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7回国会衆議院1950/03/11

議院運営委員会 第29号

発言数
170
登壇者
23
会派数
8
開催日
1950/03/11

会議録

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 これより会議を開きます。  法務委員会の委員派遣承認申請の件について議長から諾問があります。初めに事務総長より説明を願いまして、次に法務委員会より田嶋理事がお見えになつておりますので、委員派遣の理由について承ることにいたしたいと思います。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 法務委員会から委員派遣申請が参つております。目的は矯正保護作業の運営及び利用に関する法律案審査のため派遣される委員の方々の名前は押谷富三さん、花村四郎さん、猪俣浩三さん、これが一班でございます。それから二班の方が北川定務さん、武藤嘉一さん、加藤充さん、これが二班でございます。派遣期間は二日間でありまして、一班の方は小菅と宇都宮、二班は浦和と栃木ということになつております。以上が申請の概要であります。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 次に田嶋理事の御説明を求めます。

田嶋好文自由党

○田嶋好文君 法務委員会は出張が多いじやないかというお小言をちようだいしておりますが、今度の委員派遣は絶対必要な件でありまして、ぜひお許しを願いたいと思います。矯正保護作業の運営及び利用に関する法律は、非常に中小企業に影響を與える重大法案でありまして、わが委員会においても愼重審議を重ねておりますので、よろしくお願いいたします。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 日にちはいつですか。

田嶋好文自由党

○田嶋好文君 この月曜火曜です。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 猪俣さんはダブることになりますが……。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 本件につきましては猪俣浩三君に変更があるかもしれません。その点は議長に御一任を申し上げまして、本件は議長においてこれを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 御異議がなければさよう決定いたします。     —————————————

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 次に訴追委員会の委員派遣承認申請の件を議題といたします。昨日は事務総長の説明に補足することがあるそうであります。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 昨日も御説明いたしましたが、訴追委員長が交代されましたので、新しい委員長の名前をもつて申請書が新たに出ております。すなわち三浦新委員長の名前をもちまして、また派遣される委員の方にも変更がありまして申請が出ておりますから、全部新たに申し上げます。中村又一さん、金原舜二さん、猪俣浩三さん、この三名の方を三月十二日から六日間、沼津及び京都へ派遣したいとの申請でございます。目的は裁判官罷免訴追事件に関する実情調査ということになつております。  それからもう一つ別に花村四郎さん、角田幸吉さん、中西伊之助さんの三人、これはやはり三月十二日から十七日まで六日間、場所は栃木県の太田原町と長野市に変更されております。目的はやはり裁判官罷免訴追事件に関する実情調査ということになつております。

土井直作日本社会党

○土井委員 花村君もまたダブつている。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 三浦新委員長の御説明を願います。

三浦寅之助自由党訴追委員長

○三浦訴追委員長 私が今度新委員長になりました三浦であります。ただいま御説明の通りでありまして沼津、京都が第一班、太田原、長野が第二班ということになつております。いずれも訴追事件に関する調査でありまして、沼津、京都の方は、大阪においては被告人を侮辱したということで、大阪高等裁判所の富田仲次郎判事、沼津においては犯人に事前に漏洩したという事件でありまして、沼津支部の堀部勇次判事、太田原は弁護士からの請託收賄容疑行為で小菅義雄判事、長野は不当長期に拘留したという事件で飯島直一判事であります。どうぞ御了承の上ぜひ御賛成を願いたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 三浦委員長に伺います。花村四郎君と猪俣浩三君のお二人は、法務委員会からも同じ日に派遣承認を求めて参つております。その点につきまして御本人との打合せはどうなつておりますか。

三浦寅之助自由党訴追委員長

○三浦訴追委員長 大体本人と打合せておるのですが、ただ予算審議の関係で、予算審議終了直後ということになつております。大体御両人とも了解を得ております。しかし法務委員会ともしダブつておれば、派遣委員と御相談の上、出張の日程その他は適当にきめたいと思います。私どもの方の調査は、日程において二日や三日のずれがあつても、別に調査に支障を来さないのであります。その点は各出張委員と打合せしまして、なるべく重複しない方法をとりたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 お諮りいたします。派遣委員の氏名につきましては、先ほどの法務委員会のような取扱いができると思いますが、委員派遣そのものについて御質疑等ございますか。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 次長にこの際ちよつと伺いたい。いずれも委員派遣の件は重要であると思うけれども、一体派遣費はどうなつておりますか。私数字をもらつたのがありますが、委員派遣の数があまりふえて、相当赤字が出て、收支が償わないことになつております。将来これをどうして行くおつもりですか。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 お答えいたします。そう赤字が多くなつて参りますと困りますが、費目流用で何とか処理し得るという確信を持つております。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 なぜ私がこういうことをお尋ねしたかというと、御説明を聞けば、いずれも委員派遣の目的は、相当重要性を帯びたものであることはよくわかるのであります。しかしながら予算もない、流用費目も事実上においておぼつかない現状にあるのではないか。先日来資料を見ますと、実際そういう段階にある。四月一ぱいまで議会が継続されるかどうか存じませんが、次々に委員が派遣されれば收支償わない状態になりはせぬかと思う。私がこう申すのは、中には国政調査に名をかりておるが、あまり委員会から委員を派遣して調査をすべき條項でないという面もある。法務委員会の委員諸君もおられるかもしれませんが、先日来法務委員会で聞いておると、單なる派生事件まで委員派遣を申請しておられる。そうしてそういうものが儀礼的に議決になつてこの運営委員会に持出されるが、そういうことでは容易ならぬことと思うのであります。それで予算の点だけ聞いておきたいと思いますが、それでやつて行けますか。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 たいへん御心配願いまして恐縮いたしますが、私たち今の建前から行きますと、三月一ぱいで御承知のように本年度予算は終るわけであります。この程度の委員派遣なら、何とかカバーできるのではないか、今後もしこの調子で三月になつても委員派遣が多く出ることになりますと、あるいはこの委員会で相当増額をお願いしなければならぬ事態に至るかもしれません。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 あまりくどく申しませんが、今でも相当大きな赤字です。それでこの調子というのはどの程度か存じませんが、今後相当出て来ると思います。そうすると予算の面からも制約しなければならぬし、さらに委員派遣も儀礼的に許すというのでなく、運営委員会でも、議長の諮問に対しては相当愼重に調査してかからなければならぬ面が出て来るのではないかと心配するから申すのであります。あなたの方に予算が十二分にあつて、委員派遣ができるというのであればけつこうです。しかしこれが四月まで続けば相当困難な面が出て来ると思いますし、きようたまたま委員派遣申請があつたので聞いたのですが、相当今後委員派遣を愼重に議論しなければならぬときが来ると思いますから、十分御注意を願いたいと思います。

土井直作日本社会党

○土井委員 ただいま中野委員からのお話は私どもも非常にもつともだと思います。昨年の休会中、あるいは閉会後における国政調査につきましても、本委員会でかなり派遣委員を整理したことがあるのでありますが、必要な事項については当然調査をしなければならないのでありまして、これは運営委員会としても許して行く方針をとつて行くべきであると思います。しかしいわゆる国政調査に名をかつてというような形になつて参りますと、いろいろな弊害も十分考慮しなければなりませんので、今後の委員派遣については、各委員会において十分愼重にお考え願うことが必要じやないかと考えておりまするし、また各常任委員会で派遣を御決定願つて、そうして運営委員会に持つて来られる場合でも、運営委員会としては十分愼重に、儀礼的にこれを承認するというような態度でないことを、この際特に強調しておきたいと思うのであります。  それからただいま訴追委員会からの申入れでありまするが、委員がダブつて同日に派遣されるような形になつております。この委員の変更問題については、もとより議長の方でそれぞれあんばいしていただくことはいいのでありますが、日時の問題については御承知の通り議会が開会されておりまする関係から、自然何日から何日までの間委員を派遣しても、国会の運営に支障がないという見通しの上で委員が派遣せられるのでありまして、訴追委員長のお話によりますと、必ずしも急ぐことでないから日時を自由にかえられるようなお話でありますが、運営委員会としては、やはり明確に何日から何日ということにしていかないと困る。従つてあらためて日時を明確にしてからこの運営委員会に御提出になつていただきたい。そうでなければ日時の関係等につきまして、委員会の方でその委員諸君と打合せて、日時をずらしてかつてに行かれるということは惡例になりますから、その点御留意願いたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは三浦委員長にちよつと申し上げます。ただいま各委員諸君の御議論をお聞きになつてよくおわかりだと思いますが、日時の点については、ただいま三浦委員長のお話ではちよつと本委員長としては取扱いかねる御発言ありますので、日時はこれを動かさないという建前と、いま一つは委員の顔ぶれが重なつておる点については、これは前例でもつて議長におまかせしたことがありますので、その点はそのように取扱うことになるわけであります。それから中野君あるいは土井君から御発言があつたような趣旨で、各委員会の委員派遣につきましては、従来とも非常に嚴重にやつて行こうという申合せがあるのでありまして、少しく最近盲判的に承認する傾きにあるように私ども考えますので、今後は嚴重に、各委員会においても自粛自戒されるように願いまして、本委員会としてもそういう態度をとることにして、この件につきましては……。

佐竹晴記社会革新党

○佐竹晴記君 もう一つ委員長に聞いておきたい。裁判所等においても実際現地に出張して実地検証を要する、あるいは現場の実情を見なければならぬ、あるいは現場において証人を調べなければ事情がわからないという場合には、現場に行つて調査する必要のあることはもちろんでありますが、しかし大体の場合は、検察当局においても、あるいは裁判所においても、必要な書類を取寄せ、あるいは証人を喚問して、現場について実地検証をしたり現場において証人を調べることはなるべく避けておる。ところがただいまのお話を承りますと、こういう事件が起きれば、ただちにそこへ委員が行つて調べるという原則を立てられておる。委員会に書類を取寄せ、委員会に証人を呼んで調べるという原則で行つて、なおそれでももの足りないで現地に行つて実地検証をやる、あるいは現地において証人調べをするのは、例外的にやることがむしろ建前ではないかと思うのであります。どうも先ほどのお話を聞くと、何でもかんでも全部出張して調べるということになるおそれがないか。そういつた原則を立てることになりはしないかということをこの際承つておきたいと思います。

三浦寅之助自由党訴追委員長

○三浦訴追委員長 今の佐竹さんのお話ごもつともでありまして、実は最近訴追委員会には裁判官に対する罷免訴追が非常に多いのであります。そういう場合に委員会においては、従来もそうでありますが、簡單なことは関係方面に調査を依頼し、あるいは本人の弁明書をとるというようなことで処理しておりますが、御承知のように裁判官に関する問題でありますので、関係の証人、ことに弁護士、検事というような人が、常に証人として取調べの対象になつておるのであります。そういう場合委員会に遠くの人を呼ぶことも困難なので、原則的にはあなたのおつしやる通りでありまして、そういう取調べの必要の起きたときに出張する建前をとることはもちろんであります。また今後も今のお話の通り、そういうような方針に従つて調査することにいたしますから、その点は御了解願いたいと思います。 それから先ほどの日時の点について、実は重複するということを承つたのでありますが、そうすればあらためて十五日から六日間ということにしてお願いしたいと存じます。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 十五日から六日間と訂正するということでありますが、十五日までの間には、運営委員会はもちろん開かれるのでありますから、次の運営委員会にあらためて提出するようにされてはいかがですか。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 ただいま松井委員の御発言もあり、日にち、人員の点について、私ども書類を見て一考を要するものがあると思いますので、これは一応おもどしをして、次の委員会までにそういう疑問の起らないような書類にして持つて来てもらつて処理いたしたいと思いますが御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それではさよう決定いたします。     —————————————

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 次に運輸審議会の委員任命につき両議院の同意を求める件を議題といたします。事務総長の説明を求めます。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 先般御説明いたしました冨山清憲さんを、運輸審議会の委員に任命することについて、各党の御態度が決定しておれば、本日の会議にでも上程いたしたいと思いますが……。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 この件は前回の運営委員会におきまして、本日までに各派の態度を決定して来るという申合せになつておりますので、各派の態度の表明をお願いいたします。

土井直作日本社会党

○土井委員 わが党は異議ありません。

園田直民主党(第九控室)

○園田委員 異議なし。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 わが党は反対です。

竹山祐太郎国民協同党

○竹山祐太郎君 異議なし。

石野久男労働者農民党

○石野委員 異議なし。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 異議なし。

佐竹晴記社会革新党

○佐竹晴記君 異議なし。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 自由党も異議ありません。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 土橋君は党として御反対のようでありますから、この点は本会議において起立採決をすることにして、本日の日程に上程することに御承認いただけますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは運輸審議会委員任命につき両院の同意を求める件は、本日の日程に上程することに決定いたしました。     —————————————

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 次に本日の議事を議題といたします。事務総長の御説明を求めます。事務総長の御説明を求める前に、本日の日程にすでに上つておる分を上げてしまうことを先に御相談願いまして、次に科学技術の振興に関する決議案の取扱いを御相談願い、その後に本日午後一時に委員会の審査を終了いたす見込みになつております税制関係の九件の取扱いを御相談願いたい。こういう順序で参りたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それではさよういたします。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 御説明申し上げます。日程第一の科学技術振興に関する決議案に対しては、ただいまのところ共産党の今野武雄さん、新政治協議会の小林信一さんのお二人から討論通告がございます。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 科学技術振興に関する決議案に対しては、討論の通告があるようでありますから、別個に御相談いたします。  他の三件を本日上程することについて御相談願います。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 そのためにちよつと五分間ほど休憩を願います。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 科学技術の振興に関する決議案の取扱いをきめて、あとで三件の取扱いについて御相談願いたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それではさよういたします。

岡延右エ門自由党

○岡(延)委員 本件については今野君、小林君の討論通告があると申されましたが、そのほかに自由党の福井勇君、社会党の松本七郎君、民主党の原彪君、この三名が賛成討論をすることになつております。

園田直民主党(第九控室)

○園田委員 趣旨弁明はだれがやるのですか。

岡延右エ門自由党

○岡(延)委員 自由党の前田正男君です。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 ちよつとお諮り申し上げたいと思います。この種の顏見せ的討論はなるべく遠慮して行く方が建前だと思いますので、趣旨弁明をやる方は賛成討論は遠慮する。同時に他の方の賛成討論も、せいぜい一人か二人くらいでいかがですか。ちよつと速記をとめてください。     〔速記中止〕

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは速記を願います。  科学技術振興に関する決議案は趣旨弁明だけで、討論は省略することに決定いたします。     —————————————

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 次に日程第二以降の分を議題にいたします。この件を相談する前に、ちよつと休憩したいという申出があります。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 休憩前にお諮り願いたいと思います。日程第二、第三、第四、そのほかに所得税改正ほか九件ありますが、そのうち有価証券だけはみな賛成です。だから分離してはいかがですか。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは懇談に移ります。     〔速記中止〕

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは速記を始めてください。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 税制改革問題について御説明申し上げます。このうち有価証券移転税を廃止する法律案、これを最後にまわしていただきます。この法案については共産党が反対でありまして、他は全部賛成というふうに伺つております。それからそれ以外の八法案は、自由党を除いた各派が全部反対と伺つております。従いまして一括上程はいたしましても、採決は八件を先にいたしまして、有価証券移転税はあとで採決願いたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 なお休憩に入ります前に、休憩中の御相談で、この税制関係のことについては討論の申出もありますから、これをきようやるか、あさつてやるかということは別として、いずれにしろ時間の割振りやなんかは、きようのうちに御相談しておきたいと思います。これらの件について御相談を願いますために、十分間休憩いたしたいと存じます。     午後零時三十五分休憩      ————◇—————     午後零時五十六分開議 〇石田(博)委員長代理 休憩前に引続き会議を開きます。  本日の日程に関する件について御相談を願います。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 ちよつと私から御説明申し上げます。日程第一の決議案が可決になりましたあと、文部大臣と通産大臣から政府の所信を申し述べたいという通告がただいま参りました。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 最初に日程第二、第三について御相談申し上げます。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 日程第二の漁業法の一部を改正する法律案は、都合によりまして火曜日の本会議にまわしていただきたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 ただいまの倉石君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは日程第三、第四について事務総長の説明を求めます。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 これは厚生委員会の松永佛骨さんが御報告になることになつております。委員会の賛否の様子は、共産党が反対と承つております。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 次に本日ただいま委員会の審査を終了いたしました所得税法の一部を改正する法律案以下九件の、税制関係に関する法律案の取扱いを議題といたします。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 この税制関係の諸法案のうち、有価証券移転税を廃止する法律案を今日緊急上程していただいて、残余はこの次の本会議にまわされんことを希望いたします。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 倉石君の御発言に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 さよう決定いたします。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 ちよつと念のために申し上げておきます。有価証券移転税は、先ほど共産党だけ反対と申しましたが、ただいま労農党も反対だという申込みがありました。これは討論通告がございますか。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 ございません。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 御相談申し上げます。有価証券移転税を廃止する法律案、これは日程を終了した後に緊急上程することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 さよう決定いたします。     —————————————

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 次に火曜日に上程される残余の税制関係全部の取扱いを御相談申し上げます。この法律案はすべてきわめて重要なる法律案でありまするとともに、件数も八件一括上程されます。従つてすでに討論の申出もありまするし、これからもあると思いますので、一応討論時間等の打合せを本日中に終了しておきたいと思いますから御相談申し上げます。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 これは火曜日にまた運営委員会が開かれるわけですからそのときにしたらどうですか。大分時間も切迫しておりますから……。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 これは討論をされる人の御準備もあると思いますし、本日の日程もきわめて簡單でありますから、できれば本日中に御相談だけ終つておれば、火曜日は定刻に開けるのではないかと思います。

土井直作日本社会党

○土井委員 この問題については昨日か、一昨日の委員会においても議論になりました時間割当等の関係でありますが、大体総括的に何時間やるというふうにいたしまして、その何時間のうち、従来の慣例に従つて各党にやつていただく、しかしその場合において、きのう石田委員からの意見もありましたように、討論の関係を各党の間で取捨あんばいをいたして参りたいと思います。こういう問題でお互い議論をして時間を空費することはなるべく避けて、できるだけこの前決定いたしたような方法で、各党の間で相談いたしまして、それによつて時間の割振り並びに運営の方法を御決定願う方がいいのではないかと思います。従つてこの前の時間は四時間でしたが、四時間でやるか、三時間でやるかという基本的な点だけ決定していただいて、そうして前例になろうという形をとつていただきたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 ただいま土井君から申出がありましたような線で時間の相談をすることに御異議ありませんか。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは時間をどの程度にいたしますか。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 この問題が非常に重要なことは委員長も認められておりますので、少くとも私は四時間程度にしていただきたいと思います。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 火曜日にはこのほかにもう一つ重要な公職選挙法もございますので、四時間ということになるとまた日が暮れてしまいますから、二時間程度におきめを願いたいと思います。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 倉石委員のお話の二時間だけでは、これだけの問題について各党の意見が十分開陳されないと思いますので、私はどうしても四時間程度を認めていただく必要があると思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 この際ちよつと懇談にいたします。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは速記を始めてください。  火曜日の本会議におきましては、漁業法の一部を改正する法律案及び所得税法の一部を改正する法律案ほか八件、なお公職選挙法ほか一件、これを上程いたしまして、これに対する討論の総時間は全体で三時間といたしまして、そのうち自由党は五十分をとり、残余の二時間十分については、各党各派においてあんばいせられるということに御異議ありませんか。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それではさよう決定いたします。

篠田弘作自由党

○篠田委員 これは前例にならぬようにしていただきたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 承知しました。火曜日の運営委員会では、本件について割当てられた時間の内容について、各派の御通告を承ることにいたします。     —————————————

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 次に昨日の運営委員会におきまして本日に持ち越されておりました院内の秩序保持に関する件、特に一昨日の予算案が委員会において審議されておりまするときに、院内外に起りました騒擾事件につきまして、事務総長の説明を求めます。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 昨日小委員会で御説明しましたけれども、一昨夜の事柄につきまして議員さん方にいろいろ御心配をおかけいたしましたので、この際一応事実の経過だけを御報告申し上げておきたいと思います。  一昨日夕方四時半ごろから、主としてうしろの道路に三々五々集合を開始いたしまして、一部の人々は五時過ぎでありましたか、柵を飛び越えて構内に侵入いたしました。一部は陸橋の上部に達しました。しかしこの陸橋上部の群衆は間もなく付属屋近くまで退散いたしました。一方西南の門でも、六時半ごろから自動車の出入のたびごとに二、三百名が一団となつて構内に入り、裏庭に侵入いたしました。このころから時に歌を歌い、あるいは喚声を上げたりいたしまして、折柄開会中の予算委員会の審議を妨害するおそれも生じて参りました。よつてしばしば靜粛方を注意いたしましたが、効果が上りませんでした。また付属屋の屋上でたき火をしていたこと、及びガソリンタンクの上で喫煙をすることなどは、火災及び爆発の危險がありましたので、火災に対する方途を講ずる一方、ただちに火の中止方及びガソリン夕ンク上の喫煙はやめてもらいたい旨注意を促し、もしやめなければ当方において消火する旨警告いたしました。しかしこれも実効がありません。そこで仮議長は内閣に対しまして正式に警官の増派方を要求いたしました。七時五分ごろには西南の門が数百名の集団によつて三回にわたつて突破され、これらの集団が喚声を上げつつ裏庭に侵入しました。そうこうするうちに社会党の赤松勇さん、猪俣浩三さんのお二人が仮議長に御面会になり、先般の運営委員会の申合せもあるので、自分らは労組の人たちに会うことを遠慮していたが、事態がここまで来れば、われわれとしては何とか治めたいから直接交渉することを認めていただきたいというお申入がありました。これが七時十八分でございます。もちろん仮議長はそれを承諾いたしました。赤松君たちはただちに交渉に出向かれたようであります。しかし七時三十分になりましても事態は好転の様子が見えません。一方増援の警官も到着いたしましたので、同三十四分に至りまして、仮議長は退散を命ぜられました。この命令は拡声機を通じて群衆に伝えられ、その結果間もなく群衆は退場し始め、七時五十分ごろには大半退散、八時ごろには全部退散し終りました。  以上が一昨夜の経過であります。一応御報告申し上げておきます。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 ただいま事務総長の御報告のことにつきましては、まことにわれわれも遺憾に存ずるのでありますが、これに類似した事柄は、従来しばしば行われておりまして、その都度私どもは議員の職責を十分果すために、非常な脅威を感ずるということもありましたので、しばしば当委員会においても議長にその善処方を要望いたして参つたのであります。しかし今日まで確たる御方針の御説明がなかつたのであります。こういうようなことが起きるたびごとに、当運営委員会でいろいろ論じ合つてみたところが、はなはだその煩にたえないのであります。もちろん議院運営委員会は、議長の諮問に応じて院の秩序保持その他の問題について答申をする機関でありますが、私はこの際、この運営委員会の中に、何と申しますか、議院の警察及び秩序に関する小委員会というようなものを常置いたしまして、その委員でこういう問題を取扱つていただくようにしてもらいたいという動議を提出いたす次第であります。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 倉石君から、運営委員会において院内の警察及び秩序保持に関する調査小委員会を常置いたしまして、一昨日起りました事件の調査並びに今後における院内の秩序の保持に当る旨の動議が提出されましたから、これを議題といたします。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 その前に、実はきのうの運営小委員協議会で、ただいま事務総長より報告せられたと同様の経過の御報告がございましたが、私一、二の質問をきように持ち越しておいたわけでございます。ただいまの動議の問題でございますが、それは一昨夜の問題の調査のための小委員会の設置でありますか、それともいわゆる議長警察権の今後の行使と申しますか、実行の問題と、院内秩序の問題について、具体的にどういうような方針をとつて行くかということについての審議を進める。こういう意味合いでありますか、その点がちよつと明確でないので、まずその点を動議提出者にお伺いしたいと思います。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 私は動議提出にあたりまして冒頭に申し上げましたように、一昨夜の事件に類似するような行動が今までもたびたびあつたのでありまして、そういうことに対して何らの的確な措置を議長においておとりくださつたということをわれわれは承つておらないのであります。それでこういうような現在の衆議院の状態においては、議長も非常にやりにくい点も多々あるだろうと思うのでありまして、そういう点について当運営委員会の中に小委員を設けて、常時そういう問題について欠陷があるなら、それを是正して、議長を補佐するという趣旨で私は提案をいたしたのであります。従つて私が申しましたのはひとり一昨夜の問題に限らず、将来もし院の秩序に関する事案が起りましたならば、その小委員会において実情を調査し、適切なる方途を講じてもらう目的で提案をいたしたのであります。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 もちろん本委員会は議会の運営に関する諸般の問題につきまして議長の諮問に応ずるとともに、運営についての実際の衝に当つて行く任務を持つておると思うのであります。ただ院内秩序維持の問題は、これは法的にはつきり議長警察権として確立されておる問題でございますので、一昨夜のような事態、またこれに類似した問題も、過去においてあつたことは事実だと思いますが、そういうような場合に、法的に認められておる議長警察権の発動、あるいはそれを含めました意味における院内秩序の維持の問題について、やはり具体的に、議長として警察権の執行にあたつてどう処置せられるかというようなことの方針が明確でないところに、動議の提出者が申されておるように、議長の方でとられたいろいろの問題についての意見が出て来るというようなことに相なると思うのであります。そういう意味で私は議院運営委員会が、常時ああした場合に議長に協力するという建前は、われわれ議員である以上当然のことでありますけれども、本委員会内に小委員会を設けて、特にそうした任務を持たせなければならぬということは、これは国会の運営委員会の本質からいたしましてどうかと思うのであります。問題はそうしたことについての、いわゆる議長警察権の発動、あるいは院内の秩序維持について具体的な方針が確立されれば、国会事務局の中には警務部もございまするし、また議長警察権に基いて警察官の派遣を議長から要請せられるというようなことによつて、あるいは事前に防止し得られるというような処置も講ぜられると思うのであります。従来本委員会に小委員会が設けられました場合には、広い意味において国政調査、また議会運営上の問題について、われわれが立案、その他の方針を策定することが任務だと思いますので、そういう方面の小委員会を持たれることにつきましてわれわれあえて反対するものでありません。私委員会の性質から見まして、議長警察権の具体的な発動の場面に、われわれ運営委員会の小委員会が協力する必要はもちろん認めます。これは議員であるという立場において当然なすべきであるが、特に運営委員会内の小委員会が、そういうことをやらなければならぬということは、ちよつと理解に苦しむ点もあるのであります。それで小委員会の任務として、他の小委員会の場合と同じように、当然法的にも認められておる議長警察権の行使、あるいは執行に当つての細部にわたる具体的な方針を、今後いろいろ社会情勢の進展に伴つて、国会としての立場において考えなければならぬ問題も私出て来るのではないかと思うのであります。そういうことを小委員会において審議して一つの成案を得る。そうしてそれに基いて議長警察権が適正に確保せられ、院内の秩序が保持されて行くことが望ましいので、小委員会の任務については、動議の提出者と多少その意味において私は意見を異にしますが、その点はやはり議会運営委員会の性格並びに任務に照して、小委員会の仕事を進めて行くというようにならないものでしようか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 私の申し上げました趣旨が少し誤解された点があるようであります。その点を御説明申し上げます。私は田中君の言われる通りに、院の警察権は、申し上げるまでもなく議長が持つておいでになるのでありまして、われわれがそれを制限しようというような考えは毛頭ないのでありまして、適切妥当に、これを時宜に応じて遂行していただくことを希望するのでありますが、今田中君のお言葉の中にもありましたように、議長が警察権その他秩序維持のために議長の権限を行使されるについて、われわれ運営委員会でも、しばしば今まで申し上げておるのでありますが、それが実行に移されていない。そこで当委員会の中に小委員会を設置して、田中君の言われましたような具体的な意見をとりまとめて、議長に答申しようというのが一つの目的であります。  もう一つは一昨晩行われましたような事案は、一般警察権との間の権限の範囲が、きわめて不明確な点があるのでありまして、しかもああいうことがしばしば当国会内部において行われることになりましたならば、われわれは安心して国政審議の衝に当ることが不可能であります。そこでこの際ああいう問題についても、すみやかにその小委員会においてまず調査をしてもらいたい。こういうことが第二の希望であります。

田渕光一自由党

○田渕委員 私は嚴粛な意味で論じたいと思うのであります。あの晩の状態について今事務総長から御報告がありましたが、それはテーブル・プランから見た報告でありまして実相を把握しておりません。事務総長としては、しかたがなかつたと言われるのでありますが、私は警視庁の自治警察と国家警察との関連、それから公安委員会と国家警察との関連は、まことに私たち情なかつたのであります。樋貝国務大臣の要請で、ただちに国家警察が発動するものと思つていましたが、それもできない。それで樋貝国務大臣が警視庁に歎願しておるようなわけであります。ことにあの晩、われわれの最も尊敬しておる庄司仮議長のとられた処置は何たる醜体ですか。六時に門を突破されて三千人近い者が赤旗を振り、フライヤーをたき、ガソリン・タンクの上で火をたいておる。何たることかと私は庄司仮議長を不信任いたしておるのであります。私はわが党の大会において、庄司仮議長から、いろいろ万全を盡したけれども、こういうわけだつたという釈明があつたので了としたのでありますが、あの晩の様相を見るとまさに革命の一歩前であります。新聞記者がたくのか、組合員がたくのか知らぬが、まるで火焔放射器のごとくフライヤーをたき、予算総会の部屋の下で、わつしよわつしよと赤旗を持つて二時間もやつておる。私は七時四十分まで待つたが治まらないので、副議長室に何たる醜態だといつてどなり込んだところが、そこへ田中君、赤松君、猪俣君が来られて、わが党に單産の役員が来ておるから来てくれというので行きましたら、單産の班長が二十幾人か来ておりました。それで何とかしようじやないかと言つたら、そのときに三割くらいがこれに反対で、どうしても押し切れという。あとの七割くらいが、国鉄の菊川君にまかして行こうじやないかということを言つた。ところがあそこへ行つて宣伝演説をするような赤松君や猪俣君ではないと思うが、菊川君はどういう演説をするかわからぬので私はついて行つた。そうするとあのトラツクの上に立つて、赤松君、猪俣君が秩序整然としてくれと言つた。ところが菊川君は、君たちの運動は成功した。この勢いで参議院もやるからしつかりやつてくれと言つておる。そのうちに国会共闘委員がスクラムを組んで、いよいよ警察権が発動しそうだから出てくれというので、八時二分までに全部出てしまつた。そのあとに警察官が五百人くらいやつて来ましたが、あとの祭りで何ともできない。こういうわけで、われわれ身体の危險を感じてわれわれの任務が遂行できますか。このフライヤーは労働組合がたいたのか、新聞記者がたいたのか知らぬが、ガソリンタンクの上で、まるで花火でもたくようにたいておる。もしあのとき赤松君、猪俣君が行つてくれなかつたならば、三百人や五百人の警察官が来てもどうにもならなかつたと思う。この意味におきまして私は公私の別を離れて、どうしても庄司仮議長の不信任を唱えたい。かようなことでは安心して議案の審議ができません。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 田淵君の話を聞くと国警の出動の仕方がはなはだ満足でない。そこで樋貝国務大臣に来てもらつて、どういうわけで国警が出て来ないか聞いてみようじやないか。

佐々木秀世自由党

○佐々木(秀)委員 そういう問題も起きたし、また今後起るであろうことを予想したくありませんが、それに備えて議長の諮問機関の立場にあるわれわれの中から小委員を設けて、今後の調査をすることが必要だと思いますので、この程度で倉石君の動議に賛成しておきめを願いたいと思います。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 倉石委員の話を聞いておりますと、私は議長の警察権を何か議院運営委員会の中で増強するきらいがある。しかしながら少くとも議長が事務関係を通じて適切におやりになることについては議長の権限であります。なおこの前からも申合せがありまして、しかも誓約書のようなものができております。そのほかにさらにどういうことを調査し、どういうことをおやりになるか知りませんけれども、そういう小委員会をつくつたのでは、私は議長の権限がむしろ違つた意味において運用されると思う。だから従来通りのままで、この前石田委員長代理のときであつたと思いますが、各議員においてそういう傾向がないように自粛自戒しようじやないかという申合せになつておつたわけであります。たまたま一昨日の晩そういうことがありましても、その問題をとらえて、今あなたが主張されるように小委員会をおつくりになることは、私は議長の警察権確立の点から考えても非常に惡い影響を及ぼすと思う。従つて一作晩の件については、今田淵君から報告されましたけれども、私は内容も何も見ておりませんから何とも言えませんが、現在の労働組合の諸君の、議会に対するいろいろな考え方は私はわからぬわけではない。また事実そういうようなことをやつておられる今の政府の政策についても考えて行かなければならぬ。單に……。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 土橋君に申し上げます。ただいま議題となつているのは院内の秩序維持の問題であります。現内閣の政策とか、あるいはその他の問題は議題外でありますので、発言をお愼み願います。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 私は根本的な問題として、そういう点についてまだ労働組合も十分理解していないのではないかと思う。議院運営委員会で毎回この問題は取上げられておつて、これについてはある程度の申合せもできておるし、條項もあるし、このほかにそういう委員会を設けられる必要はないと思います。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 土橋君のお話の中にありました議長警察権の問題でありますが、これは先ほど私が申しましたように、当委員会に小委員会が設けられましても、議長の警察権に制限を加えたり、これを特にどうこうしようという考えではないのでありまして、議長の有せられる警察権は国会法によつて明らかであります。従つて私どもが置こうとする小委員会は、もし常置することになりますと、とつさの場合ただいま土橋君の御意見のような疑惑が生ずるかもしれませんから、私は常置しないでもいい。しかし一昨晩のああいうよう問題が、これらからしばしば起るようなことになりましたならば、私が先ほどから繰返しておるように、われわれは安心して国政を担当することができないので、一昨晩の事態についてはすみやかに事情を調査して、議長警察権、その他院内秩序を保持するために、かくのごとくあつたらいいではないかという結論が出て来ればお互いにいいのではないかと思う。土橋君から私にちよつと労働組合の代表に会つてくれというので、だまされて連れ出されて参りましたところが、構内に数十名の方がおつて私を取巻いた。それで私のごとき心臓の弱い者は、まつ青になつて、ようやく活路を見出して逃げ出したこともあるのであります。そういうことがしばしばあつたので申合せができたのですが、一昨晩の事態は非常に危險なものであつた。あのたき火は一歩誤れば下のガソリンタンクに引火する。そうすれば意外な事態を惹起するので、あなたは労働組合、労働組合というけれども、あの中にはまじめな労働組合もあり、またいたずらに騒擾を起そうという組合もあつたかもしれません。しかしわれわれは労働組合を対象として申し上げておるのではありませんで、建物の中及び構内における議長の警察権並びに秩序維持について、ああいう問題が再び起らないように、ここで調査小委員会を設けて、そうしてそういう事態を調査して将来に資そうという考えでありますから、いたずらに邪推されないで、どうぞ御賛成を願いたいと思います。

篠田弘作自由党

○篠田委員 今倉石委員から言われたことはまことに同感でありまして、現にここにあの晩たき火をした現場の写真がありますが、アスフアルトが焦げて、上のれんががみなはげております。ところが聞くところによりますと、アスフアルトの下は木でできております。もしその木に火が移れば、その下はガソリンの貯蔵庫です。幸いにして早く消してくれたからいいのでありますけれども、もしそれがあと一時間なり三十分なり火を燃やしておつて、アスフアルトが溶けて下の木に引火したら、まつたく憂慮すべき事態が起きたと思います。またそれによつて多くの犠牲者が労働者の中から出たと思うのであります。不良なる労働組合の煽動を廃止する意味からも、院内の秩序を維持する点からも、今度の問題は小委員会を設けて十分調査する必要があると思います。いわんや今倉石君からの動議は、しばしば申合せが裏切られておるから、小委員会を設置して院内の秩序を平和に維持して行こうというのでありますから、私どもこれに賛成をいたします。しかしこれについては議論がわかれておるし、時間も大分たつておりますので、この際採決によつてこれをきめていただきたいと思います。

石野久男労働者農民党

○石野委員 私は倉石君から提案になつておる小委員会は、恒常的に置かれるものか、今回だけの問題について臨時に置かれるものか、この点をはつきりしていただきたい。もう一つ、この委員会がどういう内容を持つて設置されるかということが、やはり議長が持つておる院内警察権の問題にも関連して参りまして、先ほどお話に出ておる議長に対する不信任の形が出て来ると思います。そういう傾向に見られるのでありますが、そういう点から議長自身からこの問題に対しての将来の見通しを聞かしていただきまして、この問題を審議して行きたいと思います。まずこの二つについて倉石君からお答えを願いたいと思います。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 石野君のお尋ねになりました常置か、臨時かというお尋ねでありますが、私はできるならば常置しておく方がいいと思います。しかしこの際は特に臨時的に設けまして、すみやかに一昨日の事態を調査したい。そういう考えであります。

幣原喜重郎自由党議長

○幣原議長 私はそれでいいと思います。小委員会でもつてこれからどうしようかということを調査されることは非常にいいことだと思います。私が独裁的にきめるよりその方がはるかに民主的だと思います。

石野久男労働者農民党

○石野委員 ただいま議長から独裁的にならないで、民主的に運営することはけつこうだという御意見ですが、これはごもつともだと思います。しかし衆議院規則の二百八條には「議長は、衞視及び警察官吏を指揮して議院内部の警察権を行う。」とありますが、特にこういう事件が発生したときには、権限に基いて実行されなければならぬと思いますので、将来の見通しを伺いたいと思います。

幣原喜重郎自由党議長

○幣原議長 議長として持つておる警察権を放棄するのでも、強化するのでもありません。ただやり方について方法を研究しておくことは、決して惡くないと思います。

石野久男労働者農民党

○石野委員 方法だけを研究しておくという意味は、結局ここに規定されておる法的内容が不備であるから、将来これを充実させる意味での研究ということですか。

幣原喜重郎自由党議長

○幣原議長 そうではありません。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 先ほど田淵委員の発言に私の名前も出たので発言さしていただきます。一昨夜私は私の方の予算委員に故障ができて、予算委員会の討論採決に参加しておつた関係もあるのでありますが、結局議長警察権に基く事態の收拾について、私が下へおりて参りましたときに相談を受けましたので、私も議長に協力を申し上げる意味合いで出て行つたのであります。それはともかくといたしまして、私は先ほど申し上げましたように、またただいま幣原議長からの御発言がありましたように、議長警察権を強化するための具体案を練るという意味であれば別ですが、議長警察権は法的に確立しておる問題でありますから、これの発動の実際問題について、いろいろ今後の事態に徴して研究しなければならぬ問題があると思います。私はその意味におて小委員会を設置する。しかもそれは臨時的で、結論が出ますれば当然やむべきだと思います。ただ議長警察権も、今までのような形のものでは必要なかろう云々というような言葉が田淵委員から出ましたが、われわれにはそういう事態の任に当るべき任務はないのであります。私はむしろ一昨夜の問題について質問申し上げたいのは、議長の方で警官の増派を要請するというようなときには、少くとも運営委員長か、そういうものに当然御相談さるべきだと思うのであります。あの場合もそういう意味でわが党の赤松君、猪俣君との交渉もありまして、私も同調して協力したわけでありますが、そういう場合には、むしろ今後はああいう事態を未然に防ぐ措置を講じなければならぬことは当然であります。あの晩はむしろ社会党の方々が当つたわけでありますが、ああした場合には各党の理事にも相談するという形で、事態收拾のための具体的協力方法は他にあろうと思う。小委員会の任務はあくまで法的にある議長警察権の今後の行使という問題について、適正に、しかも心配のない方向に持つて行くような結論を得る。こういう意味に願いたいと思うのであります。

庄司一郎自由党仮議長

○庄司仮議長 委員の方から議長に対する質問があり、それに対して議長がお答えになつておるのでありますから、仮議長より重複して申し上げる必要は毛頭ないと思いますけれども、ただいま議題になつておる問題について直接関連があり、そうして一昨夜幣原議長はこの運営委員会が終られるとすぐに、ちようどこの席で、余儀ないことがあつてこれから院を去るから、留守は特に守つてもらいたいという御注文が議長からあつたのであります。そういう関係上、私はきようは予算総会が終るまで、何時間でも職務を遂行しなければならぬという決心をしてお留守を預かりました。ところがさつき事務総長より経過的なことは申し述べられましたけれども、刻々院の内外が危殆に頻して参つたのであります。そこで余儀なく、六時四十五分と私の記録に書いてございますが、内閣を訪問いたしまして、官房副長官の菅野君に会い、正式に警察官の応援を求めました。間もなく警察官はやつて来ましたけれども、その際その衝に当つておる議長代理者としての私の心境は、警察官の応援は求めたけれども、こいねがわくば警察権の発動はしたくない。そこで四、五十分の間、私のこの魂の中にどんなに大きなストラツクルがあつたかということを御承知願いたいと思うのであります。それはあのとき四、五千名と思われる群衆の中に、警察権を強制的に発動させたらどういうことになるかということを私はよく知つておる。そのために群衆心理によつてどういうことが起るかということは、社会運動、労働運動によつて、投獄十八回に及んだ私の長い体験からよく知つておる。私は警察官は呼んだけれども、党の幹部諸君からいろいろ御批判をいただきました。また田淵君の不信任的御批評も承りましたが、平素平和主義的な議長の代理をしておる私は、願わくば伝家の宝刀を拔かないで、警官がやつて来たということによつて、労働者がスムースに退散されることを祈つておりました。そこに赤松君、猪俣君が来られたので応援を頂戴したのでありますが、その赤松君が群衆に向つて退散を懇請されておるさ中において、石のようなものを三、四回頭部、顔面に投げつけられたということを私に報告しております。それほど事態が惡化しておる。また西南の門からスクラムを組んで、警察官、衞視が抑止するにかかわらず、大体私の記憶では約五、六百名が不当、不法に侵入して参りました。赤旗を立て、あるいは白旗を立て、さような事態が刻々迫つて来たので、私は余儀なく警察官に行政執行を命令した次第であります。仮議長という臨時の代用品でございますから、かような不祥事件の経験ももとよりございませんけれども、ああした一昨夜のようなときの御相談相手に、諮問機関、あるいは市町村で言えば公安委員会のような相談相手の機関があつたならば、どんなに心強かつただろうという実感を持たせられた次第であります。いろいろ自分の所属する政党の面から、微温的であるとか、なまぬるいとか、不信任的な言辞を承つておりますけれども、あの晩の約五十分間、できるなら平穏円満裡に、労働組合の諸君が退散せられたいと念願した私の心情は、一生涯忘れることができないのであります。どうか御了解いただきました以上は、私一身に対する不信任はいかようでもかまいません。一昨夜議長はお留守であつたのであります。一切の非難は私に集中してくださることをお願いいたします。

園田直民主党(第九控室)

○園田委員 あの晩庄司仮議長のとられた行動は、われわれ野党として是認いたします。特に最後まで警察権を発動しなかつた点は、われわれもこれに賛意を表します。あの場合に今仮議長が言われた通り、警察権の発動をしておつたら、必ず相当なデモに変化をしておつたと思います。仮議長のとられた措置については了承いたします。  なお先ほど出された動議については、われわれはあの際とられた態度については是認するが、デモに対する見解は異にします。きわめてささやかで相当整然たるデモであつたと判断いたします。幸いにして仮議長の態度及び組合の態度によつて事なきを得ましたが、これに対していろいろ諮問機関その他という動議でありますが、何かあれば緊急委員会を招集してやつてもいいし、特別にかような小委員会を設置する必要はないと思います。なお調査の面でありますが、デモに対する面でも、ガソリン・タンクの上で非常に危險であつたという点であります。これはむしろ施設上の問題でありまして、爆発物、あるいは引火のおそれあるものを貯蔵するのに、規則にのつとつてそういう施設をつくつてあつたのか。そういうふうにつくつてあつても危險であつたのか、そういう面に対する調査機関であつたら別ですが、そうでないのなら反対いたします。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 いろいろ御議論が出ましたが、これ以上議論を重ねておつても、本会議の時間も切迫いたしておりますので、田中君から御発言がありましたように、今後の問題を処理し、今後の院内の秩序を保持するためには、どうしてもある実態を把握する必要があると考えます。そういう意味におきまして恒久的でなく、臨時的に、しかも一つの結論が出たら解散するという意味において、小委員会を設置することについてお諮りいたします。

篠田弘作自由党

○篠田委員 委員長の実に情理をわけたお話もあり、田中君自体もそういう臨時的なものには賛成のようであります。園田君もデモの見解に対しては反対だが、爆発物の上で火をたいたことを調査することには同感で、異存はないということですから、この際反対がある以上は採決を願いたいと思います。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 りくつは今篠田君のおつしやる通りでありますが、こういう問題はわれわれ、議員全体の身辺に関連して来る問題でありますし、国会運営上の問題でありますから、採決等の方法はなるべく避けられて、もう少し話合いの上で持つて行きたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 委員長といたしましても、こういう秩序の問題は採決等によつてきめたくございません。なるべくなら円満な話合いによつてきめまして、その小委員会の運営も、公平適切に効果のあがるようにやつて参りたいと思います。しかしながらこのためにむやみに時間をとることは、本日の本会議を開催する都合もありますし、大体話合いもついたように思われます。また園田君の御発言の御趣旨のように、特に院内における爆発物については、その実態を調査して適切なる処置をとらなければなりません。これを次会に延期というお話もあるかもしれませんが、これは一昨日の事件を契機とすることであつて、時間的に遷延を許さないと思います。そこで完全な話合いがつくことは望ましいのでありますけれども、この際おきめを願いたいと思います。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 田中君のお話の内容がわからないわけではないが、少くともこの問題は過去において数回論ぜられ、しかも一応のとりきめというか、規約もできておるのであつて……。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 土橋君に申し上げます。議論の趣旨は今までに申合せがあつたからということでなくて、先ほどから田中君にしろ、提案者にしろ申されているのは、申合せが実行されないというところに原因があるので、それの対策を講じなければならぬというのです。重複された御議論は御遠慮願いたいと思います。

土橋一吉日本共産党

○土橋委員 私たちはいろいろな内容から考えて、そういうものを臨時的にしろ、恒久的にしろ設けることについては絶対反対であります。

石野久男労働者農民党

○石野委員 もう一つ伺つておきたいことは、この小委員会の調査の対象は、どういうものであるか、伺つておきたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 その点委員長から申し上げておきます。先ほど提案者も言われておるごとく、またそれを修正されました田中君の御発言中にもありますように、対象は労働組合ではありません。院の秩序を自主的に確立することが目的でありますから、その点誤解ないように願います。

石野久男労働者農民党

○石野委員 そういう意味でありましたなら、そうしてまたそれが特に爆発物とか何とかいうものに関しての、今後の対策を考えるという意味でありますならば、私の方は別段異議ありません。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それではお諮り申し上げます。倉石君から小委員会設置についての動議が出ました。それについて種々御議論の結果、倉石君から出された動議について、田中織之進君から常置でなく臨時的にしたらという修正の御意見があり、さらにその委員会では一昨日の事態を調査し、院の秩序について一応の方途が出たら、解散したらどうかという御意見がありましたが、提案者には田中君の御発言に賛成できますか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 賛成いたします。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 その場合、共産党は反対にしても何にしても、委員会の構成は各派から委員を出すようにお願いいたします。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは提案者におかれても、田中君の申されたような趣旨に賛成の模様であります。そういう趣旨におきまして小委員会を設置することに……。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 今の石野君からの質問でほぼ了解したのですが、ただいま委員長の言葉の中に、あの晩のデモンストレーシヨンの実態を把握するというお言葉がありました。労働組合を調査することが目的でないことはよくわかりましたが、現実にそこでたき火をし、煽動し、こうした行為をなさしめたものについて、どういう意思であつたかということを調査するのですか。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 目的は当然先ほどから申しておりますように、院の秩序を確立するための方法を研究することにあるのでありますが、そういう意味において一昨日の事態を調査することがあるかもしれません。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 先ほど調査の対象は労働組合でないといつても、その夜の実態を把握するために、たき火をしろと言つたり、煽動した人があつたとすれば、そういう人たちを呼んで、その夜の状態を聞くとか何とかいうことになりますと、石野君の質問した労働組合が対象でないということは違つて、その夜の実態を把握するために、あるいは労働組合の一部の人たちに来てもらつて、夜の模様を聞くこともあるかもしれないと了解するのですが、そう了解してよろしゆうございますか。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 小委員会の性格の問題になつて参りますと、私の申し上げたことと食い違いが出て来る。たとい警察権があつてもああした事態に至るまでの予防的措置とか、そういう過渡的なことについて、小委員会としてあの事態の推移等を調査することは、これは必要なことだと思うのであります。しかしそれはあくまでわれわれが一つの建設的意見を出すということに手段があるわけでありますから、そういう意味において問題にならぬと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 提案者においても、小委員会設置の目的は、建設的結論を出すことが目的だと思います。

石野久男労働者農民党

○石野委員 ぼくの念を押したことが、今の石田一松君の質問によつて了解できなくなつた。先ほどの私の質問に対しては、労働組合は調査の対象外だとはつきり申された。ところが今の石田一松君の質問に対して、あるいは調査するかもしれないということになつて来ると意味が違つて来る。そういうことではわれわれはこれに反対します。

山本猛夫自由党

○山本(猛)委員 この小委員会をつくる目的は、院の内外の秩序を円滑に運営するというようなことでやつて来ておるけれども、どこかにまだ欠陷があつて円滑な運営ができていない。これを円滑に運営をして行くためにどこに欠陷があるか、どういうふうにして運営して行つたら円滑に運営ができるかということを調べるための委員会であつて、それ以外に他意はないわけです。そこでこの問題は反対もあり、相当時間もたつておりますから、どうか採決願います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 本委員会の運営上特に申し上げておきます。それはすでにこの問題については二時間有余にわたる質疑が行われ、そうして意見の開陳も行われました。石田君は遅れておいでになつたのでありますが、そのためにもう一ぺん時間をさくわけに行きませんから、あなたの方の竹山君に詳細お聞きを願います。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 こういう問題は院全体の問題でありますから、なるべく採決等を避けて全員異議なく決定してもらいたいと思います。もし採決を強行するということであれば、私は採決に対しては態度を保留いたします。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 これに対しては共産党ははつきり反対の態度をとられております。しかし一人でも二人でも反対がございますれば、採決しないわけに行きません。ただいま倉石君より御提議になりました院内警察及び秩序に関する調査のための小委員会設置については、大体御協議がついたようであります。なおこれについて田中君から種々御修正の内容がございました。その内容は速記録によつて御承知を願います。そういう趣旨に基きまして田中君御発言の趣旨を取入れて、常置的でなく、院の秩序を確立するため事態を調査し、そうして具体的な対策ができたらこれをやめるというような意味におきまして、院内の警察及び秩序に関する調査小委員会を設置すべしという倉石君の動議に御異議ありませんか。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それでは採決いたします。倉石君提出の動議に御賛成の方の挙手を求めます。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 挙手多数。ではさように決定いたしました。  なお事実調査のため必要あるときは、証人の出頭要求を小委員会においてなし得るよう、小委員会に一任しておきたいと思いますが、御異議ありませんか。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 これも反対があるようでありますから採決いたします。  これに賛成の諸君の挙手を願います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 挙手多数。さように決定いたしました。  小委員の員数についてお諮りいたします。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 ただいま設置されました小委員会の委員の数を十名とされんことを希望いたします。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 倉石君の小委員会の委員の申出について御異議ありませんか。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 さよう決定いたしました。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 委員の割振りについては、小会派に行かないこともありますから、そういうことのないように希望を申し述べておきます。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 当然各会派に割当てられると思います。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 委員を十名といたしますと自由党六名、社会党一名、民主党一名、共産党一名、国協党一名、それで十名になります。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 ただいま事務総長御報告の通りであります。さよう御承知を願います。委員についてはのちほどお申出を願います。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 ちよつと事務総長に伺いますが、ただいま本委員会の中に小委員会を設けることが決定されて、この小委員会には証人を喚問して、証人の証言を求めるというような委員長の御説明があつたようであります。しかしこういうふうな、一つの特に起つた問題で臨時的に設けられた小委員会が、国民の立場にある者を証人として喚問をして証言を求めることができるかいなか、できるならば小委員会がその権限を有するかどうか、その点御説明を願いたいと思います。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 委員会におきまして小委員会に対して証人を喚問することを委任いたしました以上できるものと存じます。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 ただいま事務総長のお話ですと、委員会において小委員会に証人を喚問することをゆだねた場合とおつしやいますが、これはどの規則、どの国会法によるのですか。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 衆議院規則第五十三條には「委員会は、議長を経由して審査又は調査のため、証人の出頭を求めることができる。」という條文があります。この場合におきまして、委員会が小委員会にその権限をゆだねた以上、証人の出頭を求めることができると解釈いたします。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 これは事務総長のお言葉とも思えません。委員会は議長を経由して審査または調査のため証人の出頭を求めることができるということは、委員会以上のものに権限をゆだねることができるが、委員会より限定された小委員会に委任しても、他に類推解釈される條文がなければ、そんな権限はありません。他にそういう根拠があれば承りたい。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 ただいま私の申上げたところによつて御了承願いたいと思います。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 今事務総長はただいま申上げたところによつて御了承願いたいとおつしやいますが、事務総長の法律解釈が絶対的なものでない、それにもかかわらず、あなたがさながらこれに今まで相当の研究を積み、しかもこういう問題が過去においてあつたということの実証をあげて、そうして事務的にはこうこうこういう実例がある、また五十三條を解釈するには他にこういう條文がありますという説明を加えて、質問するわれわれに親切に御説明なさるのが、事務当局の立場であつて、ただいまのような五十三條によつて委員会が小委員会にゆだねた場合にはできると思います。他にどういう條文が関連してあるかと問えば、ただいまの答弁で御了承願いたいということはちよつと感情的になつておりやせぬかと思う。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 今の石田一松君の御発言ですが、私はできるのではないかと思います。たとえば考査委員会において分科会的にやつて証人を喚問したことがございました。たとえば兵器処理の委員会は一つの小委員会でありましたが、その兵器処理の小委員会が証人を喚問することができた。その解釈はある程度今まで前例があるのではないかと思います。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 ただいまの中野君のお話ですが、私の記憶にも誤りがあるかもしれませんが、また中野君の記憶にも誤りがあるかもしれません。しかし小委員会が証人を喚問して証言を求めたという前例があるなら、私は何もかどばつたことを申し上げません。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 今の石田さんの御質問ですが、中野さんのおつしやいましたように、前の不当財委のときに前例があつたように記憶しております。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 その事実を速記録か何かによつて一応お調べを願います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 今の石田一松君の御質疑の点は、次回の運営委員会までに事実を調査した上で事務総長から説明することにいたします。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 委員会から委任があつた場合に、小委員会に証人を喚問し得るという点については、社会党としては個々の問題で疑義を持つております。その点を申し上げておきます。

長谷川四郎民主党(第九控室)

○長谷川委員 証人を喚問して宣誓ができるかどうか、これも調べておいていただきたい。     —————————————

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 事務総長から報告事項があるそうであります。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 アメリカに行つておる議員団の行動でありますが、明日夜十一時五十五分に羽田に到着する旨の正式の通知が参りました。この際これを御報告申し上げておきたいと思います。

中野四郎農民協同党

○中野(四)委員 私はこの際渡米議員団帰国に際して意見を述べて、皆さんの御賛成を願いたいと思います。約二箇月にわたつてアメリカにおいて歓迎を受けられた渡米議員団が、このたび帰られるわけでありますが、向うでは団会開会中議席にまで招致せられた各国の好遇に対して、わが国においても、特に議員団の歓迎あいさつと同時に、団長より視察あいさつを伺いたいと思いますので、この点皆さんの御賛成を願いたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 この件はいずれ火曜日の運営委員会において御相談申し上げたいと思いますが、いかがですか。

田渕光一自由党

○田渕委員 この場合渡米議員団の帰団に際して、国会議員を代表してだれか迎えるようにお願いいたしたいと思います。

西澤哲四郎衆議院参事(事務総長職務代行者)

○西澤事務次長 ただいまのところ仮議長さんに御足労願うことになつております。

石田博英自由党

○石田(博)委員長代理 それではただいまの小委員会は本日中にお申出を願います。  本日の本会議は午後三時に開会することにして、運営委員会はこれにて散会いたします。     午後二時三十八分散会

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