議院運営委員会 第40号
- 発言数
- 69 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1949/05/21
会議録
○大村委員長 それでは運営委員会を開会いたします。この際御相談申し上げたいのでありますが、本日は二時が本会議開会時刻になつておりますので、なるべく早目に本会議を開いたらどうであろうか、それがためにはまず本会議の日程を大体お話合い願いまして、運営委員会は本会議開会後、並行的に進行するというような建前で行つたらどうであろうかというお話もあつたのであります。この点御協議を申し上げます。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大池事務総長 実は今日の運営委員会で御決定願いたいのは、いろいろ案のもが相当ありまして、ただ態度決定、態度決定で持ち込めない部分が相当ございます。引続いて内容審査で、裁判で、裁判官弾劾法、国会法、退職金の問題、その他御審議願いたいのが相当あるわけであます。これをやつておりますと相当時間がかかりますから、ただいま手持ちの議案等の処理を本会議でしていただきまして、並行的にこちらをお開き願いたいと思つておつたわけであります。今手持ちの議案といたしましては、お手持ちに差上げてある通りであります。
○大村委員長 ちよつと速記をとめててください。 〔速記中止〕
○大村委員長 それでは一時休憩いたします。 午後三時十九分休憩 ————◇————— 午後三時二十八分開議
○大村委員長 それでは休憩前に引続いて会議を開きます。裁判官弾劾法の一部改正の件を議題といたします。
○石田(博)委員 この件につきましては人員を増加する問題等について、私どもの方にいろいろ意見があります。一昨日、昨日ああいう状態でありまして、まだ党議にしつかり諮つている時間がありませんから、きようは延期せられんことを望みます。
○土井委員 事務総長にお伺いしたい。これは今度の議会で議了しないと、伺か運営の上に支障を来すような事項はありませんか。
○大池事務総長 それはこれが通るとすれば、二人が三人になればそれだけ補充ができますけれども、この法律案が通らなければ、今のままでやらなければなりません。
○土井委員 結局弾劾裁判追委員会の運営においては、必ずしも支障を来すということじやないんですね。
○大池事務総長 それは運営しますときに委員が定員の十五人出なければ議決ができなかつたのを、第十条の第一項に十一人でできるようになつておりますが、これらが通らなければ今までのままになつて十五人いなければ定足数がないという関係で運用上支障が起こる場合もあるかと思います。
○土井委員 この問題については第七条の第二項中にそれぞれ人員の増加等の問題がありますので、わが党としては行政整理の反対の一路をたどつて進んで参りましたが、予算の処置がかかりにできておつたといたしましても、人増加がはたして必要であるかどうかということは、再検討を必要としますので、これは明日まで延期していただきたいと思います。
○神山委員 大体土井君のおつしやつたことで盡されておりますけれども、私たちはもう少し検討したいと思いますから、石田君の意見もありますので、これは明日まで延期されんことを望みます。
○大村委員長 それでは本件は明日まで保留いたします。 —————————————
○大村委員長 次に国会法の一部改正に関する件を議題に供します。
○大池事務総長 国会法は昨日申し上げました通り、今度行政機構がかわつた関係で、これに対照する常任委員会を置かなければならぬので、その常任委員会の条項を整理いたしたものであります。すなわち通商産業省、郵政省、電気通信省ができましたので、それに対応の委員会を設けるということがこの四十二条を改めた中心点であります。それから第二十九条は参政官設置の法案が衆議院を通過いたしましたので、同条中の「各省次官」を「政務次官、参政官」に改めたい。これは参議院の情勢によつて、あるいはまた御協議を願うかもしれません。それから「訴追委員会」ということに、裁判官弾劾法を改正しますので、原案にはこれも入れてありますが、これは国会法の方からは削除いたします。「第百二十六条から第百二十八條まで」この四行だけを削つていただきます。
○神山委員 この問題は一見簡単のようですが、私たちの方で考えたい点は十三、十四の「郵政委員会」と「電気通信委員会」の問題ですが、これは実際上の問題として討論をしたいと思つておりましたが、きのう、おとといとああいうふうに忙しくなつたものですから、まだこの点の党の意見を持つて来ておりません。もう少し時間の余裕を與えてもらいたい。とにかくこれは延期してください。
○大村委員長 それでは本件も決定を保留いたします。 —————————————
○大村委員長 次に國会議員の退職金に関する法律案の件を議題にいたします。
○土井委員 この問題は相当大きいし、実際的問題としては審議が十分盡されておりませんから、継続審議の形で、休会中にやるということにしたらどうですか。
○大村委員長 本件も本日は延期いたします。 —————————————
○大村委員長 次に日本国有鉄道監理委員会委員の指名に同意を求める件を議題といたします。
○大池事務総長 これはお手元に差上げました阿部藤造さんほか四人の方々の指名に本院の同意を求める件でございます。
○椎熊委員 ぼくの方ではこの人選がきわめて党戦略的であると思つております。最近の内閣の傾向はどうも公平でないようにケに思いますので、人事については時来る十分御注意を願います。
○石田(博)委員 政府に対して厳重警告いたします。
○神山委員 ぼくの方はこれは反対です、きようはそれですつたもんだ言う必要はないが、今までの横大路の例を見ても、あれは多数決できめられておりますが、あれがいいというわけではないので、私たちにこれは全体について反対意見です。
○大村委員長 それではこれは本日の会議に上程いいたしまして、御意見は本議会において表明を願います。 —————————————
○大村委員長 次に水先法案及び水防法案の回付案の取扱いの件を議題といたします。
○土井委員 これは常任委員会の諸君の意見を聞いたらどうですか。
○神山委員 これは非常に軽微のように見えますが、一応党議をきめたいと思いますから延期を願います。
○石田(博)委員 これはあしたに願います。
○大村委員長 それではこの両回付案の取扱いの決定は、明日まで保留することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決します。 —————————————
○大村委員長 次は全国選挙管理委員会委員補充の件であります。
○石田(博)委員 これも明日に延期を願います。
○大村委員長 それではそのように決します。 —————————————
○大村委員長 次に人事永認の件を議題に供します。
○大池事務総長 これは労働委員会調査員一名と大蔵委員会の調査員一名でありまして、労働委員会の方は大野文雄君。大蔵委員会の方は末松經正君であります。御承認をお願いいたします。
○神山委員 人事問題はデリケートな問題ですから、委員会にお出しになる気持ちはわかりますが、私どもの希望としてはせめて党の首脳部にだけでも諮り得るよう、できれば前の日か二、三時間には見せていただきたい。これは何も共産党が因縁をつけて保留するわけではないので、相談をする意味できようは保留をさせていただきたい。
○大村委員長 それでは本件は明日に保留いたします。 —————————————
○大村委員長 次は衆議院事務局職員定員規定中改正の件を議題といたします。
○大池事務総長 これは時節柄事務局に人がふえることはけしからぬというおしかりをこうむる点もあろうかと考えますが、御承知の通り事務局の機構その他の関係で、昨年運営委員会で御決定を願いました予算その他の要求の際には、どうしても千五百人くらいの人がいなければ動けないという事情の御報告を申し上げまして、各課に配属しております状態等も申し上げて、御了承を願つたのでありますが、一時に急に増員することは相ならぬから予算の範囲内で、千人くらいの程度でやつておけということで、現在は臨時戰員、嘱託、雇用人等も含めて千百三十八人でやつておるわけでありますが、その後御承知の通り議員会館その他の増築に伴いまして従来の千百三十八人ではそれをまわして行くことが事実上できませんので、本年度は百五十人程度の増員を要求いたしたのでありますが、御承知の通り一般において行政整理をする際に当議院のみが行政整理をせぬということは認められませんので、結論的には千百三十八人の中五分の行政整理の標準を與えられまして五十人の行政整理をする。従つて新規増員の分は百一名を認めてもらつたのであります。そこでその差の純増五十一人の予算を先に御協賛を得ているのでございます。その五十一人をどういうぐあいにやりくりしてやるかと申しますと、参事の方は三十一人の増になり、主事の方は二十三人の増になります。そこで参事が三十一人もふえるのはけしからぬというおしかりもあろうかと思いますが、実は長年この事務局におりまして、他の役所ならば当然二級官に昇進いたしまする者が相当あるのであります。そこで現在いるものをそういう、ふうに昇進せしめればならぬ関係と、主事の点も前は大学業者でも主事補で取つておつたのでありますが、今度は公務員によりまして試験をパスして来た者は主事で取らなければならぬという実情にかんがみまして、これをお願いしたのであります。それから衆議院法制局の方に定員五十人でありまして、増員予算的の措置は認められませんが、現在おります嘱託は嘱託制度がなくなりますから、これの身分の振りかえをしなければならぬので定員の範囲において参事三人主事三人の六人の身分、振りかえのために、この定員規定の改正をお認めを願いたいというのでございます。
○石田(博)委員 人員を増員する点についてはわれわれの方としては、いろいろ議論はありますけれども機構上増員された分もありますので、この際これを承認したいと思います。
○神山委員 たしかにここの職員諸君が過労になつていることはわかりますからその精神は十分尊重しますけれども、私たちの方では人事や何かの点についても私どもの立場から一応研究した上で、意思を発表した方が妥当と思いますからこれも延期を願います。
○大村委員長 それではこの決定は明日に延期いたします。 —————————————
○大村委員長 これで大体予定の議題は終わりましたが、何かございますか。
○大池事務総長 もう一点これは議題ではございませんが、当委員会としてお考えおきを願つて御決定を願いたいことは両委法規委員会から二つの勧告案が参つております。一つは両院法規委員会にも他の常任委員会と同じように、専門員制度を設けてもらいたいということであります。第二は財産権に関する法律等の改正のための特別委員会を設置せよという勧告でございます。この特別委員会を設けることは内容も相当むずかしゆございますし、はたしてこういうものを設けるがいいか悪いかという点についても、当委員会はあさつてでなくなるとすれば、継続審査にでもして態度を決定しなければなりませんので、この点を御報告申し上げておきます。 —————————————
○椎熊委員 きようの本会議で衆議院の議長に対して緊急質問をしたいのであります。その内容を申し上げますと本日衆議院の食堂におきまして先般議場で起こつた大紛争事件に関し、民主自由党の小西君並びに小西君の院外勢力ともおぼしき人々が、共産党の志賀君並びに立花君と立ち会つて、両者の間に封建的なる手打式のごときものをやつて、飲食をともにして笑つてわかれた。こらは新憲法下における日本の平和主義的文化国家としてのあり方が、国民注視の的になつている議会内で、かくのごときことが行われるということは、衆議院の議長はこれを知つているかどうか。もし知つているかどうか。もし知つているとするならばかなる考えを持つておるか、こういうことが日本の国会内において自由公然と行われる事実を私どもは黙視することができないという意味の緊急質問でありますから、どうぞれをお許し願います。
○大池事務総長 これは議事進行でおやりになるんですか。
○椎熊委員 そうです。
○神山委員 椎熊さんのお述べのような事実があるとすれば、その事実については大いに論ずる価値があると思う。私きよう遅く来てそういう事実があるかないか知りませんから、あとでまたお話をしますが、私たちの方がもし小西君と立花君との間に志が賀君が折衝して合意の話合いがかりにあるとしましても、すでに昨日の委員会ではつきり言明したような態度で、私たちは満天下に向かつてあの議場内における暴力行使、腕力行使ということは、わが党の間違いで、あつたことを率直に認めております。これはここでも繰返して申し上げましたように、これからももつとこまかな点一についての説明を求められれば述べてもいいわけであります。先輩である諸君が御承知の通り、第一回国会以来いろいろの紛乱事件がありました場合に、数の多い少いでなく、われわれは単に暴力行為から離れるばかりでなく、それをやめていただくために協力して来たと思う。今度不幸にしてこういう事件が起りまして、これはたしかに全体の日本の民主化の一環として、ぜひ是正しなければならぬということを、私どもは痛感しているわけであります。そういう立場から立花君及び小四君の間に、本院における微罰委員会とは別個に何らかの行動があつたとしましても、これは私たちが今とやかくいう気持ちはありませんが、別個の問題として考慮してもらつていいのじやないかと思います。従つてここでお互いに懇談的に取り上げられるならばけつこうですが、わざわざ本会議でやるほどの問題ではないんじやないかと思つております。
○大村委員長 速記をとめてください。 〔速記中止〕
○大村委員長 それではこの問題は保留していただくことにいたします。 —————————————
○大村委員長 最後に先に懸案になつておりましたソ連引揚げに関する緊急質問、これをいつやりますか、お諮りいたします。
○椎熊委員 私の方は中山委員長にお譲りいたしましたから、散会前適当時機を見はからつてやつていただきたいと思います。
○神山委員 この問題については私どもの方は数学の問題について、ぜひ政府側にただしたいことがありますから、お許しを願いたい。
○土井委員 この問題は御承知の通り国際的な関係があるもので、事実上の問題としては先ほど委員会において神山君と椎熊君、倉石君の問題で了解点の相違点が出て参りましたが、そのことを議論していると水かけ論になり、どちらがどちらということは私もよく記憶しておりませんから、ここで断言はできませんけれども、事いやしくも国際的の関係でありまして実際に同一の質問事項を二人でやるということは、従来の運営委員会の場合には大体同一ならば一本にまとめるというようなことによつて、多少参むりがあつても一本にまとめて質疑が行われたと記憶しておるのであります。従つて引場の問題と関連して、共産党から出されたのは数字上の問題で、これは正面から見ればきわめて単純な内容、たとえば九万五千というものを四十万という発表は、数字上の問題いかどうかということで、海外同胞引場委員会という衆議院内における特殊の一つのそれを専門にかかつている委員会がある。その委員会の長である中山マサさんがこれをやろうというならば、これには各党から参加しているという大衆的の見地で、これに合流していただいて、中山さんに質問していただく、そういう形でおとりはからいを願いうやうようにお願いしたいと思います。
○神山委員 今土井君の言われることは慣例上そうなつておれば、私も了解します。しからば土井君はその正論をなぜさつき諮られなかつたか、先ほど一應二本建で行くことにきまつて、質問時間も十分間ということになつて、私は岩木副議長に時間の点まで念を押したりであります。そもいうふうな事実がある。だからそういう事実があつて、そういうようになつて来た。しかも中山マサ君が確かに特別委員会の委員長とであることは私も知つている。しかし委員会を開いて、さらに練り直して中川さんがやるならまた考えがあります。それならば土井君の言われるような慣例もありますし、この問題の処理については新しい問題になると思う。しかしそういうことをしないで、ぼくがここから見ているところでは熊君と、石田博英君とが先ほどから何か話合いをされて、われわれに一言の了解なく、中山君を持つて來られて、彼女が委員長だからということで、われわれの質問の内容で押えようということは、私は納得できない。もし土井君が言われるような正論でやるならば、今からでも特別委員会を開いて、われわれの言うことを言われるということであるなら、それに考えてもいい。そういう措置取らずに、一方が委員長だ、一方は委員だということで問題を片づけられることは賛成できない。
○大村委員長 ちよつと速記をとめて 〔速記中止〕
○大村委員長 速記を初めてください。
○石田(博)委員 私はあなた方に問題を提議しただけしておいて御考慮願いたいのは、今度の国会ではいろいろなよい前例ができたが、一つ新しい悪い例ができた。それは委員長報告に対する質疑、これは規則上許されることだけれども、悪い例だと思う。もう一つ同一の問題についても、大体共産党で、ほかの場合は話しはつくが、同じことについて発言の行われることが非常に多い。これはいい例ではないとわれわれは考える。議事の簡素化、効率的運用のために、いい例でないと思う。この問題については今国会はもう会期が短いから、次回の国会からは十分考えなければならねと思う。問題の提議だけをして、結論をゆつくり出したいと思います。
○土井委員 その場合でも、要するに議事の運営を円滑にするということが、大体趣旨だと思う。同一の内容のものを二人も三人も出すということは、運営のスピードの上において考えなければならない。それから質疑の体裁上から言つても問題だ。そこで次回の国会の時に、今そういう問題が石田君から提示されたから、当然論議の対象になさると思うけれども、その場合にできるだけ発議をしたり、あるいは提案したりしているものを多く尊重する。そういうことにしたい。
○石田(博)委員 あとは場内交渉にして、中山君の質問は既定の事実にしたい。
○神山委員 そういうこになれば、村瀬君の場合はあなた方の間においては話がついたと思うが、ぼくらの方も一應既定の事実になつているから、そのことを前提にして石田君は言つてくれないと、中山君だけは既定の事実で、横田君の場合は別個の話だということでは困る。
○石田(博)委員 横田君の場合は話合いをつけてくれというのです。
○神山委員 一應横田君の方と話をつける前提として、中山君のことは新しい事態じやないか。
○土井委員 神山君の言うことはもつともだと思う。私の先ほど提案しました、内容も御了解願つているので、そこでこれは緊急を要することは言うまでもないが、場合によつてはきようでなくて明日やつてもいいことだ。今日の方が申分ないが、そこで時間の関係もあるから、神山君の方と中山君とで十分打合せをしてもらつたらどうか。それで中山君さんがやることを前提として、あとは横田君の方は場内交渉というような、味もそつけもない、政治家に似合わないようなことを言わないで、相談してやつてもらう、こういうふうにしようじやないですか。
○倉石委員 神山君がばかに主張するからこじれる。同一の問題は一本にまとめるというのが原則である。それを破ろうというのだから、なるべくそういうことをしないようということを、ぼくらは言うのです。
○神山委員 ぼくは原則を破ろうとはしない
○大村委員長 それではこれで散会いたします。 午後四時四十分散会