議院運営委員会 第2号
- 発言数
- 158 件
- 登壇者
- 14 名
- 会派数
- 7
- 開催日
- 1949/03/17
会議録
○大村委員長 これより会議を開きます。 去る八日、理事木村公平君、渡邊良夫君及び上林山榮吉君が委員を辞任せられましたので、まず理事三名の補欠選挙を行いたいと存じます。理事の補欠は委員長において指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それでは、委員長は 石田 博英君 佐々木秀世君 山本 猛夫君を理事に指名いたします。 —————————————
○大村委員長 次に議院運営小委員及び福利小委員の選任を行いたいと思います。前回の委員会で議院運営小委員は民自五、民主二、社会、共産おのおの一、小会派の代表として國協一、合計十人、福利小委員は各派から一人ずつということに決定しておりますが、いずれも委員長において指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それでは委員長から指名いたします。 議院運営小委員 石田 博英君 今村 忠助君 佐々木秀世君 福永 健司君 山本 猛夫君 椎熊 三郎君 田中伊三次君 土井 直作君 林 百郎君 石田 一松君 福利小委員 今村 忠助君 坪川 信三君 松井 政吉君 林 百郎君 石田 一松君 北 二郎君 なお從前の通りという前回の決定によりまして、委員長も福利小委員に加わることにいたします。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 御異議なければさようにいたします。 —————————————
○大村委員長 次にお手元に配付してあります案件につきまして、事務総長の御説明を聞いて、順次御協議願います。
○大池事務總長 お手元に配付いたしてあります議院運営委員会の案件という別紙について、順次御説明を申し上げまして、御協議を願いたいと思います。第一はただいま運営委員長のお話で全部きまりましたので、第二に移りたいと思います。 第二は特別委員会設置の件、その種類及び員数、特別委員会を本國会においてどれだけ設けて、どういうことにしようかということは、前金において本会に持越すことに相なつておりましたので、どういたしますか、御研究を願いたいと思つております。從來は海外同胞引揚三十名と、災害地対策の四十五名と、不当財産取引調査特別委員会の三十名、この三つがあつたわけでありますが、今回の議会においては、どういう特別委員会を設け、何人にするかということをお願いいたしたいと思います。
○石田(博)委員 ただいま議題となりました特別委員会設置の案件について、民主自由党の意見を申し上げます。わが党といたしましては海外同胞引揚対策委員会、災害地対策委員会の二委員会については、前会通りの設置を希望いたすものであります。ただ不当財産取引調査特別委員会については、從來まで運営せられて参りました経過その他にかんがみまして、その不当財産取引調査特別委員会設置の際に行われました決議の項目のほかに、日本再建に重大な惡影響を與えた諸行為と、その責任の所在を追究調査いたしますると同時に、逆に日本再建のために科学、文化、その他の発達に大きな貢献をした行為を調査し、その顯彰するというような建設的な目的をも含めた、考査特別委員会という名前のものに、発展的に進めて参りたい。こういうふうに考えているのであります。私どもがそう考えまする主要なる理由は、前議会の不当財産取引調査特別委員会の運営のような状態を私どもが考えてみますと、議会の当然行うべき任務とその範囲とを越えて、あたかも刑事責任の追究というようなことに重点が向けられたものと考える。さらに不当財産取引調査特別委員会の経過にかんがみますと、特別委員会の持つておりまする権能、あるいはその力関係を考えましても、実施上相当の困難、あるいは不適当な事柄も起つて参りまするし、また運営をいたして参りました過程を通じて見ますと、政争あるいはどろ試合の母体になるというようなきらいも相当ありますので、これを調査の限界にとどめて、それによつて生じまする刑事責任の追究その他は別個の機関、すなわち檢察廳あるいはその他の機関にこれをゆだねて行くのが至当ではないか。こういう考え方のもとに、不当財産取引調査特別委員会をただいま御説明申し上げたような委員会にかえて参りたい、こういうふうに考えておるような次第であります。
○淺沼委員 この取扱いについて伺いますが、この決議案は民主自由党の関係者から誰院に提出になつておるものでしようか。單なる参考送付でしようか。
○石田(博)委員 参考送付であります。
○淺沼委員 決議として出されることになればとにかく、参考送付だということになりますと、参考送付のものをこの運営委員会で議論することになるのでしようか。
○石田(博)委員 まず特別委員会設置の件が議題になつておりますので、その議題の対象は前会に設置せられました三委員会が、とりあえず対象になると私どもは考えております。そこで前の二つについては私ども先ほど申し上げた通りでありますが、残つております不当財産取引調査特別委員会の取扱いについて、私どもの考え方を申し述べますための参考書類として、御配付したようなわけでありまして、これは決議となつておりますが、決議案であります。
○淺沼委員 決議案でも案の内容を見ますと、なかなか重大な項目が盛られておるのでありまして、從つてもしこういうような案が、形式的のことを申し上げますけれども、一應本会議に上程をされて、その後に討論があつて、あるいは、本会議に上程して議論を抜きにして、ただちに委員会に付託して、本委員会で特別委員会を設置することの関連のもとに協議する。そういうようなことになれば別でありますが、この大きな議題をただ参考意見ということだけでもつて議事を進められることは、非常に重大だと思います。不当財産取引調査特別委員会が取扱つた事項にのみ関して、委員会を設置するということになると別ですが、それ以外のことを扱うということになると、話合いだけでは進められぬので、正式議題なら正式議題になつてから議論した方がいいと思います。参考文書なら参考文書として承つておきます。今日の議題としてはもしできればあとまわしにしてもらいたい。
○石田(博)委員 特別委員会設置の点につきまして、不当財産委員会の問題は当然議題になりますので、その議題についての私どもの見解を申し述べますために配付したのであつて、この問題について私どもは不当財産委員会を、こういうふうな委員会にかえて行つたらどうかという考え方を持つておりますので、それを御説明する参考文書として配付したことは、ただいま申し上げた通りであります。從つて不当財産委員会の問題が議題になる以上は、私どもの考えとしてこういうものにかえて行きたいということを申し上げておるのであつて、その議題に反対ならば次会に延期せられましても、私どもとしては一向さしつかえありません。それから私どもの考え方といたしましては、あらかじめ不当財産委員会の取扱いについてここに御協議願う際において、私どもの考え方を御説明申し上げまして、この参考文書について御審査を願いまして、御同意を得ましたならば、関係方面その他と連絡をいたしまして、コンクリートのものとして、あらためて提出したいというふうに考えておるようなわけであります。
○淺沼委員 この前の委員会には石田君は御出席でなかつたのですが、上林山君から不当財産取引調査特別委員会を設置することについては異議はない。内容の点については、そのとき説明はなかつたのでありますが、異議がないということであり、さらに木村公平君からも幹事長談話として発表しておるから、これを設置するについては異議がないということを言つておられたのであります。從つて今日不当財産委員会と内容が幾分拡大されたものが出てくるということは、私ども意外に考えるところでありまして、そうすると民主自由党はこの前の委員会において、われわれの提議を了承されたにもかかわらず、今度は違つたものを出して來たということになるのですが、そのいきさつはどうなるのでしようか。
○石田(博)委員 私どもの方としては不当財産取引調査特別委員の設置、そういう委員会の設置について異議はないということにはかわりありません。從つてこの案をごらんになるとおわかりになりますが、現在までの不当財産取引調査特別委員会の決議については全部含まれておつて、そのほかに日本再建に重大な惡影響を與えた諸行為とその責任の所在、並びに日本再建のため科学、文化等の発達に多大の貢献をした諸行為を顯彰する、そういうふうに拡大して考えておるわけでありまして、われわれの見解としては変更がないわけであります。そういう見解をさらに推し進めた考え方をして、皆様の御審議を願うということであります。
○淺沼委員 そこで問題は、この前の不当財産取引調査特別委員会を設置した経過にかんがみて見れば、実は関係方面からの勧告があつてできたということになつておると思うのでありまして、今度もまたその案件を今まで取扱つておつた経過からかんがみれば、必ず案件が出るときには一應了解を求めて出て來るという形になつておつたと思うのであります。ところがきようは内容は非常に重大であるにかかわらず、関係方面との了解を得ず、單なる参考文書として提出されたということになるわけですが、私だけの考えを申し上げれば、不当財産取引調査特別委員会、これは今までの勧告に基いた、またわれわれが了承してできた、その内容の点だけについては私どもは異議はありませんけれども、さらに附加されたことについては相当真劍にこれを考えなければならぬ問題でありまして、きようは御留保願つて、私どもの党の態度を決定し、あるいは民主自由党でも正式な議案にされてから出していただきたいと思います。議案にならないうちに議論することは、かえつて、ポイントを紛糾させる憂いがある。
○石田(博)委員 私どもはきよう議題となる予定になつておりまする不当財産取引調査特別委員会の存廃の問題に関連して、先ほど申しましたような参考文書としてまわしたわけであります。これを正式議案と相なります前に、よく各党各派の御意見をお伺いしたいという趣旨をもつて、本日配付したような次第であります。從いまして今淺沼君からの御希望がございましたように、これを審議するために、きようこれを議題とすることを留保して、党に帰つて意見をまとめたい。また私どもの方としてもこれを正式の議案として出してもらいたいという御希望については、私どもの方としては異議はございません。從つて本日の議題にすることを留保することは異議がないのでありますが、そういたしますと私どもがこれを出しましたのは、不当財産取引調査特別委員会の存廃の問題に関連をして出したのでありますから、不当財産取引調査特別委員会の存廃に関する件も、本日は議題にすることを留保したいと思います。
○椎熊委員 不当財産取引調査特別委員会を置くか置かないかということをまず諮つて、その際に君らの方ではこういう内容のものにかえたものにしたいという意見を出して進めて行けば、きようできまつてしまうでしよう。
○石田(博)委員 そういう意味でただいま一括して出ておりますので、議題になつております特別委員会の取扱いについて、私どもの方としては海外同胞、災害には異議はない。しかし不当財産については、こういう考え方を持つておるということを申し上げたのであります。
○志賀(義)委員 從來の不当財産取引調査特別委員会というものは、今まで前國会で運営されて來て、どういうものであるかということははつきりわかつておる。それが今度全然こういう新しい日本再建に重大なる惡影響云々ということになると、ここでちよつと石田さんのお話を聞いても、これはてんびんにかけられたという印象を受けたのであります。
○石田(博)委員 御印象がどういうものであるかは、私どもの頭の中で同様には考えられないので、それは何ともいたし方ございませんが、私どもがこの決議案を提出いたしました意圖は、不当財産委員会と全然違つたものを出したという意味ではございませんので、これをごらんになるとおわかりになる通り、それを母体としてこういうものにして参りたいという考え方であります。從つて全然違つたものではないつもりであります。また先ほど椎熊君からの御注意がございました際に申し上げた通り、不当財産取引調査特別委員会の存廃のことが議題になりましたのに関連して、私どもはそれをこういう形に直してつくりたいという考え方をしておる次第で、あくまでこれに関連をした問題であると考えるのであります。
○椎熊委員 私ども民主党といたしては、賛成いたします。今日きめていただいてけつこうであります。
○淺沼委員 災害地対策とか海外同胞引揚の委員会は、特別委員会の性質からいつてよくわかりますけれども、要するに特別委員会を設置するということは、本会議の意思決定がなされて、本会議の意思決定に從つて持つということになるのであつて、本会議の意思決定が行われないうちにここでどれを置くかということは、たとえば不当財産取引調査特別委員会の内容で一應決定になつておる事項は、これは前の議会から今回の議会に引継ぎはせられませんけれども、今までの慣例に從つて決議の二に掲げたる事項ということは、本会議の決定に基いて不当財産取引調査特別委員会ができておるのでありますから、これは私どもいいと思うのであります。ただあとの日本再建に重大な惡影響を與えた諸行為とその責任の所在、並びに日本再建のため科学、文化等の発達に多大の貢献をした諸行為、こういうようなことは一應本会議の議を経なければ、それを委員会の性質の中に加えるわけに参らぬと思う。從つてこれは正式に出して來ない。今は不当財産取引調査特別委員会として前の議会において決定をされておるものの継続として、われわれは議論を今まで進めて來たのであつて、さらに新しく志賀君から今発言があつたように、てんびんという言葉を使われておりましたが、そういう感がなきにしもあらずであります。そういう意味で本会議の意思を無視して、ここだけで日本再建に重大な惡影響を與えた諸行為とその責任の所在を明らかにする委員会を、われわれがこの委員会だけでつくるというわけに参らぬと思う。
○石田(博)委員 淺沼君のおつしやることは当然です。何もこの委員会だけでこの委員会の設置を決議しようとは思つていないので、当然本会議の決議を経なければならぬのであります。また先ほどの御議論を承つておりますと、前國会で決議をせられて設置せられた委員会のことであるから、当然それは今度継続的に考えられるというような御発言がありましたが、それは全然違うのであつて、これは申すまでもなく御堪能の各位におかれては十分御承知の通り、これはあらためて議題になつておりますので、本國会において特別委員会をどういうふうに取扱うかということが、議題になつておるわけであります。從つて本会議において決議をしなければこういうものができないということは当然で、その本会議においてこれをどう取扱うかということについて、こういう御協議をお願いしておるのであります。本会議の決議を願う前提として、ここで協議を重ねているのであります。
○淺沼委員 そうなると民主自由党の案でなくして、各派協定の上でなされるということが当然であります。
○石田(博)委員 それは本日ここで皆様の御意見を承つた結果においてそういうことに相なるのであつて、御賛成を得なければわが党の單独、あるいは椎熊君の御発言のように、民主党本流の御賛成によつてできるということになるかもしれません。
○大村委員長 それではちよつと速記をとめまして、懇談に入ります。 〔速記中止〕
○大村委員長 会議を続行いたします。
○倉石委員 先ほど三つの委員会の案について御協議願つたのでありますが、われわれの方から申し上げました考査特別委員会設置に関する案については、各党においてなお御協議をまとめられる必要もおありかと思いますから、今日は災害地対策特別委員会と海外同胞引揚特別委員会、この二つの設置について御決定を願いたいと思います。
○大村委員長 倉石君の御発言に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員 異議ありません。これに関連して特別委員会の方は常任委員会と違うので、委員長等は必ずしも與党からとらなければならぬということでなしに、適材は野党派にもあるのだから、野党派からもとるという寛容さを示していただきたい。
○石田(博)委員 椎熊君の御議論は十分承りまして、党へ帰つて協議申し上げます。
○大村委員長 では念のために申し上げます。海外同胞引揚及び災害地対策両委員会は、前会同様に設置するにここに決定をいたします。不当財産に関する件は次会まで延期するということで御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決します。 —————————————
○大村委員長 ただいま官房長官が御出席になりましたから、御質問がございましたら、この際お願いいたします。
○椎熊委員 官房長官にお開きしたい。新聞で散見しておるのですが、政府では何か非日活動を取締るような委員会を内閣の中につくるとか、議会でない方がいいとかいうようなお話があるということですが、どういうことですか。
○増田官房長官 お答え申し上げます。非日活動委員会につきましては、総理からこれが設置方を考究しろということを私は命令を受けまして、今せつかく研究中でありまして、どこへ置く、ここへ置くという決定的な意思表示をかつていたしたこともございません。いつでも研究中であるというのが、私どものいたしておる意思表示でございます。
○椎熊委員 つくることはつくるのですね。
○増田官房長官 これを設置する方向に向つて研究せよということで、私どもせつかく研究しております。
○椎熊委員 もう一つ別な問題ですが、予算はいつ出しますか。
○増田官房長官 予算はこの前は実は二十二日ごろ大綱が議会に提案される見込みであるということを申し上げましたが、実は正直に申しますと、関係方面の予算の内示が本十七日の現在、まだないわけでございまして、実は一刻も一分も早くとお待ち申しておるという状況でございます。
○椎熊委員 そうしますと二十二日の本会議では、大綱を國会に示されるかどうかもわからない状態ですか。
○増田官房長官 大体その十四日に内示があるという前提から、二十二日ということを申し上げておりましたが、時間がずれる関係だけはスライドしはせぬかというのが、ただいま私の申し上げ得る予測でございます。
○椎熊委員 そういう逼迫した状態になつても、なおこの前おつしやつたように、暫定予算を出して四月分だけは何とかきめて、本会議では本予算を十分に審議するという考えはないのですか。
○増田官房長官 実は関係方面でホールピクチャーのバジエツトを出せ、一本予算を出せという指示のもとにわれわれは動いておる次第でありまして、われわれはあくまで一本予算という指導のもとにまた努力中であります。從つて今のところは一本予算、こういうことを考えておりますが、客観情勢の変化によつては椎熊さんのお説の通りに、万一のときは考慮しなければならぬという状況であります。
○椎熊委員 私念のためにそこを聞いておるのは、日にちのないところに一本建の予算を出して來て、日にちがないから一週間で切れとか、多数であるから数で押し切れるというような考え方で議会を考えておられるならば、それはわれわれとしては非常に迷惑だ。一本建の予算を出す以上は、その審議期間を十分に議会に與えてもらいたいというところから尋ねておるので、むりをなさらない方がいい。何もそういうことにとらわれて、暫定予算を出すことは恥のように考えることが、間違いのもとだと思います。少くとも一本建予算が出るなら、三週間位の期間がなければだめです。多数で押し切ろうという考え方はよくないですから、前もつてそういうことを希望しておきます。
○淺沼委員 今椎熊さんの質問で大体了解できたのですが、政府は二十二日には総理大臣の施政方針の演説はやられるつもりですか。今朝の新聞によりますと、何かずれるようなことも言われておつたのですが、当然きようの運営委員会には政府の方から、私どもがお聞きしないでも施政方針の演説については何らか、二十二日が延びるなら延びる、やるならやるという意思表示があると思つたのですが、やはり二十二日にやる予定でしようか。
○増田官房長官 お答え申し上げます。今のところは一應二十一日に総理の施政方針をする、こういう予定をいたしております。
○淺沼委員 今のところはということで、今のところがなかなか困難な事情にぶつかるような気が私はいたしますが、もし変更があるとすれば、いつごろ政府の意思を決定して衆議院の方に通知があるのでしようか。
○増田官房長官 これは私ども閣内においても相談いたしますが、なお党とも相談いたしまして、客観情勢が急速に変化いたしますと都合よく行きますが、万一今以上に内示等が遅れますと、万一ということも考慮しなければならない。そこで一應ということを申し上げた次第であります。
○淺沼委員 その一應がはずれる傾向が強いのであつて、もし一應がはずれるというときの意思表示をされるのは、二十日から休みになるわけでありまして、十八日、十九日、この間に政府の方から何か話が衆議院の方にないとすれば、自然二十二日にやるという結果になろうと思うのですが、もしその話がなくて、二十二日にずるずるとなつてできないということになると困る。党と相談するというのはどういうのでしようか。私どもの方は政府の意見を聞いておるので、党のことを聞いておるのではない。
○増田官房長官 これは今のところを申し上げた次第でございまして、もし二十二日にできないというようなことがきわめて明確化した場合は、遲滯なく議院の方に申し出るつもりでございます。その申し出る時日はいつかということが、今ではやはり申し上げかねる次第であります。これは客観情勢次第であります。
○志賀(義)委員 先ほど十四日に示されるはずであつたが、十七日の今までない。それだけ事務的な関係を見てスライドすると言われたのですが、そうすると二十二日か二十五日くらいまでスライドするのですか。そういうふうにもとれます。ところがあとで淺沼君の御質問に対するお答えによると、やはり二十二日ということで、どうもそこのところがつじつまが合いません。それからもしずれるとすれば、やはり二十二日に始めで、ほかのものから始められるというような御意向でもあるのでしようか。
○増田官房長官 大体スライド的になるかもしれぬと申し上げましたが、そのスライド的は必ずしも機械的スライドではありません。それは相当勉強して縮めたスライドだということであります。しかしこれは何について申し上げたかというと、予算書について申し上げたのであります。施政方針演説は今のところ一應二十二日という予定をいたしております。
○椎熊委員 私どもは今までの予算の出し方から見て、きよう十七日になお内示がないということになれば、二十二日には大綱はできまい。それなら政府はもつとざつくばらんに、今月一ぱい休むなら休むとして、ゆつくりやつたらどうです。
○増田官房長官 椎熊さんの御質問でありますが、御承知のごとく三十一日で時間切れになる法案がたくさんあります。そこでそれは三十一日になつても予算が出て來ないから、本会議は休むといつて、一日間で衆参両議院の御審査を願うということは、皆さんのおつしやる通りできませんから、二十一日にぜひ提案をいたしたい。そうして一方に提案をした場合には、他の院においては予備審査を願うということにわれわれは考えております。
○淺沼委員 そうすると政府の方の都合は、施政方針の演説はやらぬでも、どんどん議案の審査をしてもらいたいということになりますか。
○増田官房長官 淺沼君にお答えしますが、そういうことになるといたしますと、これはやむを得ざる事実でありますから、ぜひともこれは御了承願いたいと思います。
○大村委員長 速記を止めて下さい。 〔速記中止〕
○土井委員 官房長官初め大蔵大臣その他の諸君が、非常に努力されておることだけは了承しますが、一体吉田内閣の首班である吉田総理が御病気だそうでありますが、この間副議長が訪問しての話から言うと、大気焔をあげております。一体こういうような重大な、予算案の問題がどうなるかというときに、病状は、私よく知りませんから、あまりむごいことを言うわけではありません。立居振舞ができないような状態ならやむを得ませんが、あの当るべからざる気陥から見れば、それほど悪いようには思えない。国事重大のときだから、倒れてもかまわぬ、出て來て、予算を早く通過させるように努力すべきじやないか。一体一國の首班の総理が悠々閑々として、属僚等にやらせておるということはけしからぬ。これは福議長は行かれたから、その間の様子を伺いたい。
○岩本副議長 あのときは大分元気でしたが、ただいまちよつと惡化したようです。(笑声)
○志賀(義)委員 もう一つだけ伺いたい。予算がちよつとずれて、あいても二、三日の穴だと言われましたね。そうしますと一体いつごろまでに政府としてはこの予算案を仕上げるつもりですか。
○増田官房長官 十七日の午後三時半にかりに内示があつたとして、機械的にスライドはいたしたくない。できるだけ縮めてスライドをいたして、三日ぐらいのうちに止めたいというのが、私どもの意向である。閣僚諸公にもそういう希望をしたい。しかし客観情勢次第であります。努めておる点は土井さんの御指摘をまつまでもなく、政府もしきりに心配しております。
○志賀(義)委員 およそ増田さんの見通しとして、何日くらいで今來るものとすればやれるつもりですか。予算案を何日くらいで上げられることを希望されるのですか。
○増田官房長官 かりに十七日の今來たとして、ちようど三日遅れていますので、三日のところを二日ぐらいに縮めよう、四日遅れたら三日、五日遲れたら四日というようなことに、できるだけ勉強したいと思つております。
○志賀(義)委員 いつごろまでに仕上げられることを希望されますか。
○増田官房長官 客観情勢の前提が構成されないのに、いろいろな予想をして議論をしろといつてもむりです。予言者でないから、そこは志賀君、大いに同情してもらいたい。
○志賀(義)委員 同情しますから、もう少しざつくばらんに言いなさい。
○増田官房長官 それがざつくばらんな答えです。
○淺沼委員 政府に委員会から注文をつけていただきたいと思います。それは政府の方では一本予算ということを言つておるようですが、これは予算編成の方針からいつて、当然なことだと思うのであります。しかし今度出て來る予算案というものは、非常に重大な内容を含んだものでありまして、われわれ議員の建前から申し上げますならば、やはり審議の機会をつくらなければならないと思うのであります。政府の方から一本予算を出して來た。一本予算だから四月一日から執行しなければならぬから、不備でも五日あるいは七日ぐらいの間に予算を上げてやらなければならぬ。それは多数を持つておる政府でありますから、やつてやれないことはないと思いますが、この結果から受ける國民の印象というのは、多数があまり強すぎるという感じを持つと思うし、われわれ議員の側から申し上げても、内容については慎重審議をしたい関係があるのでありまして、どうか政府においては一本予算を出される場合においては、必然的に審議の期間を政府の手によつて示し、政府が議会に圧力を加えるという結果をつくると思います。これはとらざるところでありまして、できれば一箇月ぐらいの暫定予算を出していただきまして、あと十分われわれに審議の期間を與えるように御奮闘を願いたいと考えておるのでありまして、委員会の名において政府に要望していただきたいと思います。
○石田(博)委員 暫定予算を出すか出さないかということは、なるべくこれを出さないで、一本で行きたいという方針を、先ほどから官房長官が言われたと思います。わが党においてもその努力を重ねておるので、現在の段階におきまして、四月の暫定予算を出して、残りをゆつくり審議さしてくれという委員会の総意を決定することには、わが党は同意しかねるのであります。しかし予算案はまことに重大なる法案であつて、議員の審議権を十分認めるように、政府において努力せられたいということなら、これは御賛成申し上げることができるけれども、暫定予算をどうしろとか、その他についてはわが党としては賛成できません。
○椎熊委員 事態がこうなれば、自然暫定予算を出す以外にはないのじやないですか。
○石田(博)委員 それをすまいとして努力をしておる現在の段階にあります。
○椎熊委員 現在の段階から判断をして、予算が二日か三日遲れると、二十四日に出すとして、今月一ぱいに審議できないし、一週間か二週間で上げるということもむりでしよう。それなら暫定予算を組む以外に方法がないでしよう。面子にこだわることはないと思う。
○石田(博)委員 われわれとしては暫定予算を編成しなければならないという段階に達しておるという判断は、どうしてもしかねるのであります。
○土井委員 実際上の問題としては御承知の通り、この間技術的に聞いて見ても、あるいは法規の上から見ても、四月五日くらいまでという話ですが、四月五日ということになると、二十三日、四日ないし五日になると、両院を通じてわずかに十日間くらいの審議期間しかないことになつてしまう。そうすると自然と多数の力によつて、審議を十分せしめないという結果ができ上る。これは議会政治の上からいつても、あまり感心したやり方ではない。從つて政府が早急に暫定予算を立てて、あとの本予算については十分審議の期間を與えるということが、正しい方法ではないかと思う。もとよりそういう点については、政府は責任を持つて審議の内容について、十分期間を與えるようにして行かなければならぬし、またわれわれは議会人として各政党各政党、審議の期間をいいかげんにして済ますということは、國民に対しても相済まぬことだから、與党の方だつてそういう点を率先して政府当局にちやんと言つて、暫定予算をつくらすことが正しいと思う。
○椎熊委員 私は民主自由党の党議は、暫定予算をつくらぬということに申合せか何かあるそうだから、ここで断定予算をつくるということをきめることは、あなた方としてできないというのはわかります。けれどもそういうことでなしに、言葉をかえていえば、政府が努力して一刻も早く予算を出す。出した以上は審議期間を十分に與えることを國会としてきめて、政府に警告を発することはいい。
○石田(博)委員 すみやかに予算案を提出して、國会にも十分御審議を願う。われわれが審議する十分なる期間を與えるようにという、その十分審議をしろということであるが、期間の問題は時間が長いから十分できるとか、時間が短かいから十分できぬということには考えておらない。十分審議ができるようにすみやかにやれということには賛成いたしますが、期間の点について十分なる期間ということを、それぞれ抽象的にここで決定しても、お互いのおなかの中で十分という日にち事を、あるいは半年くらいにお考えの方もあろうし、私どもり記憶によりますと、ちよつと常識外のきわめて短かい期間で予算案を審議せしめたことを記憶しておるのであります。そういうような前例をそのまま踏襲することは、私どもとしては議会の権威のためにしたくない。前内閣あるいは前々内閣がおやりになつたようなことを、別にやりたいとは思わない。十分審議するということは、各位に劣るものでない。そういう趣旨におきまして、本委員会の意向を政府に傳達することには異議はありません。その取扱い方につきましては、ここで各位の御議論を承つておる賢明なるわが委員長において十分御判断がつくので、この空気を委員長は御了察だから、委員長からおとりはからいを願いたい。
○大村委員長 それではただいま石田君の御発言の通りにいたして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 —————————————
○大池事務總長 それでは三に移ります。三項目は開会式次第でございます。開会式の式次第並びに各員の御着席の場所等は、前会通りでございまして、お手元に筋書並びに配置図を差上げておりますから、それによつて御了承を願いたいと思います。それから開会式の式辞でございますが、前会に一應事務的の案を大急ぎでお示し申し上げまして、各位の御注意等もございまして、議長御一任ということに相なつております。議長と御相談の上一應とりまとめました案がございますので、一應読んでみます。 第五回國会開会式式辞案 親しく、天皇陛下の臨幸を仰ぎ、本日ここに第五回國会の開会式を行うにあたり、衆議院および参議院を代表して、所信を申し述べます。 かえりみれば、日本國憲法が公布されてから、既に二ヶ年有半になりますが、その目指す偉大な理想は、一は文明を平和に求めることであり、一は國民最大多数の幸福を民主主義の徹底的活用に見出すことであると解されます。この大理想が、今や國民の間に、着々根を深くおろしつつあるのを見て欣快これに過ぎません。世界の公平な観測者は、恐らく望を日本の將來に嘱して、事態の推移に注目しておることと信じをす。日本は憲法の厳粛な條章中、断然戰争の放棄を宣言した一点において、列國に先鞭をつけましたが、民主主義の正しい理解並びに運用は、一朝一夕に、立法手段だけでは、社会の各層に浸透することを期し得られるのではありません。なお、物心両面において、わが國は未だ先進民主國に及ばないところが多く、殊に、祖國再建の一大基礎的要素である科学の振興が、捗々しく推進し得られない今日、國権の最高機関に席を列らねるわれわれは、かかる現状の革新に至大の関心をもつものであります。 対外関係に至つては、日本は一切の軍備を廃して、正義と友愛の観念に國運を任かし、偏狭な利己心よりも、廣汎な利害共通の了解に重きを置いて、世界の平和と文化に貢献せんことを希うものであります。わが國の独立と自由とを保障する百年の長計としては、この一筋道のほかはないと確信いたしまする國民は惨澹たる敗戰の後を承けて、現に精神上並びに物質上の苦難に喘いでいますけれども、如何なる試練にも耐えて、やがて、健全な、幸福な和合結東の固い日本の建設を待つものであります。 以上の見地に立つて、われわれはわが國の直面する内外の情勢に察し、時局の要求する各般の施策について、あらゆる奉公の努を捧げ、もつて國民の信託にこたえんとするものであります。 議長さんと御相談を申し上げましてとりまとめましたので、御了解を願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 —————————————
○大池事務總長 四は國務大臣の演説及びこれに対する質疑でございます。それはこの前のときに次会までということでお延ばしを願つております。大体國務大臣の演説の日取りは、ただいまの長官のお話の通りに二十二日という御予定で、本院の方が先に午後一時にやりまして、参議院の方は午後三時という予定に相なつております。それに続きまして質疑は從來その翌日から始めております。引続きますと途中で切れるおそれがありますので、一應総理大臣の御演説並びにその以下の御演説を終りまして、翌日にやるということに相なります。質疑の発言の順位が別紙に差上げてございますが、ただいまのところ從來通り十人というものを割当て参りますと、一番から五番目まで民自党、六番目に民主党、七番目に社会党、八番目が民主党、九番目が共産党、十番目が民主党ということになりまして、これを繰返して、ほんとうの比率で申しますれば、二まわりくらいまわつたところで國協党が出て來る。三まわり目に初めて農民党が出て來るというような順序に相なりますが、各党で全部お出しにならないところもあり、時間等も割当がございますので、発言の順位だけを別表でお示しいたした次第であります。質疑者の数並びに時間等を御協議、御決定できますれば好都合かと思います。
○石田(博)委員 この発言の順位に関連してでありますが、從來の発言順位を実際的に取扱つて参りました第一回國会以來の経過を考えて見ますと、各派の構成員の比率に比しまして、発言の取扱いが人数に比較して非常に不公平にわたつておる。そにで私どもはこの際こういうことは小会派も入れて、全部同様の立場で認めて発言を許すということが、一見民主的のような議論もございますが、私どもは議会政治の本質、つまり國会議員の多数政治、数の政治という本質にかんがみて、そういう考え方に対しては賛成できないのでありまして、本國会の劈頭からの発言の取扱いについて、從來存しておりました一定数を限つての交渉團体の取扱いをして参りたい。すなわち具体的に申し上げますならば、小会派におかれてはその一定数までおまとまりを願つて、そのおまとまりによつて発言の順位を決定するというふうな取扱いにして参つて、すべての議案、すべての討論に、全部一通り顔見せ的に発言をするというような取扱いは、今後運営上避けて参りたい、こう考えておる次第であります。
○椎熊委員 そうでないと少数派の横暴になつて、三人か五人の人がかわるがわる本会議へ出るということで、われわれの党派は今は別ですけれども、相当数あつたときには問題が起きてしようがなかつた。
○松谷天光光君 ただいまの石田さんのお話でありますが、一般の発言については一應今のりくつが通ると思います。しかしこれは國務大臣の演説に対する質疑という問題になつて参りましたときには、野党として十分反映すべきでないかと私は考えます。この質疑についての順位は、今私これを拜見して、民自党がずらりと並んでおいでになりますが、むしろ野党から出るべきだと考えます。
○石田(博)委員 これは一般的な発言の順位をここに規定してあるのでありまして、國務大臣の演説に対しましてこの順位通りわが党が発言をするかどうかということは、まつたく別個の問題であります。私どもは今発言の際における原期を申し上げて、この原則については松谷さんの御賛成を得ましたことを、はなはだありがたいと思つております。
○北委員 しかし議院運営規則のどこに、そういう交渉團体でなければやらさんとか、そういうことがあるのですか。
○石田(博)委員 議事規則の通りにのつとつて、発言をいたすことになりますと、ただいま事務総長から御説明がありました通り、三まわり四まわりたたなければ御順位がまわつて來ない。人数が五人か六人しかなければ、永久に御発言されない、永久に御発言できないということではお気の毒ですから、便宜上まとまつた数において一人ということに御発言の機会を持つ。議事規則をたてにとられて御議論をなさいますれば、その通りでけつこうであります。
○北委員 そこで議事規則によるとそうかもしれませんが、國務大臣に対する質疑だけは、自由党の方からお譲りになるとか、何か便宜を與えていただけないものでしようか。
○石田(博)委員 原則の御確認を得ましたあとの御議論につきましては、これはまた別個に御議論を願つてもいいのですが、私どもとしてここで御承認を願いたいことは、一應原則を御確認願いたい。
○淺沼委員 この前の議会から、やはりこの問題が一番大きな問題であつたのですが、原則ということになれば、二十名以上ということになつております。今五つの二十名に足らぬ政党があるということですが、それを二十名とすると、五つの團体から二回は出られるということになります。そういう原則を立ててから、民自党の方で話合いがつけば譲つて、全体に発言の機会を與えるというようなことは考えられますか。
○石田(博)委員 それはここの議論ではなくて、私どもは今原則について御議論を願いたいと思つております。
○淺沼委員 その原則をきめる場合に、襟度があれば話合いがまるく治まる。
○北委員 何とかならなければ、今原則論通りきまつてしまつて、それで原則通りといわれると、小数派の発言の機会は全然なくなつてしまうと思います。
○石田(博)委員 私どもの方から提議しておりますことに御賛成願えなければ、議事規則通りでけつこうであります。
○淺沼委員 前みたいに、政府とお互いがすれすれであつた場合は、打切るといつてもなかなか定足数で打切れぬということになりますが、今は絶対過半数で來られたらどうにもならぬから、どこかで話をつけて行かぬと、二十名でがんばつたところで、十名になつたら打切ろうじやないかという石田君の腹になれば、どうにもできないことになるから、原則的の定義についてはこれはやむを得ぬ。認めておかないと、あとはどんどん三十五名の共産党まで打切るぞということになるから、ここは話をつけた方がいいと思います。ただ問題は、打切りをやつてくださらないということで了解がつけば、あとは民主自由党の腹で、実際からいえば残つた四党ですから、二回やればぐるぐるまわつて來るという形で出て來ますから、この点は一回がまんしてもらえば必ずまわつて來るということで、問題はないと思います。問題は、予算の討議とか、あるいは施政方針の演説というときにちよつと出て來ると思うので、これはどうでしようか。あまり議論をしないで、襟度を示してもらう。打切りの議論になつてしまうと、しよつちゆうその間に演壇にかけ上りができますけれども、かけ上るといつたところが発言ができないということになれば、何にもならぬことです。
○大村委員長 いかがでしようか。今の淺沼君の御意見のようにきめてよろしゆうございますか。
○志賀(義)委員 今淺沼君から提案がありましたが、これは私ども從來数が少くて年中苦労をしたのです。それで小会派に何でもかんでもやらせろという気持ではないのです。気がねしいしい言つておるのですから、施政方針演説のときだけは一應各小会派にもやらしていただく。そのほかのことはその時の議事によつて、議事規則を主としてやつて行くというふうに、條件ではありませんが、石田さんどうです。
○椎熊委員 当日の小委員会できめましよう。
○志賀(義)委員 前にも私どもは原則として発言については議事規則によつてやる。しかし時間の制限その他を考えて、事実上重要な質問などはやらせるということにおちついておるので、やはりそういうふうにしてやつていただきたいと思います。
○石田(博)委員 私どもの方の立場としては、志賀君からの御意見がございましたが、先ほど淺沼君の御意見のときに申し上げました通り、原則を決定いたしますについては、そういう御議論は承りたくない。原則の御決定を願いたい。
○淺沼委員 原則をきめることにして、そういう強い希望があつたということを聞いておいていただきたい。
○石田(博)委員 それは聞くなとおつしやつても、そばにおるのでございますから……(笑声) それでは大体御賛成を得たものと存じますので、二十名を発言の一つの單位として、その二十名を單位とした一つ一つの團体には、他の会派同様一回、人数に比例はします。二十と三十五では違つて來ることはあるだろうけれども、二十名を一つの單位としてやることにしたい。
○淺沼委員 二十名單位だけれども、交渉團体を組まなければならぬということでなくて、それは小会派で十四名と六名の人が集つて、そこで二十名になれば、本会のときに両方でもつてどつちかがやることにしてやつてもらいたい。それからあと五名と七名の者が集つても、それに八名を足せばできるわけですから、その中で一人出て行く。そういう具合に交渉團体という規定を設けずに、大体二十名以上をもつて発言の單位とする。そのときにブロツクを形成して許可さしてもらうということにしていただきたい。
○北委員 國務大臣に対する質疑だけは、これは各政党で一つのイデオロギーを持つて集つておるのですから、民主自由党も大きな腹になつて、大事なときだけは意見を聞いてもらいたい。
○石田(博)委員 その御議論をなさいますならば、列めに返つて、衆議院規則、國会法にのつとつてやつてもらうことになる。だからその御議論をなさらないで、二十名單位にしようか。二十五名單位にしようかということを言つておるのです。
○平川篤雄君 二十名という数の根拠を伺いたい。
○石田(博)委員 ですから御議論があるなら、國会法通りにどうぞ願いたい。
○平川篤雄君 納得しようと思つてあなたに聞いておる。二十名ということを伺いたい。
○石田(博)委員 從來から二十名あるいは二十五名の交渉團体という、いろいろな慣例がありますし、議論がありました。ですからその程度のところが一單位として適当でないかという私どもの考えです。
○平川篤雄君 それが適当でないと考えます。
○石田(博)委員 それなら國会法、議事規則通りにどうぞ願いたい。
○平川篤雄君 それはあなた方が多数で決議されるならけつこうです。
○石田(博)委員 原則を確認してもらいましよう。
○大村委員長 大体御意見は一致されたようでありますが、二十人以上のグループを発言單位とする。そうして二十人のグループをつくるのは、そのときそのとき便宜にするというので、発言單位の原則をきめることに御異議はございませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決定いたします。
○松谷天光光君 その場合に先ほど淺沼さんが言われたように、交渉團体を、一々結成しなくてもよろしいのですね。
○石田(博)委員 二十名になればいいのです。
○大村委員長 その点はそのときどきのグループを二十人以上の單位におつくりになればいいという御旨です。
○大池事務總長 前に交渉会のあつたときは、交渉團体は所属議員二十五名をもつてするということになつておつたのでありまして、それを新しい國会になつてから二十五名は少し多過ぎるから、二十名くらいに減らそうじやないかといろので、二十五名を二十名に減らす交渉團体の原案をこしらえましたが、それが議決に至らずにそのまま持越されて、從來の二十五名というのが第二十一回議会からの先例でありました。
○松谷天光光君 ただいま原則論は了承いたしましたが、國務大臣の演説に対する順位でありますが、この場合は各政党を特別にお認め願いたいと思います。絶対多数の民自党はひとつ大きいところをお示しくださつて、これはお認めを願いたいと思います。
○石田(博)委員 この件につきましては、これが議題になる小委員会に譲りたいと思います。
○松谷天光光君 小委員会にはわれわれはないのです。
○石田(博)委員 なくても御意向は速記録で明らかであります。
○志賀(義)委員 小委員会なら大体話合いがつきますか。
○倉石委員 今の問題はいよいよ質疑が始まるという前に行われる小委員会で、われわれの方が果して何人やるか、そういうことはまだきまつてないから、今の問題をここで取上げるよりも、前日の小委員会の方が妥当だと思います。
○北委員 質疑の用意が事ある。
○倉石委員 あなたの力に行くには二、三日かかる。
○佐々木(秀)委員 議院運営委員会でそういうことをきめることはおかしい。
○大村委員長 これは小委員会できめることにいたしたいと思います。
○大池事務總長 第五に移りまして、自由討議の件でありますが、これは今度本会議が召集されます場合に、一應日程に掲げておくということでございます。この前の経過もありますので、一應日程に掲げさせていただきます。今度召集いたします二十二日なら二十二日の國務大臣の演説と並べて、自由討議の件ということを載せます。 —————————————
○大池事務總長 六の社会保障制度審議会の委員推薦の件、これは先日御説明申し上げました通り、國会議員十名が審議会委員として推薦されるわけでありますが、その十名の割振りは、どうしても偶数でないとぐあいが悪いということで、衆議院側六名、参議院側四名に願いたいということで、参議院側へ申し込んでおきました。それについて参議院としては、委員会の審議の経過等もあるので、ぜひ五名々々にしてもらいたい。二年のものと一年のものとは政府において適宜割振りせられてもしかたないから、これだけは五名五名にしてもらいたいという、先方の運営委員会の申入れであつたのであります。この点についてこちらの運営委員会の空気は、六名と四名さえも困難で、実は八対二というような数までしばしばあつたのを、六名のところでまとめてもらつたのだから、これにとりまとめてもらいたいということで、議長から先方の議長に申入れをいたしてあります。從つて多分そういうように向うで了承されるのではないかというところへ來ておりますので、本委員会でおきめ願いました六名の割振りを申し上げますれば、民自党が四名、民主党が一名、社会党が一名ということに割当がなりますので、先方から返事の來るまでに御内定だけをお願いしたいと思つております。
○松谷天光光君 希望意見を申し上げたいと思います。衆議院側の委員の中にはぜひ一人、何党の方でもけつこうですから、女性を入れて置いていただきたい。特に社会保障制度の問題は、母親、子供の問題が相当含まれて参りますので、この点はお願いしたいと思います。
○土井委員 母親の経験のある人を出すのですね。(笑声)
○志賀(義)委員 この社会保障制度審議会の人選の基準はどうなりますか。数が多い党ばかりから出すのですか。
○大池事務總長 六名を現在の党員に割当てたのです。各派の所属議員数に割当ますと、民自党が四人、民主党が一人、社会党が一人、四、一、一という割当になります。
○志賀(義)委員 それで民自党の方は、一名譲られる襟度はございませんか。
○淺沼委員 これはいつの日取りなるかしりませんが、かりに三十七名というものの、民主党が出て来れば、比率は六名が一人減つて來たという形になつて、少し違いませんか。届出を認める、認めないは別として、三十七名になればどうですか。
○大池事務總長 三十七名になりましても、共産党は三十五名でありますから、結局共産党の率よりよくなりますので、そういうことになります。
○石田(博)委員 今の志賀さんのお話でありますが、私どもの方は襟度とか襟度でないとかいう議論でなく、こういう数の上からきまつた問題でありますので、残念ながら應じられません。 —————————————
○大池事務總長 次に皇室会議予備議員二名と、皇室経済会議予備議員二名、これは從來から前の議長、副議長がこれにあたるように、この前の会議においてはお話合が進んでおつたわけであります。やはりそういうような方針でおやり願うならば、そういうようにおきめ願つて、候補者のお進めを願いたいと思います。
○大村委員長 ちよつとこの点について申し上げたいと思います。田中前議長が辞退をされましたので、井上知治君を推したいと思います。そこで松岡駒吉君、井上知治君に御決定を願いたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大池事務總長 八は本院予備金支出の件の御承認を願いたいと思います。御存じの通り、議会が、前議会、前々議会と非常に長くなりまして、本年度の予算において、現実に衆議院予算におきましても、赤字が出ておるわけであります。從つて法律的に出さねばならぬ超過勤務手当、その他の赤字に対して、國の予備費の要求をいたしておるわけでありますが、それについては國会側の予備金を全部それに充当いたしまして、なおかつ足りぬ分だけは、予備費の支出の要求をいたさなければならないということに相なつておりまして、衆議院の予備経費はお手元にあります通り、七百万円持つておるわけでありまして、うち支出済額が四十六万六千円だけあるわけであります。これは本委員会で從來御承認を得て出した分でありまして、大石倫治さん、本田英作さんに対する弔慰金と、國立國会図書館の開廳式の経費、それだけしか出してございません。従つて差引きの残額が六百五十三万四千円持つておるわけでありますが、それを全部充当いたしまして、なおかつ不足の分を國の予備費の方から支出をお願い申し上げてあるわけであります。從つてその六百五十三万四千円の充当費目の方は、役務費の印刷製本費に五百三万四千円、超過勤務手当の方が、百五十万円、これだけを充当して、六百五十三万四千円になりますので、あとの不足分は國家の方の予備費の御要求を申し上げ、この点だけを御了承願いたいと思います。
○大村委員長 御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 左様に決定いたします。 —————————————
○大池事務總長 その次は昭和二十四年度本院予算の件でございます。これはお手元に予算要求の数字を刷つて差し上げてあります。御承知の通り本年度は新規事業というものは、ほとんどできない情勢事に相なつておりまして、國会費の方は七億七千六百万円余に相なるわけでありまして、その内訳はます衆議院の項におきまして議長、副議長議員の歳費、これは法律的に問題はありません。これが一億六千十万円、今のままの法律できまつたもので、六千三百円ベースによるものであります。 職員俸給、これも大体現在のものの一年中の單價でございまして、一般官廳と同じような比率によつて、計算したものでございます。 三の職員手当の勤務地手当、これも法律できまつたものを積算した合計であります。扶養手当、超過勤務手当、特殊勤務手当、この超過勤務手当は開会中と閉会中とにわけまして、その比率を実績に應じてかけたものを出したものでございます。 諸手当及び給與金、議員の諸手当というものの中には議員の通信手当、議員の秘書手当、非常通勤職員の手当、委員手当、これは審査手当と称して九十万円でありますが、これは閉会中に一日三百円の手当を差上げる法規に基いて、実績の積算の数字でございます。被服手当、これは衛視等の被服手当にあたります。雑手当は速記の講師手当、速記の生徒に対する手当、不当財産委員会の手当等が織り込んであります。謝金及び賞與金、これは委員会、事務局並びに翻訳等の謝金及び賞與金であります。死亡賜金、公務災害補償費、これらは費目を設置してあるにすぎません。衛視宿料、衛視特別手当、この辺は別に問題はございません。 六の旅費のところでございますが、議員旗費、これは往復旅費並びに滯在雑費を見込んであります。前議会の例にならつたものの数学でございます。国政調査費、これは議員の分並びに証人、口述人等の從來の分の積算をしたものであします。職員旅費、これは専門員等の分がこの中に入つておるわけであります。消耗品費、役務費、これは非常に多くなつておりますが、この役務費の中に從來の議案類の印刷費、その他修繕等の費用が入つております。委託費、それはごくわずかなものであります。備品費、補助負担金及び交付金、これは共済組合に職員が全部入つておりまして、その共済組合の交付金を計上してあるわけでございます。 第十五の交際費は前年のものに対し五割増しのものを本年度計上いたしてあるものであります。 その次に賠償及び償還金、これは費目を設置してあるにすぎませんので、現実に起りました場合には、この一千円ではどうにもなりません。だから費目の流用をいたすほかないことに從來からなつております。 その次に衆議院の営繕事務費、この事務費の方は問題でありませんが、第二の議員会館の新営費、それから議員宿舎の新営費、これはまだ議論になつておりまして、関係方面で確実にオーケーをいただいておりません。しかしながら大藏当局とは昨晩十時ごろまでかかつて、ようやくとりまとめた数字でございます。この内容は、議員会館は現在百二十五人分が完成をいたしております。まだ未完成の分が九十人、工事中に属する分が八十八名分あります。そこでこの新営費の分は九十六人分に相なるわけであります。從つて四百六十六人から見ますと、まだ六十七人分だけ不足をいたしております。從つて本年一ぱいかかりまして、六十七人分だけがまだ未完成と相なります。それから議員宿金の新営費、これは四十人分を計上いたしておるのであります。今のところ議員会館の方は、國会法に基く法規の規定がありますので、これは関係方面においてもおそらく承認を與えると思いますが、議員宿舎の分については非常に困難性を感じつつあるのであります。 あとは常任委員会廳舎、これは過日焼けましたあとの分でありますが、それ以外の分については問題はないと思います。 衆議院事務局廳舎、速記者養成所新営費というのは、前年度の工事の残り分になつておりますから、この点は問題ありません。新聞記者会館も焼けましたので、この新営費を計上して五百万円お願いしてあるのであります。 それ以外の諸新営費、これは物廣置とか倉庫など、ごくわずかなもので、問題はございません。そのあとが各所修繕費であり、次が特殊職員の詰所などでございまして、衛視及び運轉手詰所としてあります。 予備費は本年度も七百万円ということに、一應大藏省と数字をとりまとめました。さつそく大藏省に要求書を提出しなければなりませんので、本委員会の御承認をお願いしたいと思います。
○大村委員長 本予算を承認するに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決します。 —————————————
○大池事務總長 最後に人事の件、これは専門員並びに調査員の承認をお願いいたしたいと思つておるわけであります。お手元に差上げてありますのは内閣委員会並びに厚生委員会、この両委員長から、その欠員になつておる分を入れてもらいたいという御推薦の方であります。内閣委員長の御推薦の小関さんというのは、お手元にある履歴書によります通りに、すでに勅任クラスに相なるべき有資格者でありますので、この有資格者を採用いたしますについては、人事院の承認と認定さえ得ればいいことになつておりますので、これはすぐに選考ができ得ることに相なります。從つて人事院の方へこれを通知して、一般公務員になつた関係で、人事院において認定をしていただくことになつております。その次に厚生委員会の引地さん、これは今厚生省におられる方でありまして、すでに一級官をやられた経験者でありますので、これも問題はございません。次に厚生委員会の調査員として太田さん、これも有資格者で問題はございませんから、人事院の方へ認定を願いたい、こう思つておるわけであります。こういう職員の採用につきましては、御承知の通り委員長の推薦に基き本委員会の承認を得て、議長の同意を得る。そして関係方面の了解を得ることになつておりますが、この三人についての了解も一應とつてございますので、本委員会の御承認を得て手続を進めたい、こう考えております。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○志賀(義)委員 この小関さんという人は、最後に公職資格審査パスとあります。ところがその前には平戰両方にまたがりまして、企画部思想課長代理及び教学部思想課長となつておりますが、記載事項の漏ればないでしようね。
○大池事務總長 これは資格審査は四月七日に通りました。もちろん記載事項に漏れがあつて駄目なもので、あれば、またあとから辞職問題が起る場合もあり得ると思います。
○大村委員長 御承認を受けたものとして御異議ございませんか。 「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決します。 —————————————
○志賀(義)委員 委員長に一つ注文でございますが、どうもよくここを見ていただかぬと、さつきの小会派の発言の問題ですが、異議ございませんか、異議なしといわれましたが、私は異議ありと言つております。速記がとつてありますからはつきりしております。
○大村委員長 次回の議院運営委員会は、十九日の午後三時から開きたいと思いまする。
○石田(博)委員 お諮り申し上げたいのですが、先般來参議院の運営委員会の代表の方が見えまして、例の議員秘書の給與の問題、私どもの滯在手当の問題について、議員秘書の給與七千円を九千円にする。それから滯在費用は二百円を五百円にするように、参議院の運営委員会では決定をしておる。大体関係筋においても、反対の意向もないように判断せられるから、衆議院におかれても御賛成願いたい、こういう申し出があつたわけであります。御異論はないとも思いますが、御賛成を得ましたならば、参議院の方に手続あるいは法案のことはおまかせして、こういうふうにおとりはからい願うように、傳達してもらいたいと思います。
○大村委員長 石田君の御提議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではこれで散会いたします。 午後四時三十四分散会