厚生委員会 第9号
- 発言数
- 74 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 7
- 開催日
- 1949/04/16
会議録
○堀川委員長 これより会議を開きます。 お諮りいたします。一昨十四日政府より國立病院特別会計法案が提出されまして、大蔵委員会に付託されております。御承知の通り同法案の審議につきましては、かねて当委員会と大蔵委員会との連合審査会を開いて検討したい旨の御要望もありましたので、大藏委員長と打合せをいたし、協議がまとまりまして、昨十五日大蔵委員会は同件について、決定いたしておりますので、この際厚生委員会といたしましても、衆議院規則第六十條による大藏委員会との連合審査会開会の決議を成規の手続においていたしておきたいと存じます。これを開くことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀川委員長 御異議なしと認めまして右連合審査会の手配をいたすことにいたします。なお開会の日時は來る十八日午後一時の予定でありますから御了承願いたいのであります。なお大藏委員会は連合審査を一回の希望をいたしておるのでありますが、皆様方お出ましになりましてのその御都合によつて、御希望をまたその場で申し込むことにしたらどうかと思います。 先般厚生委員会の小委員会で、未亡人の生活保護法について関係人を呼んで、何かお聞きしたしたいという御希望があつたそうでありますが、ちようど参議院の厚生委員会で、それと同じような人をお呼び出しになつて、お聞きすることになつておるそうであります。なお本日十時からもそれを開いておるそうでありますが、実は両院の連合審査会を開くといたしますと、手続上非常にめんどうな点がありますので、十九日の午前十時から引続き参議院の厚生委員会で、さような方々をお呼び出しになつてお聞きとりになるそうであります。それで十九日の午前十時に参議院と衆議院の厚生委員会の打合会をということにわれわれの方から申し込みまして、それで参議院の厚生委員会が終了後、衆議院の方々がいろいろそれに対してお聞きとりくださいましたら、いかがなものでございましようか。特別に衆議院で同じようなことをするよりか、その方が都合がよいのでないかと考えますが――。
○苅田委員 もしそれが私からお願いした小委員会でございましたら、私はこの未亡人の問題でなくして、やはり未亡人の給與についても、基本は生活保護法にあるのだから、生活保護法の関係者を呼んで話を聞く懇談会というか、厚生省が主になつてそういう人たちに集つてもらつて、話を聞いて懇談する機会をつくつていただきたいということを、小委員会にお願いしたわけです。
○堀川委員長 実はただいまも理事会で話をしたのでありますが、とりあえずそういう御希望であれば、参議院の方へ私の方から申し込んで打合会にしていただくつもりであります。
○青柳委員 ただいまのお話は実はこうであります。苅田委員から小委員会において未亡人の生活保護を中心といたしまして、生活保護法の改善についていろいろ考えたい。ついては生活保護法に関する公聽会を開いていただきたい、こういう話でありました。それで委員長に御相談いたしまして、そういうおとりはからいができるかどうかを伺つておきめを願いたいと思つております。もう一つのただいま委員長がおつしやいました問題は、昨日の小委員会においてちようど参議院の方で未亡人を呼んでその生活の実体を聞いたり、または各種の収容施設の関係者を呼んで、その実情を聞いたりする試みがあるやに聞いておりましたので、その際でき得れば、こちらの小委員もあちらに集つて一緒に話を聞いたらどうか、こういう話であります。その二つの話がこんがらがつておるようでありまして、ただいま委員長がおつしやいました参議院でもつて行われます未亡人の実情を聞く、または施設の管理者のお話を承るということについては、委員長はただいまおつしやいましたように、こちらから向うに参りまして向うの話が済んでから合同で打合せる、あるいは合同でお話を承るということが、けつこうであろうと思つております。従いまして残る問題は、生活保護法についての公聽会を開くやいなやという問題であります。
○堀川委員長 苅田委員そうでありますか。
○苅田委員 ええ。
○堀川委員長 生活保護法に対する公聽会ということになりますると、法案が出て來ないときに、公聽会を開くということがちよつとできかねると思うのですが――。
○苅田委員 この前そういうようなお話がありましたのです。それでこれは今回政府の方が、主食の値上げを機にして基準を引上げるというお話だつたものですから、できるだけその前に間に合わして実際の関係者から実情を問いたり、これに対して新しい合理的な兼準をきめていただきたいというわけでありますから、公聽会がそういうわけで開かれないのでありましたならば、参考人という形で呼んでちようだいして、こちらで協議する会合でもよろしいかと思います。
○堀川委員長 ただいま理事会におきまして政務次官からこの法案の提出の予定が多少遅れるのでないか、そこでこの法案をできる限り事前審査していただいたらどうかというお話があつたのて、今理事会ででき得るならば、そういう方法でやつたらどうか、こういうように話がまとまつたのであります。てありますから、その生活保護法の案が審議されるというときに、また御相談さしていただいたらどうですか。
○苅田委員 そうすると政府の方では、今生活保護法を現行のままで基準を上げるのでなくして、新しく別個の改正の法案をつくろうとしておいてになつておるわけですか。
○堀川委員長 法の改正はいたしませんそうです。
○苅田委員 公聽会を開けないということになるわけですか。そうでございましたら、時期は政府の方で今度基準をお改めになる前に、できるだけ本会期に間に合うように参考人を呼んで実情を聞いたら、もつと合理的なきめ方のできるようなそういう会合を開いていただきたい、かように考えております。
○堀川委員長 今理事会でちよつと専門員からお聞きしたのでありますが、苅田さんがおつしやつておられるような問題を、社会局長が一應生活の基準を上げたり何かする予算面についても大藏省と打合せをいたしておるそうであります。そういうことについての内容を、十九日火曜日に委員会を開いて一應お聞きしよう、こういうことになつておるのですが、それから後にひとつ何とか皆さんと御相談したらどうかと思います。
○苅田委員 それでよろしゆうございます。
○堀川委員長 それではそういうことにします。 次にお諮りいたします。遺家族及び留守家族援護に関する小委員の床次徳二君が小委員を辞任いたしましたので、小委員が一名欠員になつております。この際小委員の補欠選任を行いたいと思い、すが、委員長より指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀川委員長 御異議がなければ中島茂喜君を遺家族及び留守家族援護に関する小委員に指名いたします。 ―――――――――――――
○堀川委員長 次に請願の審査に入りたいと存じます。 日程第一、帰還者更生に関する請願、文書表第一八二号を議題といたします。紹介議員がお見えになりませんから、青柳委員にがわつて朗読していただきます。
○青柳委員 この請願は、石川縣ソ連帰還者同盟戸田佐久二君外百九十一名から提出されたものであります。この請願の要旨は、帰還者は幾多の悪條件に妨げられまして、その更生は著しく困難であるから、戰事犠牲者の負担は國民がひとしくこれを負うの原則を徹底せしめ、就職は過去の社会的地位並びに実績等にかんがみてなさるべきであり、すみやかに帰還者課税特令法を実施し、引揚者同様に物資を配給するなどの施策を行うとともに未復員者、留守家族、遺家族等に対しては、でき得る限り生活を保障せられたいというのであります。
○堀川委員長 政府の御意見があつたら、御発言願います。――それでは政府委員が今不在でありますから、この点に対しましては保留いたしておきます。
○河野(金)委員 今の請願の大体の眼目は、未帰還者課税特例の問題のように承つたのでありますが、実はその問題は昨年海外同胞引揚特別委員会でも問題になりまして、すでに議員提出の法律案としてはできておるのであります。昨年來一年以上関係方面と折衝しておるけれどもらちが明かない現状にありますから、今の請願の趣旨には賛成でありまするが、実情はそういうことになつておるということをお含みの上で、御処理願いたいと思います。
○堀川委員長 さよう承知いたしておきます。 ―――――――――――――
○堀川委員長 日程第二、引揚者受入体制強化並びに遺族救済に関する請願、請願文書表第三五六号を議題といたします。紹介議員がお見えになりませんから、青柳委員にかわつて趣旨の説明を願います。
○青柳委員 この請願は、東京都目黒区大原町清水達夫という者からのものであります。要旨は、昭和二十四年度引揚輸送再開を控えて、引揚者及び遺家族救済のため、これに関する諸法律の改正及び手続の簡易化をはかり、引揚者の復職保証、課税特例、緊急住宅建設、國民金融金庫法の制定、特配物資関係予算の増額等の措置をすみやかに講ぜられたいというのであります。
○堀川委員長 政府に御意見がありましたら、御発言願います。
○木村(忠)政府委員 ただいまの請願のうち、遺家族の問題だけが私の方の関係に相なつておりますので、それにつきまして御説明申し上げます。 遺家族に対しまする対策としましては、前々から申し上げております通り、すべて生活に困りまする場合におきまして、遺家族同様に必要の最低限の生活ができるように援護をいたさなければならぬという趣旨をもちまして、生活保護法によりまする援護を徹底させるようにいたしたいと思つております。なお生活保護法の援護につきましては、これらの遺家族が生活に困らないようにいたすと同時に、これが十分徹底いたしまして、この救済に漏れる者がないようにいたさなければならぬと考えております。なおこれらの遺家族の方々でありまして、普通の職業に復することができないような方々につきましては、授産所その他の施設を設けまして、生業援護の手を延ばすようにいたしたいと考えておる次第であります。
○堀川委員長 何か御質疑ありませんか――。御質疑ありませんでしたら、次の日程に移ります。 ―――――――――――――
○堀川委員長 日程第三、社会事業基本法制定に関する請願、文書表第二六四号、紹介議員丸山直友君。
○丸山直友君 本請願の提出者は財團法人日本社会事業協会長中川聖君であります。趣旨は終戦以来社会事業立法は特別法として漸次分化制定せらるる現状において、現行社会法はすでに死文化の状態になりましたので、第二回國会中、本法の改正について請願したのでありますが、その後財界の世論は、本法にかわり、各種特別法の上に立つ一般法としての價値ある社会事業基本法の制定を要請するに至りましたのて、協会は昨年五月社会事業振興に関する協議会において基本法要綱案を立案し、これを昨年十月全國社会事業大会に上程いたしました結実、本案修正の基本要項を決議し、これを取入れた法律をすみやかに実現せしむべしとの満場一致の要望がありましたので、とりあえずこの基本要項を第三及び第四國会に請願したのであります。協会はさらに時を移さず、大会の要望を格尊し、要項成案完成のため、中央及び地方に基本法要綱審議会を設置し、その研究審議を経て、去る二月五日全國審議会を開催し、別紙の通り全國財界の総意を反映した全國審議会案を決定するとともに、これをすみやかに実現に移すことを決議したのであります。 つきましては、右全國社会事業大会及び社会事業基本法要項全國審議会の決議の趣旨を御諒察下さいまして、何とぞすみやかに本法制定のため格別の御配慮を賜わりたいというのでありまして、これには社会事業基本法要綱案が添付してございます。
○堀川委員長 政府の御意見があつたら、御発言を願います。
○木村(忠)政府委員 社会事業法が一般の社会事業に対しまする基本的な法律として存在いたしておるのでありますが、この法律は古い法律てありまして、現在の実際の実情に即していないということは、請願の趣旨の通りであるのであります。また社会事業協会におきまして、これに対しまして社会事業基本法を制定する必要があるということをもちまして、これに対する法案の策定をいたしておりますことも承知いたしておりまして、われわれの方におきましてもその成案ができておりますことは承つておるのであります。ただこの社会事業基本法につきましては、社会事業と児童福祉の問題、あるいは司法保護の問題、または社会事業の財政的な基礎の問題でありまするとか、あるいは社会事業に対する免税の問題でありますとか、また社会事業の職員の資格、あるいは社会事業の基準であるといつたような各種の問題につきまして、非常に複雑な、またむずかしい問題が多々あるのでありましてこれらに対しまして、政府におきましても、終戦以來これの検討を進めて参りまして、一應社会事業基本法の素案をこしらえるところまで参つておるのであります。しかしながら、ただいま申しましたようないろいろな問題がありまするし、なおこれらの問題を解決いたしまするためには、相当財政的な面におきましても考慮しなければならぬ点が多々ございますので、これらの面を考え合せまして、いまだこれが確定案になつておらないのでございます。しかしながら、これは請願の趣旨にもあります通り、早急に成文化いたさなければならぬというふうに考えておりまするので、できるだけ早い機会に政府案といたしましても提案ができるまでに持つて参るようにいたしたい、かように考えまして、鋭意努力いたしておるような状況でございます。
○堀川委員長 何か御質疑ございませんか。なければ次の日程に移ります。 ―――――――――――――
○堀川委員長 日程第四から第一〇までは、いまだ政府委員が出て來ていませんから、次の第一一、看護婦会の営業継続等に関する請願、文書表第一一〇号を議題といたします。紹介議員がお見えになりませんから、青柳委員にかわつて趣旨の説明をお願いいたします。
○青柳委員 この看護婦会の営業継続等に関する請願は、長崎縣諌早市の一看護婦会長から出ておるものであります。その要旨は、さきに職業安定法の施行により、看護婦会は営業の中止を命ぜられたが、その結果患者は急患の場合にも看護婦を求められないので、人命保護に多大の支障を来しておる。ついては看護会の医療補助機関としての重要性を考慮して、十八年ないし二十年以上の経営者には営業を許可するとともに、他人の免状を借用して経営しておる看護婦会並びに産婆の副業的看護会に対しては、その営業を禁止されたいというのであります。
○堀川委員長 政府の御意見があつたら、御発言を願います。
○東(龍)政府委員 ただいまの請願は職業安定法に関するものでありますので、その主管は厚生省ではなく、労働省にあるのでございますが、厚生省といたしましても、同趣旨のことを聞き知つておりますので、労働省とはたえず緊密なる連絡を保つて、その問題について考慮いたして参りました。元来この看護婦会に対するさような措置がとられましたことの根本には、看護婦の地位を向上させるということと、いわゆる搾取の事実をなくするということが含まれておるのでありまして、厚生省といたしましても、職業安定法の範囲内において、今のような看護婦の地位の向上と、搾取ということの弊に陷らないような形で、しかも現在のごとき、さような窮状に処置いたしますため、何らかの方法を講ずることを話し合つて参つております。その結果各府縣におきましても、今の請願にありますような正しい、そして十分に信頼し得る看護婦会におきましては、以前と形は違いますが、何らかの形でその事業を継続し得るような便法が講ぜられておるはずでございます。労働省の方からさような趣旨の通牒が各府縣にも参つておることと存じますので、事実におきましては、いいものは、その請願にありますほどの不便を、一般患者、医師等にはかけていないものと存じます。とにかく厚生省といたしましては、現在職業安定法の範囲内におきまして、でき得る限り医師並びに患者の不便を少くするような方向にたえず話合いをいたしております。
○堀川委員長 何か御質疑ありませんか。なければ次に移ります。 ―――――――――――――
○堀川委員長 次に、日程第一二、保健婦検定試験に臨時特例設定の請願、吉田省三君紹介文書表第一一一号、並びに日程第一三、保健婦検定試験に臨時特例設定の請願外三件、吉田安君紹介文書表第二〇七号、これを一括して議題といたします。紹介議員がお見えになりませんので、青柳委員に、かわつて趣旨の説明をお願いいたします。
○青柳委員 この保健婦検定試験に臨時特例設定の請願は、一つは長野市妻科町信濃衛生会館内に勤める十七名の者から出ております。もう一つは、神戸市生田区下山手通の十八名の者から出ておる請願であります。この要旨は、さきに施行せられた厚生省令第四号によりまして、保健婦試験の受験資格は、都道府縣知事の行う五箇月以上の講習を終了した者と規定されておりましたが、これでは昭和二十四年度の保健婦検定試験受験者は皆無となつて、保健婦が極度に不足しておる現在、國民保健衛生上大きな問題であります。つきましては、昭和二十四年度春期検定試験だけは従来通りの受験資格を認められたいというのであります。
○堀川委員長 政府委員の御意見があつたら、御発言を願います。
○東(龍)政府委員 この請願と同じ趣旨の御質問が過日本委員会において、床次委員からございまして、その節私から詳細お答え申しておきましたので、ただ本日は結論だけを申し上げたいと存じますが、この問題につきましても、ただいまの請願のような趣旨のことは、以前からも承知いたしておりましたので、厚生省にといたしましても、でき得る限りの方策は講じて参りました。が、ただいままでの各方面との交渉の結果から見まして、この請願の御趣旨には遺憾ながら沿い得ないという結論に達しております。
○堀川委員長 御質疑ありませんか。なければ、次の日程に移ります。 ―――――――――――――
○堀川委員長 第一四、山形市に國立結核療養所設置の請願、文書表第三五四号、紹介議員がお見えになりませんので、青柳委員がかわつて趣旨の弁明をいたすことにお願いいたします。
○青柳委員 この山形市に國立結核療養所設置の請願は、山形市長外二名から提出されたものであります。その要旨は、山形縣では結核による死亡者は総死亡者の二割にあたつて、また肺結核死亡者は全結核生疾患による死亡者の八割を占める状態でありまするが國立結核療養所病床数は、石川縣の結核死亡者百名に対する病床数六十七に対し、本縣はわずかに八床にすぎないのであります。ついては結核の蔓延防止と、國民の健康保持、増進をはかるため、山形市に國立結核療養所を設置されたいというのであります。
○堀川委員長 政府の御意見があつたら、御発言を願います。
○東(龍)政府委員 山形縣は、ただいまの請願にもあります通り、わが國において結核死亡者数に対する結核病床数の最も少い縣の一つでございます。ここに結核療養所を建設することは、政府といたしましても、当然考慮に入れておつたのでございます。ただその山形縣のいかなるところに國立結核療養所を建設するのが最もよろしいかということは、結局山形縣の輿論によることと存じますが、いろいろ調査たしました結果、山形市にこれを建設することが最も妥当であろうという結論には、私どもも到達いたしております。この問題につきましては、すでに山形市当局からもお話がありまして、医務局療養課長が山形市へ出張いたしまして、その計画の全貌並びに現地等も十分調査いたしまして、その結果、ただいまのところ山形縣に結核療養所を建設するということ、並びにそれを山形市の今の御計画のところに持つて行くことが最も妥当であろうということに、私どももまつたく一致しております。ただしかしなから、新営工事等の予算が、二十四年度には全然とれておりません。私どもの計画といたしましては、二十五年度、二十六年度と、引続きまして結核療養所増床のための新営予算を提出するつもりでおりますので、これが実現のあかつきには、ただいまの請願にありましたように、山形市に相当数の病床を持つ國立結核療養所を建設いたし得ると思うのであります。ただ問題は、時期の問題と思うのでありまして、請願の御趣旨には、厚生省といたしましては同意見でございます。
○堀川委員長 御質疑はありませんか。
○堤委員 今のお答えでございますとうこうした要望が全國的にかなりあると思いますが、時期の問題だとおつしやいますが、たとえば山形縣の場合、時期についてはどういう見通しを持つていらつしやいますかはお伺いいたしたいのであります。
○東(龍)政府委員 このことは結核対策の全般に関することでありまして、二十四年度の予算には、この結核療養所のうち、われわれの方では小整備と申しておりますが、小整備計画のみが認められたのでございます。すなわち現在あります建物等に比較的わずかの費用をかけて、それを活用するという程度のもののみが認められます。私どもといたしましては、二十五年度の予算には、それに次ぎます大整備と申しますか、相当の金をかけて初めて病床になるという大整備と、そうして何がしかの新設予算とを当然要求いたすつもりでおりますが、見通しといたしましては、現在のような國の財政状態でありますれば、おそらく二十五年度は大整備をもつて満足しろというところにおちつくのではないか、あと二年の後、初めて新営が認められるということになるのではないか。建物の新営につきましては、これはひとり療養所のみならず、國全体の方針といたしまして、新営としてはきわめて強い制限を受けておりますが、私どもは結核対策の重要性を特に強調いたしまして、各方面の後援、支持によりまして、できるだけ早く、少しでもこの新営の計画が認められるように努力をいたすつもりでおります。現在の見通しといたしましては、以上申し上げたような次第であります。
○苅田委員 それに関連してお伺いしたいのですが、今年政府がお考えになつた結核の対策として八万床つくるということですが、これは大体昨年度の死亡者の半数だと聞いておつたわけですが、この支出が今年は全部削られておるわけなんです。これに対して政府がそのかわりにどういうふうな結核対策をしようとしておいでになりますか、それにつきましてお伺いしたいと思います。
○東(龍)政府委員 私ども医務局関係の者といたしましては、国立結核療養所の増床計画といいますものは、ただいま申しました小整備によりまして、八千床あまりの病床を餘分に二十四年度に獲得いたします。それと現在國立病院のカテゴリーに属しておりますもののうちででき得る限り室床を結核病床に転換いたします。そうして約四千床余り、國立病院の一部分を結核病床として使用し得るはずであります。従つて医務局所管との國立病院と療養所とを合せまして、少くとも一万二千床は二十四年度に増床し得るという予算的の措置はできております。またそれに対する運営の予算も計上いたしております。 それからなお、これは医務局主管でございませんが、予防局所管に相なりますが、全國にございます傳染病院、これが急性傳染病の非常な減少の結果といたしまして、きわめて多数の室床を持つておるわけでございます。これを必要なところにはでき得る限り結核病床に転換するようにということを、関係方面からも強い指示を受けております。その方の措置が予防局を通じて講ぜられておるものと私は承知いたしております。そのために幾床ふえますか、的確な数は私は承知いたしておりませんが、やはり全國的に見まして、おそらく数千、あるいは万に上る病床になりはせんかという考えでおります。ただこの点につきましては、傳染病予防法等との関係がございまして、傳染病床を結核病床にすぐ転換するという場合には、いろいろ故障があるというふうには聞いております。しかしながらこの方針を予防局としても実施に移すということになつております。
○苅田委員 ただいま國立病院の中の室床を今度は結核療養所の方に送るというお話でありますが、今まで聞いたところによりますと、從來の國立結核療養所あるいは病院などでは、空床がありながら患者が來ない。これは医師あるいは看護婦などの手当が悪いという問題等で、お医者さんの方でも専門医でなかつたり、あるいは看護婦の手が足りなかつたりするので、患者が入つて來なくて、病床がたくさん空いておるという病院の実情をしばしば聞いておりますけれども、ただ計画だけでそういうものを結核病床として数えるのではなく、実際上病人が安心して療養できる設備にするため、何か政府でそういう欠陷を補うための考慮がなされなければならぬと思います。その点について医務局長の方で何か御成案をお持ちでしようか。それを聞きたいのであります。
○東(龍)政府委員 今のお話の通りでありまして、いたずらに病床だけを置いても患者が入らないのでは、何らの実効が上らないと思つております。また国立病院、療養所等において、医師、看護婦その他医療関係者が十分得られないため、満床ということができていないということ、これもその通りだと存じます。しかしながらこの点については私どもは今までも相当努力はいたしておりますし、また近時看護婦等の補充状態もやや好転して参りました。その結果各所の病院、療養所の満床状態が相当多くなつて来ておりますので、ただいま私どもがやつておるこの方向、もう少し強力に進めますれば、今の病床を満床にすることは必ずしも困難ではないという見通しでおります。最近私も一、二具体的の療養所の満床状態を聞いておりますが、一昨年私が視察したときには、百床のうち二十人しか得られなかつた療養所が、この四月には百床満床になつたので、百床満床記念の写眞を持つて來られたのもございます。これなどはやはり医療関係者を更迭して、看護婦を少しく充実したというだけでその効果が上つておりますから、これは私どもの努力一つで十分に満床の効果を上げ得るものと存じております。また療養所の運営についての予算がただちに問題になるのでありますが、國立療養所関係については予算の折衝においても十分努力いたしたつもりでありますので、大蔵省としてもこの結核療養所の特殊性を相当よく認識して、療養所関係の予算についての厚生省の要求は、ある程度認められておると存じます。從つて二十四年度においては、在來と同じような運営で進めるとは考えておりません。必ずこれについては一段の進歩を見せることと信じております。
○丸山委員 ちよつて関連してお尋ねいたしますが、地方の結核療養所に入所しております患者の食事の給與のことであります。私が聞き及んだところでは、入院している患者に相当多量の栄養を與えなければならない、カロリーの多いものを與えなければならぬ必要があるにもかかわらず、その食事の給與があまり円滑に行つておらぬ。あるいは患者として不満足を感じているというようなことから、いろいろそこに困難が起つているということを聞いたことがありますが、現在の結核療養所の患者の食事の給與の状態はどういうふうになつているか、その状態をお聞かせ願いたい。
○東(龍)政府委員 結核療養所の給與、ことに食事の問題について不満足な点が多々あるというお話でありますが、過去においてさようなことが各所の療養所にあつたことは事実であります。私どもも多数の実例についてその不十分であつたことを承知いたしております。これもやはり全般の食糧事情の好転と歩調を合せてと申しますか、徐々にいい方に向つておると思うのであります。特に結核療養所については特別の加配米等もございますし、またその他の副食等についてもできる限りその内容の向上をはかつて参ります。なお病院給食等の制度が行われるとともに、内容的にも相当よくなつて来たと存じております。もちろん全國多数の療養所の個々のものについてのいろいろ不平不満等の実例は、今でも多々あろうと存じますが、全体として見た場合には、結核療養所の食事の点についてはほぼ常道に帰つたと申しますか、カロリーの点においてあるいは質的な点において、あまりにひどい給與になつているとは私ども承知いたしておりません。一年以前と今とでは、よほど違つた状態になつていると存じております。
○堤委員 國立病院、ことに結核療養所の食事の問題について、ただいま御質問があつて、御返答があつたのでございますが、私は四、五日前に帰りましたときに、皆さん厚生省の方は御存じだろうと思いますが、滋賀縣の八幡のポリスさんの経営している療養所を視察したわけでございます。ところが今まで拝見いたしました中では、全國で一番ではなかろうかと思います。そこにみなぎつておりますところの空氣全般が、まつたく愛に包まれておりまして、お医者さんの数も少ないという院長の御説明でございましたが、食事なんかも非常に親切でございます。これを他の國立結核療養所に比較いたしましたならば、まるで地獄と極楽の違いほどあるということを事実痛感いたしました。そこで今後これらの看護に当る方だとか、経営者だとかいう人の御指導については、再教育についてはもちろん落度はなかろうと思いますが、こうした模範的なものを、ひとつ厚生省でも御指定箇所をはつきりとお出しになつて、これを一つの参考にさせて、教育の材料に、視察もさせ、そうして今後ああした空粛の療養所に持つて行つてもらいたいという念願を切に持つものでございます。食事一つにいたしましても、やはり御飯のたき方一つ、御飯のこわさ一つ違うことがはつきりわかるのでございます。もちろん省の方でも、國立病院の辺鄙な所は、寒む寒むとした病院を療養所におかえになろうという御意思があることと思つて、最前から伺つておつたのでございますが、まつたく室床の多い今日の國立、縣営の病院は、私がいつも申し上げますように、根本的に再検討を要するのでございますから、苅田委員からも御意見がございましたが、拡充もけつこうでございますけれども、今まであるものの充実ということにこの二十四年度は力点をおおきになりまして、そうしてやはり入つたからには喜んで療養できるような機関にしてもらいたい。たとえば八幡の療養所は室床の明くまで三月も四月も半年も待たなければならないというような現状でありますが、國立経営等でございますと、満員になつたのが記念になるというような逆な行き方をしておるということは、政府自体としても御反省の余地かあり、われわれ委員会としても今後大いに努力しなければならないと私は痛感して帰つたのであります。ことにこの療養所とは違いますけれども、今日のパンパン病院というものを拝見いたしましてもまつたく空床ばかりでございます。なぜかと言えば、俗に申します女狩りにひつかかるのは、ごくうとい、いなかからぽつと出て來て、まだ三日ぐらいしかならないのがかかるということでありまして、それであのパンパン病院も開いておるのであります。たとえば京都の平安のごときは、警察の機構がかわります前は、六百、七百、八百というものをむりに入れたのが、今日は七十だそうであります。これなどはまつたく職員は遊んでおります。われわれは予算を何とかかんとか言つて、政党政派をもつて争つて、けんかしながら金のとり合いをいたしますけれども、こうしたことにほんとうに無駄があるということをつくづく見せられるのでありまして、十分なる御監督と合理的な病院の御運営を私は切にお願いしたいと思います。なぜならば國民の血の出るような税金をしぼつて、今後経営せられるのでありまして、受けた人自体も喜ぶものであり、施したものももちろんこれが活きなければならないのでありますから、なぜ今日まで入れたところの金が活きていないかということを、私はこの委員会の責任でもありますので、政府御自体も十分この二十四年度はそこに力点を置いていただきたいということを特に私は申し上げておきたいと思います。
○堀川委員長 それでは請願の残余は次会に延期いたします。 なお政府に申し上げますが公報によつて請願の日程が出ておるのでありますから、係りの政府委員は特につとめて出ていただきたいと思います。
○堤委員 けさ記事が解禁になつたようでございますので、私は次のことについて緊急質問をさせていただこうと思つておつたのであります。眞鶴のあの厚生省から告発になりました賣笑婦の問題につきまして、これについて逐次御説明を伺つて参考資料にして質問させていただきたいと思います。
○堀川委員長 ただいま係りの者が見えておりませんからあとにいたします。 ちよつとお諮りいたします。本日審査いたしました請願の採択不採択の決定につきましては後日に譲りたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀川委員長 それではさよう決定いたします。
○苅田委員 厚生委員会が開かれましてすでに十数回になると思うのでありますが、まだ一度も厚生大臣がこの席に御出席にならないのは、私はこれは非常に不当なことだと思うのであります。つまりこれは厚生行政に対して、政府が非常に軽視しておるよい証拠ではないかと思うのであります。なぜ厚生大臣がこの委員会に見えられないか、そのことについて御答弁をいただきたいと思います。
○亘政府委員 大臣も、國会の運営が、当然委員会中心に相なつておるのでありますから委員会の存在というものの重要性を十分認識しておるのでありまして、できるだけ自分も委員会に出席するように努めて行きたいということは常々申しておられるのでありますが、御承知のように大臣は單に厚生大臣としてだけではなく、閣内におきましても副総理という地位を託されております関係上、今日予算問題をめぐりまして、また各省の機構改革その他の問題からいたしまして、ほとんど午前午後両方に通じて閣議が間断なく開かれるのでございまして、たいへん御多忙なのでございます。そのために心ならずも本委員会に正式に出席することが今日までできなかつたのはまことに遺憾であり、委員の方々に対しても相済まないことでございますが、振いうちに閣議のそうした問題も一段落すると予想されますので、正式に法律案が提出されました際には、必ず出席されて皆様の御質問にお答えする機会があるものと信じておりますから、いま暫くどうぞ御猶予願いたいと思います。
○床次委員 当委員会においてたびたび人口問題に関しまして意見が述べられておつたのでありますが、昨日発表されたところによりますと、政府当局といたしましては人口対策審議会が新しく設置せられることを発表せられたのであります。この委員会においても実は人口問題についてはすでに小委員会を設けまして、数回にわたつて審議を続けておるのであります。政府はいかようなお考えを持つておるかということについては、実は今回審議会を設置せられるにあたりまして御報告があるのではないか、昨日要望しておつたのでありますが、まだその御報告がないのであります。こういう機会に政府の御考えを御発表していただくことが必要なことだと思うのでありますが、御当局から何か御説明はございませんか。
○亘政府委員 人口問題の研究に対して小委員会といたしまして、ただいま床次小委員会長が申されたように、非常に御熱心な御研究をなさつておるということに対して敬意を表するのでありますが、今日日本の人口問題は非常に重大な問題として、いろいろの方面から討議研究されておるのであります。厚生省といたしましても人口問題調査研究所におきまして、種々の方面からこれに検討を加えておる次第でございます。しかし日本の人口が現在の國情あるいは産業その他の方面から見ました際に、どの数字がはたして適正な数字であるかということの結論を得ることがなかなか困難な状態でございまして、一應現段階におきましては人口が過剰であつて、これを調節して行かなければならないということは表面的には考えられておるのでございます。しかし農業人口、あるいは工業人口、それから工業人口というものに振りわけてみて、日本の経済全体の立場からいたしまして、その調節をどこに持つて行くかという結論を得ることは、なかなか容易なことではないと思うのでございます。それでいろいろその人口の調節につきましては海外の移住を一日も早くできるいうことが、一番自然調節の途としてよいの下ございますが、御承知のように今日の國際上の立場からいたしまして、まだその段階に達しておらないのでありますし、また國内的にこの調節をいかにするかという問題になりますれば、当然そこに考えられることは、産児制限の問題に相なつて来ると思うのであります。先般来小委員会におきまして、いろいろそうした問題に対して御研究に相なつた様子でございますが、政府といたしましても、産児を制限することに対する考え方といたしまして、妊娠をなるべくしないようにするという考え方と、それから現在は法的に禁止されておりまするが、妊娠をいかにして中絶するかということによつて、産兒が制限されるものだと私は思うのでありまして、私個人の考え方にもなるのでありまするが、要するに各人が自分の良識に訴えてこの経済状態や、あるいはまたその他の環境あるいは優生学の見地、そうしたものから、はたして生れる子供が幸福であるかどうかという判断に基いて、幸福であらねばならない子供が不幸になるという見通しがついた場合、各自の判断においてそうしたことを避けて行くことが基本的になるものであつて、人口問題全体の考え方からいたしまして、國の勢力というような点につきましては、はたして日本の今日の人口が過剰であるかという結論は、現在の立場また将来の日本として考えまして、問題は多岐にわたつて、なかなか適当な結論を得ることはできないのでございます。できるだけ人口問題調査研究所におきまして十分な調査を途げ、将來善処したい、かように考えておる次第であります。
○床次委員 いろいろご意見を拝聴しまして、ありがとうございますが、私のお聞きしたかったのは、昨日閣議で人口問題審議会を設置されることを決定されたかのような報道があつたのであります。この点を実はお尋ねしたわけでありますが、はたしてそういう事実があるか、あるいはどういう機構の委員会を設置されるつもりであるか、おわかりでありましたらば御説明願いたいと思います。
○亘政府委員 私はまだそのことについて何ら聞いておりません。
○苅田委員 ただいまの政務次官の御返答なのですけれども、やはり副総理は首相の補佐をするもので、首相が首相としての仕事ができないときはこれは代理をなすべきである。現在の状態ではまるで厚生大臣がいないと同じである。これは私だけでなく厚生委員全部が不満を持つておられると思う。ぜひ厚生大臣が來られて、責任をもつてこの会を運営していただくように、私は本委員会としてお願いできると思います。ぜひそういうふうにやつていただきたいと憩います。
○堀川委員長 今苅田委員から言われたことを何とかひとつお取次が願つてできるだけ御出席を願います。
○亘政府委員 御趣旨に沿うようとりはからいます。
○松谷委員 ただいまの苅田委員の御質問あるいは御希望に、なおつけ加えさしていただきたいと思います。厚生大臣の委員会に御出席の問題、あるいは厚生大臣の熱意の問題、あるいはまた御研究の問題は当前國会また前吉田内閣当時から、これは委員会でも相当問題になつたことがございます。記録をお調べいただけば、なおはつきりいたしますが、せつかく出席していただいた大臣が、何を承りましても知らぬ存ぜぬの一点張りで、実はおいでになつたのでございます。これは苅田委員もおつしやるように副総理のお立場が非常にお忙しい、これは私どもも十分了承いたします。従つて副総理としてのお立場から厚生問題についての十分なる御研究をいただく時間がないとすれば、これはひとつぜひ専任の厚生大臣を特に設けていただきたいと思います。これについては政務次官並びに民自党から出ておられる厚生委員の方々全員が御あつせんくださいまして、吉田総理にぜひ強い御申出をいただきたいと思います。実はこの厚生委員会で問題になりまする具体的な事実あるいはまた厚生省自体の持つておりまする大きな悩みを大臣が常にわが悩みとしていただかない限りは、いかに私どもがここで何を審議しましようとも、あるいは厚生省の各官吏の方がいかに努力されましようとも、結局その裏づけとなる予算の問題あるいはまた閣議でいろいろの御審議をなさる場合、厚生大臣としての御発言が非常に弱くなるのであろうということは、これは常識で判断ができるのでございます。従つてぜひひとつ専任に、何事でも私どもより以上に十分御検討を積んでくだされる時間をお待ちになつた適材の方を厚生大臣に御推挙いただきたい。あるいはまた現厚生大臣が専任として厚生行政携任できるとおつしやならばそれでけつこうでありますから、苅田委員の御懇請と加えまして、厚生大臣がより熱意をもつて厚生行政に当つていただきたいということを私からも一言強く要望いたします。なお先ほど床次委員より御発言がございました人口問題審議会の設置問題は、私も昨日ラジオで承りました。先ほど御質問のありましたように、私もこの人口問題審議会をことに内閣に設置されることになると、相当重要な問題がここで取扱われ、その結果は相当将来の日本にとつて重大な影響を及ぼして來るものだと考えております。従つて次の機会に、その構成がどういうふうになされて行くのであるかということを床次委員の御要求とあわせてぜひ伺わせていただきたい。人口問題審議会は決して産児調節相談所ではないと考えておりますので、現政府が今御計画になつたその構成あるいはその内容についてぜひ承りたいと存じます。
○亘政府委員 ただいま松谷委員よりいろいろ厚生大臣についてのご注文を承つたのでありまするが、大局的に見まして大臣が厚生省の行政に非常に熱心であるということは私は疑つておらないのでございまして、その行政の裏づけとなる予算というような問題についても、この予算を今日の厚生省の予算としてとりますまての大臣の苦心は一通りの努力でなかつたと、私はそばにおりまして見ておつたのでございます。十分深い関心を持つてこれに努力されて來られたことはどうぞ御了承願いたいのであります。その他の出席の問題につきましては、先ほど御答弁申し上げました通り、私の方からも特に委員会全体の空気としてぜひ大臣が御出席されることをお傳えする次第でありますし、またただいまの人口問題審議会のことにつきまして、いかなる構想のもとでどうした機構によつて今度は運営されるかということを次の機会までに調べて御返答申し上げます。
○松谷委員 政務次官から次の機会に厚生大臣に御答弁をいただくようにお願いしたいことは、これも前國会のことでございますが、例の京都のジフテリア問題の発生の際に、前委員であられた山崎道子さんから委員会を代表されて厚生大臣に――前内閣の厚生大臣でおられましたが、同じ現在の厚生大臣に要望をいたしております。それはあの被害を受けられた方々の家庭に、あるいはまたその遺家族の方々に、ぜひひとつ厚生大臣から丁重なる精神的な一つの慰問を與えていただきたい。これは単なる物質的な問題だけでは解決できない問題である。ぜひとも厚生大臣としての熱意ある御処置をおとりいただきたいということで、厚生大臣も、御本人の口から今度は帰りがけに必ず京都に立ち寄つて、そうした家族たちとも会つて実情もよく調査し、なおねんごろに厚生省としての責任を果させててもらうということをはつきりおつしやつたのでありますが、はたして厚生大臣が今日まで、そうした大臣としての責任を実行されたかどうかという、とも今日山崎委員はおいでになりませんが、当時ともに要望いたしました私どもとして、一應その後の処置につきまして承つておきたいと思いますので、次の機会にひとつ御答弁いただくように次官からお諮りをいただきたいと思います。
○堤委員 今日は本会議もございますので、この辺で議事を打ちとめていただきまして、あと十九日午後一時とおつしやいましたが、十九日は本会議があろうと思いますので、でき得るならば二十日にしていただくか、そこらのところをお考え願いたいと思います。
○堀川委員長 現在まだ決定しておるわけではありませんから、次会の日程は公報でお知らせすることにして、本日はこれにて散会いたします。 午後零時二十三分散会