議院運営委員会 第34号
- 発言数
- 72 件
- 登壇者
- 17 名
- 会派数
- 8
- 開催日
- 1949/05/14
会議録
○大村委員長 これより会議を開きます。まず会期に関する件を議題といたします。
○大池事務總長 会期の件につきまして私から御説明申し上げます。昨日午後三時半ごろ参議院議長が衆議院議長に面会を申し込まれまして、参議院では会期がどうしても足りないでたくさんの議案を議了することが困難であるから、一週間だけ会期の延長をしてもらいたいという申出がありました。参議院側におきましては、昨日並びに一昨日議院運営委員会でこの点につきまして種々御議論があつたそうでありまして、一昨日の運営委員会では幾日延ばすかという点で相当議論があり、どうしてもまとまりませんで、昨日あらためて運営委員会を開いた結果、一週間の会期延長を衆議院側に申し込むということで御決議になつた結果、参議院議長から、衆議院議長にお申入れがあつたのであります。本院におきましてはこれに基きまして、きよう午前中常任委員長会議を開き、議長から御協議申し上げたのでありますが、常任委員長の方では衆議院側としては必ずしも一週間の会期延長の必要を認めない情勢にあるけれども、参議院側の申入れを一應了承するということにきまつたのであります。從いまして運営委員会にお諮りを申し上げまして、衆議院議長として参議院の方に御返答をする段取りに相なりましたので、当委員会の態度をおきめを願いたいと存じます。
○林(百)委員 議長さんにお尋ねしたいが、政府から何か申入れがありましたか。
○幣原議長 政府からは何も聞いておりません。
○林(百)委員 そうすると國会の関係で会期延長が問題になるわけですか。
○幣原議長 先申し上げたように松平参議院議長が見えまして、こうこうだつた、だから衆議院の方で考えてくれということであつた。それでこれは運営委員会に諮つた上でなければ、私だけでは何も言えぬということで、それだけの一應の返事だけはしておいたわけです。
○林(百)委員 それではここで各党の意向を聞いていただきたい。
○淺沼委員 各党といいましても運営委員会は何も党の集團ではなくて、委員の集團である。それでは私は事務上の見地に立つて聞きたいと思う。それはこの前衆議院ではみずからの立場において二十五日間延ばした、しかもそのときには政府の方では二十日間でよかろうというのを衆議院の意思において五日間よけいに延ばして二十五日間延期されたと思う。しかも衆議院においては、いまだ議事を妨害し、あるいは議事の進行を妨げるというような行爲は一ぺんもなかつたと思う。たとえば労働法規の場合においても一週間というようなことに切つて、これはある意味から申しますと、一週間ではなかなかできないような重大な法案でありますけれども、それに應じてやる。そのようにして衆議院は議案の審議に対しては一途に政府に協力的な態度をとつて來たと思います。たまたま政府の都合で会期が延びるようなことになつたのであつて、政府の方もこの間林君からお延ばしになるような意思はないかと暗に延ばすべきではないかということを申入れましたときに、政府としてそういうふうな意思もない。また與党側においても延ばすことはないと言つたとすると、今参議院に言われたから参議院の意思によつて延ばすということは、これは衆議院の権威ということも考えなければならぬと思う。そういう意味で、やはり衆議院は衆議院の意思を先に決定して、それから参議院に持つて行くという形を取られるのが、私は当然だと思う。 もう一つはいままで議案の審議が遅れたのは一にかかつて政府の責任です。政府がまた一週間延ばして一週間で足らなくてもう一日延ばしてくれということもあり得ると思う。こういうふうな政府の態度に対してはどういうお考えを持ち、その間にぜひ審議を終了するというお考えであるか、たとえば定員法の問題について考えてみれば、あれは今人事委員会等においても審議は行われておりますが、各省の設置法案と全部関係するので、常任委員会と全部関係を持つようになろうと思う。たとえば総理府において幾らの定員にするかということになれば、内閣委員会できめなければならぬ。しかし厚生省の定員が幾らということになれば、そのことは同時に厚生委員会の大きな問題になりまして、十幾つかの常任委員会と内閣委員会との合同審査が行われなければ完全な審議はできぬと思う。從つて七日間ということにもできぬと思うのでありまして、もう延ばさなければ政府の責任だからここで打切つて審議未了になろうが、どうなつてもそれは政府の責任だということも考えられるのであるが、こういう点について議長さんの御意見を伺いたい。
○幣原議長 これは大分むずかしい問題になりましたが、何も私は参議院でそうきめたからわれわれがその要求通りにきめなければならぬというりくつはないと思います。衆議院は衆議院の立場できめればいいと思います。
○林(百)委員 そこでわれわれが言いたいことはこういうことです。ここで二度会期が今までに延びて來ている。われわれは三たび四たびと延ばすことは、國会の権威のためにもよろしくない、会期一ぱいでやらなければいけないかどうかという点は、政府にも聞き議長にも諮つて、ことに常任委員長会議まで開いて衆議院としては、再延長はやる必要はないという結論を持つていたわけです。だからわれわれとしては政府にもただし、それから常任委員長会議も開き、常に内閣委員会に対しても非常な重要な案件が山積するからこれを各委員会に分散して、会期中に終るように手続をしたらどうかという忠告もして來た。われわれとしては会期の点も軽々に二度三度延長すべきでないということで、できる限りのことを言つて來たと思う。しかるにこうした國会の面目を失墜するような、二度あるいは三度会期の延長をすることは好ましくない。一應ここで打切つて、継続審査なら継続審査ということにして、臨時國会を開くなら開くというけじめをちやんとつけるのが國会の権威のために必要だと思います。ことに今まで常に衆議院側から会期のことは決定し、参議院にどれを申し入れて参議院が常に衆議院に同調する形をとつて來た。そこでそういうことのためにわれわれは一應会期はここで打切るべきだという意見です。
○石田(博)委員 いろいろ御議論もありますが、いつたんきめた会期をなるべく延ばしたくないという建前はまことにごもつともでありまして、私どもといたしましても当初からそういう考え方をもつて、前回延長を決定いたしますときには、政府側の希望以上に延長をいたして参つた次第であります。その間におきまする政府の法案の提出の促進についてもあとう限りの努力と注意をいたして参りまして、私どもといたしましては督促その他において万全を盡くして來たと考える。一方政府においても、私どもの判断をもつていたしますならば、非常に努力をして参つたことは了解できるのであります。ただ現在のいろいろの條件、これは社会党や民主党の諸君は過去一年間にわたつて政局を担当せられた御経驗からよくおわかりであろうと思いますが、いろいろな事情からこういう状態に結局なつてしまつたわけであります。それについての責任の所在その他につきましての御議論も、それぞれのお立場からすればごもつともでありますけれども、現在の段階に至りまして、もとより九日の常任委員長会議、あるいはその前後から私どもの考え方といたしましても、できる限り今回の会期中すなわち十六日までに終了せしめたい、そういう方針を堅持して各位の御協力を願い、またわれわれも努力して参つたのでありますが、現在の状態といたしましては、参議院側でこの数多い法律案の処理については、現在の会期ではとうていむずかしいという状態になつて来た事情を私どもは十分了承できるわけであります。そうして現在提出せられてある法律案につきまして、あるいは各省設置法、あるいは定員法、漁業法、その他重要法案が山積しております。その中には継続審議で間に合うものもありますけれども、私どもの考え方からいたしますると、どうしてもすみやかに今回の会期中に成立せしめたいと思われる法案もあるわけであります。この法律案の成立を期するためには、参議院の方で審議を終了しなければならないのは当然であつて、その審議を終了するまでに一週間の日にちがいるという参議院のお考え、並びに今期の常任委員長会議において、申合せをせられた点に御同意を願いたいと、考える次第であります。
○神山委員 いろいろ論議されましたけれども、今石田君が言われたこと、すなわち根本の精神はこれから出て來る六十六の法案をぜひ通したいというところにあるということがはつきりしたんで、私たちも話の仕方が非常に便利になつたのでありますが、その法案に対して賛否はどうかという問題は、石田君自身も認められている通り一應別個の問題でありますから、私もそのことには触れませんが、しかしこの法案を通そうという意思をあなた方が持つておられることは、あなた方の立場からの國政運営には非常に大事なことだと思う。しかしさらにもう一つ國会の権威を確立するということの方が一層大事だと思う。從つて今まで話の中に出ておりますように、本特別國会の運営については、きのうはちよつともめましたけれども、今まで協力一致して、これは淺沼君もさつきから指摘されましたように十分協力的にやつて來たばかりでなくて、私たちは政府に向つて何回も法案の提出を促進している。施政演説に対する促進を初めとして、終始予算に対してもその提出の促進をして來ていると思う。しかもこれが政府の怠慢というか、政府の責任の結果今日まで延びて來ていると思う。從つて國会が政府の無能無策のしりぬぐいをして何のための必要があつてこれ以上会期を延長しなければならないかということを第一に私は主張したい。 さらに今度は会期を延長するなら延長するでよろしい。そこに増田官房長官でも吉田君でも來て、どうぞ國会の皆さんお願いしますと言えば、また話の筋道が通ると思う。ところが参議院が時の氏神みたいに現われて來て、一週間延期を決議した。そうすると衆議院の常任委員長会もこれを一應のまれた。そうして運営委員会に持つて來て、ひとつ一週間延ばしてくれというふうなことになれば、そこではさつき林君が言つた衆参両院の関係において一つの問題ができると思う。この点については淺沼君が先ほど遺憾であると言われたが、私どもはこれは國会の権威を生かすゆえんではなく、衆参両院の関係における衆議院の位置を確立するためにも、こういうふうな形での会期延長には賛成しかねる。むしろそれならば率直にそこに政府と党の責任者が来て、議会に向つて懇請する方がいいと思う。從つて私は國会の権威のためにもあと一週間会期を延長するということは、國会としては、不必要だ、これは政府の責任だということを主張いたします。
○石田(博)委員 今いろいろ共産党のお立場としての御議論はよくわかるわけでありますが、私どもの考え方から申しますと、國会の権威を確立するということは、國会が付託せられた法律案について、これを通過せしめることが國政運営上必要であると考えたならば、それを審議することが國会の責任であつて、その法律案の提出手続その他の遅れた場合における政府の責任を御追究なさること、それはたしかに政府の責任である。政府の怠慢であるという御判断をあなた方がなさることは、私どもは現在の状態においては別個の判断を持つておりますけれども、あなた方のお立場として一應やむを得ないと考えるわけです。そこでもう一つは会期を延長するならば、なぜ政府がここへ出てそれを懇請しないかとおつしやる御議論ですが、私どもはそれはむしろ逆であると考える。議員が付託せられた法案の審議の取扱いにつきまして、会期の延長を必要とするかしないか、あるいはその法案は審議未了に葬つた方が院として責任を果す形であるか、あるいは会期を延長してでも、それを成立せしめる方が衆議院として必要であるか、これは院が独自に判断すべきである。今まで会期の延長を政府の申出を待つてやつた形は、私はむしろ逆であると思う。会期延長は院がその扱つておるところの法律案の審議について、独自の立場で判断する方が正しいと私は思います。これが原則だと考える。
○神山委員 一言最後の点について言つておきたい。私は政府が申入れをしたらその方がすなおだといつているのでは決してない。この問題の全体の責任を政府が負うべきだ。從つて國会の運営は当然國会自身がきめるのが原則だ。今度のような事態を起した場合になぜここに出て來て一言泣言をいわないか。これを言つているので、決して石田君がさかねじを食わしたような意味で言つているのではないから、もう論議をする必要はないが、一應この点だけははつきりしておきます。
○大村委員長 御意見はよくわかりましたが、なるべく簡單に願います。
○林(百)委員 実はこういうことです。神山君がああいうように言つておりますが、今度の会期の延長は結局政府で定員法の提出が遅れてしまつた。それで官房長官は六日には定員法が出せると言つたのが延びて十二日にもなつている。ところがその前にわれわれとしては政府の意見もただし、委員長会議の意見もただし、民自党の諸君すら大体十六日でしまうということにしているのに、政府の重要法案の提出が遅れたために、石田君がもつともらしいことをいろいろ言うが延ばすことになつた。ところが衆議院のいろいろの情勢からいつて衆議院から出ないで、参議院から会期延長という形を出して、それに同調しようという形で持つて行こうという、そういう形の会期決定ということは、將來のために私はとらない。だから率直に衆議院なら衆議院に政府が出て來るなり、あるいは民自党なら民自党が、政府の提出法案が遅れたために諸君協力しろということではつきりさして、衆議院が会期の延長に主導権を持つという方針を確立して行かなければいかぬと思う。われわれはそれを言つているんだ。
○佐々木(秀)委員 共産党の林君、及び神山君の御意見はわれわれ十分わかりましたし、それに対するわが党の立場も石田君から話がありました。また先ほど淺沼さんからも会期延長に対するお考えを延べられました。そこで共産党とわれわれが幾ら議論し合つたところで見解の相違で議論は盡きないと思う。だから各党の今まで発言されない方の意向を聞いて、どうしても意見がまとまらないとするならば、やむを得ず採決をして行かなければならないと思う。このことをひとつ諮つていただきたい。
○園田委員 われわれは会期延長には反対であります。その理由はまつたく言われる通り、今度の会期延長は政府の失敗のしりぬぐいをするためにやることになる。むしろ一歩進んで考えるとさらに惡意に判断せざるを得ない。何となれば政府は再三にわたつて会期延長の申入れをする必要はないと官房長官は言明している。しかも残つた法案は國政運用上きわめて重要であることは、われわれも一部には確かにそれがあると判断する。しかし國政を担当する現実の担当者が眞に國政運用上必要なものと考えるならば、会期延長の決定はもちろんわれわれの意思によつてやるけれども、それに対する申入れをなすには政府は数日前から眞劍にやるべきであつて、政府が自分の失敗をそのまま放任しておいて、それはこの場合放任しておいても、國会でやむを得ず会期延長をするような立場になるだろうというような、惡意のあるやり方をするんじやないかと思う。そういう政府の失敗のしりぬぐいのために会期を延長することは、われわれは賛成しがたい。その意味で、一應会期は打切るべきであると考えます。
○坪川委員 本院におきまして今なお、重要法案が六十六件も審議されております立場上、衆議院の職能的立場において、一週間延長されるのは妥当であると思います。
○浦口鉄男君 われわれは会期延長に反対であります。いつまでも間に合わなければ、あるいは審議が思うように行かなければ、場当りの考え方で延長して行けばいいというふうなことに勢いなるのでありまして、こういうふうにずるずるにひつぱつて行くことは、われわれとしては反対であります。
○岡田春夫君 事実問題として延長はしかたがないように一應は考えられますが、先ほどの神山さんなんかの御意見によつても、いわゆる衆議院の立場を確立する意味において、またいわゆる政府があやまるとか泣言を述べるという意味でなしに、一應政府の立場を表明された方がいいと思うので、その上で延長されることが非常に穏当ではないかと思います。
○石野久男君 労働者農民党としても会期延長には反対です。反対の理由は今までたくさん述べておられますから言いません。ただ今度の会期延長については、別に國会としての責任は出て來ない。法案提出等に対して再三運営委員会を通じて出している意見が入れられないのは、政府の怠慢であるか、責任であるか、それは別個といたしまして、そういうふうに政府の責任問題を國会に轉嫁する形で延長されることは反対です。
○淺沼委員 佐々木君から見解の相違だから採決という議論が出ておつたが、私は見解の相違ということはちよつと了解に苦しむのです。というのはわれわれは今憲政運用の一番重要なポイントであると思うので、憲政の運用は日本憲法に基いて行われて、議会は國会法に基いて運営されて行くから、見解の相違は立場が要するに資本家代表、あるいは労働者代表という立場をつくるならば、おのずから別でありますが、そうでなければいわば國民的の立場ということを表面に言つておられる民自党の立場というものの見解の相違はないわけだと思う。立場は嚴然として憲法から出て、國会法に基いてどうであろうかという議論が行われるならば、それが賛否に到達しても、これは見解の相違は出ないと思う。しかし、そういうぐあいになつて來て、多数決できめるとなればこれもやむを得ぬが、これも多数決だ。あれも多数決だということになると、これはやはり民自党のためにもとらないところだと私は思う。
○林(百)委員 ただ参議院に既成事実をつくらして、こつちへそれを押付けるという。こういう会期の延長方法はない。
○淺沼委員 私は会期の問題については、第五國会の会期は五月十六日をもつて打切り、審議未了の法案は継続審議をすべしという動議を出したいと思う。
○石田(博)委員 ただいま淺沼君の動議が出ましたが、林君から一つの議論も出ております。そこでいろいろ御議論をこれ以上重ねておつてもしようがないし、私としては言いたいこともありますが、議事進行上適当なるおはからいを願いたいと思います。
○大村委員長 それでは淺沼君の動議を採決したいと思います。ただいま淺沼君からの動議に御賛成の方は挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○大村委員長 小数、淺沼君の動議は否決せられました。 —————————————
○大村委員長 次に佐々木君の動議がございましたが、この際会期延長の問題を採決いたしたいと思います。会期を七日間延長するに御賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○大村委員長 多数、よつて会期は七日間延長することに決しました。
○淺沼委員 会期延長の問題については、私は本会議に発言の留保をしておきます。
○林(百)委員 私の方も留保いたします。 —————————————
○大村委員長 次は選挙法改正の特別委員会に関する決議案の取扱いに関する件を議題といたします。生田委員長時間も経過しておりますからなるべく簡單にお願いいたします。
○生田選挙特別委員長 この問題は、去る四月二十一日に本会議においてこの特別委員会を設置する理由の御説明が実は不十分だつたと考えますので、その性格を明らかにしたいということが第一点でございます。その次は本委員会は休会中といえども継続して審議をやりたいと思いますが、國会法の第四十七條によりますと、どうも休会中はみだりに開会することはできない。ゆえに國会の御承認を経て引続き休会中あるいは閉会中といえども、何どきでも委員会を開くことの御了承を得たいと思うのであります。もう一つは本委員会は御承知のごとく非常に重要性を持つておりますから、事務局を設置して十分に資料等を集め、あるいは学識経驗者の意見を聞き、あるいは國または諸公共團体の機関を通じていろいろの資材を集めるとか意見を聞くとかいうことをいたしたいというのであります。 以上がごく簡單でありますが本決議案の趣旨でございます。委員会は全部の御賛成を得て各派から提案になるという申合せになつております。
○大村委員長 本件は各派共同提案ということにして、本日の日程に上すことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決定いたします。 —————————————
○大村委員長 次に裁判官彈劾法の一部改正に関する件を議題に供します。
○石田(博)委員 ちよつと伺いたい点がある。それは第五條第八項の改正がありまして、「同條第八項中「手当」を「日当」に改め、同條に次の一項を加える。國会の開会中訴追委員及びその予備員が、その職務を行う場合の日当については、衆議院議長の承認を得なければならない」。こういう規定なんです、これは承認を得なければ日当を出せないというふうにも解釈できるけれども、承認を得れば日当を出せるというようにも解釈ができる、議員が開会中委員としての職務の一部分を行つているのに、その訴追委員だけが日当を取るのは非常におかしい、そうなつて來るとほかの特別委員あるいは彈劾裁判官その他が同樣の取扱いを要求して來ることがあり得る。この項目は不適当と思いますから、これだけを削除した方がいいと私は思います。
○大池事務總長 その次の第四十四條のところに一万円以下の罰金もしくは過料とあるんですが、罰金は刑罰の一部であり、過料は行政罰の一つであるので同じようなことで罰金になつたり、過料になつたりすることは法制的にどういうものかという疑問があるんですが、会期も延びたことですから、この点を一ぺん委員長と法制局あたりでお打合せを願つて統一されたらいかがかと思います。
○大村委員長 それでは本件は留保いたしまして、後日これを御協議願います。 —————————————
○大村委員長 次に議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律の一部改正に関する件を議題といたします。
○石田(博)委員 この法律案につきましては、ここにおいてずいぶん議論をされ、法務委員会に回付して種々御修正を願つて、お手元に差上げたようなものになつておりますが、この法律案の性質にかんがみまして、現在まで私どもといたしましては、この委員会に仮提案をして各派の御意見が、もしまとまるならば、共同提案という形にいたしたいと考えているわけです。昨日も実は各派代表の方々に資料をお渡しいたしまして、本日までに態度の御決定を願つて、本日ここでお願いをして共同提案に参加していただくかどうかということの御返事を伺う段取りになつておつたので、本日ここで私どもといたしましてはできるだけ共同提案にしていただきたいという申出をいたしますから、各派におきましてひとつ御返事を願います。
○松井(政)委員 わが党はこの問題については、この前論議されたときも反対の意思を表現したのでありますが、さらにいろいろ協議の結果わが党はこれには反対であります。
○林(百)委員 この僞証罪に関する罪を軽くすることと、親告罪にすることは内容の点についてすでに反対ですから、取扱う上についても共同提案者となることは反対であります。
○山手委員 今議院における証人の宣誓、及び証言等に関する法律案、それから裁判官彈劾法の一部を改正する法律案とを見て、非常に対蹠的のものがあると思う。両方とも大きなねらいは罰則を加えるところにあると思うのでありますが、片方では罰則を軽くするようにはかつていただき、片方は同じ証人の罰則について重くするような行き方をとつている。これはいろいろの関係もあると思うが、院内におけるものを非常に軽くして、それから裁判官彈劾法の方を非常に重く扱つて行くということは、どうもそこにつり合いのとれないものがあるように思います。
○石田(博)委員 ただいまは共同提案にしていただけるか、いただけないかということをお諮りしているのでありまして、法案の各條項にわたりまする御審議は、正式に提案をいたしましてからお願いいたしたいと考えます。
○寺本委員 わが党は賛成であります。
○園田委員 わが党はまだわかりませんから留保いたします。
○石田(博)委員 各派の御意見がわかりましたので、提案の手続をとつて上程をいたしたいと思います。 —————————————
○大村委員長 次に参政官設置法の起草に関する件を議題に供します。
○石田(博)委員 この件につきましても私どもといたしましては、できるだけ共同提案の形にしていただきたい。各派の御賛同を得たいという目的でただいまここに仮提案の形をとりまして、各派の御意見を伺いたいと存ずる次第であります。
○松井(政)委員 わが党はこれにも反対です。
○林(百)委員 私の方も反対です。
○坪川委員 わが党は賛成です。 —————————————
○大村委員長 次は海陸貨物運賃調整に関する決議案の取扱いの件を議題に供します。
○大池事務總長 この決議案は昨日保留になつておりました。
○林(百)委員 これは私の方はちよつと賛成しかねる。どういう点で賛成しかねるかという点を一應本会議でも表明したいと思います。
○石田(博)委員 これは本日の本会議に上程することには御賛成をいただけますか。
○林(百)委員 いいでしよう。
○大村委員長 本件は本日の本会議に上程することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 そのように決します。 —————————————
○大村委員長 次に緊急質問の取扱いに関する件を議題といたします。
○林(百)委員 これは昨日の申合せもありまして、大体会期の見通しもつきましたから、緊急質問の性格からいいまして、本日は議案も昨日より少いし、討論者もありませんから、ぜひやらしていただきたい。
○大村委員長 それでは懸案の二つの緊急質問は本日上程することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 そのように決します。 —————————————
○大村委員長 この際ちよつとお諮りいたします。明日の日曜は本会議及び委員会を休み、月曜日は本会議をやることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 そのように決します。 —————————————
○大村委員長 なおこの際もう一つ御了解を得ておきたいことがあります。実は前に請願の提出締切日を七日で打切つておりましたが、会期が延長にきまりましたので、その締切を明後日まで延期して取扱うことにいたしたいと、思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 そのように決しました。 —————————————
○園田委員 私のところから明日警備力充実に関する決議案を申し出ておりますから、できるだけ各派の共同提案にすることにお願いしたいと思います。
○石田(博)委員 ただいまの点も十分そういう趣旨に沿つて私どもでも檢討してみたいと思います。もう一つ通貨安定本部貯蓄運動推進に関する決議案というものを各派共同で提出したい。提出者はわが党の丹羽彪吉君、島村一郎君、民主党の堀川恭平君、社会党の土井直作君の四名になつておりますが、これも各派の共同提案にするように御努力を願います。
○大村委員長 それでは本日はこれで散会いたします。 午後零時四十九分散会