農林委員会 第37号
- 発言数
- 11 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1949/06/17
会議録
○小笠原委員長 これより会議を開きます。まず閉会中審査で負託になりました法案の今後の本委員会の運営方針について御協議をいたしたいのであります。
○小林(運)委員 ちよつと議事進行ついて…… 本日の日程にはございませんが、先般の議会におきまして政府は蚕糸業の問題につきましていろいろ言明をしておりましたが、それらにつきまして、特に生糸の買上げの問題につきまして、その当時政府が言つておりましたことがまだ実現しておりません。特に現在春繭がどんどん出盛つておりますが、この値段も決定いたしておりませんが、そのおもな原因に、昨年度の繭からできました生糸の買上げの問題が、今もつて明確になつていないことであります。これらの問題につきまして、政府にその後どういうことをやつておるか十分ただしたいと思いますので、今明日の委員会の適当な機会に、ぜひ政府から出ていただきまして、はつきり答弁を求めたいと思いますので、さように委員長の方でおとりはからいを願いたいと思います。
○小笠原委員長 それでは協議をするために暫時休憩をいたします。 午前十一時三十二分休憩 ————◇————— 午後一時三十四分開議
○小笠原委員長 休憩前に引続き会議を開きます。食料増産確保基本法案及び食料確保臨時措置法の一部を改正する法律案を一括閣議とし質疑を行います。まだ政府委員がおそろいになりませんから、それでは先般國営競馬の一箇所増設の関係で、中京の方を観察したその結果におきまして、政府の用意の点についてあとで書簡で回答を求める意味の質疑を、ここに委員長から行いたいと思います。 第一には中京地帯に國有競馬場増設の場合、これに用する設備の一切を政府において負担する用意があるか。第二に、右の用意のない場合は、全部を地元負担とするか。第三点、地元負担の場合は賃貸契約はどの程度になるか。第四点、中京のような地域に競馬場を設置する場合は、国債的な関係も考慮されるので、優秀な施設を希望するものと思うが、これが施設と経費の大体の説明をせられたい。右の問題についてよく関係方面と協議して、書面をもつて至急に委員会の方にまわしてもらいたい。
○平野委員 先般本委員会におきまして、目下候補地となつております春日井市、並びに一宮市を御観察になつたのでありますが、その後さらに岐阜市から新たに出願があつたように聞くのでありますが、しかしかいたしますれば、当然岐阜市もこの際あわせて観察調査されました上に、御決定あらんととが適当と思うのでありますが、本委員会において御審議を願いたいと思います。
○小笠原委員長 ただいま平野君より、中京地区という意味は、もとの提案者の早稲田君も名古屋を中心として十里四方は中京と見るという説明もありましたが、岐阜の方でも九里半しかないという御主張があり、その他中京地域であるから一回観察してくれという意味であります。これを参考に委員会において観察するということに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小笠原委員長 それでは御異議なしと認めます。よつて日程を委員長におまかせを願つて、そのうち観察することにいたします。 それでは食確法と食料増産確保基本法についての質疑を継続いたしたいと思います。深澤君。
○深澤委員 農政局長にお伺いいたしますが、農業計画の問題において現在戦時中に抜根いたしました桑園が、麦の作付、あるいはばれいしよの作付等が行われているのでありますが、終戦後、これらに対しまして蚕糸局の方面におきましては、蚕業五箇年計画に基いてそれらの抜根した所へ桑園の計画を割つけておるという現状であります。しかし一方におきましては、農業計画に依然としてそこへ麦、ばれいしよの作付を計画しているのであります。從つて地方の農民といたしましては非常な迷惑をしているりであります。こういうような実情に対しまして、農業計画の上からどういうぐいに処置される考えを持つておられるか。その点についてお伺いしたいと思います。
○藤田政府委員 私最近農政局長を命ぜれました藤田でございます。まだ就任後日が非常に浅うございまして、六月初めから局長にはなつておりますけれども、いろいろの点についてはまだよくわからない点がございます。ただいま御質問のございましたような点におきましても、おそらく農地局関係、あるいは農政局関係それぞれ関係するところがあるだろうと思いますが、それに対する意見というものについては、もう少し研究さしていただきました上お答えするように御容赦をいただきたいと思います。
○深澤委員 山添さんが農政局長時代にこの問題は問題にいたしまして大体研究をするというような計画になつておるはずであります。從つてその点についての事務の引継ぎ等もおやりになつたのではないか、あるいは十分できていないのではないかとも思うのでありますが、これは全國にわたる重大問題であると考えます。政府は輸出産業のために桑園を奨励しておる。だが食糧確保のためにそこを農業計画の作付面積として確保しなければならない。農民口政令二途に出て、いずれに帰すべきかといことで非常に迷つておる。こういうふうに、農民から申しますれば、まつたく政府自体が統一性のとれていないものを農民に押しつけておる。こういうような農業計画では承知できないという意見が非常に強くあるのです。從つてこういう点は、すでに現在の麦の供出問題にも響いております、そういう桑園地帯であつたものが麦地帯になつておる所が、今年度の旱害の大被害を受けまして、収穫皆無というよう状態にも立至つておるのであります。こういう所は、当然先祖傳来桑園として経営して来ておるのであります。地質上桑園に適するのでります。それを戦時中の軍閥政府が強制的に罰則まで適用して抜根して、それに麦の作付をさせたのであります。從つて農業計画の上において適地適作を考えて行かなければ、この供出問題を円滑に解決する上においても、大きな支障を来たすということを考えますがゆえに、至急に蚕糸局あるいは食管それから農政局が十分協議いたしまして、具体的な対策を決定されるよう希望したいと思います。
○小笠原委員長 本日はこの程度にとどめまして、次会は明十八日午前十時より開会することとし、本日にこれをもつて散会いたします。 午後一時四十四分散会