運輸委員会 第1号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1948/10/15
会議録
○委員長(板谷順助君) これより運輸委員会を開会いたします。この度議会におきまして、私が再び委員長の職を汚すことになつたのでありまするが、從來と雖も不慣れで、皆さんに十分な御満足を與えることはできなかつたのでありましたが、この委員会には從來と雖も体験、経験を積んだ方々が沢山おいでになつたにも拘りませず、又再び私がこの委員長の職を汚すことになつたのであります。どうも今後におきましても、お互いに協力をして、この委員会の目的を達成することに努力いたしたいと考えております。どうか今後ともよろしくお願いいたします。
○丹羽五郎君 甚だ僣越ではありますが、委員諸君にお諮りをいたしたいと考えております。只今板谷委員長から懇篤なる御挨拶を受けましたので、当委員会の長老である小泉君に、我々委員としての委員長をお迎えする御挨拶をお願いいたしたい、かように考えております。(「賛成」と呼ぶ者あり)御賛成を得たいと思います。甚だ何ですが、小泉ざん、ちよつと御挨拶を……。
○小泉秀吉君 御指名によりまして……。只今私共この運輸委員会に、前回以來委員長として卓抜な手腕と識見とを以て委員会を指導しておられた板谷さんが、更に委員長になられたことは、衷心から喜びに堪えないところであります。どうか議院運営の上に今後とも共同一致して、ぞの職責に当られるように、御指導願いたいと思います。ちよつと御挨拶申上げます。(拍手)
○委員長(板谷順助君) それでは参議院規則第三十條によりまして、理事三名の互選を行いたいと思いますが、その選挙の方法について……。
○丹羽五郎君 只今議題となりました運輸委員会の理事の選挙の件につきましては、成規の手続を省略いたしまして、理事の指名は委員長に一任する動議を提出いたしたいと考えております。
○委員長(板谷順助君) 如何ですか、丹羽君の動議に……。
○前之園喜一郎君 只今の丹羽先生の動議に賛成いたします。
○委員長(板谷順助君) それでは只今の動議に御異議ないと認めますから、私から御指名申上げます。小野哲君、小泉秀吉君、丹羽五郎君、この三名の方にお願いをいたします。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) それから御承知の通り、この輸送増強に関する決議を出しまして、その結果各地方の輸送力の視察に参りまして、そのために得るところが多かつたのでありましたが、それは先般の委員会において報告をいたしました。それに基きまして調査員に命じまして、こういう点を政府に説明を要求したいという考であります。これを朗読いたします。 政府当局に報告説明を要求すべき事項 陸海輸送力増強の具体的計画及び増強案績就中左の諸点に重点を置く報告 (一) 上半期(第一第二四半期別)陸海総合輸送計画並びに前年同期輸送実績の対比及び海運民営移動の実績 (二) 國鉄に関する事項(地方鉄道を含む) 1 最近の労働情勢(特に北海道の労働問題に対する政府の処理) 2 労需物資の充足 3 重労務者に対する食糧加配の増加 4 鉄道運轉用石炭の品質改善の実績就中左の諸点 イ、カロリー及び粉塊割合の改、善 ロ、石炭類売買契約書の特約條件の廃止 ハ、選炭強化の実情 5 運賃引上に関する左の諸点 イ、運賃引上後の收入状況及び予定收入との対比 ロ、運賃引上による旅客及び貨物の減少状況一 6 今次水害(東北及び北九州)に上る國鉄及び地方鉄道の被害状況とその復旧状況 7 國鉄経営組織の変革(運輸省組織法案) (三) 自動車事業に関する事項 1 燃料事情 2 資金事情 (四) 海運に関する事項 1 船舶民営還元の経過及び受入態勢の状況 2 船舶造修就中左の諸点に重点をおく報告 イ、造船計画及び割当と実績 ロ、資材及び金融事情 ハ、技術の向上施策 3 輸送力増強に関し左の諸点に重点を置く報告 イ、労需物資の充足 ロ、船員食糧加配の増加 ハ、燃料事情 ニ、港湾諸施設の復旧整備 4 傭船の現況 5 最近の船員労働事情特に船舶民営還元に伴う船員に関する措置 6 海上保安廳活動の現況 こういう項目を並べまして、これを政府に報告を要求しようというのでありますが、如何でございますか。この手続をとにかく運輸省に申し出ますが、これはまあ調査員で調べたそれを申上げたわけであります。
○丹羽五郎君 今委員長がお読みになつた項目は最も現在の状勢としては重要な点ばかりでありますから、それに向つて今度開く委員会で政府から説明を求めることはこれは当然だとかように考えております。
○委員長(板谷順助君) それじやそういうことに取計りましよう。
○小泉秀吉君 新聞によりますと、大分前の新聞に、進駐軍が專用しておつた横浜並びに神戸の國有突堤と言いますか、それの一部を日本政府の專用に返却するというようなことになつた。ところがそれを日本政府が專用することのために大藏省、運輸省、その他の関係官廳の間で何といいますか、管理権に対してなかなか、話がうまく行かないで、次官会議を随分開いたけれども、結局次官会議でもはつきりしないで、いわばごたごたが続いておるというために、一應日本政府に專管させることを取消したというような意味の新聞を見たのであります。それが事実であるかどうか、若し事実ならはどういうことでそういうふうになつたかということをこの委員会で一應聞いて見たいと思います。御同意ならばそういう手続を願いたいと思います。
○委員長(板谷順助君) 承知いたしました。私もその話を聞きまして、連合軍が返すというものをこちらの方で各省割拠というか、意見が合わないために又戻すということは甚だ不都合じやないかということで、その実情をよく調査して呉れと言つて置きましたから、適当な機会にこの委員会に当局を呼びまして、よくその真相を聞くことに取計りたいと思います。外に御意見ありませんか……それでは本日はこれにて散会いたします。 午前十時五十三分散会 出席者は左の通り。 委員長 板谷 順助君 理事 小泉 秀吉君 丹羽 五郎君 小野 哲君 委員 大隅 憲二君 前之園喜一郎君 飯田精太郎君 高田 寛君 鈴木 清一君