議院運営委員会 第24号
- 発言数
- 17 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1949/04/23
会議録
○大村委員長 これより運営委員会を開きます。 先般本会議できまりました選挙法改正に関する特別委員会の委員の申出の件について御協議を願いたいと思います。この特別委員会合の委員は各派で御協議を願いましてなるべく來週の月曜日くらいまでに事務局の方に御申出を願いたいと思います。 —————————————
○大村委員長 次に國会法第三十九條但書の規定による議決を求むるの件、これは國立博物館の評議員会の評議員に参議院議員團伊能君を充てることについて御協議を願います。事務総長より御説明を願います。
○大池事務総長 御承知の通り國立博物館の評議員になつておられます方は、個人的には古美術に対する特別な知識を持つておられる方を選定して、現在としてはたくさんあるわけでありますが、たまたまそれに團伊能さんが古美術に対する該博なる知識を持つておられる一人であるという観点から、この方を評議員にいたしたい。それについてはこの前にちよつとお話がありました日本学術会議の会員等と同じく、やはり國会の承認を得なければ評議員に充てるわけにいかぬという点から、両院の議決を要求して來られたわけであります。從つて本院といたしましてはこの評議員に團伊能さんがなることを承認するかしないかおきめ願いたいと思います。
○林(百)委員 團さんの経歴は何かこれと関係があるのですか。
○大池事務総長 團伊能さんは大正六年に帝國大学を卒業して帝室博物館の嘱託として欧米に留学せられ、ハーバード大学、リオン大学に学ばれ、帰朝後は東京帝大の文学部の講師をやつておられまして、その間フランスから記章をいただいたり、イタリアから勳章をいただいたり、また財團法人國際文化振興会の理事となり、アメリカ各都市に文化使節として遊説せられ、ロンドンにおける支那美術展覧会に日本代表として出席され、またパリ萬國博覧会には日本代表理事として行かれ、帰つてから帝室博物館の顧問を仰せつかつております。またスエーデン國から勲章を頂戴しております。それからニューヨーク、サンフランシスコの万國博覧会に日本事務総長として出席されておる。そういうような関係並びに参議院議員に当選せられた後も、現在日本庭園協会の会長、あるいは國際文化振興会の理事、日本美術協会の副会長、あるいは神奈川縣の観光協会の会長もやつておられましたが、その以外に手藝染色刺繍等の協会の会長をやつておられます。そういうようなことで、ずつと美術関係方面に非常に携わつておられたもんですから、そういう個人的な美術的な知識をかわれて評議員にしたい。こういう意味だと了承しております。
○大村委員長 ただいまの團伊能君を國立博物館評議員会の評議員になすこの件について御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではさように決しました。 —————————————
○大村委員長 なおこの委員会で御協議を願つておりました六・三制の完全実施に関する決議案の件につきましては、文部委員会で各派の御意向をまとめてもらつておりましたが、まだ結論に達しておりませんので、なるべく早急にまとめていただきまして次回の議題にいたしたいと思います。
○園田委員 先般お願いしておきました各党首の連合軍最高司令官並びにソ連大使に対する引揚げ懇請の件はどうなりましたか。來る月曜日までくらいにおきめ願うようにお願いいたしたいと思います。
○大村委員長 ちよつと速記をとめて……。 〔速記中止〕
○大村委員長 速記を始めてください。
○林(百)委員 これは事務総長に聞きたいと思います。前の不当財委の職員ですが、あれは一時國会の職員ということにして、あの委員会が継承される場合には、そのまま継続して使うようにさせるというお話だつたと思いますが、その経緯はどうなつておりますか。
○大池事務総長 今の前段はその通りだと思いますが、後段は別にそういうことではつきりきめてあるわけでありません。結論は不当財委がずつと閉会中もやり得ることになつておりまするから、存在しておる間は事務局の職員として不当財委の仕事をやるべく当然継続しておるわけでありますが、解散とともに不当財委の委員がなくなつてしまつた。從つて不当財委そのものがなくなつてしまつたのに、その委員会に專属すべき職員だけ残るということはあり得ないわけであります。だから純理論から言えば解散と同時に、臨時職員ですから一應全部解職する手続が必要になつて來るわけでありますが、再選後またこれが継続することになりますれば、これに必要な職員をまたあらためて選考しなければならぬ。そこで事務局の方と不当財委に残つておられた事務関係の人々と話合いをして、もしこのまま次の國会でも存続する場合には、また新たに人を選考することは容易でないから、できれば身分だけは何とかして残しておいてもらいたいということで、それなら事務局の職員として臨時に存続して行こう。そうしてこれにかわる新しいものができればいいが、できない場合にはその中から適当な者はもちろん委員長が委員会の推薦の形でもつて來て議長が任命することになると思います。今度はどういう決議になるかしらぬが、前の決議通りなら、その形式を踏んでもらえば、委員長、並びに議長の方で従來の人が欲しいと言えば採用できる、しかしどうしても採用できない者がある場合には、当然やめてもらわなければならぬだろうと思います。私どもはそういう考えで残しておいただけです。
○佐々木(秀)委員 これははつきりしておかなければならぬと思います。先般の考査委員会において共産党の徳田君、神山君から、考査委員長が從來の職員を全部首切ると言つておるが、それは不当であるということで私との間に激論を鬪わした。ちようどそのときもあなたのおつしやるような考え方でしたが、私は首切りということに当てはまらぬと思う、先ほど事務総長も言われるように、不当財産取引調査特別委員会は前國会において解散したものであつて、今の考査委員会には一人の職員もいない。だから首切りということはどこから割出して言うかという論になつたが、今事務総長の言われる通り、一應不当財産特別調査委員会の職員はなくなつておるので、考査委員会は新たに職員を採用するという見解がはつきりすれば、首切りということが起きて來るわけがない。そこでただ便宜上事務局としては、なれた人は新たに採用してもらつた方がいい。また考査委員会においてもできるだけなれた人がいいのだから、多くの人を自分の方から選ぶということが考えられる。ただ首切つてしまうという考え方だけははつきり是正しておかなければならぬ。その点は了解しておいてもらいたいと思います。
○林(百)委員 なぜそういうことを言うかというと、この前淺沼さんから話があつて、委員長がかわるたびに委員会所属の職員の地位が不安定になることは困る。なるべく職員の地位は善処するように考えたらどうかという意見があり、何かそういう不都合で採用されない人があるということを聞いておるものですから、一應從來の経過を聞いて、なお私どもの方で調査しようと思つているんです。
○大村委員長 この際お諮りいたします。理事志賀義雄君が先に委員を辞任されましたので、理事の補欠に林百郎君を指名いたしたいと思います。また先日土井直作君が一時委員を辞任されたのでありますが、再び委員に指名されましたので、引続き理事及び議院運営小委員をお願いいたしたいと思います。いずれも御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 御異議がなければさように決しました。 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時三十九分散会