議院運営委員会 第55号
- 発言数
- 130 件
- 登壇者
- 14 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1949/10/24
会議録
○大村委員長 これより開会いたします。 常任委員の件を議題といたします。
○大池事務総長 大体御説明申し上げます。ただいまお手元に配付いたしてあります常任委員の各派の割当数につきましては、前回の運営委員会で一応御決定をいただきました各常任委員会の員数を二十一日現在の各派所属議員数に割当てますと、お手元に差上げたような各派の員数に相なりますので、その結果を通算いたしまして社会党の方は二人を出していただく。民主第九控室の方は六箇所から六人を出していただく。共産党は五人を出していただく。民十が三人を出していただきまして、合計十六人出て参りますから、その十六人を民自党の方へは二人、新政治協議会へ五人、労農党へ三人、公正倶楽部の方へ五人、無所属北さんの方へ一人というふうに割当をお願いしたいと思います。大体各派でこれをおきめを願いますれば、正式の各派の割当員数が判明するわけであります。お願いいたしたいと思います。
○松井(政)委員 社会党の方は経済安定と水産から一名ずつを、出すことに大体相談がまとまりました。従つて経済安定には社会党が二、水産が二、こういうぐあいになるように相談をまとめて参りました。
○神山委員 共産党の方は上の方から言いますと、内閣で一つ、外務で一つ、郵政で一つ、経済安定で一つ、決算で一つ、計五つです。
○大村委員長 それではそのうちに民主党の方も御出席がありましようから、この問題はあとにまわします。 —————————————
○大村委員長 次に特別委員会の設置の件を議題にいたします。
○大池事務総長 特別委員会は御承知の通り前回まで、考査特別委員会が三十人、選挙法改正委員会が三十一人、海外同胞引揚が三十人、災害地対策が四十五人、政府支拂促進の委員会が三十人、観光事業振興方策樹立の委員会が三十人、この六つの特別委員会があつたわけであります。今会期においてはこの六つをそのままやはり存続するのか、それとも何か御議論があれば、それを承つて設置するものの員数をきめていただきたいと思います。
○松井(政)委員 社会党の方ではこの六つの特別委員会についていろいろ相談いたしたのでありますが、観光事業方策樹立特別委員会、これをひとつ廃してもらいたい。そのかわりに失業対策特別委員会を設置してもらいたい。それで大体六つになります。失業対策特別委員会はやはり三十名構成で新たに設置してもらいたい。さらに災害地対策特別委員会についても議論がありました。この内容につきましては従来これに関係のある常任委員会としては建設委員会があり、農林委員会があり、その他もう一つ二つ密接な関係のある委員会があつたのでありますが、国政調査等に関していろいろ緊密なる連繋が保てないで、同じような形で四つも五つもの常任委員会が国勢調査に行くようなことが行われますので、運営の内容について十分検討を加えてもらいたいという附帶條件がついておるのであります。そういうわけで観光を廃して、失業対策特別委員会を設置して、第六国会はこの六つの特別委員会でやつて行きたいという希望であります。
○岩本副議長 今松井君がおつしやつた通り災害地委員会についてはまことに困るのです。災害地委員会があるにもかかわらず、その他の委員会が委員派遣を要望して来る。それでは災害地対策委員会というものは必要がないみたになりますが、災害に関する限りは災害委員会で引受けてやるということで行く方がよいと思います。
○土井委員 今松井君の話のように、実際上の問題としては、たとえば災害の起つた場合には厚生委員会があり、あるいは建設委員会があり、農林委員会があるというような状態で、事実問題としては災害委員会というものはおかしなことになると思います。これはやはり結論的には根本的に改組する必要があるのじやないか。そういう面から十分これをお考え願つて、そうしてこの際この三つの委員会から委員を出して構成するのならばよいけれども、そうでない場合においては十分考える必要があると思います。
○佐々木(秀)委員 今松井君、土井君のお話はごもつともの点もありますが、観光を廃止して失業対策委員会を設けるということは、今初めて聞くのです。明日議会が始まるまで留保して研究することにしたらいかがですか。
○神山委員 こちらとしても今松井君、佐々木君の話のほかに意見もあるのであります。たとえば観光委員会の廃止には共産党としては賛成です。それから考査特別委員会ですが、これの運営が決議の趣旨に反して、最近一方的になつておるという事にかんがみて、これを従前の不当財委に改組するよう提案したい。しかし今佐々木君の言われたように、民自党としてはあらためてあしたやろうということであれば、あえてここで異論がない。あしたあらためてやつてよいと思います。
○石田(博)委員 特別委員会の問題はあした最終的にきめなければならぬと思うから、議題を出されるならば本日出していただきたい。あしたになつて新規の提案をされても困る。きよう提案を出しきつておいていただきたい。それについて私どもも党に帰つて相談をして、研究してみたいと思います。 それからもう一つ失業対策委員会設置の御希望が出ましたが、これも災害対策特別委員会が他の常任委員会の立場といろいろ重なつて問題が起つて来るということと関連して、失業対策委員会が設置されるということの可否の議論は私の方でいたしたくありませんが、これが同様に労働委員会と人事委員会の活動とタブつて来るという懸念が非常にあります。そういう点また再び災害地対策委員会と同じような轍を踏む憂いがあるので、そういう御提案をされた方の御見解を承つておきたい。
○松井(政)委員 失業対策委員会を特別に設けてもらいたいという事柄は、ただいま石田君の発言の中にありましたように、労働、人事の関係と関連があるということは万般承知しております。しかし当面の一番大きな問題は失業対策の問題であり、さらに労働常任委員会との連繋をとることは、もちろん設置されてからでも必要でありまするが、労働委員会だけにこの失業対策の問題をまかしておくよりも、失業対策特別委員会において失業対策に対する万般の事柄を討議する方法がよいと考えたのであります。失業対策の場合におきましては、労働常任委員会の中で取扱わしむべきものでなくして、今度われわれの考えておる構想では、失業対策特別委員会においては——社会保障制度は今日ございませんが、広く婦人、あるいは少年、あるいはその他のあらゆる分野における失業者に対する対策をやる方がよいじやないか。こういうことであります。労働常任委員会の方でやる場合の失業対策等は主として失業だけを取扱つておるわけではございません。もちろん関係がありますし、関連のあることは承知しております。また関連を持つて行かなければならないものだということも承知しております。そういう意味でかなり広い意味における失業対策を審議するために、特別委員会を設置するのがよかろうという考え方であります。
○石田(博)委員 御見解を伺つておく程度にとどめておきたいと思います。
○土井委員 この際ちよつとお聞きしたいのですが、政府支拂促進委員会は実際上においてどの程度の成績を上げおりますか。現在われわれの聞くところによると、政府支拂いは依然として遅延しておるという実情がある。事実上活動して効果を上げておるのかどうか。実績が上らないものならば、この際この問題も十分考慮する余地があるのじやないか。特別委員会をたくさんつくつても、成績が上らないのでは何ら価値がないと思います。
○石田(博)委員 その問題はいずれ休会中の審議の経過について委員長から報告があると思いますが、これも一つの提案として承つておいて、いずれ明日それぞれの党からの実況についての見解も披瀝せられることと思いますから、この次に延ばしていただきたいと思います。
○大村委員長 政府支拂促進特別委員会の委員長から、私のところに連絡がありましたからこの際ちよつと申し上げておきます。委員会におきましては政府支拂いに関する法律案の一案を得て、これを関係方面と話合いをしておる。まで最終の妥結点には達していないが、できればもう一ぺん政府支拂促進特別委員会を設置していただいて、なるべく早い機会において政府支拂促進の実績を上げてからやめたいという希望が私の方に来ております。その他の委員会における仕事の進め方については私は何ら聞いておりません。このことだけ申し上げておきます。
○神山委員 今の政府支拂いの問題ですが、これは今委員長の報告である程度了解できました。もしこれを存置するとすれば、取扱いの対象をもつとふやしてもらいたい。たとえば供出代金の支拂いというような問題もあるから、それを一応入れてもらいたい。(「入つておる」と呼ぶ者あり) それから考査特別委員会のことです。これは石田君が意見をよく言つてもらいたいという御希望であれば十分述べてもよいが、しかし大体さつき私が言つた点は、この前これをつくるときから議論のあつたところであるし、また第五国会でこれができてから以後の活動を見ると、決議の精神に反したことが非常に多い。従つて私らは前の不当財委のような形に改組したい。こういう腹を持つている。これだけを含んでおいてもらつてあとであらためて研究することにしたい。
○石田(博)委員 特別委員会設置の問題については、ここでいろいろ議論があつたのですが、明日になつて新しい提案が出ると非常に困るので、委員長のお手元において今各派から出た提案を御整理を願つて、それについて明日結論を出すということで行きたいと思います。 それでは今各派から提案されました件を私どもが了承しておる点において申し述べてみたいと思います。不足の点、あるいは誤りの点については御提案の方において御訂正願います。一つは考査委員会を従来の不当財産取引委員会に直すという点、これは共産党の意見です。それから災害地対策委員会の運営について再考慮してもらいたいという社会党の御提案、観光委員会を廃止してもらいたいという社会党の御提案、失業対策委員会を設置してもらいたいという社会党の御提案、それから政府支拂促進に関する委員会につきましては、御質問や御見解もあつたけれども、これは新たなる提案と解さなくてもよいと思います。以上のものと私どもは了承して、その点について明日結論を出すことにして、選挙法と海外同胞対策特別委員会の二つは、存続に御異存ないかどうか、お諮り願いたい。
○大村委員長 それではただいま石田君の発言で明らかになつたのでありますが、選挙法改正特別委員会、海外同胞引揚の特別委員会は、従来通り第六国会においても存置することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではこの二点だけを一応決定いたします。 —————————————
○大池事務総長 その次には、田中萬逸議員が二十五年以上の勤続に相なりますので、先例によりまして永年在職の表彰の件をこの前議題といたしましたところ、保留の形に相なつておりますので、この点を御決定願いたいと思います。
○大村委員長 この点につきまして何か御意見ございませんか。
○神山委員 謙譲の美点を発揮していたのでありますが、ほかに意見がないようですから一言だけお聞きしたいと思います。この点については前会の委員会でもちよつと申し上げておきましたように、二十五箇年勤続という問題について私たち意見があります。これは長いこと言うことはよしますけれども、前の帝国議会からの継続ということについて、私は別個の見解を持つております。田中氏個人の功績とか人格とかいう問題は別問題として、この問題には残念ながら賛成できないということに党議できまりました。 それからこの前話のあつた赤い羽の共同募金のことでありますが、このことも前の委員会では、私は自分の責任においておつき合いとしてならよかろうというふうに言つたのでありますが、この問題もあらためて協議してみました結果、これはおつき合いするというような性質のものではないから、われわれとしては、お断りすることになりました。この点もあわせて御報告申し上げます。
○土橋委員 今神山委員から赤い羽の件が出たのでありますが、将来こういうような問題は議院運営委員会にかけるのでなしに、そういうような趣旨に賛成をせられる各党ごとに、そういう問題を取上げていただくというような方法が至当ではないか、こういうふうに考えております。そうしませんと、根本的な意見の対立を持つておる会派に対して、むりにそういうようなものを多数決によつて強制するというようなことは、非常に将来の議院運営についても支障を来す。こういう意味から考えて、こういうような申入れは各会派ごとに、自主的にやつていただくということを私は付言しておきたいと思います。
○石田(博)委員 ただいま議題になつておりますのは、二十五年以上在職議員田中萬逸君の表彰の件であつて、赤い羽の件についてはもうすでに前会の委員会において決定しておるのです。一事不再議の原則によつて、あらためてここに議題に上せる必要はありません。前会の委員会においては御反対の方々からまで徴集しようということでまとまつたものではない、またすべきものでもないと思います。さらに共産党のお考えのために、議会の従来の運営の先例を破るというわけにもいかないし、また各党各派にお諮りするためにこの運営委員会に諮つたものと私どもは解釈しております。従つて赤い羽の寄付行為の問題はすでにきまつたことであるから、これは議題外の問題であります。二十五年勤続議員田中萬逸君表彰の件につきましては御意見拜聽いたしましたが、私どもといたしましては、その御反対の趣旨に賛成するわけには参りません。従来通り慣例に従つて二十五年勤続議員田中萬逸君表彰の件を決定願いたいと存じます。
○神山委員 この前の赤い羽の件は今日の議題に関係ないという石田君の話ですが、この問題は石田君がそのとき言つたように、国民的運動とか何とかいうやかましいことを言わないで、先例通りという軽い気持でおつき合いしてもよいと考えて賛成したのであります。けれどもその点が今の田中君の問題と関連しているので出したわけです。この問題をどういうふうに処理するか。今石国君が言うようにりくつを言つて一応きまつたことだからいいじやないかという話なら別だけれども、私は軽くあなた方に御再考願えないかということを言つたので、少くとも党の態度はつきりきまつておる。赤い羽で百円とる、田中君の場合は二百円とるという問題は別個の問題だ。
○淺沼委員 二十五年の表彰の関係はどういうことになつておりますか。
○大池事務総長 二十五年の表彰は、従来から表彰状並びに表彰された議員の額を本院に掲げ、御本人にはその写しの対さい額を差上げております。議場では二十五年の表彰の決議をやります、従つて議員が自分の同僚を表彰してそのままではいけないというので額を二枚つくりまして一枚は御本人、一枚は議会に残して置くということになつております。その費用二百円を皆さんから頂戴することになります。
○土井委員 二十五年の表彰というのは結局議員の額をつくることですか。
○大池事務総長 表彰の決議だから、決議のしつぱなしではいかぬというので額を差上げるわけです。
○中野四郎君 その場合満場一致という形をとりたいと思う。近来の議会構成の上から見れば共産党の方はまつこうから反対だ、そこで異議ありというようなことでははなはだおもしろくないので、これは妥協的な話かもしれないけれども、神山君、土橋君にできるならば党の方にごあつせんを願つて、最悪の場合には退場を願うというような方法ではどうでしよう。まつこうから異議ありということでは、はなはだ表彰議員に対してもおもしろからざることです。
○神山委員 その点中野君はいつもに似合わない穏健な話で、中野君の御意見があつたということを一応党に諮りまして、できるだけ適当な形でやりたいと思います。
○大村委員長 それでは神山さんにごあうせんを願いまして明日この問題の話合いをしまして円満に解決したいと思います。 —————
○大池事務総長 次は若松虎雄議員と、齋藤隆夫議員がおなくなりましたので、その追悼演説をお願いすることになつております。若松虎唯事議の追悼演説は、民主党第九控室の方で適当な方をお選び願うことになつております。それから齋藤隆夫さんの方については、社会党の方で適当な方をお願いすることになつておりますので、もしどなたかきまりましたならば、追悼演説をやられる方の御都合もあり、こちらの準備もありますのでお聞かせ願いたいと思ひます。
○土井委員 社会党として追悼演説をいたします方は、松岡駒吉氏に決定しております。
○園田委員 民主党野党派は荒木萬壽夫君に決定いたしました。 —————
○大池事務総長 次は先日仮決定を願いました国会法の一部改正法律案でございますが、これには浅沼さんから修正案が出ておりまして、浅沼さん御欠席のため本日までその取扱い方が延びておるわけであります。その点を御協議願うのと、もう一点は附則の中のこの法律施行の際に、現に各院の常任委員である者は、四十一條第一項の規定によりますと、任期中その任にあるわけでありますけれども、この附則改正とともに、法律施行の日において解任されたという形をとりまして、新たに任命のし直しをする形に附則ではなつております。ほかの点については、今日までの参議院の事情では、特に異存がないように存じておりますが、この附則の法律の法律施行の際にみななくなつてしまうということの件は、一応削除願つた方がいいのではないかという御意見があります。 それから郵政委員会、電気通信委員会は、こちらでは二つにわける形になつておりますが、参議院の方はむしろ郵政、電気通信を一緒にいたしたいという強い要望があるようで、場合によれば、参議院についてはこの郵政と電気通信は一本にすることができるような法文をもつくつて、ここへ入れてもらいたいという空気が本日の運営委員会ではあつたようでありまして、未だ決定されておらないようであります。従つて問題は十三、十四の郵政、電気通信、この三つの委員会を参議院においては、郵政及び電気通信委員会と読みかえるものとするというような修正になつて来るのではないかという問題があり得るわけであります。なお附則の二項の問題は、これは実はなくも当然の規定を当然に書いたつもりでありまして第二回国会のときに従来の事項別を各省別に直して四十二條を、直した際には、この法律は憲法施行の日からこれを施行するということで、三項の当然と思われる規定はなかつたようであります。従つてその際の運営委員会では第三回国会が召集されれば、従来の委員及び委員長は自然消滅したものと認めるという御了承を願いましてその方法をとつたのであります。従つて参議院でこの点については一応とつておいてもらいという希望があれば、二項は削除しても、従来の先例によりまして同じ取扱いができると思いますので、特に向うに御議論があるなら、その点はさしつかえなかろうと思います。この点はどういたされますか。それから浅沼君の修正の取扱い、この二点をおきめ願いたいと思います。
○神山委員 その点ですがね、これは何もわが意を、得たというわけではありませんが、前にこの国会法の改正が問題になつた当運営委員会においても、私たちをしては大体一本で行つた方がいいじやないかという意見を述べておいた。前会問題になりましたときには、党としては改正全体について反対であつたためにその点はいいませんでしたが、相当考慮する余地があると思います。またぶり返すわけでありませんが、私たちにそういう意思があつたので、参議院の意思についてはよく考える必要があると思います。
○土橋委員 ただいまの問題について実際面について申し上げておきたい。末端の郵便局においては郵政と電気通信とを混合しておる。大都市、中都市以上は分離しておるけれども、末端の郵便局において、事務的には一緒にやつておるという面があるのですから、その点は十分考慮しなければならぬと思います。
○石田(博)委員 国会法の一部改正の件につきましては、すでに討論が終了し決定をしておるのであります。ただ関係方面とのことがあつて、最終的決定にはなつていませんでしたが、現在関係方面との手続が終了しておるそうでありますので、あらためて仮決定を本決定にするようにお諮りを願いたいと思います。
○大村委員長 それでは国会法の一部を改正する法律案につきましては、前会の運営委員会において一応の決定を見たのでありますが、関係方面の了解もついたそうでありますから、この際本決定にいたしたいと思います。本決定にいたすことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではこれを本決定とすることに確認を願います。 ちよつと速記をとめてください。 〔速記中止〕 —————
○大村委員長 それでは速記を願います。 浅沼さん御提案の国会法の一部を改正する法律案に対する修正を本委員会の議題といたします。
○淺沼委員 これは国会法そのものに対する改正の意味を含めまして、この委員会に後で私の方から改正案として出すということの取扱いにしていただいて、改正案を出してからあらためて御審議していただくことにいたします。
○大村委員長 提案者の御希望もありますので、後日本委員会の議題としてこれを審議することにいたします。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決します。 —————————————
○大村委員長 次に保留してありました常任委員の件を再び議題といたします。
○園田委員 私の方は内閣二を一に、法務二を一に、外務二を一に、郵政二を一に、電気通信二を一に、懲罰二を一に、以上六名であります。
○寺本委員 われわれの方は内閣を一名、それから大蔵一名、労働一名を出しましよう。
○中野四郎君 この機会に申し上げたいですが、各会派が予算委員を一名もとらぬということは議会運営の上にもおもしろくない。従つて予算委員を各派から一名、何らかの形において出していただくように御配慮願いたいと思う。
○石田(博)委員 それならば公正倶楽部に予算委員を一名も割当ててありませんので、それは予算委員会の構成上不十分であるとも思われますから、この際予算委員の定員を五十一名にいたしまして、その結果どこがふえるかわかりませんが、現在割当てられた人数の上にその結果ふえたところは、それを公正倶楽部にお渡し願う。そういうように願いたい。
○大村委員長 ただいまの石田君の御提案に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決します。
○大池事務総長 どこがふえるかしれませんが、ふえたところから公正倶楽部に一名渡していただけば五十一名になる。そこで公正倶楽部に一名参りますから予算の方は問題ありません。そこで今まで出していただいたうち内閣から三名浮きましたが、その三人をどちらでとりますか。
○大村委員長 ちよつと速記をとめて……。 〔速記中止〕
○大村委員長 それでは速記を始めてください。ただいまお打合せの通りに委員の割当は一応きめます。 —————————————
○大村委員長 次に会期の件を議題にいたします。
○石田(博)委員 会期の件につきましては、政府の方からも官房長官が事情御説明かたがた出席したいという希望があります。従つてその手続をとることについて異議はございません。会期の期については、民主自由党といたしましては、従来の慣例、議案の状況等を勘案いたしまして、召集日より一箇月ということに御決定願いたいと思います。
○土井委員 召集日より一箇月ということになりますと、最終日が十一月二十三日になりますが、この間の議院運営委員会で、私から官房長官に質問をしたときの答弁によると、大体補正予算が出て来るのが来月の半ば過ぎではないか。言いかえれば十日過ぎでなければ出ない。こういうような見通しである。従つて二十三日までということになれば、かりに十五日に予算が出、またその大綱がきまれば総理の施政演説があるわけでありますが、おそらく総理の施政演説はその前に行われると思います。予算提出が来月中旬ということになると、余すところわずかに八日間程度しかない。その間に予算案を審議するということは、時間的に相当きゆうくつじやないか。こういう点を十分考えて、会期はもう少し余裕をとつておいて、実際上会期を全部使わぬで一切の議事が終了すれば、そのまま閉会してもよろしいと思う。会期が追い詰められて二日三日というように会期の延長をやつて、そのたびに野党、與党の間で論議をして行くということは愚の骨頂だと思うから、その点お考えくださいまして、でき得るだけ最大限度のものをこの際とつておいて、会期延長のような不体裁なことを繰り返さないことがよいのではないかと私は考えるのであります。
○石田(博)委員 御趣旨まことにごもつともでありますが、本臨時国会に対して政府として提出を予定せられておりまする法案の重要なるもの、すなわち補正予算あるいは税制改革案というようなものの提出時期については、先般も本委員会において土井委員その他と官房長官の応答がございまして、私どもも聞いておりましたが、われわれ政府與党といたしましても、できるだけすみやかなる提出を求めておるのであります。さらに政府としてもそういうように努力をしておると私どもは了承しておる次第であります。従つて予算案提出の時期は、早くなればただいま土井委員のお話よりも早くなり得る可能性があると私たち考えられるのでありまして、それらの情勢を勘案いたしますと同時に、通常国会は国会法の期定に基いて、十二月四日までにはどうしてもこれを召集しなければならぬ。それは説明いたすまでもないのでありますが、参議院議員の任期が五月三日に終了いたします。国会法によりますと通常国会は百五十日なければならぬ、そういう点を勘案いたしますと、十二月四日までにはどうしても通常国会を召集しなければならぬ。その召集までの間に若干の時間的余裕を残しておくことが、新たなる国会の出発にあたつても必要と考えられます。それらの点を勘案し、議事進行に努力をしていただきますると同時に、政府の予算案提出を鞭韃促進して参りまするならば、現在申し上げました会期で十分審議を終了し得るものと考える次第であります。会期の延長は万やむを得ざる場合を除いてはできるだけ避けて行きたいという建前でありまして、その点においては土井委員の御発言にまつたく賛成でありますが、以上の観点から会期は一箇月したいと思います。
○淺沼委員 政府方の立法計画、あるいは提案計画を聞きますれば、今議論をしても單なる議論になると思うのでありますが、政府としての大体の計画を聞いて、それからわれわれ野党からいえば、議員立法の計画を立てて案を出したいという考えを持つておりますので、その案が全部終了するまでには、相当の時間がほしい、それから常任委員長の方で立法計画をどのくらい持つておるかも見なければならぬ、ここだけできめるのでなくて、それに政府の都合ばかりでなく、常任委員長の意見も聞かなければいかぬと思います。
○大村委員長 官房長官は四時十分に出席するそうであります。この問題は浅沼さんの御意見もありましたので、四時十分に官房長官が来るまであとまわしにいたします。
○大池事務総長 あしたの議事として予定されておることを申し上げます。召集日でありますから大体午前十時に本会議を開くということに相なつております。それで九時に御参集を願つて、十時に開会ということになります。そこでまず第一に議席の指定をいたすわけであります。これは前会きまりました通り一応従来のものによつて——各党で多少の御変更があれば変更したものでかりにお着きを願つて、そのまま指定するということになります。その次に国会法の一部改正法律案を議題といたしまして委員会の審査省略の議決を願つた後国会法一部改正法法案の議決をお願いする。その議決が済みましたところで休憩いたしまして、参議院へまわして参議院の議決を待つという形になります。参議院の方で当日中に議決ができないという事情になりますれば、構成の一部門が延期されることになりますので、なるべく両院で支障のないところで議決を願いたい。参議院の方で、国会法の一部が改正されますれば、次に再開をいたしまして、衆議院規則の改正案、ただいまの委員会の組織そのものの議決を願う。これも委員会の審査を省略願いまして本会議できめる。それが終りますれば新国会に臨む機構ができますので、常任委員会の選任並びに常任委員長の選挙をすることに相なリます。常任委員長の選任につきましては各党から候補者の氏名を出していただきまして、議長が指名する形になつておりますから議長指名でできます。その常任委員中から委員長を選出するということで、常任委員長の選挙を本議場において行わなければなりません。従つて常任委員長になられる方も各派でおきめを願いまして、それを議長に御一任を願つて指名をする。従来の慣例通り簡單にできます。それができますれば次に本会期中における特別委員会を設置いたします。この特別委員会は委員会で互選をいたしますから、委員長の選挙はいりません。ただ委員会の設置並びに員数をお願いいたしまして、特に必要なものは議長において議場で指名をする。あるいは前会期通り引き継ぐものがあればきわめて簡單に相なろうかと思います。 それが一応きまりますれば機構は完備いたしますから、その次に会期の決定を願うわけであリます。もちろんこの会期の決定を願うまでには、参議院の議長と衆議院議長と協議いたす必要がございます。会期が決定いたしますれば、第六国会の始期並びに終期が一応きまるわけです。次に田中萬逸君の表彰の件をお願いいたしたい。それから散会をする前に、最後に齋藤隆夫さんと若松虎雄さんの追悼演説並びに弔詞贈呈の件をお願いしたい。こういうふうに考えております。 〔委員長退席、石田(博)委員長代理着席〕
○石田(博)委員長代理 それでは国会法の一部を改正する法律案の取扱い方を議題といたします。ただいま社会党の方から、政府に対する質問を土井直作君がおやりになる旨の申出がございましたが、他に御発言はありませんか。——それでは国会法の一部を改正する法律案の取扱いは、土井直作君の質問の後、採決するということで決定をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
○土橋委員 共産党は討論いたしたいと思います。
○石田(博)委員長代理 土橋君にお断りをいたします。ただいまの場合はおとりはからいしてもよいと思いますが、先ほどそういう御発言がなかつたのであります。それでは共産党からも申し出がありました。御氏名を申し出てください。
○土橋委員 追つてあとでいたします。
○石田(博)委員長代理 討論のお申し出はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石田(博)委員長代理 なしと認めます。それでは国会法の一部を改正する法律案の取扱いは以上のように決定をいたします。
○大池事務総長 採決は起立でよろしゆうございますね。
○石田(博)委員長代理 重ねて念を押しておきますが、採決は起立ということに決定をいたします。 —————————————
○大池事務総長 この際一応御報告を申し上げておきします。継続審査をやつたものの報告をいつやるかということですが、これは国会法の一部が改正いたされました関係から、第六回国会の召集日に、従前の委員及び委員長は自然に消滅したことに相なります。従つて第六国会の前に審査を終らなかつたものもあろうし、終了したものもありましようが、そのものについては、新しい委員会がその案件を引継ぐことに相なります。従つて開会中に審査を終らなかつた場合には、規則の第九十一條にあります報告書は、現在の委員長から召集日の前日までに提出を願つて、閉会中に審査をいたした分の報告を願う。継続審査に付した議案は、新しい国会になりましても再び配付はしない。議案だけが継続します。その点も御了承を願います。特別委員会の場合には、第五国会が終了と同時に委員も委員長も一応消滅した形になります。継続審査になりましたものについては、特別委員会が新たに設けられました場合に、従来の審査が済んでおるものについて特に報告する場合におきましては、新しい委員会の委員長がやるということに一応おきめを願つておきます。もし今度の国会に継続しない特別委員会があれば、その委員会の審査の済んだものについて報告する、しないは、また御要求に応じて前委員長としておやりを願うよりほかないと思います。 〔石田(博)委員長代理退席、委員長着席〕 国政調査の件は、各委員会とも持つておりますが、第六国会において継続して新たに今後やるものについても、会期とともに一応消えまして、また新たに議長の承認を得る。これは第五国会のときにおきめを願つたことであります。一応御報告だけいたします。
○淺沼委員 ちよつとお伺いしておきますが、審議を終了した委員会の委員長が、次に開かれた国会においては報告しないで、新たに選ばれた委員長がやるということですか。
○大池事務総長 この前そういうぐあいに御決定を願つております。引続き新しい委員会ができたときには、その委員会の委員長に引継いでやる。こういうふうにこの前御決定になつております。
○淺沼委員 事務当局の方で、今までに継続審査を完了して、報告されるであろうと思われるものはどういうものですか。
○大池事務総長 それは内閣委員会では行政機構のことをやつておりましたけれども、これは審査未了でまだ結了に至つておりません。人事委員会では人事行政のことをやつておりましたが、これも審査未了であります。地方行政ではいろいろなことをやつておりまして、地方税法の一部改正法律案等も議案として付託を受けておりますけれども、まだ決定いたしていない。それから経済安定、法務、外務、大蔵、文部等みな審議未了になつております。商工委員会では鉱工業生産増強に関する件と貿易産業及び中小企業振興に関する件、電源開発に関する件、この三件とも審議を結了いたして結論が出ております。農林委員会の競馬法の一部改正法律案は審議未了であります。食糧確保並びに増産基本法、これもまだ審議未了になつております。それから水産委員会の方は漁業法案等がまだ未了になつております。建設委員会で結了いたしておりますのは、四国、中国地方地殻変動に関する方策及び広島平和記念都市計画。関門隧道の作業の維持計画。国土計画、都市計画、治山治水問題。住宅復興の四件であります。予算委員会では地方財政及び徴税状況の審査が結了しております。結了してるものは、その程度でございます。 〔委員長退席、石田(博)委員長代理着席〕 —————————————
○石田(博)委員長代理 参議院の運営委員長がお見えになりまして大村委員長が退席されておりますので、暫時委員長の席を汚します。 政府から官房長官が、お見えになりましたので、先ほど延期しておりました会期の件を議題に供します。
○淺沼委員 官房長官にちよつと質問いたします。それは今民主自由党の方から、会期の問題については召集の日より一箇月間という提案があつたのですが、しかし政府の立法計画、それから提案計画、さらに一番根本になるところの予算案の提出の時期、さらに総理大臣の施政方針の演説の時期、これらのことをはつきり伺わなければ、かりにきようの新聞に書いてある通り、十一月下旬ごろになつて予算案が出るとか、あるいはそのころ施政方針の演説が行われるということになれば、会期は余すところ十日前後ということになつて、そのことからまた議会の審議権というものに非常に影響を與えて来る結果になるのでありまして、委員の中には政府の考え方を聞いてから会期をきめるべきだ、また政府の方が今言うたような案件の提出が遅くなれば、十二月四日近くまで議会をやつたらどうかという意見もあるので、この際それを承つておきたい。
○増田國務大臣 政府といたしましては予算はできるだけ早く提出したいと思つております。この前も皆さんに申し上げた通り、九月三十日に補正予算並びに明年度の一般予算が確定しまして関係筋と折衝を開始しておる次第であります。補正予算はなるべく早く本議会において議決を要しますので、できるだけ早く提出して、そうしてできるだけ多くの審議期間を設けたい、こう思つております。ただいまの予想では、この前も申し上げたことでありますが、今せつかく関係方面において審議を願つておりますけれども、ドツジ公使がこの三十日に再度来ることになつておりますので、おそらく十日くらいには—必ずとは申し上げられませんけれども、十日くらいに提出したいと思つて総理初め一生懸命努力中であります。従つて予算案提出の時期と相まちまして総理の施政方針演説をやりたい。これに引続いて予算案提出となる。こういう運びになることと思います。
○淺沼委員 さしあたり明日から国会が開かれて、政府がただちに提案されようとする法律案は幾つくらい用意されておりますか。
○増田國務大臣 私が今ここに参りますまでに関係方面の了解を得たものが十三件さらにきようお願いをしまして、向うも一生懸命やつておるので、二十件近くになるのじやないかと思つております。
○淺沼委員 案件はいつごろ出て来ますか。
○増田國務大臣 すでに十三件は承認を得ているので、印刷をいたしまして明日出します。あとは今明日中に承認を得られるであろうと思いますので、承認を得ますれぼ明日夕刻までには提出いたしたいと思つております。何とか二十件くらいは提出したいと思つてせつかく努力しております。
○淺沼委員 ついでにもう一つ伺つておきたいのは、これは関係方面のことでわれわれ忖度することはできないのでありますが、ドツジ氏が見えられて十日間くらいの間に大体補正予算も話合いがつくであろうということですが、補正予算は本予算との関連のもとに審査しなけばならぬということが言われておる。しかるに自然補正予算が出るのはもつと遅れるであろうということが予想される。政府は十日と言つておるのですが、それより遅れることはないでしようか。二十五年度の本予算との関連のもとに審査が行われることになれば、十日間ぐらいではできないということになつて先に延ばされて、やむを得ず継続審議になるかもしれぬというような新聞記事さえ出ておるわけでありますが、一ぺん約束されて、またあとでどうも間に合わなくなつたというようなことがありがちでありますから、もう一ぺん政府に念のため伺つておきたい。
○増田國務大臣 浅沼君が言われる通り、来年度の一般予算について大よそこれでよかろうというような意見が立てられて、それで本予算補正予算が出る。こういうことになる次第でありますが、方針については来年度はこういう編成方針がよかろうというような御検討が加えられるわけでございますからして、十日より遅れるというような見方もあるかもしれませんが、われわれといたしましては、十日ぐらいには補正予算は出せるように一生懸命努力中であります。そのくらいの範囲内において承認を得たいと思つて、総理を初めみな努力中であります。
○土井委員 官房長官にちよつと伺いたい。先ほど民自党の方から、大体会期は一箇月ぐらいという御意見がありましたが、政府としては大体どのくらいに考えておりますか。
○増田國務大臣 政府といたしましては、およそ三十日くらいを希望しております。
○土井委員 ただいま浅沼君からも御質問がありましたが、この前私が御質問申し上げたときには、法案その他については明日の召集日までには大体二十五件くらいは提案される見込みだという話であつた。ところがただいまの報告によると、きまつたのは十三件であります。この前報告されたときには承認になつたのが八件あつた。あれから今日までわずか五件しか承認になつておらぬということはきわめて少い数であります。目下七件ばかり明日まで承認を得られるということでありますが、合計して二十件である。官房長官がこの前説明したときには二十五件ぐらいということであつた。臨時国会に提案される案件は、この前は四十四件ということでしたが、あるいは五十件以上になるのじやないかと思う。従つてそれからの案件をそれぞれの委員会に付託して審議するについては、一箇月では相当困難を伴うのじやないかという考え方を持つのです。それからまた予算案が提出される場合におきましても、われわれの懸念するところは、実際は十日までに補正予算あるいはそれと関係のある税制改革に対する法律案等が出そろうというふうには考えられない。従つて政府としてはできるだけ会期を最大限にとつて置く必要があるのじやないかと思います。そういう情勢があるのにかかわらず、三十日間で大体審議できると思いますか。これはもとより国会の独自的な立場で審議するのでありますから、政府が審議をどうするというわけではあ参りませんが、大体結了する見通しをもつての三十日でありますか、この点をお伺いしておきたい。
○増田國務大臣 法律案は予定しておるものは四十三件あります。それに税制改革案が若干あります。それ以上にわたることはございません。従つて五十件以上ということは絶対にない。四十三件はすでに関係方面に折衝中でございますから、税制改革案以外の四十三件はできるだけ早く提出いたしたい。結局われわれのおそれているのは予算案とこれに伴う税制改正案でありまして、これはできるだけ審議期間を十分とつた方がよいと考えますから一生懸命急ぎます。十日まで出すとして大体審議期間は二週間になりますから、まずそれで御審議願いたいという考えでおります。
○佐々木(秀)委員 ただいまの官房長官のお話で、政府は極力十日ごろに出したいと努力中でありますから、それに対して今十五日ごろになる、あるいは十日になるという議論は推測にわたりますので、われわれは政府に対してできるだけ早くすべての法律案を提出せしめることにして大体先ほど石田君から言われたように、会期は、三十日ということで一応おきめ願いたいと思います。
○土井委員 この際ちよつと委員長に質問いたします。官房長官のただいまのお話によりますと、大体十日ぐらいに補正予算並びにそれと関連のある法律案を出せる見込みであろ。従つて約二週間の審議期間があるから十分審議していただく余裕があるのではないかということですが、これはよく石田君が先たのことを予想して云々という議論をされますけれども、万一予算案またはそれに関連する法律案がかりに五日間遅れるというような場合、あるいは十五日になつたというような場合においては、やはり会期を延長して、二週間以上の審議期間を與えるのかどうか。そういうことについて長官の考え方と、與党としての委員長の考え方を伺つておきたい。
○石田(博)委員長代理 お答えいたします。運営委員長は大村君でありまして、私が暫時その席を汚しておるだけでありますが、與党の運営委員の一人といたしまして、ただいまの土井君のお尋ねに対してお答えをいたしておきたいと思います。政府から予算案は大体十日ごろに提出する見込みである。残る日にちは三週間あるから、その間に十分御審議を盡していただきたいというお申出がありましたが、それに対してもしもそれがおくれた場合には、やはり依然として三週間の日にちを要するものと與党は考えておるのか、言いかえますれば、税制改革案、あるいは補正予算案に対しまして、審議期間は二週間絶対必要であると與党として考えておるかどうか、そういう御趣旨と伺いましたが、私どもといたしましては、第一に仮定に立つた予測を現在申し上げることができないのは、先ほど土井君がみずからおつしやつた通りでありまして、私どもといたしましては最善の努力を拂つて政府が十日までに予算案を提出せられることを望み、かつ勉励促進するつもりであります。さらにその審議期間につきましても、本院といたしましてはできるだけ愼重に審議する期間を設けておきたいという考え方においては、議員として少しもかわりありませんが、それが現在予測せられる状態を変更した場合におきまする会期等の問題については、その機会が招来した場合において議院が最終的に決定すべきものと了承しておるのであります。従いましてその点につきましては、私どもの見解と政府の見解と何ら根本的に違つておりません。
○土橋委員 今民主自由党の考え方の一端を承つたのでありますが、政府の提出する法律案、特に税制改革に対する法律案及び補正予算案は重要でありますので、おそらく社会党でもそういう質問があると思つております。この重要なる補正予算は必ず本予算に関連性を持つておる。そうすると本予算の将来の見通しついてもわれわれとしては考えた上、この補正予算を十分審議して行く。こうなると、今あなたは仮定の上に立つた議論はそのときにまたしようということでありますが、それをわれわれは非常に恐れておる。この前の臨時国会の会期延長でもしばしばそういう御意見があつた。従つて今度の補正予算と税制改革に対する諸法案が本臨時国会を召集されたおもな目的であるし、またそれが主眼でもあり、一般国民大衆もこれを非常に期待しておる。しかるにこれらの提出が十一月十日内には困難である。そうすると十一月十日以後になるだろうと予測せられる。官房長官のお話ではせつかく努力しておるというお話ですが、今までわれわれが承知しておる範囲では、そういう点はなはだ不十分でありますので、この会期の点についても私たち野党側は、社会党が提案されておるように、予算審議には約二週間程度を必要とすると思うのであります。それでなければわれわれは何のために臨時国会が召集されておるかということについて非常な疑問を抱く。提出される四十三件のうち、特に重要な法律案については、関係方面との折衝においてもその内容が具体化されておらない。たとえば地方公務員法、あるいは電波法、あるいは電波管理委員会の設置に関する法律案、こういうような特に重要な法律案については何ら決定を得ていない。そうするときわめて短かい会期内にわれわれはこの重大なる予算案並びに補正予算を審議しなければならぬことになる。今日関係方面の了承を得ておる法律案はごく基本的な法律の一部を改正するようなものが多い。そこでわれわれは今度の会期はむしろ早く終つて、早く打切つて、そうして次の通常国会で愼重審議をするような態度を表明された方が至当ではないかと思いますので、共産党としては第六国会の会期は早く打切つて、次の通常国会において十分審議するという態度を表明したい。そこでこの前も私ちよつと申し上げたのですが、民自党では非常に反対の意見を表明されたけれども、私たちは今度の臨時国会の召集詔書はすみやかに撤回をしていただいて、次の通常国会において十分審議する態勢をおとりくださることが至当ではないかという考えを持つております。
○石田(博)委員長代理 今の土橋さんの見解に対して政府與党の運営委員としてお答えを申し上げておきたいと思います。 今回臨時国会が召集せられました事情は前々会、あるいはこの前の運営委員会においても御議論になつたと同様に、社会党、民主党野党派、新政治協議会の諸君が正規の手続きをもつて要求されたのでありまして、その要求に基いて法律上、当然召集しなければならないので、政府はこれを召集し、その機会にできるだけすみやかに可決実施をいたしたいと思つておりまする法律案、特に補正予算案、あるいは税制改革案もあわせて上程して議決いたしたい。こういうふうに政府並びに政府興覚といたしましては考えておる次第であります。従つて臨時国会召集の事情につきましては、土橋君の見解と私どもの見解とは若干の径庭があるように思われます。 次に重要なる議案である予算案、あるいは税制改革案についての審議の期間は、最小限二週間必要であるという言明をわれわれにするがよかろうという御勧告でありましたが、私どもは議案の審議につきましてはその常任委員長、あるいは議会の運営全体を通じましてできるだけ愼重、かつ充実した審議をやつていただくことを望むと同時に、客観的ないろいろな事情を勘案してすみやかに議決されることを望むのであります。従つて今日われわれの見通しとしては、政府をして言明通り十日に予算案を提出せしめ、残されたる会期をもつて審議を終了することを期待しておるのでありますから、その審議に要する期間につきまして、仮定せられた事態を前程として今日言明いたすわけには與党としては参らないのであります。 さらに第三点の本国会はすみやかに打切れという御意見は、会期をもつと矩かくしろという意見であるなら、先ほど申されたあなたの御議論と相背馳するように思われますし、同時に会期を現在一箇月ときめたところで打切れというなら、われわれもその事態が生じたときにまた考えて研究して行きたいと思います。 さらに重要なる法案につきましては、できるだけ通常国会に移して十分な審議をさせろということについては私ども異論ありません。しかしながらすみやかに議決を要するものは、與えられた期間内にすみやかに審議して議決することが必要と思います。従つて税制改革案、補正予算のごとき重要にして、すみやかに議決を要するものは、本国会に提出せしめ、愼重審議して、できるだけすみやかに実施いたしたいと思います。
○土橋委員 今いろいろ石田君からお話がありましたが、われわれが臨時国会召集を要求したのは、特に議会終了後労働問題、あるいは首切り問題を通じて労働階級が非常に困難な立場にあつたので、そこでわれわれはこれ収拾するために国会の召集を至急要求して、野党方面にもいろいろ御心配願つたのであります。ところが野党各派においては一応共産党を除外された。そうしていろいろな意見を総合してみると、ただ早く国会を召集してくれという意見であつたようでありまして、今日ただいま十月二十五日に召集するような考えではなかつた。従つて石田君の言われるような趣旨は、今度の臨時国会召集の期日から見て相当時間的ずれがあるし、要望されておつた当時の事情からみても相当違つておる。われわれはあの当時早期召集を要請したが、今日のような情勢において予算案、統制改革に関する諸法案が——きようは二十四日でありますが、お見えになる人が月末になるというような、ある意味においては條件付的なものを前提として今案が組まれておる。もし仮定的な條件的なものについては、そのときの情勢に上つて決定するというなら、これは非常な問題だと思う。従つてわれわれが申上げておるのは、十日といつても今までの例から見るならば、そういう点がきわめてルーズである。また本院の意向によつて会期を延長するというようなことになると、会期はまた延びる傾向がある。そういう状態であるなら、いつそこの会期を早く打切つて、次の通常国会において十分審議下るのが至当ではないか。こういう考え方を申し上げたのでありまして、その点はおそらくあなたも了承されると思う。 〔石田(博)委員長代理退席、委員長 着席〕
○松井(政)委員 ただいまの土橋さんの説明で大体わかりますが、共産党では今回の第六臨時国会は会期をきわめて短かくして重要なものは通常国会でやれという意味で、本臨時国会の会期を短かくしろという意味ですか。
○土橋委員 できるだけ早く打切ることを要望いたします。
○石田(博)委員 できるだけ早く打切れというのは、会期が一箇月では、長過ぎるという御見解ですか。
○土橋委員 そうです。
○石田(博)委員 共産党としては何日くらいを適当と考えていますか。
○神山委員 そんなことを言明する必要はない。
○土橋委員 予算案並びに税制改革案が出るなら会期も相当いるし、審議期間も相当長期を要する。ところが予算案、税制改革案の提出は十日以後になるだろうという話であると、審議期間は非常に短かい。そんな短かい期間において、審議をするくらいなら、この臨時国会を何のために、召集したか、その論拠がきわめて薄弱である。しかもドツジ氏の来訪が月末に延びる。それが、また飛行機事故等によつて延びた場合にどうするか。政府がいかに努力しても、予算案、税制改革案の提出が、十日以後に延びたらどうする。そうなつたら社会党の意見のように、自然会期を延長しなければならぬと思う。
○石田(博)委員 ぼくは、ここで飛行機に事故があつたら、あるいは病気で来られなかつたらというような、仮定のいちいちに対する対策を一ぺん考えるわけに行かない。われわれは、政府が提案しようとしておる案件の提出見込み時期について考えておるので、現在の状態において会期を決定しようとするのであります。従つてその案件以外の場合を予想して議論するわけに参りません。 もうひとつ、野党各派は正規の手続をもつて臨時国会の召集を要求されておる。共産党はこれには参加されなかつたが、あの当時やはり早期に国会を開会すべきだということを主張しておつた。しかし今日は相当時期が過ぎておるので、もう臨時国会召集の必要なしと考えておられるのですか。
○土橋委員 今のような召集の仕方なら必要なしというのです。あの六月の終り、ないし七月初旬なら臨時国会を召集して、あのような事態に至らない措置を講ずることが必要であつたが、今日になつて臨時国会を召集して、しかも開会から二週間もたつて一番かんじんなものが出て来るというような臨時国会の召集の仕方には、われわれは賛成できない。
○石田(博)委員 賛成なさる、なさらぬは別の問題であります。今国会は現実に召集されておるので、仮定の上に立つた議論はこれ以上もう繰返したくない。 もうひとつは、あなた方はどうか知りませんが、一応成規の手続によつて臨時国会が召集せられたことは事実であつて、その事実が撤回せられたことを私は聞いておりません。従つて臨時国会を召集せられた事情につきましては、私どもはせつかくの御意見でありますけれどもかわりはないのであります。
○中野四郎君 いつまで両方で繰返しておつてもきりがないから、会期を何日にするか一応きめてもらいたいと思う。
○神山委員 今石田君は仮定の上に立つてと言われるが、第五国会においても増田君が来て何べんもあやまらざるを得なかつた。何べん君たちが政府と一緒に会期延長をせざるを得なかつたか。しかも今度の臨時国会召集については、運営委員会で早く開けということを議長に何べんも言つておる。そういう事情があるのに、増田君がここへ来て十日ごろといつてもそんなことが信用できるか。そこを考えるならば、君の言う仮定の上に立つた議論なんか問題でない。それでこれ以上ぼくたちは君たちと議論する必要はない。ちようど中野君がとめ男に出ておるから時の氏神だ。会期は社会党の意見通りきめたらいいじやないか。
○土井委員 わが党といたしましては従来の国会の実績の上から見まして、事実上において遅くても補正予算その他が十日までに出てくれば、審議期間も臨時国会としては相当な期間が與えられるわけでありますから、三十日の会期については異議はないのでありますが、われわれの予想の上から見ますと、どうも十日までに予算案並びに税制改革の法案が出るとは考えられないのであります。そこで会期はできるだけ最大限度にとつておく必要がありますので、参議院の選挙等を勘案いたしまして、十二月四日には通常国会を召集しなければならないのでありますから、大体約四十日間くらいの会期をこの際とつておいて、その問十分審議をする必要があるのではないかと考えますので、会期四十日説を主張いたします。
○石田(博)委員 民主自由党は会期一箇月を主張いたします。その根拠については先ほど述べた通りでありまして、いろいろ御議論がありましたが、私どもは初め主張した通りであります。
○淺沼委員 さつき土井君の提案は、会期を三十日として官房長官の話を伺つたわけでありますが、どうしても十日間くらいかかる。大いに努力してやつてみよう。また民自党の方でもその言明を信じて、言明通りやろう。そこでさしあたり三十日と言われたのであつて、場合によれば延びるかもしれないというような含みもないわけではない。そこでそういうやり方も一つの行き方だと思うが、土井君の言われるように必ず再延長になり得る先例を持つておる。またもうひとつはみずから審議権を狭める結果になるから、自分の方から審議権を拡大する形において、四十日をとつたらどうかという意見が出て来る、共産党も何も審議期間を短かくしろというわけでない。長くやれ。しかしながら今までの政府のやり方がけしからぬという意味で出ておるのだろうと思う。そういう意味で再延長されることが大体予想がつくなら、今から再延長しないように、会期を一ぱいとつておいた方が妥当性があると思う。おそらく施政方針演説も遅れるだろうし、予算案その他税制改革案も遅れるだろうから、きつともう一ぺん再延長ということになるのではないかと思う。
○石田(博)委員 そういうことが起るかもしれない、あるいは起らないかもしれないが、私どもは八卦見でないので先のことを言うわけに参りません。また官房長官の今日までの御説明は、神山君から信頼されないというような御議論がありましたが、私どもはその官房長官の説明を今日聽取したのであつて、その聽取した事情についてどなたがそれを信じ、どなたがそれを信じないか、それはおのおのおなかの中で決定して、この会期は独自の立場で決定したい。従つて将来どういう事態が起るかというような、仮定の上に立つて議論するわけに参りませんから、今日の段階においては政府の言明を信じて、私たちは会期三十日説を主張いたしたいと思います。
○園田委員 民主野党派は、社会党と同じく会期四十日説を主張いたします。
○大村委員長 いかがでしよう。この会期については民自党から三十日の提案があつたのに対してこれを四十日にすべしという提案がありました。そこでもうお話合いも済んでおることと思いますから、この辺で決定したらどうかと思いますが。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それでは民自党から三十日間との提案がありましたのに対して、社会党及び民主第九控室から修正意見として会期四十日間との提案がありますから、この修正意見の方から採決いたします。 会期を四十日とするに賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○大村委員長 少数。よつて否決となりました。 次に民主自由党提案の会期を三十日間とするに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○大村委員長 多数。よつて本院といたしましては会期を三十日間と決定をいたしました。 —————————————
○大村委員長 この際ちよつと御相談を申し上げたいことがあります。参議院運営委員長が先ほどこちらに見えまして、国会法の改正案につきまして参議院の運営委員会でも相談をいたしました結果、参議院では現在の各院の常任委員である者は第四十二條二項の規定にかかわらず、この法律施行の際に退任されたものとするという條項は削除していただきたいという申入れが今あつたのであります。この最後の一項を削除することにとりはからいたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 御異議ないものとして削除することにいたします。
○中野四郎君 この際事務総長に聞きたいことがある。私はさつき委員割当の際に、われわれの方にも当然割当があるものと考えておつたが、それがなかつた。議院運営委員の割当に対していかなる理由によつて比例制をとつたのであるか。すなわち淺沼委員長時代には議会を構成する各派によつて協議をすべしということであつた。しかるにこのたびは比例制で小会派を除外することは妥当ではないと思う。この点について事務総長の明決な答弁を願いたい。
○大池事務総長 議院運営委員会を一番最初つくりましたときには、中野さんの強い御主張があつて、事実上比例で行かないところへもその党派で御交渉願つてお譲りを願つて出ておつた事実がありますが、国会法及び規則の方で各派の所属議員数の比例によつて出すという規定になつておりますので、前議会にもこういう比例が出まして、そのままお譲り渡しやお話合いもあつたようですが、実現しませんでした。今回もこういう実情になりましたが、中野さんの御意見もごもつともですから、各派の方でお譲り渡しを願つて、各派から出ていただけばなおけつこうだと思います。その点はよろしくお願いいたします。
○中野四郎君 議院運営委員会が小会派の委員をオブザーバーとして列席せしめる仕方は、議院運営委員会のやり方として間違つておると思う。不当財委設置のときも、小会派を除外する、しないの議論があつたが、当然各派から委員を出して運営すべきであるという意見によつて決定したのであります。ところがどういうわけか知りませんが、私がしばらく運営委員会に出ないうちに、労働者農民党、公正倶楽部を除外されてオブザーバーになつておる。これは臨時国会を前にしてちようどいい機会でありますから、小会派にも議院運営委員一人を割当て願いたいと思います。これを各派にお諮り願つて、この機会にきめていただきたいと思います。
○石田(博)委員 これは前会におきましても、小会派の方にはお気の毒でありましたが、労農党その他にも同様オブザーバーという形をとつて来ておるのであります。しかしてオブザーバーとして出て来ても、発言その他については少しもかわらなかつた。ある人のごときはかえつてオブザーバーとして発言が多かつたくらいです。
○中野四郎君 そこで、浅沼君の各派交渉会の意見が出て来る。運営委員会設置当時のごとく、小委員会が主になつてやるならいざ知らず、今日のごとく小委員会はややもすれば運営委員会の附属的立場に立つておつて、すべてがこの運営委員会で決定されるなら、議会を構成する各派の代表が当然その中に入つていなければ、各派の意思が表示されない。そこで議院運営委員会の建前上、二十五名の委員を二十七名にしても労働者農民党、公正倶楽部に委員一名の割当をお願いしたい。これはどこにも支障がないことだから……。
○神山委員 中野君の意見に賛成だ。満場一致で行こうじやないか。
○大村委員長 ちよつと速記をとめて懇談に入ります。 〔速記中止〕
○大村委員長 速記を始めてください。
○石田(博)委員 この問題については最も重大な委員会の構成に関することでありますので、現在のところ私どもの方として責任ある考え方を述べるわけに参りません。従つて明日の運営委員会に願います。
○大村委員長 それでは残余の事案は明日に延ばし、今日はこれで散会いたします。明日は午前九時半に御参集願います。 午後五時三分散会