予算委員会 第4号
- 発言数
- 4 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1948/11/30
会議録
○上林山委員長 これより会議を開きます。 昨二十九日本委員会に付託されました昭和二十三年度一般会計予算補正第一号及び昭和二十三年度特別会計予算補正特第一号の両案を一括議題といたします。政府の説明を求めます。塚田大藏政務次官。
○塚田政府委員 昨日國会に提出いたしました昭和二十三年度予算補正につきまして簡單に御説明を申し上げます。 今回補正予算を提出することが必要となりましたのは、まず第一に官公職員の給與水準の引上げであります。当初予算におきましては、給與水準は三千七百九十一円として計上したのでありますが、生計費は漸次高騰を示すとともに、民間賃金は相当程度に上昇している状況でありまする事情をも考慮して、ある程度の給與改善を急速に実行しなければならないこととなつたのであります。 次に本年各地に生じました災害の復旧に必要な経費であります。戰時中荒廃にまかせられたわが國の山河は、逐年災害の頻度と程度を大きくする実情でありまして、本年においても、北陸震災、アイオン台風を初めとして、各地に風水害の災害を生じたのであります。これに必要な復旧費はその一部を当初予算に計上した公共事業費をもつて支弁することといたしましたが、今回の補正予算においてこの復旧費を事情の許す限り計上することといたしたのであります。その他当初予算成立後の経済情勢等に基いて必要を生じましたところの終戰処理費、價格調整費の増額等の経費を計上したのであります。 以上申し述べました歳出をまかなう財源といたしましては、政府は健全財政を堅持し、経済の安定をはかるため、收支の均衡を達成することを根本方針としたのであります。これがため、所得税等租税の増收を見込むほか、各種の收入増加の方策を講ずるとともに、当初予算に計上済みの歳出を、一般会計、特別会計を通じ、約百十億円節減することといたしたのであります。 なお、鉄道、通信両会計の給與改善に必要な経費は、極力両会計の節約によることとし、なお生ずる不足は一般会計から繰入れることといたしたのでありまして、この際物價に影響を及ぼすような鉄道運賃、郵便電信料金の引上げは、これを行わないことといたしたのであります。 以上の方針によりまして編成しました予算は、一般会計において歳入歳出おのおの五百八十六億円、特別会計において歳入七百三十六億円、歳出七百二十三億円であります。 以上をもつて今回の補正予算について、簡單ながらその概要を御説明いたしました。
○上林山委員長 以上をもつて政府の説明を終りましたが、この際お諮りいたしたいと思います。本日午前中理事諸君と御協議いたしたのでありますが、御承知の通り第三回國会は本日をもつて会期の終了を告げるのでありまして、この短時間をもつてしては会議を継続いたしましても、とうてい満足に審査を盡すことは不可能と考えられますので、今期はこの程度で終えたいと思いますが、御異議はありませんか。
○上林山委員長 御異議がなければさよう決定いたします。 なおこの際一言申し上げます。たまたま第四回國会は明日召集されますので、予算両案は召集日劈頭、本院に再提出方を政府に申し傳えることといたします。來議会委員各位におかれては愼重審議を盡されるよう各般の御努力を切望いたす次第であります。 本日はこれにて散会いたします。 午後二時三十五分散会