議院運営委員会 第14号
- 発言数
- 42 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1948/12/19
会議録
○委員長(村上義一君) それでは委員会を開催いたします。
○事務総長(小林次郎君) 私からちよつと申上げたいことがあります。昨晩五時ちよつと前ですが、小澤運輸大臣と官房次長と見えまして、今政府の修正案に対して了解を與えるかどうか、関係筋の方で協議中で、その回答は八時によこすというのだから、どうか明日本会議を開いて貰いたいという、こういう申出があつたのです。そこで議院運営委員会では、明日は原則として開かない、若し五時頃になつて、はつきりして開く必要があるということになれば、これは議長に委せる、こういうことであつたから、そんな八時になつたら了解を與えるかどうかという返事をするというような状態ではちよつと開くわけにはいかん。もう少し確かめて來て貰いたいということで別れましたが、そうしたところが、八時になりまして、向うから参りまして、やはりはつきりしませんから、明日お開き願わないでよろしうございます、こういうお話でございました。それで今日は本会議を開かないことにいたしました。先程一時ちよつと過ぎに、小澤運輸大臣と佐藤官房長官と見えまして、今少し前に政府の修正案に対する関係筋の了解を得た。それで成るべくこれをお進め願いたい、早く御審議願いたいということを今衆議院議長にもお願いして参つた、こちらにも議長に御報告がてらお願いに上つた、こういうことでありました。そこでちようど議長も副議長もおいでになりませんでしたから、私が代りにそれを承つて、議院運委員会に私から御披露する、こういうふうにいたしたのであります。尚それと別途委員部の方から昨日から連絡をとつたのでありますが、政府から議院運営委員会に誰か來て説明して呉れということを申込んでおりましたが、それに対して、大屋大藏大臣が來て説明されるそうであります。それだけの経過でございます。
○門屋盛一君 政府の方の状況は大体分つたのですが、結局そうしますと、昨日の五時頃聞いたときには、八時頃までに確定するから、本会議を開いて呉れということで、八時頃は見込がないから開かないでいい、今日は何時頃來たのですか。
○事務総長(小林次郎君) 今日は一時ちよつと過ぎ頃來ました。
○門屋盛一君 それで、政府案も修正案も了解をとれたからどうかお進め願いたい……、政府案は分つたのですが、衆議院は連絡とつたのですか。
○事務総長(小林次郎君) ところで、それから今日中に向うは議了する見込かということを念のために聽いて見たのです。そうしたところが、野党側の修正案に対して今了解を與えるかどうか関係筋で協議中だ、で野党側の修正案に対しても了解を與えるということになれば、又これは複雜になるので、ちよつと見当が付かないらしい。その点は今のところまだその程度でございます。いずれ大藏大臣が見えますから、大藏大臣からもう少し詳しく……。
○門屋盛一君 大藏大臣でいいですが、参議院は参議院としての何で、この了解を取り直したところの政府の修正案なるものは、予備審査の條件でこちらの方へ付託になつておるのですか。
○委員長(村上義一君) まだなつていないですね。
○門屋盛一君 何を以て議題にするか分らんじやありませんか。政府が今提出しておつた五千三百円の給與案に対して、政府案として六千三百円の了解を取り直したならば、衆議院の方に提出されておる元の政府原案の撤回を求めてそれを出し直すか、出し直すと決まれば、こちらに予備審査をなすことにして呉れなければならん。それで衆議院の方の状況を少し事務局の方から聽いて置いて貰わないと、ここで運営委員会としての判断の資料が誠に薄いことになるわけですね、これは我々早く通したいのです、通したいのですけれども順序があるですから、衆議院のまだ運営委員会も開けない情勢のものを、ここでどう考えて見たところで、來たらやりますというより外仕方がない、政府の言うことは何遍聞いたところで一回々々当てにならんですよ。そう慌ててやられちややりきれん。政府がはつきりしないからいかん。修正案を出すなら出して呉れれば予備審査もできる。
○委員長(村上義一君) 今日は状況をよく聞いて置いて頂くということと、そうして明日その状況に基いて本会議を開くべきか……。
○門屋盛一君 明日は本会議は召集してあるわけです。明日の日程はもう大体支障のないように昨日決めてある筈ですから。
○事務総長(小林次郎君) 門屋さんのおつしやる通り衆議院の状況は連絡を始終しておるのですけれども、御案内の通り多数党内閣でないものですから、事務局ではなかなかそれが分らない。
○門屋盛一君 それはね、多数党でも、少数党でも、そんなことは関係ないわけですよ。
○事務総長(小林次郎君) 皆一緒になつて議事を構成するのだから。
○矢野酉雄君 やりにくいことは事実じやないか。多数党でじやんじやんやるのと、それは根本的に違うよ、事実上。
○石坂豊一君 出そうと言つたつて、それはもう三人四脚でやつていては、それはむつかしい。
○門屋盛一君 いや、むつかしいというけれども、政府の修正案というものは衆議院の方へ提出したのか、しないのか、それは多数とは関係ない。
○事務総長(小林次郎君) それは御尤もでございます。今議事部長が聞きに行つております。
○矢野酉雄君 そうして政府が釈明して、了解を求められるならば早く出席するよう督促を願いたいです。それ以外に何か議長からの報告があるようですから、それを議題にして下さい。
○委員長(村上義一君) もう参ると思います。 ちよつと速記を止めて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(村上義一君) 速記を始めて。今大藏大臣が出席になりました。経過の御報告がある筈であります。
○國務大臣(大屋晋三君) 実は先つき一時間半程前に、関係筋の方から政府案に了解を與える通知が参りまして、直ちに政府といたしましては両院の議長にこれが審査をお願いいたしました。そうして、つい二十分程前に、まだ衆議院の方の議長の方からは返事がございませんから、更にそれを催促に行きましたところが、実は目下野党側でも向うの関係筋の方へ行つておるし、今またその衆議院の渉外部長が更にたつた今呼ばれて、まだ帰つて來ないから、帰つて來ない中に議長において政府の案を取運ぶということはまた紛擾の因になるから、ちよつと待つて呉れというのが只今の状況でございます。
○中村正雄君 ちよつと大臣にお伺いしますが、今了解を貰つた修正案を両院にお願いしたということは、正式に修正案を提出になつたという意味ですか、手続的な面でどういうことを意味しているわけですか。
○國務大臣(大屋晋三君) まだ書面とか、数字とかいうようなものはまだお渡しせずに、それでは取扱うと言つて頂ければ直ぐ即時に出せるようになつております。
○中村正雄君 そうしますと、今の大臣のお話では、挨拶に伺つたということを意味されておるのだと思うのですが、正式に現在出ておりまする給與法案の修正案を出されるのか、手続は大体どういうふうにお考えになつておるかともう一遍お伺いしたい。
○國務大臣(大屋晋三君) それはやはり前のと内容が変つておるから、修正案の提出ということと思います。
○中村正雄君 そうすると前のは撤回なさつて新たに出されるのですか。
○國務大臣(大屋晋三君) そこが法律的の見解は私はよく存じませんが、多分そういう場合にはいわゆる原案撤回、修正案提出となりますか、前のと殆んど内容が違つておるのですから、私は法律的解釈は知りませんけれども、撤回せずに修正案を出すという形式になるのか、撤回をしてしまつて、新らしく修正案の新提出になるか、私はちよつと分りませんがね。
○中村正雄君 その点がはつきりしないと、参議院の方では審議するにしても全然できないわけですから、これは又御報告があるだろうと思いますが、別に政府の見込としてお尋ねしたいのは、原案を撤回して新たに出されるという形式をとられるかどうか分りませんが、現在政府の修正案が出され、野党から別個に修正案が出る可能性も相当あるらしいですが、野党から全然出ずに、政府の方だけ出されるとしたならば、衆議院をいつ通過するお見込か、又野党から別個の修正案が出て、政府修正案と野党修正案が競合した場合、衆議院はいつ頃通過するお見込か、政府のお見込をお聽かせ願いたいのであります。
○國務大臣(大屋晋三君) それは今中村君のお話の点は、すべて野党が戻つて來ないというとちよつと今申上げにくいと思います。
○門屋盛一君 そうしますと、今中村議員の言われたように、政府が了解を得て來た案は、まだ提出するともしないとも決まつていないわけですね。
○國務大臣(大屋晋三君) 提出することに決まつておる、つまり議長の意思と聽いて、直ぐ取扱つて呉れるというならば右から左に直ぐ出す筈です。議長が多分そう言うだろうと思つたから、そういう御挨拶と形式をとつたのです。今直ぐやるから出して呉れと言えば直ちに出します。
○門屋盛一君 これは、あなたはおられなかつたけれども、官房長官と小澤さんが参議院の審議を早くする上からいつて、政府の今度出された案が提出された場合に、今出ておるところの五千三百円ベースのものを撤回なさつて、そうして新たな修正案の法案が提出されるとすれば、衆議院に提出されると同時に参議院の方で予備審査ができる、そうすると、こちらは審査活動に入る、それがなくして、政府が今の五千三百円を据え置いておいて、それから衆議院の野党修正案と政府の修正案と妥協がついて、それが野党の修正案として出された場合には、こちらの参議院にはやはり五千三百円の政府原案というものが残つておる形になる、そうすると野党と政府の妥協がついて衆議院を通過して修正案がこつちに廻つて來るまでは、こちらの大藏及び人事の委員会はやることがなくて待つということになる、その点をよくお考えいうことになる、その点をよくお考えにならないと……。
○國務大臣(大屋晋三君) そこは分つております。だから参議院で手待ちをしないように、予備審査ができるように成るべく私はやりたいと思つております。それはまだ最後に決めておりませんけれども、野党が帰つて來た場合にそれを決めまして、直ぐやりますから、今日の参議院の行動はちよつと留保して、散会ということにしないで……。
○門屋盛一君 本会議は今日はないんですから、委員会はこれをお伺いしただけであとは用はないでしよう。
○國務大臣(大屋晋三君) もう少し待つて下さい、直ぐ野党が帰つて來ますから。
○門屋盛一君 大藏委員会か何かのことですか。
○國務大臣(大屋晋三君) ええ。
○門屋盛一君 それは運営委員会の方はそこまでタッチできないですから……。
○委員長(村上義一君) 何か御質問はありませんですか。如何しますかね、これは休憩して置きますか、散会にしますか。
○門屋盛一君 それは委員長と議長とのお話によつてやつて貰えばいいと思うが、恐らく用はないでしよう。
○委員長(村上義一君) 他に御意見ございませんければ、散会いたします。 午後二時四十一分散会 出席者は左の通り。 委員長 村上 義一君 理事 川村 松助君 高田 寛君 委員 中村 正雄君 松本治一郎君 石坂 豊一君 城 義臣君 堀 末治君 門屋 盛一君 奥 むめお君 岡部 常君 河野 正夫君 矢野 酉雄君 板野 勝次君 委員外議員 岩男 仁藏君 藤田 芳雄君 ————————————— 議長 松平 恒雄君 ————————————— 國務大臣 商 工 大 臣 大藏大臣臨時代 理 大屋 晋三君 事務局側 事 務 総 長 小林 次郎君 参 事 (事務次長) 近藤 英明君 参 事 (記録部長) 小野寺五一君 参 事 (議事部長) 寺光 忠君 参 事 (委員部長) 河野 義克君