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5回国会衆議院1949/03/19

農林委員会 第1号

発言数
8
登壇者
2
会派数
1
開催日
1949/03/19

会議録

小笠原八十美民主自由党

○小笠原委員長 これより開会いたします。  この際一言ごあいさつを申し上げます。今般はからずも本委員会の委員長の重任を担うに至りました。さて終戰以來すでに三年八箇月の年月を経ましたが、その間徐々ながら生産も回復に向い、國民もまた漸次復興再建の熱意を示してまいりましたことは御同慶の至りと存じます。政府当局といたしましても、この間種々これが努力を拂つてきたのでありまして、昨年七月にはすでに芦田内閣によつて経済安定十原則の発表を見、また十一月には第二次吉田内閣によつて賃金三原則の発表がありまして、経済再建の方途を明らかにしてきたのであります。しかるところ昨年十二月マッカーサー元帥より経済九原則の実施が指令せられまして、今や日本はこれを根本方針として、経済の再建自立のため全力的努力を拂うべきことと相なりました次第であります。この九原則の実施が経済に及ぼす影響は甚大であり、農業もまた当然深刻な影響をこうむるものと存じますが、皆様方と協力一致よくこの苦難を克服して、一日も早く日本再建の基盤を確立いたしたいと念願する次第であります。しかしながら周知のごとくわが農業は平均一町程度の零細農業であり、また長い間常に資本の不足に悩んできたのでありまして、戰後の農村インフレも決して一般に喧傳せられているほどには農村を潤してはいません。あまつさえ最近の安定恐慌の様相は農村を再び深刻な資本不足に投げ込み、かつ農業生産物價格と工業生産物價格との不均衡は依然として存続しており、租税もまた農業收入に比して重きに失している状態であります。かような状態のもとに九原則の線に沿うて農業の再建強化をはかりますことは、けだし容易のことではないと存じます。しかしながらどうしてもこの機会をつかんで大きく日本再建の方途を講じなければ、あるいは永久にその機会を失うことになるやもしれません。今日はまことにわが國にとりましても、またわが農業にとりましても重大なときであり、従いましてわが農林委員会の使命もまた眞に重大であると存じます。ひとえに皆様方の御支援と御協力を懇願する次第であります。  なおわが農業は終戦以来未曽有の変革の途上にあり、その上今般九原則の制約をも受けるものでありまして、当然今後農政上の幾多の改廃を要する諸問題が山積していることと存じまするので、それらにつきましては皆様方の御卓見を承り、改廃いたして行きたいと存じます。簡單ながら就任にあたり所感の一端を申し上げまして、ごあいさつにかえたいと存じます。(拍手)     —————————————

小笠原八十美民主自由党

○小笠原委員長 これより理事の互選をいたしたいと思います。

坂本實民主自由党

○坂本(實)委員 理事の数は七名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

小笠原八十美民主自由党

○小笠原委員長 ただいまの坂本君の御意見に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小笠原八十美民主自由党

○小笠原委員長 それでは異議なしと認めまして理事を指名いたしますが、都合によりましてその一名を欠員といたしまして、六名を指名いたしたいと思います。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小笠原八十美民主自由党

○小笠原委員長 それでは    坂本  實君  松浦 東介君    八木 一郎君  山村新治郎君    八百板 正君  深澤 義守君 以上指名いたします。     —————————————

小笠原八十美民主自由党

○小笠原委員長 次に國政調査承認要求に関する件を議題といたします。現在及び將來の農林行政の重要性にかんがみまして、國政に関する調査をする必要があると思います。從つて調査する事項は食糧、蚕糸、畜産、林業、開拓、土地改良、農業課税、農林金融及びその他農政一般に関する事項であります。調査の目的は農林政策の確立のための諸調査を目的とするのでありまして、調査の方法といたしましては、小委員会の設置、実地調査、関係各方面より意見聽取、報告及び記録の要求等の方法で、調査の期間は本会期中といたしまして、國政調査の承認を要求するに御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小笠原八十美民主自由党

○小笠原委員長 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。それではただちに書面をもつて國政調査承認要求書を議長に提出いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午前十一時五十一分散会

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