労働委員会 第2号
- 発言数
- 31 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1949/03/26
会議録
○倉石委員長 これより会議を開きます。 前会において保留いたしておりました理事一名の互選を行います。前会における決定によりまして、私より指名いたします。川崎秀二君を理事に指名いたします。 次に理事山口六郎次君が委員を辞任いたされまして、理事が欠員になつておりますので、理事の補欠選挙を行わなければなりませんが、これは委員長より補欠理事の指名をいたすことに御異議ございませか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○倉石委員長 御異議がなければ、福永健司君を理事に指名いたします。
○倉石委員長 これより公共企業体労働関係法の一部を改正する法律案を議題といたします。 審議に入るに先だつて、まず政府側より提案理由の説明を求めます。鈴木労働大臣。 —————————————
○鈴木國務大臣 ただいま議題になりました公共企業体労働関係法の一部を改正する法律案について、提案理由を御説明申し上げます。 公共企業体労働関係法は、附則第一項におきまして、本年四月一日から施行されることになつでおつたのでありますが、今回行政機構の整備等に関連いたしまして、公共企業体の発足を六月一日といたし、これに関連して、日本專賣公社法及び日本國有鉄道法の施行を六月一日に延期いたしまする法律案を、別にこの國会に提出いたしましたので、これに符節を合せまする必要上、この法律案を提出いたし、公共企業体労働関係法の施行を六月一日に延期いたしたいと存ずるのでございます。 以上まことに簡單でございますが、この法律案の提出理由の御説明を申し上げました。何とぞ御審議の上、すみやかに成立いたしますようお願い申し上げます。
○倉石委員長 御質疑はありませんか。
○春日委員 この議題に入る前に理事会で、この運営の今までの慣行を説明してもらいたいということを、あなたの方に言つておいたと思うのですが、それを説明せずに、いきなりそういうふうに入られてしまつて、あとから説明されても何になりますか。議事に入る前に説明されれば、それに從つてわれわれも発言の機会を考えなければならぬが、そういう形でやられてしまつては、発言の機会がなくなるようなことになるのです。それを無視して、そういう形で、やつて行くことはけしからぬと思うのです。
○倉石委員長 ちよつと速記をとめて……。 〔速記中止〕
○倉石委員長 速記を始めてください。
○春日委員 ここに公共企業体労働法の改正という案が出て來たのでありますけれども、これは四月一日でやることが、その後の事情でできなくなつて、六月一日にやることにかえようというわけであります。しかし吉田内閣の施政の方針、予算、こういうものがまだはつきり出ていない状態、ただこの日にちを延ばすというようなことを言つて來ても、そういう場合、とにかくわれわれは賛成しました、あとでまたかわつて來ました、またかえました、これでは無責任になる。そういう点について、政府の一般方針、あるいは労働行政に対する方針が出ない前に、こういうものを審議するということは、一体どういうところから來ておるか、その点伺いたい。
○鈴木國務大臣 公正企業体の労働関係法の方は、これはまつたく受身の形に立つておるのでありまして、その本体となるべき鉄道の公社、それから專賣公社という方が、事実上、行政的に、時間的に予定の通りに行かない。もともと最初からそれを対象としてつくつた法律でありますので、それをここにも書いてありますようにあわせて六月一日に施行を延ばすというだけの、ごく簡單な、ほかに何も他意のない理由だけであります。
○春日委員 重ねてお尋ねいたしますが、他意のないことはもちろんわかる。法案の面から見れば非常に簡單な問題だけれども、これを延ばす延ばさぬということをきめるのは、今度の國会でほかの方からきまつて來ることで、それがきまらぬ先に、これを延ばす延ばさぬということをきめることは妙な話になりませんか。
○鈴木國務大臣 御質問の意味がよくわかりませんが、もしこの対象になつておる國有鉄道その他の関係を指しておられるのでありましたならば、同時に、審議しておるのでありましてそれは時間が非常に迫つて來たから、同時に別の委員会にかかつておる、こういう形になつておるわけであります。
○伊藤(憲)委員 この労働委員では大体理事会でもつて一切の審議をして、なるベく一般会計にかけない方針だといううわさがあるのですが、そういう事実はないですか。今の問題でも、これは何も変哲もないことだと言われる。事実上、そうだと思うのですが、しかしりくつを言えば、なぜ公共企業体関係法を延ばさなればならないかということの御説明を聞いて、その上で審議しなくちやならないのだが、それがない。大体常識的に言つてこれはいいと思う。しかし一般的にそういうことをして、われわれ議員の審議権を封じてしまうということが事実だとすると、われわれの方としても考えなくちやならぬ。そういうことがあるかないかということをここでお伺いしたい。
○倉石委員長 お答えいたしますが、ただいま伊藤君のお尋ねのようなことは全然私はないと思います。理事会では大体その委員会の運営についての下相談をするだけ事でありまして、一般審を理事会でやるというふうなことは、ほかの委員会にもないと思いますし、この労働委員会でも、さようなことを考えておるのが理事会ではないのでありまして、その日の委員会の審議をどういうふうに進めて行こうかということの各党派を代表されて、おる理事のいわば懇談会でありますから、今伊藤君の言われたのは誤解だと思います。もちろん委員会において十分審議せらるベきものだと思います。
○伊藤(憲)委員 それでは今後も、十分審議する、そういうことでやつていたたきたいと思います。
○春日委員 それからさつき私があなたの方に話しておいた、いわゆる労働法規の審議の経過を教えてもらうということですが、これもこの際ここで質問するのですか、この議案を片づけてからあらためて、質問するのですか。
○倉石委員長 先ほど理事会でそういうお話も出ましたが、労働組合法及び労調法に対して政府が改正案を持つておるというふうに傳えられておりますので、われわれ委員会としても、できるだけ早く一般労働政策についての政府の意向も聞きたいし、その他研究もしたいと思いますから、定例にたつておる委員会開催日に、なるべくすみやかにこれを開催して、一般労働政策についての質疑を始めよう、こういうことを先ほど理事会でお話いたしたようなわけでありまして、今日は先ほどのお話の通りに、公共企業体労働関係法の期日延期のことについて御審議を願いたいと思います。
○春日委員 先ほど私言つたのは、そういうものの進行状況です。一般労働行政の方針はこの次の水曜日にお聞きする、それで私は了承したのだけれども、しかし今日まで労働省が考えておられる法案の進行状態、そういうものを聞かしてもらいたいというふうに話しておいたわけです。
○倉石委員長 それはどうでしようか。さつきお話合いをしましたように、この次の定例の委員会に、われわれの方からあらかじめ政府に要求をしておいてそれをやる。それから移つて行こうという先ほどお話合いができたわけですが、そういうふうにしていかがでしようか。
○春日委員 それは今日までの状態で公廳会を開いて、大体こういうことはここまで行つておるというような点です。それでいつごろ出せるという見通しがあれば、そういうこと。それは大して長い時間かかることでもないし、われわれの準備の関係もあるし、ひとつ聞きたいと思います。
○倉石委員長 ちよつと速記をとめて……。 〔速記中止〕
○倉石委員長 速記を始めて。それではこの程度で質疑を打切りまして、これから討論に入ります。討論の通告がございます。春日正一君。
○春日委員 大体延ばす延ばさぬという問題は簡單でありますが、首相の施政方針演説もやらぬ、あるいは労働行政方針に関する演説もやらぬということで、ただこうなるだるだろうというようなあてずつぽうでわれわれがこれを審議して、延期するがよろしいというようなことはきめられぬと思う。だからこれはこの際撤回してもらいたい。
○倉石委員長 川崎秀二君。
○川崎委員 公共企業体労働法の施行期日の問題に対しましては、政府の提案通り賛成するものでございますが、私はこの際労働委員会を通じて政府に対し、施政方針の演説をすみやかに行えという要望を付しつつ、本案に賛成をいたしたいと思うのであります。 公共企業体労働関係法の一部を改正する法律案の今回の提案は、申すまでもなく、ただいま労働大臣から説明がありました通り、日本專賣公社法及び日本國有鉄道法の施行期日を六月一日に延期をする、これと符節を合す関係があるというので、四月一日を六月一日に改めるということであります。前國会において提案になつた公共企業体労働関係法には、私ども民主党も賛成をいたしました。日本経済再建のために公共の労働者がいかにあるべきかということは、今回の公共企業体労働関係法においてきわめて明確にうたわれておる。この法律があくまでも公共事業の福祉を守るため、また労働者の地位を向上するために、守らなければならない法律であるということは、明白な事実であります。從つて私は本案に賛成をするものでありまするけれども、近來議会打開以來、まことに遺憾なことは、政府が予算案に関連をして、関係方面の内示案かいまだに下らないということに遁辞を設けて、施政方針の大綱を明示する機会を延期しておる事実であります。昨日私どもの同僚である椎熊三郎君は、自由討議に名をかりて、この問題についてわが党の立場を鮮明にいたしておりますけれども、傳え聞くところによりますと、すでに内示案は、池田大藏大臣に対してはあつたように聞いております。民主自由党は先ごろの選挙において、取引高税の撤廃、米麦の供出後の自由販賣、あるいは統制経済の大幅撤廃、さらには運賃の値上げはこれを行わないという政策をもつて、選挙に大勝を博したことは、私どもまことにけつこうなことと存じますけれども、しかしながら、この公約と経済九原則との関連の調整ができないということのために、施政方針の演説が遅れておるということは、非常に遺憾なことではないか。これは多少政治論になるかもしれぬけれども、民主自由党としては、この際天下に潔くあやまつて出直しをするか、あもいは政党そのものとしての存在の理由を滅却するか、という岐路に立つておるとさえ、われわれは思うのでありまするが、これは私見でありまして、法案とは直接関係がないので、省略をさしてもらいます。しかしながら施政方針の演説を一日も早く聞きたいということは、ム全國民の要望でありますので、労働委員会を通じて、すみやかに施政方針演説をしていただきたいということの要望があつた、関係委員会からそういう発言があつたということを、委員長において議院運営委員会の方にもお取次を願いたいということを條件として、本案に賛成をするものであります。
○倉石委員長 三浦寅之助君。
○三浦委員 本案につきましては、先ほど労働大臣から説明の通り、きわめて簡單な法案でありまして、ことに本案が、日本專賣公社法及び日本國有鉄道法の施行と同時に行われなければならないことは当然なことであります。これらが、審議されて延期されることの情勢にあることを考えます際において、この法案は当然原案通り賛成すベきだと思うのでありまして、原案に賛成いたします。
○倉石委員長 討論は終結いたしました。 これより採決に入ります。本案について、原案通り可決することに御賛成の方の御起立を願います。 〔賛成者起立〕
○倉石委員長 起立多数。よつて本案は可決確定いたしました。なお報告書の作成は委員長に御一任を願います。 —————————————
○倉石委員長 次に國政調査承認要求についてお諮りいたします。まず調査する事項は、労働事情に関する事項、調査の目的は労働組合法及び労調法改正に関する諸調査、調査の方法は関係方面よりの意見聽取、資料要求等、調査の期間は本会期中といたすことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○倉石委員長 御異議がなければ、さよう決定いたしまして、諸般の手続を行いますから、御了承を願います。 それでは本日はこれにて散会をいたします。次会は公報をもつてお知らせいたします。 午後二時十六分散会