内閣委員会 第25号
- 発言数
- 25 件
- 登壇者
- 9 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1949/05/19
会議録
○齋藤委員長 これより会議を開きます。 本日は賠償廳臨時設置法の一部を改正する法律案を議題にいたしますが、本案に対する質疑は終了しておりますから、これよりただちに討論に入ります。小川原政信君。
○小川原委員 賠償廳臨時設置法の一部を改正する法律案の一部を次にように修正します。 第九條を第十條とし、第八條を第九條とし、第八條として次の一條を加える。 第八條 賠償廳長官は、その所掌事務で連絡調整事務局が分掌するものについて、連絡調整事務局の長を指揮監督する。 2 賠償廳長官は、第一條第七号に規定する事務で財務部及び税務署が分掌するものについて財務部長及び税務署長を指揮監督する。 以上を修正いたしまして、本案に賛成するものであります。
○齋藤委員長 成田知巳君。
○成田委員 日本社会党を代表いたしまして、本法案に対して反対の意見を申し上げます。 その理由は各省設置法について申し述べたと同様でありまして、二十四年度の予算と定員法と各省設置法というものは三位一体であつて不可分関係である。予算につきましては社会党は反対の態度をとりましたし、現在審議されております定員法につきましても、今までの審議過程から行きましたならば、反対の態度をとらざるを得ないのでありまして、こういう意味におきまして、社会党としては反対の意を表します。
○齋藤委員長 有田喜一君。
○有田(喜)委員 私は民主党を代表いたしまして、本修正案並びにそれを除いた原案に賛成をいたします。但し賠償関係は、今回相当大きな変更が加えられました。つきましてはすみやかに政府は賠償廳の機構に、これに伴う改変をなす必要があると考えます。その事態が明確になつたときをつかんで、政府は善処されんことを希望して本案に賛成します。
○齋藤委員長 木村榮君。
○木村(榮)委員 私は日本共産党を代表して、賠償廳臨時設置法の一部を改正する法律案並びに民主自由党の修正案にも反対をいたします。 反対の理由は、各省設置法案の場合に申し述べた点と大体大差ありませんが、特に賠償廳の場合は外務省にも関連し、大藏省にも関連する。そういつたふうで、これを檢討してみますと、きわめて矛盾が多い。このようなことではこの賠償廳を通して日本のある特定のものが出るという機会を與える危險性が多い。また國家行政組織法の上から言つても、この中には相当大きな法律上の疑義の点がたくさんある。こういつた観点から、この賠償廳臨時設置法の一部を改正する法律案には反対の意見を表明する次第です。
○齋藤委員長 小林信一君。
○小林(信)委員 新政治協議会は本案並びに修正案に対して反対であります。反対の理由は省略いたします。
○齋藤委員長 鈴木幹雄君。
○鈴木(幹)委員 民主党を代表いたしまして、本案並びに修正案に賛成をいたします。有田委員と同じような希望を申し添えていることを御留意願いたいと思います。
○齋藤委員長 これで討論は終結いたしました。 これより採決に入ります。まず本修正案に賛成の方の御起立を願います。 〔賛成者起立〕
○齋藤委員長 起立多数。 次に本修正部分を除いた原案に賛成の方の御起立を願います。 〔賛成者起立〕
○齋藤委員長 起立多数。よつて本案はただいまの修正案通りに修正議決いたしました。 —————————————
○齋藤委員長 次は行政機関職員定員法案を議題といたします。質疑の通告がありますからして、これを許します。
○木村(榮)委員 一昨日も私から國鉄の方の資料を要求いたしておりますのにまだ出て來ない。しかも定員法は審議をしなければならない重大段階に入つているのに、一番大きな問題であるところの國有鉄道從業員の、われわれが要求いたしました資料が出ないのであります。定員法の審議をやる途上においてこれが出ない、逓信省の方はきわめて簡單なものが出ましたけれども、あのようなものではわれわれが要求した資料にはならない。要求したような資料を出してもらう、まずこれを出してから定員法の審議に入らなかつたならばこれは審議できない。從つてさつそくその資料を出してもらい、このような重大な法案を審議するにあたつて資料なしにやり、それからまた公務員法関係と、人事院の方と非常に関連性のある問題ですから、淺井人事院総裁がお出でにならなくて本多國務大臣だけでは問題にならない。所属の國務大臣が出なければいけない。それによつていろいろな所掌範囲においてやらなければならない。というのは提案理由を説明した際に、本多國務大臣が各所掌の問題については、各関係大臣から御説明をさせるからと説明しておりました。これが出ていないととても具体的な質問ができない。これは私が言うのではなく、本多國務大臣自身が提案理由の説明のときに申しておられますので、約束を実行してもらわなければ困ります。
○齋藤委員長 大藏大臣はただちに來られます。それから人事院総裁は今GHQに行つているらしいので、いずれ午後には來られるらしいです。
○土橋委員 ただいま同僚木村委員からお話がありましたように、この問題は憲法の規定及び國会公務員法に関連し、また人事院規則の十一号Oの規定にも関係しておりますので、そういう基本的なものが解決をしないのに、この法案を政府の責任においてこの國会へ上程するが至当であるかどうかということに疑問を持つているのであります。從いまして人事院総裁が出版せられまして、憲法上の疑義、また國家公務員法第七十八條第四号の規定、かようなものについて人事院の関係、憲法第七十三條第四号並びに六号等の規定から十分討議をして、かような法案を政府が出し得る権限があるのかどうかという点について、根本的に話を進めなければ、具体的に法案の細部にわたつて檢討することはできないのであります。もしさようなことが考慮せられることなく、この本國会においてただいまの定員法が審議せられるならば、これは法律を犯して、あるいは憲法を犯してやるようなきらいが多分にありまするので、そういう御処置を委員長の方においてとられまして、そうして行政管理廳の責任者である本多國務大臣、人事院総裁でありまする淺井氏が出られまして、そういう点が明確になりましてから、この内訳を討議するのが至当であろう、かようにわれわれは考えておるのでありますから、そのお手配をただちにとられんことをわれわれは要望いたしまして、その内容が終らなければ、定員法そのものについても審議に入らない、かように議事進行に関して申し上げる次第であります。
○齋藤委員長 ちよつと速記をとめて。 〔速記中止〕
○齋藤委員長 それでは速記を続けます。
○成田委員 大藏省設置法と今問題になつております定員法の関係でお伺いしたいのでありますが、大藏省設置法は國税廳の新設に伴つて大幅の修正をされた。從つて定員につきましても、全体の定員は足らないかもしれませんが、定員法によりまして、当然外局である國税廳については、その数字を定員法に規定しなければならない。そうすると、今度は定員法そのものが修正されなければならぬ。そうなると、政府原案が、國会法五十九條の関係で「内閣が、各議院の会議又は委員会において議題となつて議案を修正し又は撤回するには、その院の承諾を要する。」ことになつているのであります。そういたしますと、この大藏省設置法の修正について議院の承諾があつたかどうか。政府は今そういうふうな手続をとつているかどうか。それについての御意見を承りたい。
○河野(通)政府委員 お答えいたします。大藏省設置法の修正を先般お願いしたのでありますが、それに伴いまして、政府の関係で國税廳として本省から外局に分離いたされますに伴つて、お話のように、定員法を修正いたす必要がございます。この点は現在のところでは、大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案というものが、今本委員会に付託されているわけでありますが、この法律案を政府の手によりまして修正をお願いいたす、——この点は実は昨日ようやく関係方面からのアプルーヴアルを得たのでありまして、本日の議院運営委員会でこの点をお取上げいただき、本日の本会議において院議に付せられる予定かに聞いております。そういたしますと、その大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案の修正案をきようの院議にかけていただく、その修正案の中で行政機関職員定員法の改正が出るわけであります。その改正は今案といたしましては法令の整理に関する法律案の第三十七條に、行政機関職員定員法の一部を次のように改正するということになりまして、國税廳と本省とがわかれる、こういう整理をいたしております。全体といたしましては人員は増員はございません。
○成田委員 事情はわかりました。本日提案されるその法案に定員法の一部修正が出るようであります。そうしますと國会法五十九條の趣旨から言つて「その院の承諾を要する。」ので、定員法の審議は見合していただきたい。これは五十九條の趣旨から責任を持つてやれませんから、議決されるまで審議を見合せていただきます。
○齋藤委員長 それでは委員長として宣告いたします。この会は一時休憩して、午後一時から開きます。 午前十一時四十八分休憩 ━━━━◇━━━━━ 〔休憩後は開会に至らなかつた〕