議院運営委員会 第21号
- 発言数
- 70 件
- 登壇者
- 18 名
- 会派数
- 10
- 開催日
- 1948/12/23
会議録
○山口委員長 これより運営委員会を開きます。 本日の議事日程等について、事務総長の報告を求めます。
○大池事務総長 本日の議事日程に載つております分は、まだ自由討議が延期されたままの形になつておりますので、それだけを載せております。本日は不信任案を上程するというお話がありましたので、その取扱い並びに今日まで來ているものを申し上げます。まず皆さんのお手元に御配付申し上げてあります野党三派共同の不信任案が提出されております。それから平和の祈りに関する決議案というのが今朝出ておりますが、これはまだオーケーが來ておりません。それから挙國内閣樹立に関する決議案が小澤專七郎さんから出ておりますが、これはオーケーが來ております。それからただいま佐竹さん以下六名から、やはり「吉田内閣を信任せず」という不信任案が出ておりますが、これはまだオーケーの手続中でございます。それ以外に健康保險法の一部を改正する法律案、これは参議院から参りまして、こちらの厚生委員会を上つております。これは民間給與のベースがかわりました関係で、健康保險の標準報酬を改正しようという法案であります。これだけでございますから、その取扱い方並びに順序等を御決定願いたいと思います。
○笹口委員 こちらから出した予算委員長上林山榮吉君解任の動議は、どうなつていますか。
○大池事務総長 これは延期になつております。
○成重委員 ただいま事務総長から御報告のありましたように、本日新しい事態が発生いたしましたことに関して、これは超党派的に國民の一人として痛切に考えましたので、ここに超党派的に各会派の方々三十名ばかりの御賛成によつて出しております平和の祈りに関する決議案について、われわれとしては、この機会に國民として大いに考えさせられるところがありますので、特にこの決議案を本日の議題に先だつてお取扱いを願いたいと思います。その内容はきわめて簡單でありまして、東條英機以下戰爭犯罪人の処刑が、本日午前零時に執行されたのを知り、衆議院でかかる戰爭犯罪が再び繰返されるのを日本國民として防止することを誓い、かつ日本國民が人類の幸福のために、平和の祈りを行うというのであります。これはぜひ御賛成を願います。
○笹口委員 今の平和の祈りの問題は、私どもは初めて伺うことであり、まだオーケーも來ていないので、オーケーが來たら私ども一應党へ諮つて態度を決したいと思いますが、その前にすでに前から提出されております野党三派の共同不信任案の取扱いを御協議願いたいと思います。
○山口委員長 野党三派共同の不信任案を取扱うに御異議ありませんか。
○山口委員長 それではさようにいたします。
○成重委員 これはもう間もなくオーケーが來ると思いますが、オーケーが來ましたら、その取扱いについてあらためて御相談を願うということを付言しておきます。
○山口委員長 しばらく速記をとめてください。
○山口委員長 それではこの不信任案の取扱い方について、各党から、賛成、反対の討論者の申入れがありますが、その順序等については、事務局に一任することに御異議ありませんか。
○山口委員長 採決の方法をどういたしましようか。
○佐々木(秀)委員 不信任案という決議案は、申すまでもなく重要なる決議案でありますから、この採決の方法は、記名投票でお願いしたいと思います。
○山口委員長 先ほど細川君からも同樣の意見もございましたし、また民主党の方でも御賛成になつたようでございますから、採決の方法は記名投票とすることに御異議ありませんか。
○松岡議長 今事務総長のお話によりますと、お氣の毒だけれども小会派の不信任案は、オーケーが來ないそうです。これがきまりました以上は、早くその方針で御協議を願います。
○成重委員 それでは一應休憩してもらつて、相談の機会を與えてくれませんか。
○山口委員長 速記をとめてください。
○山口委員長 速記を始めて……。それではこの場合十分だけ休憩して、その間委員会はこのまま待機しておりますから、どうぞすみやかに御協議を願います。 それではこの際暫時休憩いたします。 午後三時四十四分休憩 ━━━━◇━━━━━ 午後三時五十四分開議
○山口委員長 これより休憩前に引続き会議を開きます。
○成重委員 今小会派の各派の方々と御相談いたしましたが、ただいま提案されて議題となつております不信任案に対して、われわれの方から提出しております不信任案提出者を合流していただきまして、大体おとりはからいを願いたいという意見がまとまりました。その提出者にはわれわれの方から別途に出してありました各会派の提出者の名前を確認をしていただきたい。
○山口委員長 提出者を読んでください。
○大池事務総長 提出者は佐竹晴記、堀江實藏、相馬助治、加藤吉太夫、木村榮、長谷川俊一、それから荒畑勝三、以上の方々であります。
○成重委員 そのうちの加藤吉太夫さんを消しておいてください。
○大池事務総長 承知いたしました。
○山口委員長 それではただいま成重委員の申出を承認するに御異議はありませんか。
○山口委員長 御異議はないようでありますからさように決定いたします。
○成重委員 そういたしますと、私の方はこれに対する賛成討論をしますが、討論は佐竹晴記君ということに申し込んでおきます。
○榊原(亨)委員 先ほどわが党からは長谷川君が提出者になつておりますが、これを中野寅吉君にしていただきたい。またあるいは変更するかもしれません。
○林百郎君 私の方も党の代表者を徳田球一君と直していただきます。
○堀江委員 労農党は野老誠君であります。
○田中(久)委員 第一議員倶樂部は中村元治郎君です。
○長谷川(政)委員 それから時間の問題ですが……。
○山口委員長 時間の問題は速記をとめて協議をいたしましよう。暫時速記をとめてください。
○山口委員長 それではただいま大体お話合いになりました時間を申し上げます。趣旨弁明を別にいたしまして、民自党は六十分、社会党も六十分、民主党も六十分、國協党は二十分、社革が二十分、その他は十五分であります。
○山口委員長 それではそういうことに決定いたします。
○大池事務総長 そうしますと採決後の手続をいかがいたしましようか。
○山口委員長 採決後暫時休憩し、その際議院運営委員会を開くというような方法にいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
○山口委員長 それではさようにいたします。
○中野(四)委員 挙國内閣成立に関する決議案及び健康保險法の一部改正法律案はいつやるのですか。——これは不信任案をとにかく一番最初に上程するということの前提ですね。
○山口委員長 そうです。休憩してただちに運営委員会を開いて、その際その取扱い並びに諸般の問題を御協議申し上げます。
○倉石委員 本会議は何時から開きますか。
○山口委員長 本会議は午後四時半に開きたいと思います。 暫時休憩いたします。 午後四時十分休憩 ━━━━◇━━━━━ 午後十時開議
○山口委員長 運営委員会を再開いたします。 事務総長から御相談があります。
○大池事務総長 これは先日來徹夜ばかりで忙しくて、お願い申し上げる機会を失しておりましたので、この際御承認を得たいと思いますのは、商業委員会の專門委員の保科治朗さんから辞職の申出があります。この辞職の件を御許可お願い申し上げたいと思つております。もう一つは経済安定委員会で菅田清治郎さんという方を專門委員に御推薦になつております。もう一つは地方行政委員会で曽根隆さんを御推薦になつております。この二人の方の就任並びに一人の辞任の件を御許可願いたいと思います。
○山口委員長 ただいま報告の件は、別に御異議はございませんか。
○山口委員長 御異議ないようでございますからこれを承認するに決定いたします。 —————————————
○大池事務総長 あとは休憩後の議事をどうなさいますか、御相談願いたいと思います。
○田中(織)委員 先ほどの運営委員会で問題になりました参議院の方から送付して來た健康保險法の一部を改正する法律案ですが、これはせつかく委員会も上つておるので、今日國会の責任で流してしまうということは、この法律の適用を受ける人たちに対して、われわれ責任を感じなければならぬ問題だと思うのです。ことに政府の支拂金にも関する内容を持つておるように承つておるのです。この法案の取扱いがもしこのままであれば、結局流れてしまう。
○山口委員長 それでは再開劈頭にすぐ上程することにしたらいかがでしよう。
○田中(織)委員 できるだけそのようにお願いいたします。
○山口委員長 ただいまの健康保險法の一部を改正する法律案は、再開劈頭に上程することに御異議ありませんか。
○山口委員長 御異議がないようでありますから、さように決定いたします。
○大池事務総長 そのあと決議案で挙國内閣樹立に関する決議案というのが、オーケーが來ております。
○榊原(亨)委員 私の方から出ております。その決議案はぜひお取上げを願いたい。
○中野(四)委員 それは一應議題になるのだから上せてもよろしいが、私のここで言わんとすることは、先ほど片山さんの演説にもあつたし、民主党の方の演説も私はなるほどとうなづいておつたのですが、院議を無視するなかれという強い意思表示であつた。ところがここで忘れておるきらいがあるのは、外崎さんの問題です。これは院議で御決定になつて、これをこのまま流しては、院議はどこへ行つてしまうのですか。やはりこれは外崎さんにはお氣の毒だが、意思表示をしていただくという段階に行つた方が、先ほどから不信任案上程をなすつた方々の御趣旨にも沿うゆえんだと思いますが、どうでしよう。
○長谷川(政)委員 中野君の御意見ごもつともです。院議を尊重なさることはごもつともですが、もう一つの常任委員会の決定も守つて行かなければならぬ。そこで上林山予算委員長の問題もやらなければならぬ、同じことです。
○中野(四)委員 上林山君のは院議ではない、委員会の問題でしよう。これは本会議で決定した問題です。
○長谷川(政)委員 だから院議を尊重するのはけつこうであるけれども、常任委員会の問題もそのままにしておけない。
○中野(四)委員 もちろん上林山君の問題は今日の運営委員会で上程するかしないかを決定すればけつこうです。私の言うのは本会議で決定したものを実行しないということになりますと、院議無視のそしりを免れはせぬかと思う。もしこういうふうにして残しますと、だれが懲罰になりましても、欠席した。いないということで流してしまうという將來惡例が残りはせぬかと思う。そういうことになるおそれを、ここで議論をしたらどうかということだけであつて、上林山君の問題やほかの問題は、また議論をされたらいいと思う。
○小島委員 今外崎君の懲罰問題が出ましたが、結局あれは陳謝文を読めということでしよう。院議に從わぬということで、議長が懲罰に付するということになつて、実際上の問題として何にもならぬ。しかしそれだけの院議が必要なら、形式的にやつてもいい。何にもならないが、やるだけやりましよう。
○田中(織)委員 中野君の御意見、私はごもつともだと思うのです。そういう意味で賛成をします。
○石田(一)委員 賛成。
○田中(織)委員 但しこれは長谷川君からの御意見が出ておりますが、私の方から昨日も動議を提出しております。上林山予算委員長の解任に関して、これは動議でございますから、先議をしていただきたい。
○石田(一)委員 問題はここで話も出ておるように、詔書が來たときにその取扱い方、発表方法をどうするか。これが運営委員会の主たるものだから、これをまずここで論議してきめておかないことには、宙に迷つてしまう。それをきめましよう。
○成重委員 中野君からただいま國会における院議を尊重すべきことを強調された。私は院議を尊重することにおいては、中野君の御意見と同樣であります。從つて國会における院議を尊重するという点においては、私どももそれを十分守りたいと思います。そこで昨日來いろいろ運営委員会においても、議場の交渉係においても、本日の日程は吉田内閣不信任案以外には絶対に何ものをも上程させないということであつた。從つて私の方としても、必ず本日外崎君に出て來てそれをやれということに対しても、議長からも注意がありましたので、外崎君に注意をしておきました。外崎君はそれでは皆さん方に御迷惑をかけてもということで、実は今日は出ております。ところが本日の日程は、何はさておいても内閣不信任案を上程するので、その他の議案は一切取上げないということであつた。外崎君を今から私が探して参りますから、どうかそれまで院議を守る意味において、この際お待ちを願いたい。誠意をもつて外崎君を迎えに行きます。
○椎熊委員 おかしいと思う。今解散があるかないかということをここで考えるけれども、会期は來年の五月まであるのだから、この時間になつてそんな問題を片づけておかなければならぬという感覚が違う。明日本会議を開いてやればいい。解散になれば一切が中断されるのですから、始末をつけるもつけないもない。
○中野(四)委員 なるほどその議論は成り立ちますが、今まで全然出席しておらなければとにかくも、再々その機会はあつた。しかしながら当日議長が委員長に報告を求めて、本人の一身上の弁明を求めようとしたときでも、その数分前まではおいでになつたのがおいでにならない。ただ私の言うのは、こういうことで懲罰委員会できめて、そのまま放つておきますと、將來おそるべき事態がありはせぬかということを杞憂して言うのです。それはなるほど会期は五月まであるのだから、その間にやれという議論は成り立ちますが、一應ここで外崎君は今日の最後でもいいからやるということにしておく。あるいは明日やるならそれでもいい。このままでは、懲罰を受けても避けておればいい。こういうことが残るといけないと私は心配して言うのです。椎熊君の言うのはもつともだから、今日のどんじりでもいい。あるいは明日でもけつこうです。しかしここできちんときめておきませんと、將來惡い例が残りはせぬかと思う。
○細川(隆)委員 私らの方からは、上林山君にやめてもらう動議が出ております。あれは日程の劈頭に組んでいただきたい。外崎君のはその前に組むということにきめてもらいたい。
○山口委員長 それでは両君のは明日の日程に上せることに決定いたします。——しばらく速記をとめてください。
○山口委員長 速記を始めてください。それでは運営委員会はこれにて閉会いたします。 午後十時二十二分散会