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7回国会衆議院1950/04/20

議院運営委員会 第47号

発言数
26
登壇者
7
会派数
4
開催日
1950/04/20

会議録

大村清一自由党

○大村委員長 これより開会いたします。  本日の本会議の議事について御協議願います。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 議事進行について発言をいたしたいと思います。  当然本日の本会議の議題に予想されまする地方行政委員会の地方税法案に関する審議の問題でありまするが、御承知のように、地方税法は、シヤウプ勧告によるきわめて厖大なる地方税制全般に関する改正案でございまして、これは予算との関係から、その提出をわれわれもすみやかになすことを要求して参つたのでありますが、これが提出されたのは、ようやく三月二十三日でございまして、予算が通過した今日、その裏づけの税法案が成立しないことについては、われわれも地方財政の困窮しておる現状から、きわめて遺憾に存じておる点でございます。しかしながら、この地方税法案とさらに表裏一体の関係をなしますところの地方財政平衡交付金に関する法律案並びに地方財政委員会設置法案等が目下国会に未提出のまま委員会の審議が進められて参つたのでありまするが、本日の段階におきましては、七百条にわたる法案のうち約三分の一の三百余条については、政府側の説明もなく、逐条審議が全然行われていない段階であります。さらに通産委員あるいは予算委員は、委員外発言によつて審査に参加することが地方行政委員会において確認されておりましたが、時間的制約の関係から、その委員外発言も多数残つておつたのであります。さらに昨夕、議長を通じまして、関係方面の意向が各党にも通達されたのでありますが、この意向につきましては、解釈のいかんによりましては国会の審議権に関する大きな拘束をもたらすのではないかというような疑点も生じて参るのであります。かようなことは前例にないことであります。もちろん地方行政委員会におきましては、中島委員長が自由党の立場におきまして、この政府原案について相当厖大な修正を計画されて、いわゆる中島試案なるものも、委員会において二日間にわたつて論議を行い、関係方面と折衝が続けられておつたという事実があるのであります。しかし、昨夕の関係方面からの意向だと、政府與党との修正の問題につきましては考えさせられる点があるのでありまして、政府與党一体の立場から考えますならば、予算案がすでに通過成立しており、それとの深い関係にある政府原案が與党の手によつて修正せられるということについては、これは関係当局の了承が十分得られない事情は了解できるのでありますが、国会が立法府の立場といたしまして、特に野党側の立場といたしましては、これに対する修正ないし反対等の意見は、従来の建前からいたしましても、国会独自の立場において進めらるべき筋合いのものと考えられるのであります。そこで、本日の地方行政委員会におきましても、委員長初め各党の代表者等が関係筋とさらに会談をいたしまして、委員会の空気を関係方面に伝える等の処置を講じてはどうかというような昨夕の議長からの勧奬もございまして、そうしたことも議題に取上げられておつたように伺つておるのでありますが、委員長は、従来の交渉の経過から見て、委員長個人としては関係筋とさらに会談の必要を認められなかつたようであります。しかし、われわれ野党側といたしましては、この問題は前例のないことだけにきわめて重大視いたしまして、また中島委員長が国民全体のために非常に考えられておるその線に沿うて関係筋と折衝して参られましたことに対して、野党側といたしましても、ただ單に反対せんがための態度でないということも了解していただかなければならぬという見地から、実はGHQの真意をさらに確かめ、われわれの意図するところを関係方面に伝えたいということで、議長を通じて関係方面との会見の機会をつくつていただくように、ごあつせんをお願いしたようないきさつがあるのであります。このわれわれ野党側委員の関係方面との会談につきましては、議長も、昨夕の経過から見まして、会見のあつせんの労をとられることを了とせられたのであります。またさらに中島委員長も幸いその席に同席せられまして、もし委員会の審議にさしさわりがないなら、委員長個人の資格において野党側委員と一緒に関係方面に参つてもいいとまで、非公式ではございますが述ベられておつた事情もございます。それにもかかわらず、こうした情勢のもとに、本日午後再開せられましたところの地方行政委員会におきまして、まず委員外発言が多数をもつて封じられ、ただちに質疑打切りの動議が出たのでありますが、本日は委員会が開会せられまして、まだ質疑にも入つておらない。かりに委員外発言を認めないといたしましても、委員諸君にはなお多数の発言者が残つておることは、委員長並びに委員諸君も御承知の通りであるにもかかわらず、質疑にも入らない段階において、いきなり質疑打切りの動議が提出せられまして、委員会の議場が混乱をいたした次第でございます。そこで、今私が申し上げましたように、議長を通じて関係方面との折衝のため多少の時間を與えていただくように委員会の休憩を求めたのであります。けれども、関係方面と交渉中質疑を続行するというような何らの打開策も考えられず、これまた多数で打切られるというような態勢にありましたために、與党側としては国会議員としての審議権を放棄したことになり、野党側としては審議権を拘束された形になつておる。であるから、爾余の審議には参加しないという態度で現在の段階まで参つておるのであります。聞けば、その後におきまして、委員会においては自由党の委員諸君によつて討論が行われ、さらに採決が一方的に強行されたということでありますが、私、国会運営上かくのごとき委員会の運営を行つたことは、いまだかつて聞かないのであります。これは立法府として、国権の最高機関としての議会の権威を保持する上においても、きわめてわれわれは遺憾なことであり、かつその間において十分事情が了解せられるにもかかわらず、こうした態度で強行せられたということは、ある意味から申しますならば、きわめて不当な行為であるとわれわれは言わざるを得ないのであります。そこで私は、この問題は当然本会議の議題にもなることと思うのでありまするが、かくのごとき形における地方行政委員会の地方税法案の審議には絶対に賛成することができないので、当運営委員会といたしましては、地方行政委員会を再開いたしまして、本案の審議を正常な形において進められるように委員長においてとりはからわれるようにお願いをしたい。これが私の議事進行に関する発言でございます。

大村清一自由党

○大村委員長 ちよつとこの際申し上げます。ただいま田中君から、地方税法案の取扱いにつき議事進行の発言があつたのでありますが、右法案は、本日委員会で決定されまして、議長まで報告があつたものでありますから、本日の議事につきましては、時間の関係上、本案をどう取扱うかということを御協議願いたいと思うのであります。その点、この際御了承願いたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 今の田中君の御発言は動議ですか。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 議事進行に関する動議です。

石田博英自由党

○石田(博)委員 われわれは議事進行に関する発言と承つておつたのであります。それがいつのまに動議にかわつたか存じておりません。議事進行の発言でありますから、動議の形はとられていないのであります。従つて、この議題に関する本委員会の運営については、ただいま委員長発言の通り取扱われんことを望みます。従つて、本日は日程を変更いたしまして地方税法の改正案を緊急上程いたし、劈頭これを審議せられんことを望みます。右動議を提出いたします。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 議事進行に関して発言してあるのでありますから、委員長として私の発言に対して何らかの態度を表明せられることが妥当だと思います。

大村清一自由党

○大村委員長 先ほど申し上げましたように、地方税法案については、本日の委員会において決定いたしまして、その後議長にまで報告があるのでありますから、これを再付託するというような必要はごうもないと存じます。ゆえに、そのことを申し上げましたところ、皆さんこれに御賛成になつたのであります。

石田博英自由党

○石田(博)委員 委員長は地方税法の改正案に対する取扱いについて希望を述べられたのであります。そうして、これを議題にせられました。従つて、これに対して私どもは、その取扱いについての動議を提出した次第でございます。よつて、その取扱いについて私どもの方から提出した動議をおとりはからい願います。

大村清一自由党

○大村委員長 動議を採決いたします。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 動議の採決の前に明らかにしなければならぬことがある……。

大村清一自由党

○大村委員長 ただいま石田君から、本日の議事としては地方税法案を日程変更して上程をいたし、これが審議を進めるようにという動議がございましたが、これについて反対もあるようでありますから、この際採決いたします。石田君の動議に賛成の方の挙手を願います。

大村清一自由党

○大村委員長 多数と認めます。よつてそのように決します。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 この地方税法改正案がこの運営委員会の議題になつたという事実は、まだ発言の中にはない。それは委員長自身が希望を述べられたのであつて、あらためて委員長が議題にしてから決をとらなければならぬと思う。

大村清一自由党

○大村委員長 この点は、すでに動議の採決によつてきまつておりますから、さよう御了承願います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 退場者も相当ありますので、将来定足数の問題等もありますから、この際人数をお調べ願います。

大村清一自由党

○大村委員長 ただいま退席者もございますので、人員の点検をいたしますと、十七人の委員が在席しております。ゆえに、半数以上の出席でありますから議事は進行できると思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 それでは、ただいまの動議が成立いたしましたので、本会議は九時に開会を願いまして、本日の日程を変更し、劈頭地方税法改正案を上程いたすこととして、その討論等について至急おきめを願います。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 さつき田中君も発言しましたように、野党側はこれについて相当疑義を持つております……。

石田博英自由党

○石田(博)委員 採決で一度きまつた問題についての発言は禁止を願います。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 われわれにそういう疑義があり、このことで野党が退場したのに、與党の諸君だけでこの案に対する討論等を決定して、このまま議場に入ることは、将来に惡例を残すことになる。この際私は、本案についての緊急質問とか、あるいは議事進行に関する発言を、本会議において野党の一、二の議員に許されるだけの雅量を與党の諸君に持つてもらいたいと思う。これが認められないということになつたら、多数によつて少数派を抑制するものであると言わなければならない。

篠田弘作自由党

○篠田委員 ただいま石田君のお話もありますけれども、きよう地方行政委員会においても審議権を放棄して退席しておりますし、現在進行中の運営委員会においても退場しております。私たちは、きのうから野党側連合の言い分を聞きまして、そうして運営委員会も当然三時ごろに開くべきところを、一時間半待てというので四時半まで待ちました。その後さらに一時間延期され、また関係方面に行つたというので、またさらに待たされた。その間、野党側は策略ばかりで、何ら誠意がない。よつて予定通り進行されんことを望みます。

石田博英自由党

○石田(博)委員 石田一松君から緊急質問とか何とかいう言葉も出ておりますが、これは全然議題になつておらないことであります。従つて、本日議題になつておることについてお進めを願います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 目下のところ、討論の通告はございません。

石田博英自由党

○石田(博)委員 自由党は塚田十一郎君が賛成討論をやります。

大村清一自由党

○大村委員長 本日はこれにて散会いたします。     午後八時五十四分散会

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