運輸委員会 第27号
- 発言数
- 52 件
- 登壇者
- 16 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1949/05/23
会議録
○稻田委員長 これより会議を開きます。 日程に入ります前にお諮りいたします。委員会が閉会中審査をいたすためには、國会法第四十七條第二項によりまして、審査をしようとする事件について、特に議院の議決によつて付託されなければならないことになつております。從いまして運輸委員会といたしましても、この機会に次のような事項につきまして、閉会中の審査をいたしたいということを、議長まで申し出たいと思うのであります。すなわち 一、鉄道施設の復旧、鉄道敷設並びに電化に関する事項 一、國営自動車に関する事項 一、國営航路開設に関する事項 ただいま申し上げましたような事項について、閉会中の審査をいたしたいということを申し出ることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○稻田委員長 御異議ないようでありまするから、さよう委員長においてとりはからいたいと思います。
○稻田委員長 なおあわせてこの際お諮りいたしたいと思いますが、ただいまの申出によりまして、閉会中審査をしてよろしいということになりましたならば、本委員会より委員を派遣いたしまして、実地に調査をいたすことにしたいと思いますが、そのためには、衆議院規則第五十五條によりまして、議長の承認を得なければなりませんので、閉会中の審査の許可がありましたならば、委員派遣承認申請書を提出することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○稻田委員長 御異議なしと認めまして、さよう決定いたします。 なおこれに関する日取り、派遣地名、派遣人員等の決定は、委員長に一切御一任願いたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○稻田委員長 それではさよう決定いたしました。 〔委員長退席、岡村委員長代理着席〕 —————————————
○岡村委員長代理 これより請願の審査に入ります。 日程第二〇、運輸省予算増額の請願橘直治君紹介、文書表第一一四七号及び同じ趣旨の日程第二一、運輸省予算増額の請願渡部義通君外三名紹介、文書表第一一六九号を議題といたします。紹介議員が出席しておりませんので、請願文書表によつて政府委員の説明を聞きます。
○田中(健)政府委員 御説明いたします。御請願の御趣旨は、戰争により荒廃した輸送の復興は、労働者の努力によつて最近その緒についたが、二十四年度予算は、その再建途上の努力を根底からくつがえすものであつて、すなわちこの予算においては車両の新造を大幅に削減され、また國鉄十二万の労働者の首が切られようとしておる。本年度車両予算の少いことによつて、車両産業労働者はその家族を含めて五十万の大衆が路頭に迷うことになる。産業の動脈たる國鉄の荒廃、車両産業破壊をもたらす今年度運輸省予算を組みかえ、大幅に増額されんことを請願する。こういう御趣旨であります。本年度予算については、すでに國会の御承認を得ましたように、経済九原則の線に沿つた均衡予算の要請によつて、総わくが非常に圧縮されておるものでありまして、特にこの工事関係の改良の予算におきましても、総わくが非常に少額でありまして、御承知のように工事予算の総額は百六十五億円、こういう僅少な額であります。この御請願の問題になつております車両費予算においても削減を受けております。しかしながらこの少い百六十五億の工事費予算の総額の中で、特に車両の方には四十二億五千万円、こういう予算がさかれておりまして、工事予算の総額に対しては約二六%、こういう割合になつております。運輸省としてもこの工事予算百六十五億円並びに車両費予算四十二億五千万円の増額については、特に希望しておる次第でありますが、今日の現状としては実現が非常に困難である、こう申さなければならぬことをまことに遺憾に考えておるような次第であります。何分御了承をお願いいたしたいと思います。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第八、飯野産業株式会社舞鶴造船所救済に関する請願、前尾繁三郎君外一名紹介、文書表第一二〇九号を議題といたします。紹介議員前尾君の説明を聞きます。
○前尾繁三郎君 請願文書表には、飯野産業株式会社舞鶴造船所救済に関する請願となつておりますが、実は提出いたしました書類は、舞鶴市民生安定に関する請願書でありまして、舞鶴市民からの請願でございます。と申しますのは、飯野産業は舞鶴市において非常に大きな事業をやつております。その事業の興亡が、ただちに舞鶴市の市民に非常に大きな影響を與えておりますので、特に市民からの請願を出しておる次第でございます。 舞鶴市は過去六十年という長い間、要港として生きておつたのでありますが、終戰とともに、その日本海沿岸唯一の良港たる舞鶴港は、文化國家としての新発足に伴つて、物資交流の靱帯としての重大な使命のもとに、連合國の好意によつて、連合國への積出し、積入れ港として開港を許されたのであります。さて舞鶴造船所は、從來からまつたく市とは不即不離の関係にありまして、造船所の從業員及びその家族は当市人口十万の約四分の一を占め、さらに造船所の下請工場及びその従業員家族等、直接間接に造船所の影響下にある者が市民の大部分であります。全市民の造船所に寄せる関心は切実であります。飯野産業舞鶴造船所における昨年中の船舶修理実績は、復員船約三五%、返還船約四〇%、一般船約二五%のごとくでありますが、仄聞するところによりますと、種々の事情によつて、復員船の修理は昨年ほどの期待は困難の上、明年度には一般船の修理工事も、あまり希望をつなげないなどで、このままでは諸工事量の五〇%以上が早晩休止の運命にさらされている上に、さらに車両部門においても、経済九原則の実施に伴う國家予算の削減によつて、造修工事も非常に少くなるようで、同造船所とともにのみ生き得る舞鶴市民は、慄然たらざるを得ないのであります。同造船所の消長は市に切実甚大な影響があるのであります。同造船所は新船の建造、船舶機械、鉄道車両、産業機械の製造には長い経験と深い造詣を持つているのでありまして、その存続のためには、ぜひ新船の建造許可、鉄道車両、産業機械類の製造許可等、造船所の活用方に関し、政府の絶大な御援助をお願い申し上げたいのであります。 その具体策等につきましては、添付書類にいたして詳細述べてありますが、以上述べましたごとく、舞鶴造船所の興亡が、ただに造船所のみでなく、舞鶴市十万市民の生死を左右するものでございますので、どうぞこの委員会におきましても、愼重審議の上、ぜひ新造船の許可並びに鉄道車両、産業機械類の製造許可をいただけますよう、絶大の御援助を賜わりまして、御採択願いたいと思う次第でございます。何とぞよろしくお願いいたします。
○岡村委員長代理 本件に関しましては政府委員の出席がありませんので、おいでになりましてから意見を聞くことにいたします。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第一、平生港改修の請願、青柳一郎君紹介、文書表第八一四号。第三、福島港改修の請願、小山長規君外五名紹介、文書表第一〇六三号。第四、廣尾港改修の請願、高倉定助君外四名紹介、文書表第一〇七八号。第五、川内港修築の請願、苫米地義三君外一名紹介、文書表第一〇八三号。第六、油津港を重要港湾に編入促進の請願、田中不破三君外五名紹介、文書表第一一〇九号。第七、室蘭港の國有上屋無償貸付に関する請願、篠田弘作君紹介、文書表第一一一八号。第一〇、八幡浜港湾修築工事継続の請願、小西英雄君紹介、文書表第一二二〇号。第一一、西之表港施設拡充の請願、岩川與助君紹介、文書表第一二七一号。第一二、宮ノ浦、安房両港の施設拡充の請願、岩川與助君紹介、文書表第一二七三号。第一三、志布志港浚渫に関する請願、岩川與助君紹介、文書表第一二七五号。第一五、甲浦港口の暗礁除去工事施行の請願、長野長廣君紹介、文書表第一三七〇号。を議題といたします。本件は港湾施設改良その他のことに関しまして、大体趣旨が同じような請願でありますので、説明は省略いたしまして、政府当局の意見を聞くことにいたします。
○天埜説明員 最初は平生港の改修の請願であります。本港は避難港として、諸物資の移出入港として非常に重要な港でありますので、今回指定港湾に編入したものであります。この修築計画につきましては、調査研究の上具体案を立てまして、財政上許す限りにおいてすみやかに実現化をはかりたいと思つております。 次は福島港の改修の請願であります。これは宮崎縣の南部地方の産業開発のために、重要と考えられますので、政府としては二十四年度においては、さしあたり最も必要とされる浚渫、埋立てのために、公共事業費から予算を配付することになつております。今後の施設計画につきましては、調査研究の上、予算の許す限り、御請願の趣旨に沿いたいと考えております。 次は北海道の廣尾港の改修の請願でございますが、これは十勝地方の開発及び避難港として、重要な港であることは認められるのでありますが、今年度は公共事業費が非常に圧縮されておりますので、二十四年度から新たに着工するようにはなつておりません。今後財政とにらみ合せまして、なるべく早い機会に請願の御趣旨に沿いたいと考えております。 次は青森縣の川内港の改修の請願でありますが、川内港は地方的に非常に重要な港でありまして、今回やはり指定港湾に編入されたものであります。政府といたしましては、本港の改修計画につきましてさらに研究の上、具体策を立てまして、請願の御趣旨に沿いたいと存じております。 次は宮崎縣の油津港を重要港湾に編入促進の請願でありますが、重要港湾に編入することにつきましては、港湾に即します港湾法が近く制定されることになりますので、新しい観点から全國の港湾を再検討いたしまして、港格を検討したいと考えております。そのときにあらためて検討して考慮いたしたいと考えております。 次は室蘭港の國有上屋無償貸付に関する請願であります。これは國有財産法の規定によりまして、無償貸付はできないのでありますが、運輸省、大藏省間の協定によりまして、北海道海運局長、札幌財務局長の連名で、室蘭市に一任させることにいたしております。この点につきましては、室蘭市長の方でも了解済みであります。 —————————————
○岡村委員長代理 次に日程第九、清水港を第一種重要港湾に編入の請願、砂間一良君紹介、文書表第一二一八号を議題といたします。
○砂間一良君 清水港を第一種重要港湾に編入の請願につきましては、私のほかに本日の日程第一六、清水港を第一種重要港湾に指定の請願、西村直己君紹介、文書表第一五八二号と内容は同一の趣旨でございます。皆様も御承知のように、清水港は東海地方におきまする重要な貿易港でありまして、わが國の貿易の順位から申しましても、第四位くらいになつております。東海地方におきましては、名古屋港を除きましては、清水港は最も輸出及び輸入につきまして重要な地位を占めておるのであります。輸入の場合におきましては、東海地方の食糧の輸入港といたしましても、アメリカの船舶などがたくさん入つて来ております。それからあそこには日本軽金属の蒲原工場や清水工場がございますが、その原料であるボーキサイドなんかも、莫大な数量が入つておるようなわけであります。また輸出港といたしましても、お茶であるとか、あるいはみかん、カン詰類等の輸出、なかんずく茶やみかんの輸出といたしましては、わが國では相当重要な位置を占めておるのでありまして、港湾の廣さの点から申しましても、相当数の船舶を收容することができまして、また岸壁工事などにいたしましても、相当進んだ規模を持つておるのであります。かような点からいたしまして、今後重要港湾の御詮議があります場合におきましては、ぜひとも清水港を第一種の重要港湾に御指定願いたいというのが本請願の趣旨でございます。何とぞ御採択くださいますようにお願い申し上げる次第であります。
○天埜説明員 重要港湾の港格は、明治四十年の港湾調査会におきまして、清水港は第二種の重要港湾として指定されたものでありまして、現下の國際情勢並びに社会情勢から考えますと、從来の港格については、もちろんある程度までは改正しなければならない必要に迫られておるのであります。從いまして港湾法制定にあたりまして、全國の港湾の港格を再審議いたすことになつておりますので、その際清水港につきましても、愼重に検討いたしたいと考えております。 —————————————
○岡村委員長代理 次は先ほど議題といたしました日程第一〇、第一一、第一二、第一三、第一五について、引続き政府の説明を聞くことにいたします。
○天埜説明員 八幡浜港湾修築工事継続の請願でありますが、八幡浜港は愛媛縣の西南部の商港として地方的に重要なことは認められるのでありまして、政府といたしましては、前年度に引続きまして二十四年度におきましても、さしあたり最も緊要である本港の浚渫、埋立てを実施するために、公共事業費から予算を配付するようになつております。 次に鹿児島の西之表港施設拡充の請願につきましては、西之表港は種子島における天然の良港といたしまして、離島連絡上重要な役割を果しておるのであります。種子島は資源がきわめて豊富でありますが、現在のところ交通の不備のためにまだ開発されず、放置されておる現状でありまして、本島の資源、物資の輸送機関として、また離島連絡の基地といたしまして、西之表港を整備することが緊要と考えられまして、昭和二十三年度に引続きまして、二十四年度も公共事業費でもつて、岩盤の切削を施工いたすようにいたしております。ただ二千トン級の船舶の出入を可能にするということにつきましては後年度にまわしまして、さしあたりは機帆船その他小型の船が着けるようにしたいと考えております。 次は宮ノ浦、安房両港の施設拡充の請願、これは鹿児島縣屋久島にございます港の件でございますが、屋久島はわが國の最南端にありまして、木材等の資源がきわめて豊富でありますので、本島の開発計画を促進するため、また離島連絡の交通機関といたしまして、本島に適宜な港湾施設を整備することの必要を考慮いたしまして、本島の港湾整備計画を目下研究中であります。安房港は、昭和二十四年度公共事業をもつて、さしあたつて緊急を要する泊地浚渫を施工いたし、防波堤岸壁の整備は二十五年度以降に実施を考慮いたしております。宮ノ浦港については、昭和二十四年度においては調査研究をしたいと考えております。 次は鹿児島縣の志布志港浚渫に関する請願でありますが、志布志港は、陸上交通の不備な大隅半島地方における交通運輸機関として重要性を持つておりますが、本地方の豊富な資源を開発するための大隅、熊毛地方総合開発計画の実施によつて、ますます輸送基地としての重要性が加わるものと考えられます。しかしながら本港は漂砂による埋没はなはだしく、港湾機能は著しく阻害されておりますので、昭和二十三年度に引続き昭和二十四年度公共事業費をもつて、物揚場前面泊地の浚渫を実施いたします。なお臨港鉄道については、昭和二十四年度に詳細検討した上で、後年度において実施いたしたいと考えております。 次に甲浦港口の暗礁除去工事を縣営施行の請願でありますが、高知縣甲浦港港口の暗礁除去については、その必要性は政府としましても十分に認めるところでありまして、昭和二十四年度公共事業による補助事業として、その予算化に努力したのでありますが、公共事業費の削減により、新規の補助事業はほとんど認められなくなりましたので、二十五年度以降、國家財政が許せば、可及的すみやかにこれを実施したいと考えております。なお縣営をもつてこの工事を施行するという請願の御趣旨は、縣費単独で國からの補助なしでやるという意味と思われますが、かような場合については、まつたく地方公共團体自身の決定によるものでありまして、政府においては工事計画上及び起債等の観点から、これを指導助成することにいたしたいと考えておるのであります。 —————————————
○岡村委員長代理 日程第一六、これは日程第九と同趣旨の請願でありますので、説明及び政府の意見は省略いたします。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第二七九は、すでに紹介議員の代理者より要旨を述べられ、政府の答弁もあつたのでありますが、ただいま紹介議員から補足説明をしたいとの申出がありましたので、これを議題といたします。紹介議員大和田義榮君。
○大和田義榮君 はなはだ恐縮でありますが、ただいま委員長からお話があつたような次第でありまして、補足させていただきまして、ごく簡単に申し上げ、お願いいたしたいと思う次第であります。 本請願は旧臘十四日に本院ですでに採択に相なつている件でございます。すでに政府委員等におきましては御承知おきのことと思いますが、野岩羽線の貫通を見ることは、ひとしく東北本線の複線の意義を持つものであります。この中間には炭鉱はもちろん、地下資源が非常に埋蔵されておるのでありまして、現在の予算並びに独立採算制を基盤とする場合におきましては容易でないと思いますが、これが実地調査並びに測量等を特にお願いいたしたいのであります。現在の祖國再建途上における経済再建に重要な路線でありますので、重ねて申し上げますが、御調査の開始をお願いいたしたいと思います。御承知おきの通り、一部田島から荒海に至る地区までは、逐次開始せられつつありまして、この方面の測量は完了いたしておると思います。なお喜多方から日中線と申しまして、熱塩まで汽車が行つておりますが、米澤に抜ける線の測量をぜひお願いいたしたいと考えます。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第三五、若松港を第一種重要港湾に編入の請願、中島茂喜君紹介、文書表第一七五五号を議題といたします。紹介議員が見えておりませんので、説明は省略いたしまして、政府の御意見を聞きます。
○天埜説明員 若松港は石炭の積出し港といたしまして、また工業港といたしまして、重要な地位を占めておりますので、政府といたしましては、この重要性を認めまして、今日に至るまで若松港施設整備のため、年々多額の國費を支出いたしておるのでございます。本港を第一種重要港湾に編入するにつきましては、港湾法の制定を近く見るものと思われますので、その機会に新しい観点から港格を決定する予定のもとに、ただいま調査中であります。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第三一、室蘭港の埠頭倉庫増設の請願、篠田弘作君紹介、文書表第一七四号。日程第三二、室蘭港埠頭工事促進の請願、篠田弘作君紹介、文書表第一七四七号を議題といたします。——この請願につきましては、政府においてただいま調査中のようでありますので、追つて答弁を聞くことにいたしたいと思います。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第一九、地方議会議員に対する鉄道無賃乗車券交付の請願、吉田安君紹介、文書表第九三四号を議題といたします。紹介議員が見えませんので、文書表によりまして説明は省略いたします。政府の答弁を聞きます。
○岩崎説明員 御説明申し上げます。國有鉄道におきましては、独立採算制を確立するため、また経営能率を向上させるために、鋭意努力しておる次第でありますけれども、これに関連いたしまして、無賃乗車証の発行も大幅に整理をいたす機運に向つておりますので、はなはだ遺憾でありますけれども、御希望に沿いかねる次第であります。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第一四、興津岬に燈台設置の請願、田嶋好文君外二名紹介、文書表第一三六三号を議題といたします。紹介説明は省略いたしまして、政府の説明を聞きたいと思います。
○織田説明員 興津岬に燈台を建設することにつきましては、御請願の御趣旨の通りでございますが、本年度は燈台新設の予算は一切認められませんので、二十四年度中には残念ながら設置することはできません。しかしながら、その重要性にかんがみまして、二十五年度において新設の計画でございます。
○岡村委員長代理 次は日程第二五、大同製鋼の賣掛金処置に関する請願、赤松勇君紹介、文書表第一三九七号を議題といたします。説明は略しまして、政府の答弁を聞きたいと思います。
○大石説明員 大同製鋼から、七千万円の未拂い金についての支拂いの促進方請願があつたのでありますが、大同製鋼との関係におきましては、三月末に千二百万円の未拂い金がございまして、これはすでに支拂い済みでございます。そのほかに二、三日中に百七十七万円ばかり支拂う予定になつております。あと五千百万円ばかりのものがありますが、このものにつきましては、いまだ契約が成立しておりません。運輸省の予算の縮減の関係からいたしまして、本年度の購入につきましては目下計画中でございまして、この計画が完了次第、できるだけ早期にこの金額が契約の運びになるように努力したいと思つております。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第一五、これは先ほど説明を省略して政府の答弁を聞いたのでございますが、ただいま紹介議員長野長廣君がお見えになりまして、同氏より補足説明を希望しておられますので、長野君に説明していただきます。
○長野長廣君 甲浦港につきましては、一昨年運輸大臣が直接視察をせられた節に、どうでも昨年度において港口の暗礁の破壊をしてやろう、こういうことを言明せられました。さらに縣知事に対しても半ば公式に言明をせられました。しかしその後公共事業費その他に、政府としても大分思惑が違つて、これを実現することが困難な状態になつたということを承つております。しかし大臣が直接專門的な視察をせられて、これを認めておるほどのことでもありまするし、またときどきこの暗礁のために遭難を見ておる次第でありまして、ぜひともこれをひとつすみやかに撤去するように、お力を盡していただきたいと存じておる次第であります。この際政府として困難でありますれば、政府の方から縣をある形において支援してでも、言明せられた大臣の意図の実現をしますように、特別の御盡力をお願いしたいと思いますが、いかがなものでございましようか。何分よろしくお願いいたします。
○天埜説明員 先ほども申し上げましたように、公共事業費が非常に圧縮されまして、政府といたしましては、ぜひ二十四年度に実施いたしたいと思つておつたのでありますが、二十四年度は残念ながら実施に至りませんので、できるだけ早い機会に実施したい、こう思つております。ただいま御要望がありましたように、できれば地方の公共團体にも、技術的に、あるいは起債その他の面でも援助をいたして、できるだけ早い機会に実現したいというふうに考えております。 —————————————
○岡村委員長代理 次に日程第一六、この議題は先ほど砂間君が來て説明したのでございますけれども、第一六の紹介議員西村君が来られて、また補足説明をしたいということでありますので、西村君に発言を許します。
○西村直己君 簡単にお願いをいたしておきます。清水港を第一種重要港昇格指定の請願に関しまして、先ほど共産党議員の砂間君からもお話がありまして、御趣旨はおわかりと思いますが、特に清水港は全國第四位または第五位の取扱い貨物を有し、貿易再開の折柄、ようやくその本来の面目を発揮し得るような重要な事態になつておるわけでありまして、かつて昭和二十二年九月二十日静岡、甲府、浜松等のいわゆるヒンターランドの市長、それから当面の清水の市長、市議会関係の者、並びに商工会議所方面から、連署をもつて当局にも再三陳情いたしておる次第であります。政府は時局下港湾行政の重要性にかんがみられまして、港湾法を制定し、港湾の種別について再検討をいたしておられる趣に拜承いたしておりますので、この際地方の非常に強い要望がございますので、清水港を第一種重要港湾に昇格御指定を仰ぎたいというのであります。この請願の紹介議員として何分よろしくお願い申します。
○岡村委員長代理 本件に関しましては政府の答弁がありましたので、これを省略いたします。
○岡村委員長代理 次は日程第九三、これはやはり紹介議員代理者の説明があり、答弁もあつたのでありますが、紹介議員がおいでになりまして、補足説明したいとの申入れがありますので、これをお許しいたします。
○西村直己君 やはり私の紹介で、清水駅に急行列車の停車回数を増加していただきたいというのでございます。清水市は御承知の通り日本軽金属のボーキサイト、豊年製油の大豆を海外から得ております以外に、日本鋼管造船、日立製作両工場の活発な操業と相まつて、大小各工場の復興、それから貿易関係が非常に輻湊しております。なおそれに関連して観光施設もあります。運輸交通施設の整備拡充を地元で要望しておりますが、特に清水駅に停車の急行列車は上下各二本のみで、一般旅客が非常に不便であるという趣旨から、さらに上下各二本の急行列車を清水駅に停車していただいて、陸運交通に対する整備をお願いしたいという趣旨の請願であります。どうぞよろしくお願いいたします。
○岡村委員長代理 本件についての答弁もすでにありましたので、これを略させていただきます。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第二七、買收鉄道引継職員の退職金制度改正に関する請願、林百郎君紹介、文書表第一五五六号を議題といたします。紹介議員の出席がありませんので、説明は略しまして、政府の答弁を得たいと思います。久留説明員。
○久留説明員 御説明申し上げます。結論といたしまして勤続年数を通算する必要はないと考えております。元来政府職員に対する退職金の制度は、職員が政府職員としての勤務の勤続年数によつて給付する建前になつておるのでありまして、会社における勤続年数は、会社がその職員の退職の際に見るべきものでありますので、会社の勤続年数は通算さるべきものでないと解しております。しかもこの引継職員に対しましては、省に採用になる時期において、すでに会社から退職金を給付されておりますので、退職についての手当については、一應精算済みであると解することができると思います。次に退職金は公債で給付されてあるのでありまして、またその公債は、轉賣や現金化ということは禁ぜられておるというような趣旨でありますが、当時、省は買收代價を登録國債、無記名國債及び現金をもつて支拂つておるのでありまするけれども、退職金については、できるだけ現金で支拂うように、また現金で支拂えない部分は、無記名公債で支拂いができるようにと期待しておつたのでありまして、もし全額を國債をもつて支給されたといたしましても、それが轉賣や現金化が禁ぜられておるもので、支給されておつたというようなことはなかつたであろうと思うのであります。会社の退職金の支給方法は各社それぞれ独自の制度がございますし、また当時の会社の経理の実情に即應してきめられたのでありますので、現在となつては、その当時の実情をつまびらかにすることはできないのでありまするが、試みに東京附近の買收鉄道の二、三の例を拾つてみますると、南部鉄道におきましては、退職金のほとんど大部分を現金で支拂つておりまして、一部分公債で支拂つておるようであります。まだ鶴見臨港によりますると、退職金はほとんど郵便貯金として各個人に渡しておりまして、この請願の趣旨にありまするように、全額國債で、しかも現金化ができないもので交付したというような実例は、東京附近にはない模様であります。全國についてこれを見ますことは、現在資料が散逸いたしておるのみならず、各社の内部的な実情でありまして、これをつまびらかにすることはできないのでありまするが、おおむね現金で支拂つておられるのであつて、全額登録國債で支拂われておるというような実情はないと観察しております。またかりに万一登録國債であつたといたしましても、すでに昭和二十三年一月には除却されておりまして、御趣旨にありまする現在まで死藏しておるというようなことはないと見ております。
○岡村委員長代理 次は日程第三七、片山津保健指導所拂下反対の請願、文書表一七八九号、紹介議員柄澤登志子君外一名を議題といたします。説明を略しまして、政府の答弁を聞きたいと思います。
○久留説明員 この建物は戰争中業者の方において経営困難となつておりまして、当省に買收を求めたものでありまして、業者の方の自由意思に基いて買い上げた形をとつております。終戰後は返還するという條件つきで、強制的に買收したようなものではないのでありまして、平和が回復したから、買いもどしたいということにはならないと思うのであります。またこの建物すなわち保健指導所と申しますものは、保健指導に使うものでございまして、現在まで相当重要な役割を果しておりますし、また今後を見渡しまして、日常危險かつ繁劇の業務に從事いたしておりまする鉄道の現業從事員の保健厚生施設として、疲労回復、健康増進のため、今まで十二分に利用されております。また今後もその利用はいよいよ必要性を増すというような観点からいたしまして、これの譲渡ということを現在考えることはできない次第でございます。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第二三、門司鉄道局小倉工機部熊本分工場存置に関する請願、文書表第一二七八号、坂本泰良君紹介を議題といたします。説明を略しまして、政府の答弁を聞きます。
○笹村説明員 熊本分工場存置に関しましての請願が出ておるのでありまするが、二十四年度の予算は、御承知の通り経済九原則に基く非常な緊縮予算でありまして、この予算を遂行するにあたりましては、経費の節約をはかるほかはないのであります。從いまして今後生産を行うために、まだその拡充費を必要とするような分工場につきましては、やむを得ずこれを整理いたしまして、既設のものを十分に活用するほか道がないのであります。つきましては熊本分工場は遺憾ながらこれを維持存続することは、現在の情勢といたしましては、困難な事情にあることを御了承願いたいのであります。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第二四、舞鶴海洋氣象台存置の請願、文書表第一三九六号、大石ヨシエ君紹介を議題といたします。紹介者の出席がないので、説明は略しまして、政府の答弁を聞きたいと思います。
○根本説明員 舞鶴海洋氣象台は、一昨年新設されたものでありまして、日本海を海域といたしまして、その附近の氣象の観測をいたし、同時に航海の安全のために、それらの氣象状況を逐一報告しておつたのであります。このたびの行政整理に関しまして、まだ決定的ではございませんけれども、海洋氣象台が四つございますうち、この舞鶴海洋氣象台を、あるいは整理しなければならぬじやないかというような相談が実はあるのであります。それが整理が非常にはげしいために、自分のところが廃止されるのではないかということで、そうした心配から出された請願と思いますが、現在のところまだ確定してはおりませんので、こういう状況になるということを、的確に申し上げることはできないのでありますが、非常に情勢は危險な状態になつているということを申し上げておきます。 —————————————
○岡村委員長代理 次は日程第二六、御前崎測候所を海洋氣象台に昇格の請願、文書表第一四九六号、五島秀次君紹介を議題といたします。紹介者の出席がないので、説明を略しまして、政府の答弁を聞きたいと思います。
○根本説明員 御前崎測候所は古くから台風の進路になつておりますので、重要な測候所でありますが、ここは附近の盛んな漁業に協力するために、從來とても氣象観測並びにその通報というものはかなり厳重な、しかも重点的な運営をして参つたのであります。このたび地元から海洋氣象台に昇格せよという御趣旨の請願でありますけれども、内容を拝見いたしますと、この程度の業務内容ならば、必ずしも海洋氣象台にしなくても運営ができると思いますので、特に整理をしようという今日ですから、ただちにこの海洋氣象台昇格ということには同意しかねると考えております。 —————————————
○岡村委員長代理 日程第三八までの各請願中、ただいま説明を聞いた以外の各請願につきましては、すでにこれまでの請願の審査において、十分趣旨は承つておりますので、これにて説明を聽取することは終りまして、これより本委員会に付託になつております全部の請願につきましては、採否の決定をいたしたいと思います。
○關谷委員 動議を提出いたします。第一九、二〇、二一、二七、六二、六六、七四、七五、七七、八八、九〇、九四、九五、九六、九九、一〇八、一四一、一六六、一八七、一九〇、二〇二、二一〇、二八四は、いずれも本委員会におきまして決定いたしました事項と相反する請願、あるいはすでに決定いたされておりまする事柄、もしくは絶対実現不可能というふうなものでありますので、これを除きまして、それ以外の請願の趣旨は、いずれも適当なものと考えられますので、採択の上、内閣へ送付せられんことを望みます。
○岡村委員長代理 ただいまの關谷君の動議につきまして、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡村委員長代理 御異議なきものと認めまして、さよう取運ぶことといたします。これにて散会いたします。 午後二時四十一分散会