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6回国会衆議院1949/11/29

建設委員会 第8号

発言数
44
登壇者
9
会派数
5
開催日
1949/11/29

会議録

内海安吉民主自由党

○内海委員長代理 これより建設委員会を開会いたします。  日程の前に理事の補欠選任についてお諮りいたしたいと思います。昨二十八日理事村瀬宣貌君が本委員を辞任せられ、同日大森玉木君がその補欠として選任せられましたが、本日また大森玉木君が本委員を辞任せられ、再び村瀬宣親君が本委員に選任せられたのであります。以上の変更によりまして当然理事が一名欠員となつたわけであります。その補欠を選任いたしたいと存じますが、村瀬宣親君を理事に選任するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

内海安吉民主自由党

○内海委員長代理 御異議がなければさように決します。     —————————————

内海安吉民主自由党

○内海委員長代理 住宅金融に関する件を議題といたします。目下建設省で計画いたしております住宅金融公社と大蔵省で計画しております不動産金融会社の業務は、互いに関連いたしておりまして、住宅供給に大きな役割を果すものと考えられますので、この際当局より説明を聴取いたしたいと存じます。伊東住宅局長。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 住宅の金融を政府資金によつてやれということは、しばしば建議、陳情などもございましたし、本委員会でも御要望があつたわけでありますが、来年度の予算に大体五十億円程度計上できる見込みが立つたわけであります。従つてその実際の運営にあたり、どういう機構、どういう方法でこの貫金を動かすか、こういう問題になりますが、これにつきましては大蔵省との関係もあり、またそのほか関係方面との関係もありまして、ただいま折衝中でありますので、私からその具体的な方法につきまして御説明するまでに至つておりません。ただ建設大臣が住宅対策につきまして、住宅対策審議会という諮問機関を持つております。この諮問機関に具体的の方法の研究をお願いしてありまして、中間的な報告が先般あつたわけでございます。その答申書をこの前御参考に皆さんにお配りしたわけでございますが、審議会の決定につきましては、私どももある程度材料も出し、意見も述べております。また大蔵省の委員もおりまして、いろいろ意見は出しておりますので、この審議会の答申について御説明申し上げたいと思います。  要点だけを申し上げますが、この資金は単なる金詰りに対する金融ということではなくして、往宅の困窮者、しかも自力でもつて調達できない人々を目的とする、何と申しますか、社会政策的、住宅政策的な線を強く出すということが一つであります。それから住宅金融公社——これは仮称でありますが公法上の法人として政府の出資金を受入れますところの一つの機関をつくる。そうして公社とかりに呼んでおりますこういう機関は、できるだけ簡素なものにしよう。そんなに大勢の人を雇わないように、できるだけ簡素なものにいたしまして、直接金融公社が需要者に対して貸し付けるということは極力避ける。そうして既存の金融機関などの窓口業務に代理業務を委託するという方向で行くことが一つであります。それから直接五十億の資金を貸し付けるだけではなく、なるべく貸し付ける住宅資金を多くする、こういう意味におきまして、公社はまた貸付け業務のほかに保証業務をやる。銀行が需要者に貸し付けます場合に、公社の保証があれば貸付ができる。こういう機会がありましたならば保証をやる。こういうことが一つ。それからなお資金をふやすために公社は借入金ができる。預金部資金その他の政府資金を借り入れることができる。こういうようなことで資金の増加をはかる。こういう建前になつております。  それから住宅資金を賃し付けます対象は、住宅に困つておつてみずから使用するために、自分の家を建てるための資金、個人個人の貸付、それから住宅組合に対する貸付、それから給与住宅——産業会社などの給与住宅を建設しようとする場合に、その会社に対する貸付、こういつたようなものを主として対象にして考える。そのほかこの住宅金融公社は一般の公団と同じように、その役職員などは国家公務員と同じような扱いをする。あるいは予算、決算などもみな公団と同様の方法で国会の承認を経てきめる。こういうようなこと。それからこの業務の実施につきましては、これは建設大臣並びに大蔵大臣を主務大臣としまして、主務大臣が監督指導する。そうして必要があれば都道府県知事などにその監督指導の事務の一部を認容することができる。大体以上のような構想で答申があつたわけであります。この答申の線に沿つてただいま立案研究をいたしておるわけでございます。

内海安吉民主自由党

○内海委員長代理 伊東局長の御説明に対して、御質疑等がありましたらこの際許します。

池田峯雄日本共産党

○池田(峯)委員 ちよつと質問します。だれでも金を借りる機会は得られるようなことになつておりますか。それを伺いたい。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 対象を一般の個人と組合、それから会社に勤めておるとか、工場に勤めておる労働者に対しては、会社の給与住宅——それは会社を通じて、全社に貸し付ける。こういうように考えておりますので、だれでもいずれかの方法によつて機会が与えられるというふうに考えております。ただこれは国家の資金を貸し付けるわけでありますから、この回収は確実なものでなければならぬと思います。その面から実際の貸付の決定については審査を受けるだろうと思います。

池田峯雄日本共産党

○池田(峯)委員 そうするとやはり担保というものが必要になるのですか。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 担保はもちろん必要でございます。

池田峯雄日本共産党

○池田(峯)委員 そうするとやはり金を持つていない者は借りられないことになりますね。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 担保は建てる建物が担保でございます。

池田峯雄日本共産党

○池田(峯)委員 その場合、たとえば五十万の金を借りて百万の建築をする場合に、実は百万の建築はやらないで、借りた金だけで建築してしまつた場合不正触資になりますね。その不正融資を防止するような適当な措置が考慮されているかどうか。その点をひとつ…

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 今お話のような点で五十万円、百万円というような例示がありましたが、そういうりつぱな家をつくることは考えておりません。

池田峯雄日本共産党

○池田(峯)委員 いや、全社住宅……

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 全社住宅でありましても、一戸当り五十万、百万というものは考えていない。一般の庶民階層のものに押える。この点はいいと思いますが、ただ借りた金より安く建ててしまうという場合ですが、これは実際の建築の費用を設計図その他で事前に調べ、また事後にも調べますが、実際坪当り幾ら、全体の建築費は幾ら、それに対する八掛とか、七掛とか、六掛、それだけしか貸さないということで、実際の貸付の第一線に当る者にその方針でやらせるようになるだろうと思います。

池田峯雄日本共産党

○池田(峯)委員 実は何でそういうことを質問するかと申しますと、政府の庶民住宅——市営住宅、県営住宅、ああいうものが実際は非常に請負自身が手抜きをやつて、不完全な住宅を建てておるのです。私そういう金のやり繰りは詳しく知りませんけれども、場合によつては、政府の方からもらつた金で——二分の一補助ですね。それにほんの少し金を足して市の方で建築をやつてしまつて、市の方の負担を抜いておるようなことがあるのじやないか。私は断定できませんが、例をあげますと、大阪府の旭ヶ丘、霞ヶ丘の市営住宅なのでありますが、ここに私の方へ報告書が来ておるのですが、旭ヶ丘の市営住宅が、今年六月から七月に入居したそうです。二百五十八戸建つた。これに対して便所のつぼが割れておるために地下水の湧出があり、下水の流れが悪くて、大部分使用にたえない。炊事場のコンクリートが粗悪のために破壊して、ほとんど排水の用をなさない。玄関の地表が低いため水浸する。こういうような苦情が住居者から出ておる。それから霞ヶ丘の市営住宅を五十三戸建つて、これもやはりだめなのですね。もちろん自分で建つた家は問題ではない。ところが、これが会社の労務者住宅ということになると、これは市営住宅、県営住宅でも同じようなことがなされるのではないか。会社では住宅を百戸建てるというので、一千万円融資を受ける。それを実際は五百万円しか使わないで、あとの五百万円は他に融資する。何しろ金詰りですから、会社ではそういうことをやらないとも限らない。そうするとせつかく出来た労務者住宅というものも工事が手抜かりになつて、建てたとたんに雨漏りする。神戸の市営住宅と同じ結果になるのではないか。そういう点をいかに防止するか。こういう点について立案者がどういう考慮を払われておるか。こういうことを私は質問したいのであります。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 神戸の市営住宅のことは、具体的のことは私知りませんがそういうことがあるかどうか調べて見ますが、むしろその逆の場合を聞くのです。一千万円の補助をやれば、二分の一の補助だから、二千万円以上の工事をしなければならぬわけですね。それを実際には二千万円よりもつと余計かかる。実際二分の一の補助では足らぬ。もう少し単価を引上げてくれとか補助率を上げてくれ、こういうことをよく聞くのですが、今のような例は最近のものでは少い。むしろ終戦直後などは、ずいぶんあつたようですが、最近では単価も十分見ておりますので、そういうものはほとんどないと思いますが、よく調べてみます。それから産業会社が同じようなことをやるという心配をされますが、これは金を貸し付けるというだけでなく、工事についても十分監督するように、場合によつては府県の職員などを動員してやりたいと思つております。

池田峯雄日本共産党

○池田(峯)委員 これは余計なことで各位にはたいへん申し訳ありませんが神戸の住宅問題で注意を促しておきたいと思います。基礎コンクリートは代用セメント四分の一、砂石四分の三、現物は手でぼろぼろにくずれ、雨水の浸蝕がはなはだしい。こういう報告が来ております。それから柱、かすがい止めでほぞを組んでいない。しきい、かもい等はブルトザー仕上げであるために開け閉めが困難である。屋根はかわら下の土を省いておるために隙間が多く、そのために雨漏りをして、便所玄関、炊事場のセメントは代用品程度の粗悪さである。こういう報告書が来ておりますから、ぜひひとつ実地に調査していただきたい。

上林與市郎日本社会党

○上林委員 金融の対象、これを具体的に、団体の場合はどういう団体を対象としているか伺いたい。たとえば住宅組合とか何とかあるでしようが、どういう団体を対象としているのですか。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 住宅組合の場合は、個人々々の場合とまつたく同じ考えであります。個人々々が組合をつくる。その組合の対象はどうかと申しますとやはり金持とか自己資金で何とかなるという人はやめたいと思います。また資金の回収確保という点から言いますと、全然回収の能力のないということがわかれば、これは遠慮していただきたいと思います。これは庶民住宅という貸家の制度がありますから、その方へひとつ行つていただきたい。そういうように、ずつと金持の人と非常に貧乏なへと言いますか、そういう者は排除したい。こういうふうに考えております。

上林與市郎日本社会党

○上林委員 今のお話では、ちよつとはつきりしない点があるのですが、住宅組合外に、今対象として考えられている団体はないのですか。今予定しているものは、そのほかに考えられないのですか。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 そのほかに考えておりません。今二つだけですが、そのほかに考えられるのは、住宅供給会社、アパートの建築会社、そういうものは一応研究の対象にはなると思いますがまだ現在はそこまでは考えておりません。

上林與市郎日本社会党

○上林委員 まだ立案中だそうでありますが、この法案のねらいは、庶民住宅をねらいとしていることが今の説明でわかるのですが、個人の場合はどの程度貸す予定になつておるか、これをまず一つ。それから池田君の質問に対する答弁で、相当はつきりした点も出ておりますが、担保をとるという話が今あつたのですが、担保をとると申しますと、建築ざれた後に担保をとることになると思いますが、金融する場合建てる前に金を貸し付けるのか、あるいは建築された後に貸すのか、この点を聞きたいと思います。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 個人に貸す場合に、その貸付の金額はどういうふうに査定するかという御質問でありますが、大体これは建設省の今研究中の腹案と申しますか、決定的なものではありませんが、坪数で十五坪とか二十坪とかいう限度を置きたいと思います。そして坪当り幾らということで、普通の木造であれば、これは庶民住宅なんかの例もありまして、平均一万八千円なら一万八千円、まあ地域的にも違いますがあるいはコンクリートであればもう少し上る。単価に坪数を掛けまして、大体七割程度が従来からの例でございますが、その金額の七割限度、ある場合によつては八割とか、六割とかいうようなことも考えられるのではないかと思つております。大体平均七割程度というふうに一応考えております。  それから担保でございますが、これはでき上つてから抵当物を設定するので、それが建ち上らない先に貸し付けませんと、これは用をなさぬわけですから、むろん工事に着手した場合に——それはどの程度にしますか、工事の材料を仕込んだときにしますか。あるいは建て始めたぐらいのところまで進行したときに貸付をしますか。そういう細かい点については、まだ十分研究しておりません。

上林與市郎日本社会党

○上林委員 私どもがこういうことを非常に重視するのは、実際零細収入の階級の者が、家を建てるという場合にわずかの頭金ぐらいは用意できる。しかし建ててから困るというのが実情だろうと思います。そういう実状の者に安心して建築できるような法的な方法を十分ひとつ立ててもらいたいと思います。  それから、住宅営団法を廃止する場合に、今後の住宅政策に関連して伺つたこともあるのですが、住宅営団の悪い意味の轍を踏まないように、立法上十分注意してやつていただきたいと思います。なお法案が具体化した場合にいろいろご質問申し上げたいと思いますが、きようはこれで私は打切ります。

村瀬宣親民主党(第九控室)

○村瀬委員 なお続いてちよつとお尋ねいたしておきたいのでありますが、その貸付の償還年限、利子というものはどういうふうに考えておりますか。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 償還年限もまだ関係方面との折衝かついておりませんが、われわれの希望としては、五分五厘程度ならば、大体庶民階層にも毎月の負担ができる金額じやないかと思つております。それから年限でございますが、これは先ほどから申しましたような、貸付金とそれから利率から逆算して行きまして、毎月々の賦金、これを大体一般のサラリーマンが払える程度にしたいというのがわれわれの考えであります。そうしますと、二十万円の家を建てたとします。そしてその七割を貸したとしますと十四万円、これを五分五厘の利子で計算して参りますと、そして期限を百箇月とかりにいたしますと、大体月々千四百円ということになります。大体その程度でいいじやないかと思います。百箇月と言いますと八年くらいになります。

村瀬宣親民主党(第九控室)

○村瀬委員 それからなるべくこれには現存の金融機関の窓口を和用するというようなお話ございましたが、その場合いろいろ注意いたしましても、貸倒れというものも起るのですが、その貸金の保証をする窓口が責任を負うか、国が負うか、もし窓口で扱つたものが負うということになると、既存の金融機関は貸さないと思います。窓口を和用するということは非常にいい案だと思いますが、その後の責任というものは、窓口ではただ規定によつて金を貸したので、二十万円の家を建てて十四万円貸す、その十四万円が、かりに三年目からとれなくなつても、扱つた窓口の責任ではないということになつているのでありますか、どうですか。

伊東五郎(住宅局長)建設事務官

○伊東政府委員 代理店を指定して窓口業務をやらせる場合に貸倒れの責任はどちらにあるかという点は、資金の運営につきまして非常に大事な点だと思います。かりに代理店の全部責任だといたしますと、よほど手数料をたくさんもらわなければ、そういう代理業務は引受けられぬ、ということが一つ。     〔内海委員長代理退席、委員長着席〕  それからもう一つは非常に貸付に代理店が大事をとつて、よほど資産もしつかりし、償還能力も十分ある人でなければ貸付けができぬ。こういう結果になると思うのであります。これは資金の問題からいたしましても、よほど注意しなければならぬ点だと思います。逆にこれは全部代理店の責任はない。一切しりぬぐいは公社、国がやるのだということになりますと、貸付が放漫になる危険があります。これの調節につきましてはいろいろ研究しておりますけれども、この点につきましてもまだ最後の結論は持つておりません。

淺利三朗民主自由党

○淺利委員長 ちよつとお諮りいたします。この質問はなおあとで継続することにいたしまして、この際急いで決したいことがありますからその方を先にお諮りいたしておきます。  この際連合審査会開会の件についてお諮りいたしておきたいと思います。現在文部委員会において審議中の教育委員会法の一部を改正する法律案におきまして、法第四十四条第一項中「会計及び土木建築に関する部課を除く。」という規定を削るという案が出ておるのであります。なお第四十九条第八号「学校その他の教育機関の敷地の設定及び変更並びに校舎その他建物の営繕、保全の計画及びその実施の指導に関すること。」中、「実施の指導」を「実施に」と改正するものでありまして、これは本委員会においても密接な関係を有するものでありますので、この際同法案に関しまして、衆議院規則第六十条によむ文部委員会との連合審査会開会を同委員会に由入れたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」、と呼ぶ者あり〕

淺利三朗民主自由党

○淺利委員長 御異議がなければさように決します。なお三時四十分より第四委員室において開会をいたす予定であります。これに対する手続は委員長の方でとりはからうよういたしたいと思います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

淺利三朗民主自由党

○淺利委員長 それではさようにいたします。     —————————————

淺利三朗民主自由党

○淺利委員長 それではこれより請願及び陳情書の審査に入ります。  請願日程第一、岡山県下各河川の砂防工事施行の請願外十九件、大村清一君紹介、文書表第一号ないし日程第一八四、旭川改修及び旭川合同用水工事促進の請願、逢沢寛君紹介、文書表第一二一三号、及び陳情書日程第一、道路整備費に関する陳情書青森県上北郡六ヶ村連合青年団長二本柳正一君提出、文書表第五号ないし日程第四一、和歌山県下災害復旧事業に対し国庫補助の陳情書、海南市長森本伊助外八名提出、文妻表第二七六号を一括議題といたします。  なおこの際お諮りいたします。盛岡市平戸木伏都市計画区画整理に伴う換地是正の陳情書、盛岡市平戸百六十八番地阿部益之助提出、文書表第二八一号を日程に追加するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

淺利三朗民主自由党

○淺利委員長 御異議なしと認めまして日程に追加することに決しました。  つきましてはこの際請願小委員長の報告を求めます。請願小委員長田中角榮君。

田中角榮民主自由党

○田中(角)委員 ただいま議題に相なりました請願日程第一、岡山県下各何川の砂防工事施行の請願外十九件、大村清一君紹介、文書表第一号ないし日程第一八四、旭川改修及び旭川合同用水工事促進の請願逢澤寛君紹介、文書表第一二一三号及び陳情書日程第一道路整備費に関する陳情書、青森県上北郡六箇村連合青年団長二本柳正一君提出、文書表第五号ないし日程第四一、和歌山県下災害復旧事業に対し国庫補助の陳情書、海南市長森本伊助外八名提出、文書表第二七六号に関する請願小委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  請願小委員会においては、慎重審議の上審査済みと相なりました請願の総数は、一七八件で、其の内訳は一、河川関係のもの一〇三件、二、道路関係のもの五八件、三、都市関係のもの五件、四、住宅関係のもの四件、五、其の他のもの八件と相成つております。  第一の河川関係の請願につきましては、終戦以来数年を経過する今日においてもなお河川は全国的に荒廃いたしており、一たび出水ともなれば、堤防の決潰、耕地の流失または人畜に対する災害を繰り返す状態にありますから、これが対策として復旧工事はもちろん、砂防工事または根本的治水対策を要望いたすものばかりであります。  第二の道路関係の請願につきましては、これまた荒廃にまかされて居りますから、国道、県道等の改修を行い道路網の整備をはかり、物資の大量輸送を確保し、もつて国家経済の発展を要望いたすものであります。  第三、第四の都市及び住宅関係の請願につきましては、終戦以来多少の改善を見ましたが、都市計画及び住宅建築は遅々として進捗せざる状態にあります。都市計画の促進及び庶民住宅の大量建設を要望いたすものであります。  その他の請願についても、特定地域の綜合開発の如く重要なものばかりであります。  以上が請願審査の経過でありますが、本小委員会といたしましては、その趣旨は適切妥当なものと認めまして、いずれも委員会において議院の会議に付すべきものとして採択いたし、議院に於いて採択の上は内閣に送付すべきものと決した次第であります。  次に陳情につきましては、日程第二建築物許可権の地方移譲に関する陳情書、香川県高松市議会議長藤本慶一、第二四号を除いた四十件につきましては、小委員会においては一応その趣旨を了承いたしまして、審査を終了いたしたのであります。なお文書表第七一号、山崎猛君紹介、湊町の都市計画改正に関する請願は全面的反対にあらざるも、都市計画の施行上支障を来たすおそれもありますので、再調査の必要あり保留とし、継続審議いたすべく決定いたしました。文書表第一四九号、星島二郎君紹介、土木事業振興に関する請願は、日本建設公社の創設にあり、実行には種々難点もあり、再調査のため採択保留とし、継続審議することに決しました。文書表第一五三号、小川原政信君紹介、札幌市の市街地復興に関する請願は、高田札幌市長初め前田太郎君の説明を求め審議せるも、事情再調査の必要を認め保留に決した次第であります。文書表第四〇七号、高橋權六君紹介、矢部川ダム築設反対に関する請願は事情慎重審査の必要上継続審議保留と決しました。文書表第一〇一五号、立花敏男君紹介、上下水道事業の一体化に関する請願は地方公務員法提出に関係する案件であり、地方行政委員会に付託されるが適当と認め、これが取扱いについては追つて考慮することとし保留と決定いたしました。文書表第三一九号花村四郎君紹介の測量現業員に測量士の資格付与の請願は、測量法の改正その他に関する重大案件でありますので、その審査に慎重を期するため、追つて継続審査をなすことにし、一時採択保留といたしました。  次いで本日送付付託に相なりました陳情書第二八一号、盛岡駅前平戸木伏都市計画区劃整理換地処分不当処理是正についての件は、同様重要なるものとして了承いたしました。  以上簡単ながら御報告申上げます。

淺利三朗民主自由党

○淺利委員長 ただいまの請願は小委員長の報告の通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

淺利三朗民主自由党

○淺利委員長 御異議なければさよう決します。なおただいま採択と決した請願に関する報告書の作成並びに提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

淺利三朗民主自由党

○淺利委員長 御異議なければさよう決します。     —————————————

松谷天光光労働者農民党

○松谷委員 この際道路局都市課長が御出席のようでありますから、一つ伺いたいと思います。それは立川より拝島に向いますところの道路でございますが、これは終戦以来、近くにございます進駐軍基地への通行路となりまして、交通頻繁なところ、三多摩内における最もひどいところであるとみなされておりますが、ことに最近進駐軍トラツクの往来がまた極度にふえて参りました。ことに進駐軍を中心に今申しましたあの大型バス、トラツクのみでなくして、日本側トラツク等も、東京都内への一つの重要な通行路になつておりますために、ここの通路をはさみます両側の家屋に浴びせますところの塵埃は、御想像いただけるものと考えます。これが単なる従来の甲州街道等に現われました塵埃等と異なりまして数箇月前より車が通りまして、道路がほぼ固まつて来るという状態になりますと、附近の者は砂かぎとか申しておりますが、大きな機械を持ちまして、砂かきを一日に何回となくやるのであります。せつかく埃が立たなくなつた、土が固まつて来たと思つております矢先に、土たてとか砂たてとかをいたしますものですから、両側の商店はもう一刻も戸を開けておくことができない。当局もおそらくこの実情十分御承知のことと考えますが、どこが一体何屋であるかも、われわれが通りましてもわからないというような状態で、商店はまつたくその営業に大きな悪影響を及ぼされておるような状態でございますし、これがまた健康上に周囲の者たちに非常な悪影響を及ぼしております。巌近立川の保健所で統計をとつて参りましたが、この統計によると、結核患者が毎年非常にふえて来ております。ここに今出ております簡単な資料ではございますが、呼吸器を初めとして種々の結核患者を累計すると、昭和二十一年は二十七名でございます。これは男女を含めてですが、これが昭和二十二年度の統計によると七十九名にふえて来ております。また二十三年度においては百六十四名になつております。昭和二十四年の十一月現在においては二百五十六名というような結核患者の上昇率を、ここにはつきりと出しておるのでございます。今この同じ結核においても、その種類別を一つ一つ御説明申し上げ、もつと詳しく実情を申し上げれば、なお御了解がいただけると思いますが、時間の関係からこれを省きまして、ただ総計して出て参りました概観だけ申し添えますが、これから参りましてもこの立川保健所自体が、これは非常に重大な問題であるということで、最近その土地の著たちとも寄り寄り協議を重ねて、何とかこの対策をとらなければならない。こう考えておるのでございますが、私ども見ますところ、それだけの重要な道路が未だに舗装されていないというところに一つの大きな疑念を持つのであります。御当局とされて、これには何らか御計画がおありになるものと考えますが、腹案がございましたならば伺わせていただきたいと存じます。

熊本政晴建設事務官

○熊本説明員 ただいまの御質問は、要するに日本の砂利道を早く舗装すべしというふうに伺いましたが、まことに私どもが日ごろ考えておりまする線と、ぴつたりマツチした御質問のように考えられます。ただいまのところごく簡単に申し上げてみますと、日本の道路の全体は約九十万キロばかりでございます。ちようど地球の赤道を二十二巻半ぐらいするほどあるのでございます。そのうち現在舗装がされております道路は、約地球のまわりの四分の一、一万二千キロ程度という状況でございますので、ただいまお話がありましたような状況が至る所に起つておりまして、私どもも何とかして一刻も早く、また一メートルでも多く舗装をして参りたいというふうに考えておるのでございます。この点につきましては松谷さんにおかれましては、将来も少しでも舗装が広がつて参るように御協力をぜひ今後ともお願いしたいと思うのでございます。今お話のございました立川から福生の方面に行きまする道路は、東京の府県道でございまして、青梅、府中線と申しまするこの地方の幹線道路でございます。従いましてただいま御説明のありましたように、非常にトラツクその他の交通量が多くてさぞ沿道の方々には塵埃あるいは土砂が飛び散りまして、まことに御迷惑のことと思いますので、これらを今年度におきまして十分勘案をいたしましてただいまお話のありました立川、福生間の約六千メートルを、四百五十万円ばかりでもつて一応簡単な防塵処理をやりまして、簡易舗装的なものでございますが、御心配のような点を除去いたしたいと考えております。  ただアスフアルトは、ただいま輸入に全部仰いでおります関係上、多少輸入が遅れましたが、十二月中におそらく東京都の方に配給ができますので、ここ一、二箇月を出でずして、ただいまお話のような問題は逐次解消されて行くのではないかと考える次第でございます。はなはだ簡単でございますが……

松谷天光光労働者農民党

○松谷委員 簡単に伺いたいと思いますが、その四百五十万円は、都道であるために国庫補助が出たと言われましたが、もうそれはすでに東京都にお渡しくだつさたものと解釈してよろしゆうございましようか。

熊本政晴建設事務官

○熊本説明員 そうでございます。御承知のように四半期ことに区切つてありますので、大体四分の三は都の方に予算が参つておるのであります。それから東京都の方は今年度非常に道路関係に御熱心でございまして、起債そ、の他の点も滯りなく用意ができて、アスフアルトが参りますと、いつでも着工のできるような運びになつておるそうでございます。

松谷天光光労働者農民党

○松谷委員 ただいまの御説明を承りまして、安堵いたしました。さつそく東京都の方ヘ督励に私ども参ります。ただいま課長からむしろ逆にこれに対して熱意を持つてくれという御意見を伺いまして、私どもとしてこれに熱意を持つことは決してやぶさかでございませんし、また今後とも御当局とともに協力して、一刻も早く、まず文化国家は道路からというところから大いに進めて参りたいと思います。御当局とされても、ぜひいまだ舗装されておらない道路に対しましては、特に厚生省、保健庁等と御連絡をおとりくださいまして、いかに国民の健康にそれが害を及ぼしておるかというその画からも、ひとつこの道路行政の点を御考慮いただき、促進をしていただきたいと考えておる次第でございます。なお一層今後の御努力をお願いしたいと思います。私の質問を終ります。

淺利三朗民主自由党

○淺利委員長 この際暫時休憩いたします。     午後三時四十五分休憩     —————————————     〔休憩後は開会に至らなかつた〕

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