議院運営委員会 第18号
- 発言数
- 83 件
- 登壇者
- 20 名
- 会派数
- 10
- 開催日
- 1948/12/20
会議録
○山口委員長 これより運営委員会を開きます。 まず日程について事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 本日の議事日程は昨日政府から提案されました政府職員の俸給等に関する法律案の修正の申込みがありますので、その修正の拒否については本会議で御決定願わないとできませんので、一應これを差加えておいたのみであります。その以外に決議案緊急質問等たくさんありますが、まだどの順序で、どれをやるということが御決定になつておりませんから、日程に上せてありません。從いまして本日の議事をどういうふうにお進め願いますか、御相談願いたいと思つておるわけであります。
○椎熊委員 この日程の「昭和二十三年十一月以降の政府職員の俸給等に関する法律案修正の件」これは本日午前中内閣総理大臣から、参衆両院議長のところにこの案の審議促進方の申入れがあつたという報告を私どもは受けております。それに基いて各党会合しまして、官房長官から状況を聞きとつたそうであります。その話合いの結果、政府としてはもう一ぺん帰つて相談することになつておる、そこで野党側の会合は目下休憩の状態になつておりますが、きのう実はわが党といたしましては、民主自由党廣川幹事長の申入れによりまして、旧來の案は撤廃して、新たなる案を提案するという申入れがあつた、そこでわが党においては党議においてこれに賛成しております。政府が旧來の案を撤廃して、新たなる案を出すならば、事態はこうなつたのだから賛成しよう、しかしながら旧來われわれ野党連合の形をとつておるために、野党側とそのことについて相談した上で社会党とわが党とはその取扱いにおいて、いささか異なつた観点を持つておつたようであります。しかしながらわが党としては社会党とたとえその取扱いに違つたところがあつても、民主自由党の申入れを受けてその通りやろうということで、社会党側にもわが党の事情は了解済みであります。それでおそらくゆうべは政府にこのことを申し入れて、政府は原案を撤回して、新たなる案を出して來ると思つておつたにかかわらず、突如政府は與党野党の申合せを蹂躙して、かつてに一方的な考えから廃案同樣の五千三百円をそのままにして、修正案にして來たので、事態は今日のように紛糾して來たのであります。これらの責任はあげて政府にある、それで目下の状況は、先ほど政府野党側の話合いで政府側は一たん引揚げて相談をしなおして帰つて來るということなので、それが決定しない以上、この日程について審議を進めることは無意味である、私の見通しとしては、政府は今の事情を了解して、案を撤回して新案を出して來る態度に出られると思います。その際もとよりわれわれは民主自由党との申し合せでそれを認めて、一刻も早く審議しようという態度を決定しておるのであるから、運営委員会は政府の出方の決定するまで、休憩なりその他の措置をとつて、決定を延期しておいていただきたいと思います。
○成重委員 一昨日來給與法についていろいろ政府との間に審議しておるように考えますが、昨日のラジオ放送、あるいは本日の新聞を見ると、給與法の審議の遅れておるのは、あげて野党に責任があると吉田首相は言つておる、これはけしからぬ。これはきわめて簡單なことで、事ここに至つては與党野党の面子の問題でなく、差迫つておる給與法案を可急的すみやかに審議することが、われわれの使命だと考えておる、しかも政府が提案しておる五千三百円が六千三百円になると、法案の性質において根本的に異なつてくる、そこでこれは議論の余地はない、当初提出してある法案を撤回して、新たに案を出して國会の審議を求めるべきが妥当である。私どもは、政府が責任を野党に轉嫁する態度をとつておることは非常に不可解に思う。われわれは本委員会において、これをすみやかに撤回することをきめていただきたい、そうして新たに提出されるものについて審議を進める、これが当然の行き方だと考えておる、そういう取扱いをすることが議論のない、妥当な行き方だと思います。
○山口委員長 ただいま椎熊君からも強い御要望があり、成重君からもまた御意見がありましたが、ただいま委員長から官房長官の出席を要求しておりますから、どうか参られましたら、そういう点は忌憚なく政府とお話合いを願いたいと思います。
○内藤委員 私はちよつと遅れて参りましたが、昨日速記を見て官房長官にお尋ねしたことがあります。それは十五日に司令部から示されました給與法等についての審議の六つの原則であります。あの第三に現に審議中の給與法案の原則並びに別表はこれを認められないと、はつきり書いてあるのであります。それにつきまして、私は政府はこれを御承知かどうかと聞きましたら、政府は知らぬという官房長官のお答えであります。しかし私ども衆議院におきましては、これは民自党の皆さんも同樣でありますが、議長から各派の者を集められまして、あの通知を示されたのであります。私どもはあの六原則の拘束は受けておるのであります。從つてあの六原則の拘束を受けておる私どもは、すでにあの給與法案は廃案になつたものと考えているのであります。政府がこういうように修正の件として出されておりますけれども、これは運営委員会といたしましてはよく考えていただかなければならぬ。ただいま成重さんの方から撤回してというお話もありますけれども、この形では衆議院としましては、あの六原則の拘束によりまして、どうにも動かぬということをはつきりしなければならぬと思います。あのときは植原さんがお見えになつておりまして、お聞きになつて行かれたのでありますから、これは民自党の皆さんもあの拘束は受けられなければならぬ、從つて私どもは政府からこういうものを出されても、どうにもしようがないということだけははつきりする。これをひとつ私どもは頭に置いて、今後の議事の運営の仕方を御研究願いたいと思います。
○小島委員 今内藤君の言われた通りだと思います。どうか政府は面目なんかにとらわれないで、原案を撤回して修正した新案を出すことにしたら、円満に行くと思いますから、その通りやつたらどうですか。
○椎熊委員 総理大臣のラジオ放送、今朝の新聞等については、われわれは非常に遺憾に存じております。この新聞によると、運営委員会において政府の行動を故意に妨害して、審議を遅延さしているという印象を與えているので、委員長は昨夜來の事態について委員長談を発表して——運営委員会は各党が集まつている議会全体の会合ですから、この運営委員会が無意味に責任を負わされているような形を打ち消す意味において、適当な談話を発表して、眞相を明らかにしていただきたい。
○山口委員長 御説ごもつともと存じますが、やはり運営委員長の談話を発表する場合には、先般もちよつとのことで叱られまして、大分委員長も口を愼んでいるような次第であります。皆樣方のこういう談話を発表せよというようなおきめに基いて、運営委員会の総意を休して委員長が発表することになるので、いたし方ありませんが、やはり委員長独自でただちに行動を起すことはどうかと思います。しかし今後皆樣方の御意見によつては、決してさような談話を発表するに躊躇するものではございません。
○椎熊委員 御説ごもつともでございます。その点につきましては、全員の御賛同を得たならば、案文等は適当に作成して、ここに諮つていただきたいと思います。
○山口委員長 しばらく速記をとめてください。
○山口委員長 暫時休憩いたします。 午後二時十一分休憩 ━━━━◇━━━━━ 午後三時三十分開議
○山口委員長 休憩前に引続いて運営委員会を開きます。 しばらく速記をとめてください。
○山口委員長 暫時休憩いたします。 午後三時三十一分休憩 ━━━━◇━━━━━ 午後九時六分開議
○山口委員長 それではこれより運営委員会を再開いたします。
○大池事務総長 事務的の問題として申し上げることは、政府から申出の通り給與法案の修正案が出ておりまして、その修正案を本会議において、政府修正の承認をするかしないかということが、本日の議院運営委員会の問題になりまして、これに対する各派の態度がおきまりになつておらないために、延びておつたわけでありますから、その取扱いをきめて、それから本日きまりましたのは、決議案並びに緊急質問も並行してやつておる間に、この問題をきめようということに相なつておりましたが、緊急質問等の御要求のものが、渉外事務のために本会議に出し得ないということで、その後の取扱いが延び延びになつておつたわけであります。從つてこの運営委員会でこれからの本会議をどういう順序でお取運びになるかをおきめ願いたいと思つておるのが、事務上の方の取運びでございます。
○笹口委員 ちよつと事務総長にお伺いいたしますが、政府から提出されておる修正案というものは、私どもに配付されましたものとその後全然直つておりませんか。
○大池事務総長 直つておりません。
○成重委員 私はこの運営委員会のあり方が少し違うのではないかと思うております。本日來の運営委員会では、この運営委員会を開いて政府からここに提案されておる給與法案に関する取扱い方、ないしこれが撤回するか、あるいは政府の希望通りに扱うかというようなことに関連して、一應官房長官なり政府の代表にここに出席を求めて、そうしてそのいろいろな経緯を聞いた上で、これの取扱い方をきめようということで、この前の運営委員会では政府にこの運営委員会に出席を求めて、政府が閣議ないし関係方面の都合で御出席できないからということで、それを待つておるという形で休憩になつておつたと思います。それに対してわれわれの方としては、その後の経緯についての報告も受けておらぬので、この運営委員会の形の上において政府側に出席を求めて、これが説明を求めた上で取扱いをきめるということによつて、一應休憩に入つておつたと思います。その扱い方はどうなつているのですか。
○山口委員長 官房長官をこの席に出席を求めることにいたします。この際速記をとめてください。
○山口委員長 官房長官が見えましたから、速記を始めてください。
○椎熊委員 官房長官に重大な点をお伺いして、この案に対するわれわれの態度を明確にしておきたいと思いますが、それはすでに官房長官も御承知のように、先刻在野三党の党首がホイツトニー代將のところへ呼ばれたそうです。そこでいろいろお話があつて、帰つて來てからわれわれに報告したところによると、政府案にも野党修正案にも、行政整理の問題と退職金の問題は、どうしてもこの法案に入れるというので、両方に入れることになつておる。そうしてそれを急いで審議して決定しろ、そう言われて來たという。私ども政府から事務局へ出ておる案を調べると、行政整理と退職金の問題は入つておらぬ。そうするとわれわれの党首が聞いて來た話と非常に齟齬がある。政府においてはそういう点はどういうふうにお考えになつておるか。その点まずお答え願いたい。
○佐藤(榮)政府委員 政府案に対して一時半時分でしたか、行政整理並びに退職金に関する規定を挿入する意思ありやいなや、こういう連絡があつたのであります。そのときにある程度の意向を連絡官としては受けております。私ども事柄が非常に重大でありますし、事の扱い方としても早急の間に実はきめかねる筋のものでもあります。しかしともかくも時間を限つて二時半までに大体の政府の意向を連絡するように、こういうことでありました。少し準備が遅れまして、二時半過ぎに向うへ出かけて、いろいろ話をしてみますと、非常に強い意味のものではない。しかしこの際にそういうものを入れる希望があるならば、入れることも異議はないかというような話で、当時は別にデイレクテイヴというほど強い話ではないということでありますので、取扱い方の非常にむつかしい点を話して、この際は政府としては、それを採用しない、入れたくないという話をいたしたのであります。政府がそういう意向なら、政府はそれでいいだろうということで、私どもが帰りましたのが四時直前だつたかと思います。三時近くになつて参りまして、しばらく待たされて、最後にこちらへ帰つて來たのが四時前だと思います。結局入れないで帰つて來た、かような事情でございます。
○椎熊委員 実はこれを明確にしておかぬと、あとで私どもの党が非常に迷惑になるものですから、野党三派の交渉委員が、総裁を呼ばれる前に行つたときは、強い要求で、その二つを入れることになつて。それに署名して行けということになつておつた。わが党並びに國協党の代表は、向うの強い要求を察して、党に相談もせずに署名して來た。社会党はこれは重大なことだから、党へ帰らなければ返答ができない。署名して來なかつた。そこで野党三派の間で、社会党、國協党、われわれとの間に、かわつた行動が出ておるわけです。そのこともわが党の総裁はわきまえて、総裁を呼ばれたときに行つて、注意の上に聞いたら、社会党は署名はしていないけれども、そのことを除いてくれろというような要求があつても、それは除かれないということで、強いことを言つた。そうして政府案にも入つておらぬ。こういうのでどうも三党首が聞いて來たことと、政府の話しておることと非常な相違点がある。これは先刻來あなたと私的に話したときから明らかである。私はこれを速記録にとどめておいて、後日どなたの迷惑にもならぬような、すなわち政府修正案を出す以上、政府の責任であるという観点に立つて、この案を見て行きたい。こういう意味から念のために伺つたわけであります。
○長谷川(政)委員 そうすると、今椎熊さんのおつしやつた行政整理と退職金の問題、それを政府が希望なら入れてくれ、そうでなければ入れなくてもいい。その次に何か別の方法で考慮せいというような向うの意向はなかつたですか。
○佐藤(榮)政府委員 実はもう少し詳しく申し上げた方が、誤解がなくていいのかと思いますが、最初に電話がありましたのはフーヴアー・セクシヨンでありました。フーヴアーさんに尋ねて参つたのですが、フーヴアーさんのところでネピアさんのところへ行けということで、ネピアさんのところへ参つて話したのです。実はもう少し内容等において詳しく確かめたい点があつたのでありますが、專門家でないものですから、非常に簡單な向うとの話合いでありました。私どもとしてはああいう條項を入れるならば、もつと内容的によく檢討を必要とするように思うので、実は相当意外に思つた次第でございます。そういうような関係でありますから、かねていろいろ考えておる点がないでもないけれども、いろいろ申し上げるようなお話で、これを特に入れることがこの際はどうも困るということで、はずしてもらつた、こういうわけであります。
○長谷川(政)委員 そうしますと、野党三派の代表が行つたときは、責任において署名までしなければならなかつた。ところが政府の方でいろいろ御都合があるからと言つて御説明をなさつたときは、それで了解なされた、こう解釈していいですね。
○佐藤(榮)政府委員 野党の方が何時にどういう話をなすつたか、私全然知りませんので、政府の方だけの話をこの機会に申し上げておきます。
○椎熊委員 そこで政府にお伺いしたいのですが、これはぎりぎりの段階に至つておると思う。われわれは一刻も早く審議して行きたいと思いますが、それについては、昨夜來非常に問題になつておる政府の修正で行くか、原案を撤回して新提案で行くかの問題、民主自由党を除いた他の委員諸君は、ことごとく昨夜以來今日に至るまで、今もつて撤回して、新案で來いという希望を持つておる。どちらにしても、きめ方については私は何らの疑いもなく、早急にきまると思う。そうすると國会の多数の希望を政府は入れて、スムーズに運ぶように昨晩以來のわれわれの多数の希望を入れるという御意思がありやいなや。
○小澤國務大臣 その問題はこの場所ですぐ返事はできませんが、もし休憩でもしてもらえば、いろいろ相談して御返事申し上げます。大体私の方としては、公式の場所でただちに撤回しますとかなんとかいうことを申し上げることは困難と考えておるので、從つてここでこのままでどうかと言えば、大体においてこの前申し上げた通り、修正ということは何もけんかをする意味ではなしに、野党の方も修正で來るのなら、政府も修正で行つていいのだ。できるだけ摩擦を少くしようという見解から、わずかの時間で審議したものですから、そういうことになつたのだし、すでに出してしまつたのだから、まげて政府のやつた措置を認めていただけるなら、まことに好都合だという考えを持つております。
○椎熊委員 それはああいう手続をとつたのだからそうでしようけれども、情勢がこういうふうに変化して來た。ここまで來たのですから、多数の意見がそうだというならば、あえて面目にこだわつたり、意地でやつたりする必要はなくて、政府の希望するように早く通る方がいいのじやないかと思います。もしも御相談になつて御返事できることであるならば、多少のことなら待つてもよろしゆうございます。
○小澤國務大臣 そういうことになりますと、またあらためて政府としても相談しなければならないし、現在私ども自由にして來ていいとまかされて來たわけではないから、やはり私の方としてはお願いがかなえられないということになりますと、一旦帰つて相談して、また御返事をする。あるいは懇談するというようなことに、だんだんなつて來ると思うのであります。ですからいろいろな事情もありましようが、とにかくあの早急の時間の間で、六時前に出さなければ運営委員会がこうだというようなこともありました。そこでろくな論議もできないうちにやつたのでありますし、政府が惡意をもつてああいうことをしたのでないので、できることならあの案を認めていただければけつこうだと考えております。
○成重委員 私は昨日來この運営委員会、なお本日の一時三十分に開かれた運営委員会においても、大体この運営委員会の大多数の意見としては、政府は一應原案を撤回して、この修正案を新たに提出すべきだというような意見にまとまつて來て、それに対する政府の態度、あるいはその内容についてのその後のかわつた情勢はないかということを聞くために、政府に出席を求めて、本日の一時三十分政府の出席を求めたときの運営委員会の態度は、間違いはなかつた。その点を政府にちよつとお伺いする。あなた方は本日の午後一時三十分に御出席を求めたときは、そういう氣持で大体御出席を求めた。われわれはできるだけこれを上程して、議会の運営を円満に行くべく政府の態度をきめたいと思つていたが、態度をここでは表明できない。帰つて臨時閣議なりを開かなければ、政府の態度は申し上げられないということは、委員長としては大体そういう運営委員会の意向を政府に通じてなかつたのですか。私どもは政府の意向がきまつて、この運営委員会が開かれたのだと思います。
○山口委員長 お答えいたしますが、運営委員会の空氣は委員長としては察知いたしておりますが、運営委員会において何らの委員会としての意思表示はなかつたわけであります。從つて私として運営委員会を代表して政府に折衝したことはございません。
○成重委員 與党並びに委員長と政府と連絡はなかつたのですか。
○山口委員長 連絡はありますが、決もとらないものを、はたして多数かどうであるかというようなことを、一々委員長が政府に報告することの必要はないと思います。
○成重委員 運営委員会の問題として言うことはできないと思いますが、大体御出席の與党の諸君は、運営委員会、國会の動きがこうだということを言うのは、私ども妥当だと思つております。今になつてそんなことは何もわからないから、あらためて相談しなければならぬということでは、いつまでたつても國会は働かない。
○山口委員長 空氣は委員長が言わなくても、政府の方でも傍聽しておられる人もありますし、相当傳わつておるはずであります。委員長としては何も皆さんを代表していたすことはありません。
○今村(忠)委員 ちよつと交渉事もあるようですから、この際暫時休憩していただきたい。
○山口委員長 では暫時休憩いたします。 午後九時三十五分休憩 ━━━━◇━━━━━ 午後九時三十八開議
○山口委員長 それでは再開いたします。
○椎熊委員 ただいまの休憩でわれわれの方と関係方面との事情等は明らかになりました。よつて私はこの法案の重大性にかんがみまして、この際案の取扱いの末節に時間を費すことは、非常に残念だと思いますので、政府もせつかくそういうふうにとりきめて、修正案で出して來たとならば、この時間ではもうそのことで爭いをすることをやめまして、私どもの党派としては政府修正案の提出を許諾することにしたいときめておりますから、そのようにお諮りを願います。
○多賀委員 國民協同党としても、問題の緊急性にかんがみまして、修正の形式を認めることにします。
○細川(隆)委員 社会党としても、本日の本会議に承諾を求むる件を上程することに賛成し、その態度は承諾を與えるということであります。但しわれわれとしては承諾を與えるについて、承諾を求める件について政府に質問をし、賛成の理由について討論をするということを提議したいと思います。
○成重委員 政府から提出されておる修正案の取扱い方については、私どもの方としては原則的に根本的にその給與の内容がかわつたと思います。從つて原案を撤回して修正案を提出するのが妥当だと考えますから、そういう取扱いにお願いしたいということを、昨日來党においても申し合せております。先ほどお伺いしますと、時間的にこれが緊急を要することかどうかです。これを政府原案撤回、そうして新たに修正案を提出することにおいて、この場合私どもは時間を要しない問題だと思います。私どもの意見は、この案の取扱い方に方に対して原案を撤回して、修正案を新たに提出することにおいて、時間的に齟齬を來し、あるいは遅延を來すというようなことは、少しもなしと信じておるために、当初から申し上げておる通りの意見であります。但し昨日來私どもはここでいろいろその案の内容についての、その筋との折衝のあつた経緯について初めて承つた。從つてこれは党に帰つて一應相談いたしませんと、ここで私どもの態度を即決して、お答えするわけにいかぬと思います。
○榊原(亨)委員 私の方も初めて今承つたわけであります。なおその緊急性が急にどんなふうになつたかということも、何ら今の御発言の内容においては、私どもは理解できません。一應党に帰りまして、態度をきめて來なければなりませんから、しばらく御休憩くださることをお願いいたします。
○山口委員長 他に御発言はありませんか。
○堀江委員 われわれの党としても、成重君から話がありましたように、修正して出すべきものでない。これは新しく提案すべきものであるという見解を持つておる。從つてこうした新しい事態ができますれば、われわれの意見は党の決定によつて表明しなければならないということになりますので、先ほどの意見のように休憩をお願いしたいと思います。
○北二郎君 日本農民党も今堀江さんの言われたように、やはり党に帰らなければ何も言えないと思いますので、しばらく休憩をしていただきたいと思います。
○倉石委員 小会派の方々のおつしやられることにごもつともなことですけれども、事態が御承知のような状況で、われわれとしても非常に時間を急いでおるわけでありますから、ここでただいま社会党、國協党、民主党の方方の御意見に対して、採決をしてきめていただきたい、こういうことを提案いたしたいと思います。
○中村元治郎君 先ほどから大会派の方々の、修正案とか、あるいは政府の修正案とか、いろいろ言われておりますが、小会派はその内容を一つも示されたことがないので、どれに同調すればいいのか、実際内容すらわからない。それに賛成せいと言われること自体がおかしい。
○椎熊委員 今この委員会では、案の内容については何も言つておらぬのです。ただ撤回して新たなるものを出すか、政府が手続をとつた原案修正でもつて行くか、そのままで行つたらどうかということです。案の内容はその修正なら修正を認められた結果、委員会へ來てやられたらいいのです。
○木村榮君 今社会党の細川君からお話があつたのですが、そういうことになればわれわれの方も小会派のだれかが代表をして、そういつたことの意見を述べさせてもらつても、決して不都合でないと思います。取上げていただきたい。
○山口委員長 木村君の御意見は、大体社会党、民主党、民主自由党の意見に同調されるが、本会議においては討論をする、こういう御意見ですか。
○木村榮君 そういうことについて小会派としてはちよつと相談をしたいから、その間休憩してもらいたい。
○山口委員長 それでは十時から再開することにして、暫時休憩いたします。 午後九時五十分休憩 ━━━━◇━━━━━ 午後十時十二分開議
○山口委員長 それでは運営委員会を再開いたします。速記をとめてください。
○山口委員長 休憩前の会議に引続いて、小会派の方々にこの場合何か御意見がございましたら承つておきます。
○成重委員 大体私の方は事の成行きもよく了承できましたし、結果においては同じなので、その取扱い上大会派の人がそう言うならば、一刻も早くその審議に入る過程をたどることが忠実だと思いますので、本來は原案を撤回して修正案を新たに出してもらうことが妥当と信じますけれども、議会の運営自身において多数党諸君に同調します。但し私の方と新自由党を代表して、世耕弘一君のこれに関しての賛成討論の発言を申し込んでおきます。これは大体新自由党とも相談の上二会派を代表するのであります。
○堀江委員 私の方は相談しましたところ、あくまでも原則は原則として行くべきである。修正案として出すべきでなく、原案を撤回して新しく出すのがほんとうだという結論になりましたから、御報告申し上げます。
○北二郎君 農民党としては、党に帰つていろいろ相談いたしました結果、椎熊さんの御説に賛成するということであります。但し賛成討論として河口陽一君を発言さしていただきたい。
○木村榮君 撤回してみてもかわつたものが出るのでない。同じものが出るのだから、何でもいいから早く出してさえもらえばいい。賛成とも反対とも討論はいたしません。
○中村元治郎君 共産党と同じことです。
○山口委員長 大体において労働者農民党だけが、御意見がわかれておるようですから、いかがでしようか。討論者の名前とか討論に要する時間とかいうことは、後刻また御相談することとして、とりあえず先ほどの倉石君の御意見をここに動議として、ただちに本会議に政府提出の修正案を上程する、こういうことに御異議はございませんか。
○山口委員長 御異議がないようでありますからさように決定いたします。 そこで本会議の上程後の取扱い方でありますが、質疑討論はすべて十分以内ということに御了承願います。それではとりまとめて討論者の順位等についてお諮りいたします。
○大池事務総長 最初に政府の修正申込みに対する質疑が前田さん、質疑が終りまして反対討論の第一が松谷天光光さん、賛成討論で松澤さん、世耕さん、河口陽一さん、こういう順序になります。
○山口委員長 この採決について議長が多数なら多数、少数なら少数を宣告したことに、異議をさしはさまないということに御了承を願います。それから採決後委員会に回付される。その委員会の結果を待つことにいたしますか。
○細川(隆)委員 大体三十分はかかるわけです。委員会で修正案がありますから、これが討論や何かで一時間はどうしてもかかる。從つて本会議を待つておつても意味がないから、例の調子ですでに散会をして、零時五分なら零時五分という宣告をして、委員会が済んだら運営委員会を開いて臨むのがどうでしよう。
○成重委員 どうも意外なことを聞くのですが、修正案を上程するかしないかということが本会議できまつて、それから委員会付託になるということ、委員会付託になつて、はたして委員会が一時間かそこらできまるかどうかということには疑義がある。從つて本会議で修正案を上程することが決定した後において、委員会付託になることと思いますが、本会議はそれで本日は閉会になるのと違いますか。
○細川(隆)委員 但し明日は零時五分から開くことを提案したのです。
○成重委員 零時五分にせよ、あしたの十時にせよ、結果においては同じことだと思いますから、何か面子を考え、申訳的な夜中の審議は省略してもらいたい。午後一時というのも何ですから、午前十時に本会議に上程することにして、委員会に付託して、本日はこれで閉会して、明日は午前十時から本会議を開くことを動議として出します。
○山口委員長 他に御意見はありませんか。
○椎熊委員 社会党の動議に賛成します。
○佐々木(秀)委員 民自党は社会党の動議に賛成します。
○多賀委員 國民協同党も社会党の動議に賛成します。
○山口委員長 委員会の空氣としては、午前零時から開くという細川君の意見に賛成する方が多いようですが、小会派の方もこれをお認めになるというわけに行きませんか。
○成重委員 そういう御提案をなすつた方にお尋ねしても、委員長に聞いてもいいのですが、午前零時に開かなければならぬという理由がどこにあるのですか。
○細川(隆)委員 午前零時に開かぬでも、一應開く態勢をとつていただいて、委員会の終るのを待つて本会を開く。委員会は三時間も四時間もかからない。長くて二時間くらいでしようから、二時に上れば午前二時に本会議を開く態勢をとるために、午前零時から開くという態勢をとることを申し合せておいたらどうかと思うのです。
○木村榮君 どういうわけで午前零時から開くのですか。
○細川(隆)委員 われわれはかねてから撤回をして出すべきものだ。第五十九條の解釈を考えますと、修正には廣過ぎるという立場をとつておりましたが、その後官公労方面の非常に切なる要求を聞きますと、そういうささたる形式にこだわるべきものでもなかろうというので、修正を承認するに決定したようなわけでありますし、かたがた予算の次に來るべき問題もからんでおる。給與法案も一時間も早く上げることが、全般の世間に安心感を與えるという意味で急ぐわけです。
○山口委員長 大体御意見も盡きたようでございますが、ただいまの細川君の御意見を動議として、明日は午前零時から開会することに賛成の方の挙手を願います。
○山口委員長 挙手多数。よつて動議のごとく決定いたしました。本会議はただちに開いておさしつかえありませんか。
○山口委員長 こういう場合ですから、零時五分から開くことにいたしまして、四十五分には各党の了承なくして振鈴を鳴らすということに了解願います。 運営委員会は暫時休憩いたします。 午後十時二十六分休憩