議院運営委員会 第42号
- 発言数
- 75 件
- 登壇者
- 16 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1949/05/23
会議録
○大村委員長 これより会議を開きます。まず第一に回付案の取扱いに関する件を議題に供し適す。
○大池事務総長 私から御説明申し上げますが、ただいま参議院において修正をされまして、本院にもどりている分が三案あります。それは通商産業省設置法の一部修正が参つております。中心点は五月二十日に施行ができませんので、それを二十五日に改めるという点が当然起つて来る問題であります。それと第三十二條の第三項中「國家行政組織法第七條第二項の規定にかかわれず」というりの生を削つてしまいたいというのであります。これを削る理由は、修正の理由の中にありますが、国家行政組織法の方でこの関連を明らかにした方がいいから、これを削つてそちらの方で明らりかにしたい、こういう観点からの修正であります。もう一つ、この通産省設置法の施行に伴う関係法令の整理等に関する法律案の方では、十七條を八条として、ずつとあと一條ずつ下げて、別に一條を加えて参つているわけであります。それは十七條のところに「国立國会図書館法第二十條の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を次のように改正する。ということで「附則中「五月二十日」というのを「五月二十五日」に改める。」こういうことに直したいという字句整理の方の関係から起つて來る問題であります。それから統計法の一部改正の問題は、第六條の附則の二、三項の中の「衆議院」を「両議院」に改めることになつておりますが、これは統計委員会の委員長は、現在の規定では互選をいたしまして、互選の結果選に当りた者が、衆議院の同意を要すればよろしいということに相なつておつたのを、衆議院だけでは困るから、両議院の同意にしてもらいたいというのが修正案の本旨であります。その三案が返りて参つたのであります。これに対する態度の御決定を願つて、こちらで同意ができないということになりますれば、両院の関係が起ります。最終日のことでありますから、明日というわけに参りません。今日中に態度の御決定を願わなければならぬのであります。今手元に参つておりますのはこれだけでありますが、それ以外に今後回付されて参ると予定されるものを、念のために御参考にお手元に差上げてあります。大蔵省設置法案、司法試験法案、地方自治廳設置法案、経済安定本部設置法案、運輸省設置法案、農林省設置法案、特別調達廳設置法案、総理府設置法案、これだけでありますが、その以外にただいまの回付案に基いて考えられますのは、行政組織法でやるというから、行政組織法の一部がかわつて來るのであります。これらを総括いたしました定員法が回付されて來るということが、当然に考えられるわけであります。各種の設置法の修正が起きれば、定員法の修正が起るということが予想されます。
○林(百)委員 修正の点はどうなるらしいということはわかりますか。
○大池事務総長 私の方ではちよつとわかりませんが、法制局あたりでわかると思います。向うでそうういうことで進んでいるという経過の程度で、まだ確定しません。
○林(百)委員 できるなら刷つてまわしていただきたい。 —————————————
○大村委員長 だんだん御協議申し上げる事項もありますが、第二にとりあえず本日、の本会議をどのように運営するかを御協議願いたいと思います。
○大池事務総長 私から思いつきを申し上げて申訳ありませんが、昨日当委員会でおきめを願いました國会法の一部改正、裁判官弾劾法の一部改正法案、衆議院事務局職員定員規程中の改正案、法制局の職員定員規程の改正、これは昨日中にオーケーが参りましたので、正式に委員長から御提案を願つたのであります。今の三、四は衆議院だけの議決で済みますから急ぎませんが、國会法の一部改正並びに裁判官弾劾法については、参議院の議決もいることでございますから、これは至急におやりを願つて、早く向うへおまわしを願つた方がけつこうだと考えております。五から七までの回付案に対する態度、こういうものについては一応各党でおきめを願うならば、いずれ今日は何回も御協議を願わなければならぬと思いますから、とりあえず議事といたしましては一から四までを至急に御決議を願つて御休憩を願い、さらに今後の議事の運営をやる方がけつこうではないかと思います。一から四までを進める間において、特にこういうことをやらなければならぬという問題がありますれば、これはまた差加えるというようにお願いをしたらどうかと考えております。
○園田委員 この際わが党の並木君から出されております緊急質問を、本日の議事日程に上程をして、日程第四の終つたあとでやらしていただきたいと思います。質問だけやつて、答弁と再質問は政府の出たときにやるということで願いたい。
○大村委員長 速記をとめてください。 〔速記中止〕
○大村委員長 速記を始めてください。
○林(百)委員 実は昨日の椎熊君の院内秩序に関する議長に対する質問の中に、事実に非常に反する点があるのです。たとえば立花君が一緒に行つたとか、手打ちの酒宴とか何をしたとか、それについて私の方の党の立場としても、間違つた事実の点がはつきりさせる必要があると思いますから、本会議場において適当な方法で措置を講じたいと思います。椎熊君に対するこちらからの質問というか、あるいは議事進行に対する質問というか、一応それをおきめ願いたいと思います。どういう方法をとるかは、われわれの方で相談しますが、各党ともお含みいただきたいと思います。
○大村委員長 それはお考えを願つておいて、次の運営委員会で御協議願いたいと思います。
○田中(織)委員 昨日議長あてに議事進行に関する発言を出しておきましたが、手違いの関係でやれないようになりました。私の方としても本日議事進行についての発言をいたしたいと考えております。これは民自党と取扱いについて話し合いが残つておりますので、休憩以後の本会議でけつこうであります。私の方の昨日稻村順三君から申し出でましたところの議事進行に関する発言について、本日の本会議においてぜひこれをやらしていただきたいということをこの機会に申します。
○山本(猛)委員 社会党の今の稻村順三君の議事進行に関する発言は、昨日の場合は議事の運営上やむを得なかつたと思うのでありますが田中委員のお申出に関しては、民自党は異存ございません。
○大村委員長 この問題は小委員会でお話合いを願つて、円満な進行を願つたらどうかと思います。
○今村(忠)委員 なおその場合、民自党の廣川幹事長の一身上の弁明をさしてもらいたい。
○大村委員長 それは次の運営委員会、あるいは小委員会でお打合せをした結果、議事を円満に進めたいと思います。御了承を願います。
○田中(織)委員 先ほど事務総長からの御説明によりましても、本日最終日の衆議院の本会議に対して、参議院の方から重大なる修正の案件が回付になる予定でございますが、きわめて廣汎な修正案が回付されることになりますので、本日の本会議の運営にも関係があると思うのですが、大体各法案に対する参議院の審議の状況等について、運営委員長の方でおわかりになつておれば、その間の事情をかいつまんでこの際お聞かせ願いたいと思うのですが、いかがでしようか。
○大村委員長 ただいま田中君からお尋ねがありましたが、法案の審議の模様について、衆議院の法制局である程度情報を持つておりますが、それは先ほど他の委員からの御要求もありまして、刷りものにして次の運営委員会開会までにととのえて、ごらんに入れることになつておりますから、それまでお待ちを願いまして、さらに得ました情報とあわせて御報告を申し上げたいと思います。
○園田委員 この次に開かれる運営委員会に増田官房長官が出席することを、各党各派を代表して、要求します。
○大村委員長 それは通達をいたします。
○林(百)委員 大体今日の見通しは、この次の運営委員会でわかるのですね。各党の準備もありますし、いろいろの予定もありますから、大体見通しをつけておく必要があると思います。
○大村委員長 ただいま林君のお話でありますが、参議院の模様も十一時ころになるとよほどはつきりして來る様子でありますから、次の運営委員会においてはそれらの点について、もう少し進んだ御協議ができるだろうと思います。しばらく休憩いたします。 午前十一時六分休憩 ————◇————— 午後八時三十分開議
○大村委員長 それではこれより常任委員長と議院運営委員の合同協議会を開きます。議長から発言があります。
○幣原議長 政府からただいま会期の延長について申し入れがあつたのであります。その趣旨はただいまの形勢で見ると、本日限りの会期ではいかにもむりである、いま一日の延長をお願いしたい。しかし会期のことは少くとも一日は延長したいが、その会期の正確なることは、國会で自主的に御決定を願いたい。つきましては常任委員長に協議して、それから運営委員会にお諮りするはずでありますが、時間の関係上、合同協議会をお願いした次第であります。
○土井委員 ただいま議長から会期延長の政府申入れに対するお話がありましたが、今参議院の情勢から見て、大体一日というようなことでありますが、一日あれば可能であるという見通しについての根拠はどういうところにありますか、お聞きになりませんか。
○石田(博)委員 今の議事の取扱いでは延長すべきであるかないかということの議題の方が先であると思います。一日あれば可能かどうかということは、延長すべきであるという前提の上に立たれての御意見であろうと思いますが、そういう見通しについては官房長官ではあたらないと思います。官房長官は参議院の議事の運営について責任を持つてはおらない。政府が申し入れられたのは少くとも一日はどうしても必要だというのであつて、全体の見通しについてはこれは参議院側の情勢その他を勘案いたしまして、本院が自主的に決定すべきもので、政府の申し入れは衆議院のみをもつて受理することはむりである。こう私どもは解釈いたします。
○土井委員 もとより会期の延長に対しましては、政府の申し入れのいかんを問わず、われわれ独自の立場によりましてそれが一日であるか、あるいは三日であるか、三日であるか、こういう点についても見通して自主的に決定しなければならぬと思うのである。ただ政府の見解を聞きたいというのは、われわれの見解から言わしむれば、参議院は、比較的スムースに議事の運営が行われている。本会議に上程処理すべき案件は正式に受理している。あとは委員会で決定次第、逐次上つて來るものを上程して審議に移るという段階にあるのである。從つてすでに時間が今入時半でありますが、十二時までには約三時間以上の時間がある。委員会の自主的な審議がうまく進んで行けば、別段一日とか二日とか延長しなてもよろしいような段階にあるのではないか。そこで私は政府の見解を聞きたいということになるのである。私は会期を延長する方がよろしいということを前提として、あるいは賛成の立場において申し上げているのではない。むしろわれわれからすれば延長する必要はないという見解だけれども、しかし今の参議院の議事の進行の状態から見て、今日政府が申し入れる以上は政府自身に何か支障が生じて來ているという見解の上に立つているのではないか、そこで官房長官に一應聞きたいということになり、官房長官にさつき申入れをしてあるのです。官房長官にすぐ來てもらうように、ひとつ呼んでもらいましよう。
○大村委員長 ただいま土井君、田中君から御要求がありましたが、官房長官をお呼びすることについて御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決します。 —————————————
○中島地方行政委員長 私はこの常任委員長会議と、運営委員会の合同会議というものは変なものだと思う。一体常任委員長は議会の役員であり、議長副議長と同じ立場において私どもはやつている。運営委員会はそれとまつたく異なつた性格を持つているものと思う。そこで幾らお急ぎになつてもかような合同会議を開くということは、私は將來に非常に悪例を残すものではないかと思う。お急ぎになることはごもつともでありますが、それはかえつて混乱を生ずるような形になるので悪例だと思います。
○大村委員長 中島さんの御発言に対して一言申し上げます。常任委員長と議院運営委員との合同協議会は、前例があるということでございましたので、時間の都合もありますので、この合同協議会を開くことにいたした次第であります。但しこの協議会の進行過程におきまして、議長から御協議になつておりますところの問題について、常任委員長の御意見をおまとめ願うについて、必要がありますれば別室において、あるいはまた場合によりますれば、この席におきまして常任委員長の御意見をまとめるようにいたしたいと思います。また運営委員会につきましては常任委員長の御意見のまとまりましたものを持ちまして、別に運営委員にお諮りをするということにいたしまして、この聞の不合理を取返そうということにはいたしたいつもりでおる次第であります。
○中島地方行政委員長 こういう前例がありましても、今大村委員長は、常任委員長としての首脳であるあなたが常任委員長として会議を開く一方、運営委員長として会議を開いて、この二つを一つにすることは、そういう前例があつても將來はやらぬことの方がいいと思う。悪いことでも前例があればやるという國会のやり方はいかぬと思う。これは別々に会議を開くべきである。
○大村委員長 ただいま中島さんの御注意につきましては、委員長は將來特別に考慮をいたします。
○椎熊委員 先例があることだからおやりになることはけつこうですけれども、官房長官の來るまで時間のあいている間に、あなた方の方で正論に基いて別室でおやりになれば、正論も通るし、その方がいいでしよう。
○大村委員長 それでは常任委員長さんに御協議申し上げたいと思います。別室で御相談を願うようにいたしたいと思いますが、いかがでしよう。なお運営委員の皆さんに申し上げますが、官房長官が來ましたら委員長がおりません場合は、理事がかわつてこの席におつきを願うことに御了承を願います。この際暫時休憩いたします。 午後八時四十七分休憩 ————◇————— 午後八時五十分開議
○石田(博)委員長代理 休憩前に引続いて会議を開きます。この際お断りいたしておきます。大村委員長は常任委員長会議のためにこの席上にただいまお見えになつておりません、よつて私がかわつて委員長代理を勤めまするが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり」〕
○石田(博)委員長代理 それでは微力でありますが、御協力を願います。土井君その他の御請求に基きまして、官房長官出席を求めたのでありますが、ただいま官房長官が御出席になりましたので、官房長官に対する御発言等がございましたならば、お願いいたします。
○土井委員 先ほど議長からのお話によりますと、会期を一日間延長してもらいたいということでありますが、衆議院の方の関係は御承知の通り重要案件のことごとくが審議結了に相なつておるわけであります。従つて衆議院としては特に会期の延長をしなければならぬ必要性は全然ないわけであります。参議院の関係でおそらく延長を申し込まれているのではないかと思いますが、もとより衆議院は独自の見解に従いまして会期の問題を決定するには相違いありませんけれども、その参考といたしまして政府は一日延長してもらいたいという申入れをいたしました根拠、また一日延長することによつて政府が意図しております議案の通過が可能であるというふうにお考えの上に申込みをされているのかどうか、こういう点についてひとつ官房長官の御意見を伺いたいと思います。
○増田政府委員 土井さんのお尋ねにお答え申し上げます。先ほど午後八時に私政府を代表いたしまして、ただいまの情勢では本日限りの会期といたしますと、多少議事操作上の技術的見地から見て、時間がかかつて明日にわたるおそれがある。そうすると政府の重要法案が成立しにくいから、一日を標準として会期の延長をいたすように、御考慮相なりたいという申入れをいたした次第であります。一日という限定的のことはもとより政府の権限でもございませんし、一日を標準として両院において目的に御決定を願いたいという申入れをいたした次第であります。それで根拠と申しますと、今概略的に申しました、ただいまの議会の情勢を私ども拝見いたしまして、政府が最も通過成立を要望している法律案は定員法であり、また各省設置法でございます。これが本日までに成立していないと困るのでございますが、午後十二時をもつてして、はたしてこれが成立するかどうかまた危ぶまれております。というの、は各省設置法はすでに参議院の委員会等においてそれぞれ可決あるいは修正可決を見ておりますが、まだ本会議において可決あるいは修正可決を見ておりません。それから修正可決という委員会の法案も相当あるのでありまして、ただ衆議院の送付にかかるものを可決されたのであリましたならば、これは問題なく成立いたしますが、修正可決は再び本院へまわつて來るのであります。そういたしますと九時現在のただいまの時刻におきましては、なおさらのこと両院協議会なり、あるいは本院においてさらに本会議を開くなり、それぞれの議事手続を踏んで行かなくてはならないのでございまして、各省設置法におきましても、そういう時間の点についても多少危惧の念を抱いておる。それから定員法はただいま向うの内閣委員会におきましては午後七時に質問が打切りになりました。午後八時まではそれぞれ党へ帰つて方針を決定するという意味で、一時間休憩しまして、八時から討論に入り、九時までに討論終結採決をするということになつておりましたが、今秘密会を開いて修正案等を委員諸君の間に練りております。従つてまだ討論開始になつておりません。あるいは十時ごろまでに討論終結、採決ということになると、瞬間が十時ごろまでかかるのではないかと思つております。いずれにいたしましても、河合委員長は本日中には本会議を終了いたしたい。すなわち可決成立を見たいということを熱望しておりますが、参議院議長はその点も危うんでいる次第であります。他の諸法案についてもとより政府が通過成立を熱望していることは当然でございますが、とりわけこの政府の露大政策であり、また與党の重大政策である行政整理、機構簡素化の各省設置法、ないしは定員法はぜひとも通過成立を熱望している次第でございます。これらは十二時を過ぎますれば無効になるのでございます。そこで大事をとつて一日を標準として國会の会期を延長していただくように要望いたした次第であります。
○椎熊委員 その政府の申入れに対して、参議院の意向はどんな模様でございますか。
○増田政府委員 参議院ではただいま運営委員会を開いておりまして、私に出席の要求があるのでございますが、こちらを済ませましてから向うにまか出るつもりであります。
○田中(織)委員 そういたしますと、われわれは今朝から十二時四十分に本会議が終了いたしまして、最終日のことと思つて各党ともこれは同一状態であろうと思いますが、本会議の再開並びにこれに必要な運営委員会の開会を期待しておつたのでありますが、八時過ぎてようやく招集せられる状態になつたのであります。われわれの参議院方面と連絡をとりましたところによりますと、参議院の議事は順調に進捗をいたしておりまして、大体本日中に重要法案について、参議院としての議了ができる見込みであるというそうしますとわれわれは從來からも、この前の会期の延長に対しましても賛成ができなかつた建前をとつて來ているのでありますが、参議院のそういう進行状態が現在の瞬間において順調に推移しているということから、もし本日中に見通しがつくならば、あえて会期を延長する必要もないのではないかという、ふうに考えますが、この点について官房長官のお感じを伺いたいと思います。
○増田政府委員 私の印象、私の感じといたしましては、入時から今政府が一番力を入れております定員法の討論、があり、九時に採決があるといたしますと、およそ十一時半ごろまでに本会議において可決確定ということになる見込みでございましたが、この瞬間においてはわかりませんが、先ほどここに参りますまでの瞬間においては、修正案等は秘密会を開いて審議をいたしておりまして、まだ討論に入つていないのであります。但し河川委員長は本日中に本会議までこぎ着けたいと言つておりますが、参議院議長は本日はむずかしいと言つております。これが事実であります。そういたしますと私といたしましては本日はもう三時間しかございませんが本日の会期の範囲内においてはどうも物理的関係において終了はむずかしいのではないか、そこで大事を踏む意味において会期一日の延長をお願いした次第であります。 〔石田(博)委員長代理退席、委員長着席〕、
○椎熊委員 ごもつともの事情と思いますが、一日と区切つたところに私は非常に危険性があると思う。一日という時間はどの程度にはかつているか、参議院のことですからあちらのやることは自由でございますけれども、参議院がまた明日の午前一時から本会議を開いて、そうして一日ということで勘案したというならば、そういうことに非常にむりがあるので、政府としてはなるべく法律案は全部通過したいこと当然でございます。われわれ衆議院といたしましても、衆議院が院議をもつて決定した問題は、たといわれわれが反対した問題であつても、院議尊重の建前から、衆議院を通過したものはこれを成立させたいというのが、衆議院全体の考え方であると思います。それなら午前一時から本会議を開いても、一日というようなむりな考え方をせずに、全体が成立するようなゆとりのある考え方を持たれた方がいいのではなかろうかとも思わるる節がありますが、そういう点に対する政府の見解はいかがですか。
○増田政府委員 私の見解を申し上げます。私は午前一時からあるいは午前、零時五分からということは予想しておりません。十二時までは御勉強を願いまして、あとは生理的要求に從つて休んで、あすの午前十時から開いていただけば、それでも十四時間ある、こういうふうに考えております。但し一日といことはわれわれは限つておりません。一日を標準としてとい申入れをいたして貼ります。
○大村委員長 ただい常任委員長会議を開きまして、この問題について協議いたしたのでありますが、いろいろ御意見もありましたが、結局常任委員長会議では二日間会期延長をするのが、適当であろうという結論に達しましたから、そのことを簡単に御報告申し上げておきます。
○神山委員 これは増田君に言いたいんですが、この前に一週間の延長をしたとき、官房長官に日のことはもちろん限つたわけではありませんが、私たちは第一に会期がこういうふうに延びた責任を議会の方に傾げられる傾向がある、そうではなくてむしろ初めから法案の提出その他が遅れていたことがこの最大の原因、だということを指摘したい。私はそのときにここで遺憾の意を表する意思はないかと率直に言つたと思いますが、増田君が知らぬ顔をして行つてしまつた。きようはまた延期の問題が出ているが、今のお話を聞くと、常任委員長会議で二日間にきめられたことが、適当かどうかは別として、また遅れた責任を参議院に轉嫁している。この前にも参議院の意思がなんとかかとか言つて、常に政府が責任を回避している。この点ははつきりこれを率直に認める必要があると思う。しかも今の話のうちで十四時間あるから、それでなんとかなるだろう。これは委員長会議の決定があるものですから、これをとやかく言うのではありませんが、そういう心構えだから、次から次にこうして会期を延長しなければならぬことになると思う。従つて私はこの前のときにも臨時國会を開いて、本会議はさつぱり打切つたらいいではないかというとを言つたのでありますが、今日もまたそのことを言いたい。この点について増田君の責任ある答弁を求めたいと思います。
○増田政府委員 神山君が今遅れた責任を云々といわれておりますが、われわれは行政部の一員として、実は國会が長くなればなるほど、行政方面は法律の執行でありますから、議院が可決、確定した法律を執行するには終了が早い方がよろしうございますが、しかし会期はやはり相当あつて、民主的に慎重審議されるということで遅れることがあつても、その遅れることについての責任とかいうことを考えたことはかつてございいません。從つて遅れたことが悪いともなんとも思つておりません、同時に法案の出し方は決して非民主的ではないと思う。そこでこの内閣はどんな方針で臨んでいるかというと、大体において審議期間は十日くらいはどうしても置かなければならぬというわけで、一番政府が力を入れている各省設置法のごときは、先月の十九日に出している。あるいは十五日になる、だろうと皆さんがおつしやいましたけれども、われわれ自身がびつくりするくらい関係方面の交渉が早く済んで、十九日に出している。定員法も退職手当の交渉の関係でやや遅れましたが、去る十一日に出して十二日以降において法律案を持込んだ省もございますが、十二日以降において國会に持込むというようなことは審議期間を十分お願いするという見地から見て、非民主的であるからおもしろくないということで、閣議決定すら拒んでいる。従つて神山君も御存じだと思いますが、他の内閣のときのように一日が二日前に、たくさんの法案を持込んで、そうして翌日までにこれを議決しろといつたようなことは、われわれ野党時代に非常に非民主的に思い、不愉快に感じましたから、ああいうことはいだいておらないことを御了解願います。法案は非常に前びろに出しております点につきましては、事務当局等も実によく勉強してくれましたから、むしろほめていただきたいと思います。
○大村委員長 ちよつとお諮りいたします。常任委員長の会期の延長に対する決定がありまして、二日となりましたから、それを議題として本委員会において御決定を願いたいと思います。参議院議長と衆議院議長が協議をしなければなりません。時間もよほど移つておりますので、なるべく簡単にこの結論を得まして、すみやかに向うと協議をするようにおとりはからいを願いたいと思います。
○土井委員 ただいま官房長官のお話によりますと、いわゆる吉田内閣としては前びろに相当期間をおいて法案を出しておつた。ところが前内閣当時のように、いわゆる前の政府のようにということを言われておりますが、前の政府は一日か二日前に出したというような事実は、おそらくなかつたと思います。具体的にそういう事実があつたかどうか、またどの内閣でそういうことをやつたか、それを具体的に示してもらいたいと思います。
○椎熊委員 ただいまの土井君の発言もごもつともで、われわれはそれを要求することに関連しまして、今委員長の発言によると委員長会議では、二日間を適当とすることに決定したそうだが、参議院の議長からは当院の議長にどういう交渉が蓼た宗、それからその常任委員長会議の決定をどういう形式でこつちから持つて行くか、参議院の議事の進行に対してこつちが二日と限定していることもおかしなことだが、政府は一日を標準にして申出られたんだが、これは、主として参議院の都合によるが、それをどういう形式で持つて行くか、衆議院の責任になるような持込み方には私は反対である。
○幣原議長 これは参議院議長から私の方に何もいつて來ない。少くとも一日は延ばしてもらいたいといつて來たのは政府側です。それ以上は二日がいいとか、三日がいいとかいうことがあるならばそれは國会の権能によつて自主的にきめて参りたい。参議院議長は何とも私には言つて來ない。
○椎熊委員 それではここで会議をされるのは無意義である。目下問題は参議院にあるのであつて、参議院の議長は政府の申入れに感じてそれならば一日でやれるか、あるいは一日では、だめだというか、向うの意思決定がないのに、こつちがこ二日と限定しても向うは三日かかるということになりますと、再び会議を開かねばならぬ。まずこの会議を休憩しまして参議院の政府に対する申入れを参考にしてきめようではないか。それでなければ無意味だと思う。
○石田(博)委員 現実の状態としては参議院の議事の状況を勘案して、政府の申入れがあつたのでありますが、法律の成立は両院の協賛を待つて成立するのであつて、本院の決定に対して参議院の意思が本院の意思と違つた場合には、本院の意思に再び沿うて來る場合があるのであつて、全期というものはこの相互関係から見て、当然両院相互の関係から判断すべきである。従つて本院は参議院とまつたく独立した関係に立つて、会期の問題、その他を判断すべきであり、かつ本院は政府の申入れに対して、まず常任委員長会議においては二日間という決定を見られたことは、先ほど運営委員長から報告があつた通りです。そこで運営委会といたしましては、もとより現実の実情に即して参議院の審議り状況、その他を勘案するということは必要であるけれども、その決定はやはり本院独自の見解によつて決心正すべきでありて、参議院の判断を待つて決定するがごときはまさに本院の権威をみずから蹂躪するようなものである。
○田中(織)委員 その点は衆議院規則第二十條にも「議長が各常任委員長の意見を徴し参議院議長と協議した後、議院がこれを議決する。」ということになつている。この議決に必要なために議長から運営委員会に諮られておるのだと承知するのでありますが、それならば少くとも衆議院議長におかれても、参議院議長との間に協議した経過をこちらへ報告することは、これは本院の議決をする上において一つの重大なる前提條件だと思うので、その意味で「私は椎熊君の意見を支持して委員長においてなすべき処置をとられることが、本委員会の議事を円滑に進めるゆえんであると考えるのであります。
○石田(博)委員 本委員会が今開かれておりますのは、議決する前に両院議長が会期の件について協議をするための議長の諮問に答えるためだと私どもは解釈する。従つて衆議院議長が参議院議長と協議をする材料というか、結論は議長に対する本委員会の答申が前提になるのであつて、本委員はそれに対して先に答申する必要があると私どもは考えます。
○土井委員 衆議院規則第二十條の面からいつて、ぼくはそれは誤つていると思う。衆議院規則第二十條では「臨時会及び特別会の会期は、議長が各常任委員長の意見を徴し、参議院議長と協議した後、議院がこれを議決する。」ということになつているのであります。従つてこれはすでに常任委員長会議で決定しているわけであります。諮問的なものでなくてむしろ決定的なものであつて、議長が実際上は常任委員長会議にかける前に、この運営委員会にかけてこれは一体どうしたらいいかということを、まず第一に諮問しなければならぬものである。また法規的にはこの常任委員長会議の決定が効力を発生するのであつて、運営委員会というものは法規的に何らの根拠のないものである。しかも議長自身はまだ参議院の方から何らの意向がないと言つている。
○石田(博)委員 そういう御議論で行くならば、会期の延長について本委員会は何も会議を開く必要はない。常任委員長会議が開かれて、その決定に基いて。
○土井委員 その常任委員長会議を開く前に、議長が常任委員長会議においてどういうふうな意思を表現すべきかということを、この委員会に事前に諮問すべきがあたりまえである。
○石田(博)委員 ちよつと土井君の今の御議論に対してお伺いしたいのでありますが、本委員会は常任委員長会議を開く前に、常任委員長会議に対する議長の意思を決定しなければならないという理由はどこにありますか。もう一つ常任委員長会議において議長が議長の意思というものをあらかじめ決定しておく必要がどこにありますか。この二点をお伺いしたい。
○大村委員長 ただいまの土井君の御意見もありました。しかし私は従来の慣例に従いましてこの問題を議題にしたつもりであります。その慣例についてちよつと事務総長から御説明を願いたい。
○大池事務総長 から特に私にというお話でありますから、お答え申し上げます。会期延長に関しましては、衆議院規則第二十條に書いてありますように、常任委員長にあらか、じめ協議を申し上げまして、その協議がまとまりますれば、規則、の上ではただちにこれを参議院の議長と交渉をいたしまして、その交渉の整つたとき、あるいは整わない場合もございましたが、それに従つて運営委員会にかけたらいけないという規定は全然ございません。從つて一番最初に会期延長の問題が起りましたときから、会期延長に対して議長はいかなる処置をとるべきかということは、十分に考えていろいろ進められたのでありますが、当時の考え方から見まして、常任委員長会議に会期の延長問題をまず最初におかけいたしまして、常任委員長の意見を運営委員会に御披露を申し上げまして、運営委員会ではその常任委員長の御決定なり、あるいは協議の結果が、はたして穏当なりや、あるいはさらにそれに対する注文をつけるなり、そういう結果で常任委員長の会議の結果を持つて、ただちに参議院の議長と交渉したことは今日まで一回もございません。またその問題をあらかじめ打合せをして、常任委員長会議にかけた場合もあります。常任委員長会議にあらかじめかけまして、その決定を運営委員会に御相談申し上げまして、運営委員会の決定に基いて衆議院はかくかくにいたしたいということで、参議院議長に御協議申上げまして、全部協議がととのつておつた次第であります。從いまして今回も従來通り常任委員長会議に先にかけまして、当運営委員会に諮問するという形をとつたのでありますが、その間時間の関係で一緒にした方がいいというので、合同審査会を開いた場合もございますので、本日は時間の関係で委員長会議と運営委員会との合同協議会をお願いしたのでありますが、先ほどのような御議論がありましたので、從來の通り先例を追うて御協議申し上げている次第であります。
○林(百)委員 この会期の問題は衆議院としては、一応責任も果してあるし、いつでも本会議を開き得るのであります。参議院の回付案に対して意思表示をする期間は、むしろ参議院側の情勢を判断しなければならぬと思う。だからこれは衆議院の運営委員会ではどうにもきまらぬと思うから、その点は議長としては参議院の議長と協議し、参議院側の大体の情勢を持つて來なければ意味をなさないと思う。
○石田(博)委員 それは先ほどの事務総長の説明でもよくわかること、だと思うが、議長は向うと交渉する場合において、私どもが持つている現在の段階における判断において、議長が向うと交渉すべき基礎をつくつて行くのが運営委員会の任務なので、参議院側の情動カについて議長が向うへ行かれてお話合で、さらにわれわれに御相談をする場合があれば、われわれに相談をするのであつて、もし参議院の意思決定を待つて本委員会を開かなければならないというあなたの意見から行きますならば、両院議長が協議をしなければならないという規定もいらなくなるわけです。両院が各院のことにつきましてはそれぞれがお互いできめることだかれ、われわれは衆議院としてわれわれの意思を現在の段階における情報なり、判断その他によつて決定しなければならないと思う。
○倉石委員 先ほど政府から本院に会期延長の申入れが参つたわけでありますが、それに基いて議長は常任委員、長会議を開催されまして、その常任委員長会議においては、諸般の情勢を。 〔発言する者多し〕
○大村委員長 静粛に。
○倉石委員 諸般の情勢を勘案した結果、こ二日間会期を延長することが妥当であるという決議をされたという御報告が、ただいまあつたわけでありますが、われわれこの運営委員会においては常任委員長会議の決定の通りに、二日間の会期を延長するという意思決定をすることが、妥当であるということを議長に対して答申することにきめていただきたいという動議を提出いたします。
○椎熊委員 これは事すこぶる重大でございますので、参議院には私どもの同志もおりますし、党へ帰つて党議をまとめて來なければ、その動議には意見を述べられませんから、暫時休憩していただいて、党に帰つて相談する余地を残しておいてください。
○佐々木(秀)委員 それは今椎熊さんの意見がちよつと聞違つているんじやないかと思う。この議院運営委員会でこれを決定するのではない。これは議長に答申をするための一つの諮問機関であるから。
○土井委員 ただいま椎熊君が言いましたように、要するに会期延長の問題については、この前一週間延長する場合においても、一週間で足りぬじやないかという意見をしばしば言つているわけです。これは前の政府の場合におきましても、民自党自身がかなり会期延長の問題についてはやかましく論議されたところであります。従つてこの委員会においても議長に答申するということが前提でありますが、わが党といたしましては前の一週間の会期延長に対しましても、反対の意思を表明しているのでありますから、今回の二日間延長の問題つきましてもこれを議長に二日間でよろしい、あるいは会期延長をすることがよろしいというような答申をして、その諮問に應ずることはこの委員会においても、やはり一應はどういう態度をとれということを出先機関に党が命ずるかということは、まだきまつていない。從つてわれわれ出先機関としては本国へ帰つて、その指令を受けることは当然のことである。だから椎熊君が言うように一應休憩されて党へ帰つて相談することは当然の措置ではないかと思う。 〔発言する者多し。〕
○大村委員長 静粛に。
○土井委員 従つてこの際暫時休憩の動議を提出いたします。
○大村委員長 ただいま土井君から休憩してもらいたいという御希望がございましたが、この点について運営委員会長の見解を申し上げます。会期の問題につきまして議長から当運営委員会に御諮問がありました。そうして会期の延長問題はすでに会期が切迫している今日におきましては、すみやかにこの委員会から意見を答申する必要があると考えますので、委員長は休憩の御希望に應じかねます。次に倉石君より提出されました動議に御賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○大村委員長 多数。よつて会期は二日間延長の答申をすることに決定をいたしました。この際暫時休憩いたします。 午後九時三十七分休憩 ————◇————— 〔休憩の後は開会に至らなかつた〕