文部委員会 閉会後第3号
- 発言数
- 9 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1949/08/12
会議録
○委員長(田中耕太郎君) それでは今日の委員会を開会いたします。今日の議題は、文化財保護に関する継続調査の件でございますが、それに関係しまして御報告すべきことが二件ございます。 先ず第一に、七月二十九日付で教育、学術、文化及び宗教に関する財政並びに税制についての覚書、これを参議院文部委員長田中耕太郎名義で以てシヤウプ使節團に提出いたしました。この件につきましては、すでに七月十三日の委員会におきまして、さように取計うようにという委員会の御意向によつたのでございます。その日本文は皆様方のお手許に御配付申上げてあるはずでございます。これは英文に翻訳いたしまして提出いたしました。 それから次に、文化財保護法をどういうふうにして將來立案して行くかという問題でございますが、その根本的の方針につきまして、GHQの方との或る程度の了解も必要であると存じまして、先月の二十八日に衆議院の原委員長と私とが同道いたしまして、ガヴァーメント・セクションのヴィリアムス氏と懇談をいたしました。御報告いたしますことはその二件でございます。 今日は、どういうふうにいたしまして、衆議院と勿論協力してこの案を立案しなければならないわけでございますが、併しそれにつきましても、こちらとしてどういうふうにして將來提出さるべき案を用意するかということについて、御協議をお願いしたいと存ずる次第でございます。
○河野正夫君 暫く速記を止めて懇談をして、後で結論を得たときに又速記をするようにお願いしたいと思います。
○委員長(田中耕太郎君) それでは御異議がありませんければ、懇談に移りたいと思います。 午前十時五十一分懇談会に移る —————・————— 午前十一時二十九分懇談会を終る
○委員長(田中耕太郎君) 速記を始めて下さい。それでは文化財保護法の原案をどういうふうに作成するかということにつきまして、このやり方等については衆議院と十分打合せの上で進行する必要があるかと存じます。さような点につきまして御意見がおありになるならば御発言を願います。
○河野正夫君 前にも委員長と理事とにお願いして、衆議院の方の委員長と理事と御懇談願つたこともあるのですから、引続いてこの法案を共同で作るかどうするかという点についての、手続上いろいろな点について、或るべく早い機会に両院委員長、理事の懇談を持つて頂きたいと思います。但しいろいろ若し御都合が惡いような場合がありましたら、別にここでまあ暫定的に交渉の方をお願いすることを決めても、それは差支えないでしよう。
○三島通陽君 只今の河野委員のお説、大変御尤もで賛成でございますが、その前に一言申上げて置きたいのですけれども、この文化財保護法が前國会で審議未了になりましたことは非常に残念なことでありますが、私共はあの法案を相当自信を持つて作つたつもりでありまして、今回又衆議院の方におかれても、ああいう法案が是非必要だから、あちらにおかれましても、何か作るというような噂を聞きましたので、恐らくは同じようなものができるのではないかと思います。又同じようなものができることを希望いたしますが、若し衆議院の考えと参議院の作つたものとが余りにかけ離れているというようなことになりますと、これはなかなか面倒な問題になつて來ると思います。私共はあの法律案を作りましたけれども、併し決してあれに固執するものでもありませんし、又衆議院で立派な法律案を作つて下されば、勿論これを喜んで賛成するものでありますけれども、今河野委員のお話のように、両院におきまして十分相談ができ上つて、一つ案ができれば、これに越したことはないので、決して私共は面子というようなことから前の法案にこだわるのではない。結局文化財保護法というものができ上ることこそ望ましいことであつて、そんな小さな面子に捉われたり、我々の作つたものというようなことで、これに対して文句を付けるというような考えは毛頭ありません。さようでありますから、河野委員のおつしやつたように、何かこれにつきましては向うと事前において話合ができることを望むのでありまして、この意味におきまして、委員長理事にお願いをいたしたいのでありますが、委員長も理事も何か御都合が、御旅行等で悪いというお話も懇談中に伺いましたので、若しそういうような場合に、どなたか交渉委員をお二人、委員長におかれまして指名をして頂きたいと思います。そのお二人の指名は委員長にお願いするという動議を提出するものであります。そうして理事の中でそのときに御都合が付きましたらば、参議院の心持を衆議院の文部委員の方に十分にお傳え願いたいのであります。少し長過ぎましたけれども、この意味におきまして、二名の交渉委員を委員長指名でやつて頂くという動議を提出いたします。
○松野喜内君 只今の河野、三島両委員からのお話に私も至極賛成なんであります。是非そういうふうにお願い申上げたいと思います。
○委員長(田中耕太郎君) それでは三島君の御提出になりましたように、委員長で交渉委員の方を指名することに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中耕太郎君) それでは御指名いたします。鈴木君と、それから大隈君に交渉委員のお引受方をお願いいたしたいと思います。尚、理事の方でお差支えのない方はそのときお出で願う。で衆議院の委員会は二十二日、二十三日に開かれることになつております。その事前に衆議院の委員長なり、或いは理事の諸君とお打合せを願うこにいたしたいと思います。それでは今日の委員会はこれで閉会いたします。 午前十一時三十六分散会 出席者は左の通り。 委員長 田中耕太郎君 理事 松野 喜内君 高良 とみ君 委員 梅津 錦一君 大隈 信幸君 河野 正夫君 三島 通陽君 山本 勇造君 鈴木 憲一君