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6回国会衆議院1949/12/02

観光事業振興方策樹立特別委員会 第11号

発言数
9
登壇者
3
会派数
1
開催日
1949/12/02

会議録

栗山長次郎民主自由党

○栗山委員長 ただいまから会議を開きます。  お諮りいたしますのは、去る十一月三十日理事山本利壽君が委員を辞任されましたので、この際理事の補欠選挙を行いたいと思いますが、これは委員長より御指名いたすことに御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

栗山長次郎民主自由党

○栗山委員長 御異議なしと認めまして、金光義邦君を理事に指名いたします。     —————————————

栗山長次郎民主自由党

○栗山委員長 次に別府国際観光文化都市建設法案を議題といたします。提出者におかれて、前会の趣旨弁明に補足せられるところがありますならば、その発言を許します。

永田節民主自由党

○永田委員 別府国際観光文化都市建設法を必要といたしまする理由の一つといたしまして、前会に申し上げることを忘れたことを、付言いたすことにいたします。  別府の特徴は、別府地元において別府市が、国際観光保健都市として日本再建の一翼たらんとする自覚をもつて、必死の努力を傾倒いたしているという事実であります。このことは本件の御審議に特にごしんしやくをいただきたいと存ずるのであります。そうして戦後いち早く日本の進路が、国際観光という、いわゆる見えざる貿易によつて外貨を獲得して、経済的再建をはかるとともに、国際信用を挽回して、日本の国際的地位の安全を復活するの急務なることをさとり、かつ別府市がその一翼を負うべき責任あることを自覚いたしまして、第一回国会に市長、市会議長、商工会議所会頭の連署をもつて、観光国策樹立に関する件と、別府に国際観光港を設置せられたしとの二請願を提出し、いずれも両院において満場一致をもつて採択せられた。さらに別府市民は別府国際観光港設置期成会を結成して、挙市一致、これが実現に懸命の努力を惜しまないで、今日まで続けられておるのであります。一面運輸省において別府港建設のため、昭和二十二年度以降引続き三箇年、国費をもつて港湾築造の調査を継続して今日に至り、また建設省においても、本年度別府都市計画の調査をなし、これが実施に着手いたしておるのであります。これら官民一致の努力は、よろしくこれが実現の機会を与えらるべきであると存ずるのであります。さらに本委員会の審議にあたりましても、九州市町会の会長、佐世保市の議長から激励の電報まで参つておるような状態でございます。別府市の国際観光地たる立地條件をそのままとして、さらに将来に向つてわが国の国際収支の改善に資し、あわせて内外観光客の受入れ態勢を完備せしめる。そのためには別府市は近く新観光都市計画を実施することとなつているが、これを強力に推進するために必要な処置として、本法案をぜひとも御審議、御制定を願いたいと思うのであります。  その財政計画の概要を簡単に申し述べてみますと、総事業費が八十八億九千百万円、第一期五箇年計画事業費が約二十九億一千百万円、都市計画事業の一といたしまして、観光港四億円、これは遊覧港を含んでおります。土地区画整理二億五千三百万円、街路十億、公園六億、上下水道は合せて二億七、八千万円、河川が約六百万円、かように概畧の費用が出ております。国費の支弁等につきましては、遊覧港の工事が直轄工事になります関係上、これは全額国庫負担ということに考えております。その他都市計画は全工程の約二〇%、街路、公園、上水道、これらはおおむね総工程の経費の三分の一、これらの国庫補助を希望しているような状態でございます。この際大にしては国家の経済を復興促進する意味におきまして、外貨の獲得、観光事業促進のために、ぜひとも本委員会においては本法案の通過のすみやかならんことを希望いたします。

栗山長次郎民主自由党

○栗山委員長 提出者の立場からほかに御発言ありますか——ございませんければ、お諮りいたしたいことがございます。  本案につきましては、一昨日提出者からその理由の説明を承り、今また提出者の一人であられる永田委員から、補足の御説明があつたのでございますが、本案の内容を承りますと、わが国の観光事業の振興の上にまことにけつこうな構想であり、注目すべき案であると思われるのでありまして、われわれ観光事業の振興方策の樹立を任といたしております者にとりましても、多大の啓発を受けるのでありまして、わが国観光事業計画の上に初めてともいうべきこの着想につきましては、本委員会といたして十分にこれを研究し、発展せしめて、提出者の意のあるところを生かしてみたいと考えられるのであります。ただ御承知のごとく、会期は余すところわずかに一日でありますし、現在すでに二つの委員会から連合審査会の申込みもあり、さらに議案山積の参議院においても協調を願わねばならない事情にありまして、わずか一日の会期では、はなはだ遺憾ながら十分これを審議することはきわめて困難な事情にあります。本委員会といたしましては、この際早々の間に審議して、かえつて提出者の着想が将来を来してもいかがかと思われますし、また来国会でも必ず再提出されることと思われますので、この新しい計画が緒につきまして、順調にすべり出すための一般的基礎條件の調査ともあわせて、これを来国会において十分検討し、その実現に努力いたしましてはいかがかと思われるのであります。この点皆様の御意向を承りたいと存じます。

畠山鶴吉民主自由党

○畠山(鶴)委員 ただいまの別府観光都市の法案につきましては、よく御調査もいただいておりますし、また方法といたしましても非常にけつこうなものと私は考えます。今委員長が言われたように会期が迫つておりまして、これを十分に審議することは不可能と考えますので、委員長の御意見に賛成いたしたいと思いますが、この際私は観光委員の一人といたしまして、もつとこの仕事を推進させていただくために、委員の御協力を願うと同時に、この法案を達成するためにお願いいたしたいことは、申すまでもなく、この観光事業は今まで例のないことでありまして、ことにこの事業をやろうという場合には各所に関連を持つのでありまして、なかなか一朝一夕には思うようにできないことであります。けれどもわれわれこの委員会の責任といたしましては、これを達成する任務でありますので、この点を各委員の方々にも御了解と御研究をお願いして、これからより以上のものをつくり上げるようにいたさなければならないと思います。私は、この別府の法案に対しては全面的に賛成でありますが、同時にこの別府につながりますところの熱海、伊東を控えております関係上、この別府の実現をでき得るならまず第一番にやつていただき、続いてこの別府に準じた伊東、熱海を一丸といたした国際観光都市の実現をこの機会にお願い申し上げ、また委員各位の御協力を切望するものであります。またこの目的を達成する上におきましては、前申し上げた通りでありまして、なかなか簡単なわけには参りませんが、特に委員長が各方面に一層のお力添えをくださいまして、この目的を達成することを希望いたしまして、同時にこの国会では間に合いませんから、来通常国会におきましてこれを真剣に検討していただき、一日も早くこの目的を達成せられんことを御希望申し上げまして、私の言葉といたします。

栗山長次郎民主自由党

○栗山委員長 ただいま畠山委員から、委員長提案の趣旨に対し、希望を付して御賛成の意見がございましたが、委員長提案の趣旨に御異議はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

栗山長次郎民主自由党

○栗山委員長 御異議なしと認めます。従いまして大蔵、建設両委員会との連合審査会につきましても、ただいまの御決定に基きまして、いずれ別の機会にこれを聞くことといたしまして、その点他の委員長とも話合いをいたし、御了承を得たいと思います。これについては委員長におまかせ願いたいと存ずるのでありますが、この点も御異議はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

栗山長次郎民主自由党

○栗山委員長 御異議がございませんので、さように決しました。  それでは本日はこれで散会をいたします。     午後三時三十分散会

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