大蔵委員会 第6号
- 発言数
- 16 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1948/12/13
会議録
○委員長(櫻内辰郎君) 只今より開会いたします。議題は特別職の職員の俸給等に関する法律案であります。予備審査において相当御質疑があつたのでございますが、引続き御質疑があれば、御質疑を願いたいと存じます。
○木村禧八郎君 それは目下衆議院の方で一般職の方の給與がはつきりしないのですが、仮に五千三百三十円が撤回されて、六千三百円になつた場合のことは、恐らく考慮されていないと思うのですが、その関係はどうなつておりますか。
○政府委員(酒井俊彦君) お尋ねの点は、この特別職等の俸給の額につきましては、いわゆる五千三百三十円案と申しますか、只今國会に提案になつております一般職の俸給と権衝をとつて俸給の月額を決めております。從いまして一般職の方の給與の法律が、修正されるということに若しなりますれば、この修正の仕方にもよりますけれども、この方ももう一度再檢討いたしまして、権衡のとれたものに或いは修正を要するかもしれないと存じます。
○黒田英雄君 この特別職の職員のうちに、ここに第一條に揚げられているうちの九に政務次官があるのでありまして、この政務次官が特別職であるということはよろしいのですが、この別表のうちに政務次官は二万四千円ということに規定されておるのでありますが、政務次官は國会議員がなるものと思うのですが、若し國会議員の歳費が、これよりも以上に定められるようなことがありますと政務次官の俸給を二万四千円に定めることは意味がないように考えられるのであります。勿論只今は一万八千円でありますからよろしいようでありまするが、この給與水準の変更に伴つて、若し國会議員の歳費が増額されるというようなことになりまして、若しこれ以上になれば、ちよつと意味がないように見えますが、併しこれは政務次官には地域給というようなものが加わると思うのであります。そうするとそれが三割加われば、これは國会議員の歳費の決め方によつては或いはこれよりも以上になるかと思うのですが、どういうような意味でお決めになつたんでありますか、その点を一つお伺いしたいのであります。
○政府委員(酒井俊彦君) 政務次官の俸給月額の決め方につきましては、勿論これを立案いたしますときには國会議員の俸給月額が幾らになるかということはまだ予定が分つておりませんでしたので、一万八千円が或程度は増額になるであろうけれども、これがどのくらいになるという予定がつきませんままに二万四千円、これは從來政務次官の俸給は一應一般職として最高級のところになつておつたのであります。それらの権衡をとりまして、二万四千円にいたしたわけであります。勿論これには勤務地手当が三割加算されるわけであります。若しも國会議員の報酬の方がこの二万四千円よりも高いことになりますれば、政務次官には從來通り國会議員としての報酬をお受けになりまして、政務次官としての俸給は結局差額がないから受けないという恰好になるだろうと思います。
○黒田英雄君 大体分つたが、規定としては却つて意味がない、むしろ規定されるならば、政務次官は國会議員の歳費を受けて、その上に政務次官として又いろいろな仕事があるので、それから上に出るであろうという方法をとられるなら大いに意味があると思うのであります。こういうふうに二万四千円と決めて、國会議員は幾らに定めますか、それより上だつたらそれだけを加算するし、若し下だつたら國会議員の歳費だけで済ますというのは、どうも規定としては私は徹底しないように思うのでありますが、まあこの程度にして置きます。後は意見になりますから止めます。
○九鬼紋十郎君 この前の政府の方の答弁では今度の改正をしたのは、一律に從來の六割値上げをしたという説明であつたように聞いているのでありますが、昭和二十三年十一月以降の政府職員の俸給等に関する法律案の予備審査のときの提案理由によりますと、一般職は平均して四割五分の値上案を立てたのであつた、こういうことを申しているのであります。そこに一般職員と特別職と、そういつた四割五分或いは六割といつたような差異ができているのは、どういう意味によつて決められたものでありますか、御意見を承りたいと思います。
○政府委員(酒井俊彦君) この特別職につきまして六割増額したと申しますのは、実はこの法律は從來認証官等について特別の俸給を決めておりましたのでありますが、その認証官等について決めておりました俸給の六割になつておるということであります。この認証官等の俸給は、いわゆる二千九万円ベース時代に制定されまして、それが三千七百円ベースに一般職がなりましたときには改正せられなかつた、依然として現在二千九百円ベースのときのまま据え置かれておる、從いまして、それを六割殖やす、一般職につきましては、三千七百円ベースに一遍なりまして、それに対して概ね四割五分、本俸だけで申しますならば三割二分でございますが、これは二千九百円ベースに比較いたしますと七割二分に当つております。從つて一般職と比較いたしますれば、向うは二千九百円ベースに対して七割二分、特別職の方は六割で、上級者の方に多少増加率を減じた、こういう関係になつております。
○委員長(櫻内辰郎君) 外に御質疑はございませんか……。外に御発言もないようでありますから、直ちに討論に移ることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○木内四郎君 ちよつと速記を止めて貰いたいと思います。
○委員長(櫻内辰郎君) 速記を止めて。 〔速記中止〕
○委員長(櫻内辰郎君) 速記を始めて。それではこれより討論に入ります。御発言はございませんか……。別に御発言もないようでありますから、採決をいたします。原案通り可決することに賛成の方の御挙手を願います。 〔総員挙手〕
○委員長(櫻内辰郎君) 満場一致と認めます。よつて本案は可決と決定いたしました。 本会議における委員長の口頭報告は、委員長において本法案の内容、委員会における質疑應答の要旨、討論の要旨及び表決の結果を報告することとして御承認を願うことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(櫻内辰郎君) 御異議ないと認めます。 それから議院に提出する報告書に多数意見者の御署名 黒田 英雄 九鬼紋十郎 小宮山常吉 高橋龍太郎 松嶋 喜作 木内 四郎 油井賢太郎 伊藤 保平 木村禧八郎
○委員長(櫻内辰郎君) 御署名洩れはございませんか……。なしと認めます。 それからお諮りいたします。関西への議員派遣の承認要求をしたのでありますが、それに木村禧八郎君を一名追加することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(櫻内辰郎君) 御異議ないと認めます。それではさよう決定いたします。本日はこれにて散会いたします。 午前十一時四十一分散会 出席者は左の通り。 委員長 櫻内 辰郎君 理事 黒田 英雄君 伊藤 保平君 九鬼紋十郎君 委員 松嶋 喜作君 木内 四郎君 油井賢太郎君 小宮山常吉君 高橋龍太郎君 木村禧八郎君 政府委員 大藏事務官 (給與局第一課 長) 酒井 俊彦君