議院運営委員会 第8号
- 発言数
- 98 件
- 登壇者
- 16 名
- 会派数
- 8
- 開催日
- 1949/12/22
会議録
○大村委員長 これより会議を開きます。 常任委員会の国政調査承認要求の件につきまして議長から諮問があります。事務総長より御説明を願います。
○大池事務総長 大蔵委員会から国政調査承認要求が参つております。本会期中税制及び金融制度に関して調査をいたしたいという申出であります。これは税制の改正及び金融政策確立のために調査をいたしたいというのであります。
○大村委員長 御発言ありませんか。
○大村委員長 ただいまの大蔵委員会の国政調査承認要求の件は、議長においてこれを承認すべきものと答申するに御異議ございませんか。
○大村委員長 御異議なければさように決しました。 次に法務及び地方行政委員会の委員派遣承認申請の件について議長から諮問されております。事務総長の御説明を願います。
○大池事務総長 法務委員会から委員派遣の承認申請が参つております。これは裏日本におきまする福井、武生、米子各市及び福井県の今立町の裁判所または検察庁怪火事件調査のためということになつております。派遣の期間は十日間休会中を利用して行きたい。行かれる方の氏名は田嶋好文さん、武藤嘉一さん、田万廣文さん、大西正男さん、この四名を十日間福井、武生、米子及び今立の検察庁並びに裁判所の怪火事件調査のためにやりたいということであります。 なほ地方行政委員会からも委員派遣の申請が参つております。派遣の目的は地方自治、地方財政、警察及び消防に関する実情調査をいたしたい、派遣の期間は一月十日から十日間くらいをねらつておるようでございます。派遣場所は一班ないし四班ございまして、一班は東海北陸地方、二班は近畿地方、三班は中国四国地方、四班は九州地方、この四地方にわたつて約十日間、休会中を利用して地方自治、地方財政、警察並びに消防に関する実情調査をやりたい。行かれれば、人員は一班、二班、三班、四班とも、ほぼ三、四名づつの予定ということでありますが、これは相当人数も多くなります関係上、当委員会の御希望といいますか、御意見等を徴して、人繰りについては再調をいたすようでございます。大体四人ぐらいの希望者が申出ておりますけれども、まだ確定いたしておりませんので、当委員会のお申出によりまして、適当に取捨選擇したいということであります。各委員会から理事が来ておられますので、説明をお願いしたいと思います。
○田渕委員 四名ですと四班で十六名、十日間で百六十、相当な費用だと思います。前回水産委員会の公聽会の問題で、費用がないから人員は整理をしていただいたことがあります。来年度もまたいろいろなことも起ると思いますから、そういうような意味において来年度に費用がないという事態の起らないように願いたいと思います。そのところをよく議長においてお考えを願います。
○神山委員 今の田渕君の見解に賛成いたします。それからさらに裏日本の派遣の問題ですが、今聞くところによりますと、福井、武生、米子となつておりますが、武生にはこの前、きようこの候補者になつておる委員の中の大部分が行かれたのであります。こういう事情もあるので、ここでも人員、派遣日数その他の点を考えて、二度も三度もダブつて行くということは、やはり十分考える必要があると思います。問題の真相がはつきりしなかつたということになれば、この前行つた委員が無能、無責任だということになります。ここはやはり田渕君の言われる全体としての費用の点、その他の関係から研究をしてもらうことは、今さらいうまでもありませんが、派遣委員については各党の関係を十分にらみ合して、片寄つたことのないように、議長において考慮を願いたいと思います。
○大村委員長 ただいまの委員派遣の申請の件の中で、地方行政委員会の分につきましては、当委員会に川本理事も御出席になつておりますが、ただいま田渕君の御意見あるいはまた神山君の御意見もありまして、大体皆さんの御意向がまとまつた方が、議長においての御処理が都合がよいと思います。
○岡田(春)委員 先ほど田渕君のお話の趣旨で、具体的には大体半分くらいの程度で、せいぜい七名ないし八名でいかがですか。
○佐竹晴記君 具体的に事件が起きた場合はこれは当然と思います。具体的の問題を検討するために委員を派遣することは当然と思いますが、その委員の方で国務を全体として調べるために派遣するということであつたならば、各委員会とも全部がそうなると思います。従つて地方行政委員会が四班にわけてやるということであつたならば、大蔵委員会も全般にわたり税務の関係を調べる、法務委員会も全般にわたつて調べる、そうなると各委員会全部が、全国的に相当人数を派遣するということになりますので、これは前例にもないことでありますからして、この際十分御検討をなさつておかれる必要があるのではないかと私は思います。これは具体的な事件が起きて、その具体的な問題を調査させるためには必要であるかもしれませんが、全般的に調査をやるということになると各委員会とも全部そうなると思いますので、この委員会を許して他の委員会を許さぬということになると困りますし、その基準をなすことでありますから、これは十分研究を願いたいと思います。
○川本末治君 ちよつと地方行政の方からお願いしたいと思います。ただいまごもつともな御意見を拜聽いたしておりまするが、実は地方行政は御承知のように、本国会では非常に税制の問題などやかましい問題がたくさんあります。特に具体的に申し上げますれば、今各方面から陳情が来ております鉱産税の問題とか、また消防制度の問題などにつきましては、どうしても私どもとしてはよく調査しておかなければならぬ問題であります。自治体警察の定員の問題などは、すでに御承知のように、相当広島、尼ケ崎あたりの問題で陳情等が来ておりますので、まことに恐縮に存じますが、できましたならば十名ぐらいはお認めをいただきいたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それでは地方行政委員会の委員派遣の件につきましては、大体十名程度で四方面に派遣する、その派遣する人については、かねて当委員会におきまして取扱いの方式が申合せになつておりますから、その線に沿うて議長において処理せられるように答申することにいたしたらいかがかと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決しました。 それから法務委員会の委員派遣申請の件を御協議願います。
○田嶋好文君 それでは私からちよつと御説明いたします。実はこちらの御了解を得まして、福井県の武生市に委員を派遣して調査をいたしたわけであります。結果は国会の方に御報告いたしました通りでありますが、この事件は実は福井県の武生市のみの事件とは考えられないのでありまして、そのほかに調査の結果福井市に起つたと同種の事件、それから福井県の今立町に起つた同種の事件、それから鳥取県の米子市に起つた同種の事件、こうした事件が連続的に起つておるのであります。そこで今回の調査は武生市の再調査ということでなくして、こうした関連性を持つた福井市、今立町、米子市の事件を、こういう関係において調査を進めたいと思つておるのであります。なほこの武生市におきましても委員会の調査に対する報告はいたしてありますが、最終的結論といたしましては、いまだ出ていない。四地区を総合いたしまして、初めてわれわれ委員会といたしましても、最終的な意見がまとまるものと考えておるのであります。よろしく御審議を願いたいと思います。
○神山委員 今の田嶋君の報告を兼ねた意見を聞きまして、私たち趣旨としては心から賛成したいのです。ことに裏日本全体のこの事件については、いろいろとりざたもありますけれども、先般行かれた委員諸君の調査によつて、大体事件の一斑と、根底にあるものがわかつて来たと思うのです。従つてこれを全体として究明されることは、法務委員会としてぜひやつていただきたといと思います。武生の問題は全体の関連としてとらえるというのであつたならば、あえて反対するものではありませんが、人員の点や期間の点で、できるだけ人員を少くして能率を上げていただきたいということは、運営委員会として現在の予算の関係から共通の希望だろうと思います。その点がいれられれば、趣旨にはまつたく賛成でありますから、この点について他の各派の御意見をお聞きの上で御決定を願いたいと思います。
○花村法務委員長 ただいまの田嶋委員のお話につけ加えておきたいと思うのであります。すでに議長に報告をいたしてありますので御承知だろうと思いますけれども、この事件はわが法政史上前代未聞の事件でございます。しかもその裏面につらなつておりますところの幾多の複雑した問題があるのでございます。これは要するに武生事件の調査から生れたので、従つてこの一連の事件を調べるということは、武生事件を調査した結果として当然なさなければならぬということで、私の方でも相当資料が集まつております。その資料の真偽のほどが明確ではありませんので、従つて委員を派遣して、つぶさに調査をしようというのでありまするが、もし諸君がその資料が必要であり、なほかつ詳細に述べろということでありまするならば、資料を取寄せて、詳細に申し上げてもよかろうと思います。ただ時間の関係もありますので、簡單にかいつまんで田嶋委員から御報告した次第でありまするが、これは議会の国政調査によらずんば、この重大なる問題はとうてい究明し得ないことは、きわめて明瞭でありまするので、この点御了承の上委員だとか費用とか、そういうことはあまり論ぜずに、この暗いところの事件を明らかにして、わが法務関係並びに検察行政の上に、明瞭なる光明を見出すことができるように、御配慮を願いたいと思います。
○大村委員長 いかがでしよう。神山君から御意見もありましたが、関連的に調べるとするならば、武生も認めてよかろうという御意向でありますし、大分広範囲でもありますから、この程度でいかがでありますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではこの委員派遣の件は、議長において承認するように答申いたしまして御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決しました。
○大村委員長 それでは次に本日の議事に関連いたしまして、緊急質問及び自由討議の点につきまして御協議を願います。 なほこの際申し上げますが、場内交渉によりまして本日は自由討議で選挙法に関する問題を討議したらということに伺つておるのでありますが、緊急質問等の関係もありましたので、公報には選挙法と前提をしないで掲載をしである次第であります。御参考までに申し上げておきます。
○中野(四)委員 きようは自由討議はありませんか。
○大村委員長 やつたら、いかがでしようか。
○松澤委員 そのほかに決議案もあるのですか。
○大池事務総長 決議案はきのうまでの分は済んでおります。赤松さんの方から出た公務員の給與ベース改訂に関する決議案というのがあります。それから松澤さんからお出しになつでおります政府職員の新給與の実施に関する法律の一部を改正する法律案、これはきようの十一時に不許可ということになつておりますが、二十二日に御提出になりましたのはこれと関連性ある決議案でございます。これは内容は書いてございません。人事院の勧告に従つて給與ベースの改訂を十二月一日より行うべきものだという決議案であります。これをどう扱うべきか社会党の方にお伺いしたいと思います。
○神山委員 今事務総長のお話しの出ました決議案と法律案ですが、これは一見しますと関連しておるように見えますけれども、一方の方は松澤君その他社会党の方の提案だつたと思うのです。これと別個に赤松さんほか百五十七名になつておるのじやないかと思いますが、野党各派が全体として提出した決議案があります。これはペースを幾らにしろということは一言も觸れていない。ただ現在の六千三百七円ベースではどうにもならないという点か中心になつておりますが、これは別個に切り離して取扱つてもらいたいと思います。
○松澤委員 決議案の方は、こちらの法律案が了解を得なかつたことと別に議題にしていただきたい。
○中野(四)委員 緊急質問を先に議題にしてもらいたい。
○大村委員長 今自由討議のお話が中途でございましたが、緊急質問からやりますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それでは緊急質問を御協議願います。
○中野(四)委員 「食糧確保のための臨時措置に関する政令」に関する、労働者農民党から出ておるところの緊急質問、それから社会党の食糧確保臨時措置に関するポツダム政令についての緊急質問と、食確法ポ政令に対し農相の言明に関する緊急質問、この三つの大体今こちらで話し合いまして、労働者農民党の玉井君の質問は、私の方に讓つてくださるという話であります。従つて残される問題は、食糧確保臨時措置に関するポツダム政令についての猪俣君の緊急質問と、農相言明に関する私の方の緊急質問の二本という結果になつたわけでありますが、これは社会党の質問と私の方の質問の論旨がまつたく違つておりますので、ぜひとも両者の立場において緊急質問を、二本建で行くようにお認めを願いたいと思います。
○大村委員長 これは他の日程とも関連のあることでありますが、岡田勢一君提出の緊急質問は依然おやりになりますか。昨日の運営委員会におきまして中野君から御発言があつて、一本にするか、三本認めるかというのが懸案になつておりました。それから岡田勢一君の外国航路に関する緊急質問は、前からの引続きであるから、これを認める。その他は委員会等でも大分明らかになつておるから留保したらどうかという御意向であつたように思うのでありますが、その程度でいかがでありますか。
○神山委員 昨日の話は話としまして、私たちは全部それをひつくり返そうとも、ひつくり返さないとも今言つておるわけじやない。ことに民自党の委員の諸君が今少いから、ここでどうしようというけちな根性じやない。そうじやなくして、共産党から新しく緊急質問が出ておるような次第でありますので、この問題は十分考慮した上で審議をしていただきたいと思います。
○岡田(春)委員 一本にまとめられるようなものはここでまとめて、まとまらないものはまとまらないのだから、そういうことで一応これを順次やつてもらうということではいかがですか。
○神山委員 そうしますと、議事進行のために私の方から積極的に言いますけれども、たとえば年末金融対策に関する風早八十二君提出の緊急質問、私が出しております最近における株式暴落に対する緊急質問、これはけさほど大蔵当局から連絡がありまして、きようは大蔵大臣が渉外関係で出られない、水田政務次官もきようは病気であるから、きよう一日だけは何とか御考慮願いたいという申出がすでにあつたのでありますから、私たちとしては明日の機会にこれを取上げていただくことを了解願えれば、きようの議題から除外していただいてもけつこうですから、この点民自党諸君にしても十分御考慮を願いたいと思います。
○大村委員長 自由討議もあることでありますし、ことに神山君から本日はこの二件は明日に延ばしてもよろしいという御発言もありましたが、緊急質問の外国航路に関する件、それから食糧確保の二件が残つておりますが、この範囲で本日はおしまいにしたらいかがでありますか。
○岡田(春)委員 それはけつこうですが、そうするときようは外国航路と食確の二つだけという意味ですか。
○大村委員長 緊急質問としては二つだけにしまして、自由討議をやつたらいかがですか。
○岡田(春)委員 残余は明日に譲るのですか。
○大橋委員 残余はきよう決定しないという意味でいかがですか。
○神山委員 そういうことになると、また話がむずかしくなる。自由討議を軽視することに反対しておるのは私たちでありますけれども、緊急質問の問題の緊急性にかんがみて、もう少しフリーな態度をとつてもらいたい。具体的に言つて、電気料金の問題のごときは、問題の重点は違うけれども、二件出ておる。これを折り合てくれないかというお話なら御相談できる。しかし一方私どもから出しておる外国船の傭船契約に関するものは非常に重大でありまして、きよう岡田君の出されております外国航路進出及び二A型改裝促進の決議案というようなものは、まつたく意味がなくなるわけであります。というのは、これは皆さんも御承知でありましようが、アメリカのラウンドリー汽船会社と日本郵船、大阪商船、三井船舶、これが新しい合併会社をつくりまして、アメリカのビクトリヤやリバテイ等の戰時中のボロ船を持つて来て、日本の外国航路を独占しようという計画が現に進められつつある。もしもこういうことが行われると、日本海運は全滅する。たとえば飯野海運、山下汽船、川崎汽船、東邦海運にしても完全に除外されるので、参つてしまう。しかも内国航路だけに限定されることになる。さらに加えまして、この計画が実行されると現在進められておる第五次造船計画は、全体として中止せざるを得ない。そうすると日本の造船業は全滅する結果になるわけであります。しかも傭船料が非常に高い。国際相場が二ドルであるのに、この契約によると二・六六ドルで〇・六六ドル高い。こういうことになると、日本の海運は完全に破滅してしまう。だからりくつから言うと、岡田君の出されておる決議案のごときは問題にならない。緊急性から言つたならば、私の方で出しておる外国船の傭船計画に関する問題の方がまつたく緊急である。もしこれが行われれば、日本の海運、造船業も壊滅してしまうという重大問題である。こういうふうな問題が出て来れば、問題はどうしても、せいぜい岡田さんの面子と、今までの約束がありますので、これをやるとすれば、当然総理大臣も出て来ることでありますので、あわせてこの問題もきようやつてもらうとか、こういうふうな全体の話合いなら、ぼくたちの方でも初めから讓歩しておるのだから譲ることができるけれども、あとはあしたということでは、本日の運営委員会は何のために開いたのかわからぬ。各党の運営委員はきようは新顔が多いけれども、しかしそういう不見識なことではだめだ。全部あしたあしたという不見識ことを言うと、話がまとまらない。
○岡田(春)委員 建前としてこの問題の緊急性、重要性を認めて、今明日に議題に上げるという上に立つて、引続ききようの議題のうちで、どれとどれをやるというように整理して行かれるならば、われわれは了承するが、明日に延ばして、今大橋君の言われるように、おしやかにしてしまうというのでは、われわれは了承することができない。その建前をはつきりして、その中で同じ種類のものはできるだけ整理して一本にするという趣旨ならわかります。さつき労農党からも遠慮しますということを申し上げておるのですから、そういう意味で整理してやられるという建前で御協議を願いたいと思います。
○大村委員長 私はその建前で御相談しておるつもりであります。そこで岡田さんにお尋ねしたいのですが、本日二、三ピックアップしてやれば、あとは全部明日やるという御意向ですか。
○岡田(春)委員 あとは全部明日やる。しかし整理して事務的に一括できるものは、きよう事務的に一括しておいていただいて……
○大村委員長 明日になればまたいろいろな事情でできないことになるかもしれませんので、きよう残つたものを全部あしたやると確約しておくことは困難でないかと思います。
○岡田(春)委員 明日新しい議題が出たなら、それは別個に考えればいいと思います。きよう出ているものは一応整理して、本日やらないものは明日やるという点だけ、はつきりしておけばいいと思います。
○大村委員長 明日全部やると確約することは困難です。今神山君のお話のように、最近における株式暴落の緊急質問、それから年末云々の問題は明日にして一本にすることも考慮しようというのなら、この分は明日やることを確約することもできますが、残りの緊急質問を全部あしたやると確約することはどうかと思います。
○岡田(春)委員 私の方の小作料の値上げに関する緊急質問、これも実は非常に重要な問題であり、政府は政令をもつてやるという、非常に緊急を要する問題でありますが、しかし今の委員長の御趣旨に沿いまして、明日取上げていただくなら明日でもけつこうです。
○大村委員長 それでは速記をとめてしばらく懇談に移ります。
○大村委員長 懇談会でだんだん結論に達したようでありますから、それでは速記を始めていただきます。
○石田(博)委員 緊急質問につきましては、岡田勢一君提出の緊急質問並びに江崎君提出の緊急質問は一本にして、外国航路並びに外国船傭船契約に関する緊急質問として岡田君、江崎君二名がやり、答弁は一括して行う。食確法に関する緊急質問は、玉井君は辞退されたそうでありますから残余の方は一本にまとめて行うべきだと思いますが、話合いがつかないそうでありますので、猪俣浩三君提出の緊急質問に対しては、わが党は賛成、北二郎君提出の緊急質問に対しては反対、残余のものは明日運営委員会において再び御相談願いたいと思います。
○佐竹晴記君 せつかくの食確法が話合いまで行つているのですから、中野君の態度がどうあろうとも、そのために北君の出したものについては、いささかの変更を受けないわけであります。この会議における態度、感情の問題で国政を左右することは、将来非常な惡例を残すおそれがありますので、この問題はぜひとも委員長のお骨折りで、二つを一括して一本にして、二人に質問を許して、答弁は一括して願うように願いたいと思います。時間もわずか十分で解決する問題でありますから、ぜひとも食確法の問題もさようにおとりはからいを願うように希望いたします。
○神山委員 佐竹さんから懇切なる意見もあることでありますし、外国航路に関する問題のような、非常にむりなものも一本にしておるのでありますから、猪俣君、北君の緊急質問も一本にして答弁は一括してされることが自然だと思います。ここでは気持よくそういうように御協力願います。
○石田(博)委員 われわれは遺憾ながらお申出に応じかねます。
○松澤委員 委員長の御裁量で何とかお願いいたします。
○石田(博)委員 私は委員長の御裁量であろうと何であろうと、懇談をいたした結果の結論であります。
○大村委員長 それでは話合いがつかないようでありますから、採決するほかないと思います。この際採決いたします。 外国航路進出及び二A型改装促進並びに外国船傭船契約に関する緊急質問ということにいたしまして、岡田勢一君及び江崎一治君が御質問になり、政府は一括してこれに答弁するという点につきましては、大体意見か一致しておるように思いますが、そのようにとりはからいまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決しました。 次に食確法に関する三つの質問につきましては一つは辞退され……
○中野(四)委員 労農党の玉井君は、農民協同党の北二郎君に讓るということでありますから、この場合労農党の方は残るわけです。
○大村委員長 それでは玉井君提出にかかる食確の臨時措置に関する政令に関する緊急質問、これを上程することに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○大村委員長 反対の諸君の挙手を願います。 〔反対者挙手〕
○大村委員長 反対多数。よつて上程せざることに決しました。 次に猪俣浩三君提出、ポツダム政令についての緊急質問、これを上程するに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○大村委員長 多数。よつて上程に決しました。 次に北二郎君提出に関する食確法ポ政令に対して農相言明に関する緊急質問、これを上程するに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○大村委員長 念のため反対の方の挙手を願います。 〔反対者挙手〕
○大村委員長 反対多数。よつて上程せざることに決しました。 なお残りは明日御相談することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決します。 緊急質問の発言時間は一人十分ということでいかがですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのようにいたします。
○大村委員長 次に自由討議の件について御相談願いたいと思います。
○園田委員 順序はどうなりますか。
○西澤事務次長 船が先になります。
○石田(博)委員 自由討議ですが、きようは例の裁定案が参議院に回付せられておるので、運輸大臣、大蔵大臣は参議院に時間的に拘束されることを御承知願います。従つて御答弁は政務次官になるかもしれませんから、そういう事情を御了承願います。
○神山委員 そういう事情は了解いたしますけれども、問題はどちらも重要でありますので、そこはできるだけ繰合せがつくように、與党側でごあつせん願いたいと思います。
○西澤事務次長 二時間の割当時間を申し上げます。民自党六十九分、社会党十二分、民九、十分、共産党九分、民十九分、新政治協議会五分、農民協同党二分、労働者農民党二分’社革、公正倶楽部各一分ずつ、以上であります。
○田渕委員 ちよつと伺つておきます。わが党の石田委員が主張せられて来た年内における国会の議事について、国鉄の裁定案が提案され大分情勢が変化して来ました。そこで政府において緊急に提案するものがなければ、およそいつごろ運営委員長としてこの会議を終らせるおつもりであるか。私は国費の節減という意味からいつて、緊急なものがなければ一日も早く年末年始の休暇に入つて、国費を節減いたしたいと思います。決して帰郷なんかに憧れておるわけでありませんが、このままずるずる三十日まで引きずられることは、われわれとしてまつたく迷惑千万であります。この議会運営に対してもつとお考えがないものかどうか。私はわが党の代議士会でもきようはつきり言いましたが、こういう点について各党はもつと研究すべきではないかと思います。少々ともこの国会というものに対して国民がどう批判しておるか。これに対して委員長の御意見を伺いたいと思います。
○大村委員長 お尋ねの点でありますが、これは私一存で決すべき問題でありません。私の気持を申し上げますと、議案がないのにだらだらした議会にしておくことはいろいろな点からよろしくない。しかしながら重要議案が参議院に回付された直後でありますので、参議院の審議の模様等にもよることでありますが、参議院の審議も順調に進みまして、遅くも二十四日には前例によりまして議決による休会に入るようなことになつたらけつこうであろう。多分それは可能であろうというように考えております。なお石田委員あたりから、党としてのいろいろな御配慮もありましようから、この際御参考のため御発言願えればけつこうだと存じます。
○石田(博)委員 私どもの大体の見通しとしては、ただいま委員長御発言の通り行ける、あるいはもう一日くらい早く実際には終了できるものではないかと考えております。 なおこの際ちよつと御報告申し上げたいことがあります。それは政府として明日特に発言を許していただいて申し上げたいことがあるそうであります。それは最終的決定をいたしたときにあらためて政府から申出があると思いますが、前もつて御報告だけしておきます。
○神山委員 今の、石田君のおつしやる点が、何に関連しておるか明らかでありませんが、この際私聞いておきたい点がある。先に予算の大綱でなく、予算書そのものを大体二十四日ごろ出したいということを官房長官が言つておられますが、その方の模様はどうなつておるか。その点について、あなたの方でわかつておる事情をお聞かせ願いたい。
○石田(博)委員 予算につきましては新聞紙上等で御承知であろうと思いますけれども、勤労所得税の減税の点のみが、交渉として残つておりましたのが解決がついた模様でありますので、あとは編成上の事務的な手続を終了いたしましたならば、おそらく年内中には提出でき得るものと考えております。期日等のことにつきましては詳細なことを申し上げる段階に達しておりません。
○岡田(春)委員 石田君が先ほど政府としてというようなお話は、本会議においてですか、運営委員会においてですか。
○石田(博)委員 本会議においてです。その内容は、政府から私どもの党の基本政策に沿つて、種々折衝を続けておりました各種の物資に対する統制撤廃の問題が、最終的な結論に到達いたしましたので、それを実施する措置等について目下研究中であります。あるいは法制的措置をとらないものがあるかもしれませんが、あるいはまた行政措置をもつて十分なものがあるかもしれません。まだ最終的結論に達しておりませんが、いずれにしても問題が広汎かつ重要なものであり、日本経済界にかなり大きな影響を與えますので、政府はそれに対する所信と、その概要を、本会議において御報告申し上げたいということであります。立法的措置を伴うものならもちろん、立法的措置を伴わない国会に付議する必要のないものでも、国会において発言し、できるならそれに対する質疑等も許したいと思つております。
○神山委員 今の話に関連して、立法的措置を伴うものがあると思います。一月一日から統制撤廃があると、当然年内に立法的措置をとらなければならぬものがあると思う。この点については……
○石田(博)委員 立法的措置をしなければならぬものは、当然立法的措置をとつて来るでしようけれども、そうでないものも御報告いたしたいということであります。これらはいずれも広汎にして、かつ重要なものでありますので、目下研究中であります。 —————————————
○大村委員長 この際お諮りいたします。決議案の取扱いが残つております。それは政府職員の給與に対する昭和二十四年度予算措置に関する決議案、これが昨日の運営委員会において委員付託になつたのであります。本件を付託いたしました委員会では、すみやかに御審議の上、御処置を願うということでいかがですか。
○神山委員 これは提案者赤松君がおられませんけれども、野党各派としてこれを提案しました場合には、一日も早くこの問題を処理してもらいたい。ことにぜひ院議にかけていただきたいというつもりだつたと思います。従つてこの点は今委員長のおつしやつた委員付託も当然考えられますけれども、一応本会議でこの問題について態度を決定するということならないものですか。
○松澤委員 一応本会議に上程して趣旨弁明だけして、あと委員付託にされてはどうですか。
○石田(博)委員 この決議案は大体委員会審査省略の要求がついておりません。次には今までの取扱いで、同様趣旨の労農党提出のものも委員付託になつておりますし、これと同じような性質のものであると思いますので、片方を委員付託にし、片方を別な取扱いにするわけにも参りません。それから決議案は原則として各派共同提案に異議のないものに関しては、委員会審査を省略してもいいが、そのほかのものは委員付託にして参つたのであります。さらにこの決議案は予算に非常に重大な影響を與えるものでありますから愼重に考慮しなければなりませんので、私どもは委員付託を主張いたします。
○大村委員長 きようはどうですか、時間もございませんし、委員付託にしてすみやかに進めた方が賢明じやありませんか。これは委員会付託に御異議ございませんか。
○大村委員長 それでは委員会付託に決しました。 —————————————
○山本副議長 農民党、労農党の方に申し上げておきますが、きようの選挙法に関する自由討議、これは二分ではやれないと思いますから五分ぐらいにして、時間を守つていただきたいと思います。
○岡田(春)委員 労農党の自由討議の問題は農民協同党にお讓りいたします。
○神山委員 これは與党各位も御承知だと思いますが、祕書諸君に年末、何らかの手当を差上げたい。そういうことについて一応運営委員会なり、福利委員会で何か話が出ておるということを聞いておりますが、その点についてちよつと伺つておきたいと思います。
○園田委員 先ほど参議院の副利委員長が来たのですが、衆議院の福利委員長が不在だつたためお話できませんでした。そこで参議院の副利委員長は私の党の出身者でありますので、私から特にお願いしてくれということであります。それは参議院では祕書の資冬資金については、全会一致で衆議院から單行法を出していただきたい。出してくれればそれを審議して採択する準備があるから、さようなことをするために副利委員会を開いてくれという要求がありましたので、各党の了解を得て、福利委員会を開いてこの問題を考究していただきたいと思います。
○中野(四)委員 そこで総長に伺つておきますが、費用はございますか。
○大池事務総長 予算は全然ございません。新たに要求しなければなりません。
○中野(四)委員 祕書は何人おりますか。
○大池事務総長 両院合せて七百二十名くらいになります。
○中野(四)委員 きよう、あす中に至急に福利委員会を開いて、審議していただきたいと思います。
○大村委員長 それでは本日はこれにて散会いたします。 午後一時八分散会