大蔵委員会 第41号
- 発言数
- 10 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1949/05/31
会議録
○川野委員長 これより会議を開きます。 本日は、議員提出の公認会計士法の一部を改正する法律案を議題といたします。まず提出者より提案の趣旨説明を聽取いたします。提出者三宅則義君。
○三宅(則)委員 私はただいま議題となりました、公認会計士法の一部を改正する法律案、これに対します法文と、並びに提案の理由を説明いたします。 公認会計士法(昭和二十三年法律第百三号)の一部を次のように改正する。 第五十七條に次の二項を加える。 7 計理士でその職に任つた年数を通算して十五年以上になる者は、特別公認会計士試驗にかえて、大藏省令の定めるところにより公認会計士試驗委員の行う陪審式試驗を受けることができる。 8 第五項の規定は、陪審式試驗を受けようとする者に、第四項及び第六項の規定は、陪審式試驗に合格した者に準用する。 附 則 この法律は、公布の日から施行する。 理由を御説明いたします。特別公認会計士試驗は、すべて筆記試驗によりまして合格者を定めることは、人によつて当を得ない場合が多いのであります。のみならず、高度なる道徳観念は何ら採点の上に現われて参りません。ゆえに陪審式試驗によりまして、業界より一流の有能な人物が公認会計士となるの高度の実質的充実をはかりたいというのが、この法案を提出した理由でございます。何とぞ愼重審議の上、すみやかに御協賛くださらんことを希望いたします。
○川野委員長 これより質疑に入ります。本案に関して質疑はありませんか。
○河田委員 今度新しく提案されましたのは、陪審式試驗ということになつておりますが、この陪審式試驗というのは、私どもの感じから申しますと、何か妙な感じを受けるのです。陪審法とか何とかいつて裁判にはこういうことをよく使いますが、普通試驗を受けるのに陪審式試驗というのがほかにあるかどうか、一應伺つておきたい。
○三宅(則)委員 陪審式試驗というのは、パネル・エグザミネーシヨンというのでありまして、私の今考えておるところによりますと、公認会計士試驗委員の方が試驗委員になられまして、これに対しまして受驗者は経歴あるいは自分の研究したもの、その他調書を出しておきまして、あるいはその試驗委員からいろいろな質問を受けるのでありますが、それには速記をつけておきまして、言うたことと、質問したこととがぴつたり合うか、合わぬかというようなことを聞くのでありますから、筆記試驗に類すべきものと考えております。ことに私から申し上げて失礼でありますが、年をとつた方、五十、六十の方は、自分では考えを持つておりましても、これを一時間なり三十分のうちに早く率直に紙に表わすことは困難でありますので、その人の才能、その人の努力、その人の経驗を生かすためには、どうしても人物試驗の陪審式試驗にいたしたい、かように提案者は考えている次第であります。
○川野委員長 ほかに質疑はございませんか。
○宮幡委員 ほかに質疑もないようでありますから、質疑はこの程度で打切り、討論を省略し、ただちに採決せられんことを望みます。
○川野委員長 宮幡君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川野委員長 御異議がないようですから、動議のごとく決定いたします。 これより公認会計士法の一部を改正する法律案を議題として採決に入ります。本案に賛成の諸君の起立を願います。 〔総員起立〕
○川野委員長 起立総員。よつて本案は原案の通り決定いたしました。(拍手) なお報告書の作成その他につきましては委員長に御一任を願います。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時四十九分散会