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3回国会衆議院1948/11/10

逓信委員会 第1号

発言数
15
登壇者
6
会派数
3
開催日
1948/11/10

会議録

原健三郎民主自由党

○原委員長 ただいまから会議を開きます。  初めにちよつとごあいさつ申し上げたいと思います。私がはからずも委員長に選任されましたが、まことに不徳不敏の者でありますので、願わくは皆さん方の御協力を得まして、無事に議事を進行できますよう、この上とも格段の御後援を切にお願いいたしたいと思います。簡單でございますが、ごあいさつにかえたいと思います。(拍手)     —————————————

原健三郎民主自由党

○原委員長 これより理事の互選を行います。いかなる方法によりましようか。

白井佐吉民主自由党

○白井委員 理事はその数を四名といたしまして、委員長において指名せられんことを希望いたします。

原健三郎民主自由党

○原委員長 白井君の動議に御異議はございませんでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

原健三郎民主自由党

○原委員長 御異議なしと認めます。    奥村 竹三君  片島  港君    五坪 茂雄君  林  百郎君 以上四名を理事に指名いたします。     —————————————

原健三郎民主自由党

○原委員長 引続き会議を継続いたします。この際逓信大臣より逓信行政の近況について御説明を願いまして、本委員会の参考にいたしたいと思いますが、御異議はございませんでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

原健三郎民主自由党

○原委員長 御異議ありませんので、逓信大臣より説明を願います。逓信大臣降旗徳弥君。

降旗徳弥民主自由党逓信大臣

○降旗國務大臣 私このたび逓信大臣に任ぜられまして、今後皆さん方の御協力を仰がなければならぬと思います。本日委員長より、皆樣方に初顏合せの会合だから出て來い、そうして就任後間もないことであるけれども、逓信行政についての一般の話をせよ、こういうことで参つたわけであります。從つて一應概略的のことを申し上げまして、なおこまかい点は次官その他の事務当局の者がおりますから、その方にお聞合せを願いたいと思います。  大体を申しますると、通信事業の特別会計は、独立採算でプラス・マイナス・ゼロということでして行くことが当然だとは思つておるのでありますが、今までの実績から申しますると、どうも六十億ぐらいの歳入欠陷がありまして、これを一般会計から繰入れてもらつておるような状態であります。そこで今逓信省の大きい問題となつておりまするのは、御存じの通りに電氣通信、つまり電信電話の事業と郵便の事業であります。こういうものについて深く檢討する必要があるのではないか、ことに今日アメリカにおけるところのこれらの事業と、日本におけるそれを比べてみますると、非常に隔たりがあります。申し上げるまでもなく、通信事業というものは人間のからだにたとえますると、あたかも神経系統のごときものでありまして、感じの惡い、感じの鈍いからだでは、決してりつぱな活動のできるものでない、こういう意味から、戰災後非常な痛手を受けた事業でありまして、これを復旧せしめるということは重大な問題でありまするけれども、單にこれを復旧せしめるということでなくて、新しい時代の通信事業をわれわれの手によつて実現して行くためには、ここに電氣通信省という一つの省と、郵政省というもう一つの省をつくることが必要である。このことにつきましては、司令部より相当の御助力を願つておるところでありまして、これら先進國の人々の御助言、御助力によつてそのあやまちなきを期していきたい、かように思つておる次第であります。  次に電波関係について申し上げたいと思うのであります。これは皆樣方あるいは新聞でごらんになつたかもしれませんが、日本が今度萬國の電信條約というものに加入することになりました。これはもとより司令部側の非常なる御支援によつてそういうことが可能になるのでありまするが、私はこのことにつきまして、先般大臣の決裁を仰ぐ書類を持つて参りましたときに、一体日本がこの條約に加入するについては、どういう資格で加入するのか、こういうことを局長に聞きましたところが、それは大体昔並の資格、つまり敗戰の國ではあるけれども、持分は昔の一等國並の扱いで加入さしてもらえるという破格の連合軍の好意によるものである、こういう話を聞きまして、私は内心非常にうれしく思つたのであります。今申し上げまするように、この新らしき時代の通信事業をわれわれがつくりたいと思つておりまするその時に、少くともその電波関係の萬國電信條約の中において、一つのあたたかい待遇をもつて迎えられるということにつきましては、これはまことに感謝にたえない点でありまして、ますますこの通信事業のために微力を捧げたい、かように思つておる次第であります。さらに御存じの通りに、逓信省には簡易保險だとか、郵便年金だとか、あるいは貯金だとか、いろいろのものがあります。このことにつきましては、從業員が眞劍になつて働いてくれておりますから、非常な成績をあげておるのでありまするが、まだ收支のバランスが完全にとれるというところまで行つておりません。從つてこの簡易保險の金額、あるいは郵便年金の金額を、今日のごときインフレ時下においてどの程度まで、繰上げてやるべきかというような問題につきましては、今日大藏省といろいろ折衝しておる点があるのでありまして、この点につきましては、逓信委員の皆樣方からぜひとも御助力を仰ぎたい、かように思つております。  さらに逓信省へ私が参りますときに、お前が逓信省に行くと、あそこには全逓というなかなか猛者がいるのだから、それをどう扱うか、こういうことを十分に考慮して行かなければならぬ、こういう話があつたのであります。私も実は逓信大臣になると、さだめし連中が押し寄せて、ああでもない、こうでもないとやられると思つておつたのでありますが、やはり向き合つてみると、同じ日本人なんです。お互いが赤心をもつて語り合うならば、話し合える人々だと私は思わざるを得なかつた。もとより今日インフレの荒波の下におきまして、人が生きて行くということがいかに困難なことであるかということは、私どもみずからも身をもつて体驗しているところでありまして、この点については私は從業員の諸君と眞劍に考えて、少くともよき逓信事業を完成するためには、從業員にもあたたかき生活を與えなければならぬ。しかしながら國家の財政には一應の限界があるので、この点を私どもがしつかりと見きわめて、万違算のない方法をとつて行きたい、かように思つております。  大体概略は今申し上げた通りでありまするが、このほかにまだ放送法案あるいはその他一、二の案件が臨時國会に上程されるかもしれません。その場合にはその法案につきまして私から御説明申し上げたいと思いますが、以上をもちまして、特に省内の一般の状態を申し上げるというよりも、私が逓信大臣になりましたことについて今後皆樣方の格別の御援助をいただきたい。このことをお願いして私のごあいさつにかえたいと思います。(拍手)

原健三郎民主自由党

○原委員長 何か御質問はございませんか。

大島義晴日本社会党

○大島(義)委員 ただいま大臣から懇篤なお話がありました。私もかねがねさようなことを希望しておつたのであります。所管大臣が当該委員会に出て、そうしてその計画の内容及び今度行おうとする方針について、具体的にお述べになる機会を議会の法令としてつくりたい、かように考えておりましたところが、幸いに今日は大臣から進んでさような処置をとられましたので、私は非常に喜びにたえぬのであります。從つて今御説明があつた範囲におきましては、できるだけわれわれも御協力申し上げて國政の円滑なる運用をはかりたいと存じておりますが、なおこの機会を通じて御抱負の一端を、各種の資料によつてわれわれの参考にいただくことができますならば、たいへんけつこうだと思うのであります。

原健三郎民主自由党

○原委員長 次に政務次官鈴木直人君からごあいさつ申し上げたいという御希望がありますので、これを許します。

鈴木直人緑風会逓信政務次官

○鈴木(直)政府委員 私は今回逓信政務次官になりました鈴木直人であります。逓信次官は多分私一人であるというように聞いております。私は逓信事業につきましてはまつたくしろうとであります。多年地方行政を担当いたしまして、最後は熊本縣知事で終りまして、全國参議院議員に当選したものであります。ただ第一回國会以來引続き通信委員をいたしておりました。その関係上、第一回、第二回を通じまして通信の状態をようやくかじつたという程度でございます。今回この重大な新しい日本のために、最も必要とする逓信事業の事務を担当することになつたわけでありまするが、私は大臣の意を体して、大臣とまつたく一体となりまして、また通信関係の諸君と意を通じまして、この重大なる時期における通信事業の完全なる遂行に進みたいと考えておるわけであります。それにつきましても、委員各位の強い御理解と御後援とを必要といたしまするので、何分ともよろしくお願いいたしたいと存じます。

海野三朗日本社会党

○海野委員 ただいま大臣及び政務次官より誠意のあるごあいさつをいただきまして、まことに私どもけつこうだと思うのでありまするが、今日までの歴代の内閣を見ますと、表面上は大臣であるとか、政務次官であるとかいう人たちがまことに頻繁にかわつておりますが、その間において末端までその施策が及んでいないということを痛感する一人であります。内閣がかわりましても末端までその施策が及んでいない、いわゆる面從腹背ということを私は九十議会以來非常に痛感しているのでありますが、私と同感の人は非常に多いと思うのであります。どうか大臣政務次官が一時の責任をのがれるというようなことでなしに、ほんとうに誠心誠意、身命を賭して、この逓信事業の末端まで及ぶようにしていただきたい。何ゆえに当時の大臣、政務次官の御意見が下々まで及ばないのであるかという、そのがんをよくお考えいただいて、どうぞこの逓信事業の一大発展をお願いしたい、こういうふうに私は存ずるものでございます。今日御誠意のあるごあいさつを頂戴いたしまして、私は前から考えておりました一端を申し上げまして、お願いといたします。

降旗徳弥民主自由党逓信大臣

○降旗國務大臣 大島さん、海野さんのお言葉はよく了承いたしまして、やつて行きたいと思つております。

原健三郎民主自由党

○原委員長 何か御意見がございますか。——なければ、本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもつてお知らせいたします。     午後二時一分散会

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