会計に繰入れることができることとして、この会計に生じまする蔵入不足を補填することといたしたいと存ずる次第であります。  次に失業保險特別会計法の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。  失業保險特別会計は、昭和二十五年度予算におきまして、毎月日雇い労働者を除き、失業保險金受給者が常時三十万人あるとの見込みをもつて、これに対する失業保險金月額十億円を予定しているのでありますが、昭和二十四年度におきまして、当初の予定計上額に対し保險給付が激増いたしました経験にかんがみ、予測できない事態の発生に備えて、右の蔵出に計上した保險金のほか、さらに年間十万人分四十億円を予備費として計上いたすこととしたのであります。しかしてその財源といたしましては、この会計の積立金を一部取りくずしまして、一時これが財源に充てる道を開くことといたしたいのであります。  次に開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案について、御説明申し上げます。開拓者資金融通法による農地の開拓者に対する資金の貸付に関する歳入歳出につきましては、開拓者資金融通特別会計を設けて経理いたしておりますが、この貸付金の財源は、従来この会計の負担で発行する公債または借入金によつて、調達して参つたのでありますが、健全財政の見地から妥当でないと思われますので、昭和二十四年度におきましては、第五回国会の議決を経て、一般会計からの繰入金をもつてその財源に充てたのであります。昭和二十五年度におきましても、二十四年度と同様の趣旨をもつて、営農資金として十億九千五百四十五万円、共同施設資金として九千四百三十五万円、合計十一億八千九百八十万円の貸付を計画いたしておりますので、この額を一般会計から繰入れまして、貸付金の貸源に充てることといたしたいと考える次第であります。  なおこの繰入金につきましては、将来貸付資金がこの会計へ償還されますので、この繰入額に相当する金額に達するまで、予算の定めるところにより、一般会計へ繰りもどす規定を設けることといたしたいのであります。  以上四法律案について提案の理由を御説明いたしましたが、何とぞ御審議のほどをお願いいたします。

川野芳滿民主自由党

○川野委員長 それでは質疑はあとまわしにいたしまして、本日はこれにて散会いたします。     午前十一時十一分散会

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