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3回国会衆議院1948/11/13

大蔵委員会 第2号

発言数
26
登壇者
7
会派数
4
開催日
1948/11/13

会議録

島村一郎民主自由党

○島村委員長 これより会議を開きます。  議案の審査に入ります前におはかりいたします。  去る九日の議院運営委員会におきまして、小会派からも一名理事を出すことに決定いたしましたので、この際理事一名追加選任いたしたいと存じますが、委員長より御指名申し上げて御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 御異議がないようでありますから、堀江實藏君を御指名申します。     —————————————

島村一郎民主自由党

○島村委員長 次に去る八日及び十一日本委員会に付託されました食糧の輸入税を免除する法律の一部を改正する法律案及び日本專賣公社法案の両案を一括議題として審議に入りたいと存じます。まず政府の御説明を求めます。     —————————————

塚田十一郎民主自由党大蔵政務次官

○塚田政府委員 ただいま議題となりました食糧の輸入税を免除する法律の一部を改正する法律案の提出の理由について御説明いたします。  米麦、雜穀、でんぷん、カン詰類等の主要食糧に対しましては、昨年法律第百八十八号をもちまして、その輸入税を本年一年間免除することにいたしたのでありますが、わが國現下の食糧事情にかんがみ、右の主要食糧の輸入税をさらに一年間免除する必要があると考えられますので、本法律案を提出しました次第であります。  何とぞ御審議の方、すみやかに御賛成あらんことを希望いたします。  次に日本専賣公社法案について提案理由を説明いたします。  去る七月二十二日連合國最高司令官より日本政府あてに発せられました國家公務員法改正問題に関する書簡中に「鉄道、通信並びに塩、しようのう、タバコの政府事業に関する限り、その職員は普通公職から除外されてもよいと信ずる。しかしながらその場合には、これらの事業を管理し運営するために、適当な方法により公共企業体が組織せらるべきである。」とあります。この示唆に基いて、政府といたしましては專賣事業の形態をいかにすべきかの問題を鋭意檢討して参つたのでありますが、今回その結論を得て、本法案を上程いたしました次第であります。  法案の大要を申し上げますれば、日本專賣公社は煙草專賣法、塩專賣法及粗製樟脳油專賣法に基く國の專賣事業の健全にして能率的なる実施に当る法人とし、資本金は現に專賣局特別会計に属する財産をもつて政府が出資することにいたしたのであります。役職員の身分につきましては、國家公務員より除外し、職員の労働関係については、別に公共企業体労働関係法案を提出することになつております。業務に関しましては、現在の專賣局の所掌事務と同一とし、各專賣法に基く許可專賣取締りも公社をして行わしめることといたしてあります。  次に会計経理については、まず原則として公社を国の行政機関とみなし、特別に規定する場合のほかは、國の会計法令の規定によるものとすることといたしたのであります。從いまして公社の予算は閣議決定を経て、國の予算とともに國会に提出することとし、決算に関しても、財産目録、貸借対照表及び損益計算書につき大藏大臣の承認を受け、計算報告書は、会計檢査院の檢査を経て國の歳入歳出決算とともに國会に提出するよう規定した次第であります。  また利益金の納付については、毎事業年度の利益金は、すべて國庫に納付することとなつております。なお公社の業務にかかる現金については、國庫金の例によることといたした次第であります。  以上が本法案を上程いたしました理由並びに本法案の大要でありまして、これが施行は明年四月一日を目途といたしておるのであります。何とぞ御審議の上、すみやかに御賛成あらんことを切望する次第であります。

宮幡靖民主自由党

○宮幡委員 ただいま上程せられましたる二法律案の審議は、次会に延期せられんことを望みます。

島村一郎民主自由党

○島村委員長 宮幡君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 御異議なしと認めまして、さように進行することにいたします。     —————————————

大上司民主自由党

○大上委員 私委員会におはかり並びに御審議していただきたいことが一つございます。まず日本経済再建の根幹は、大衆資本の集中と、これが効率的な運用にあると思うのであります。從つてこれが施策の推進は急を要するものがあると考えますので、その方法にもいろいろございますが、まず取上ぐべき容易な問題として、一般國民が納得しやすいものに、証券の民主化があるように考えられます。從つて本委員会におきまして、証券の民主化運動を実施したいと思いますので、この際証券民主化運動に関する決議を本委員会において採択していただきたいと思います。まずその案文を朗読してみます。    証券民主化運動に関する決議   日本経済の再建にあたり資本の不足が大きな障害となつている。しかるに、今日では財閥解体等によつて大企業の資本力が減退し、國民の手による蓄績すなわち大衆資本の動員にまつところが大である。また現在急務となつているインフレーシヨン收束のためにも、貯蓄の奨励と証券の投資は強力に推進されねはならない。   この意味において、証券の民主的な消化は経済再建の基礎というべきであり、資本の大衆化を通じて経済政策の基本である経済民主化を実現するものである。   かくて、われわれは経済再建の見地から、証券民主化の重要な意義を認め、國民各層の積極的な協力のもとにその実現を促進するため、関係各界と相はかり全國にわたつて一大運動を展開せんとする次第である。   右決議する。 何とぞ御審議いただきたいと思います。

佐藤觀次郎日本社会党

○佐藤(觀)委員 ただいま大上君より提案せられました件は、社会党としても非常にこれは適切だと思い、賛成いたします。

梅林時雄民主党

○梅林委員 ただいま大上君の提案に対しまして、民主党といたしましても、御趣旨については賛成の意を表するものでございまするけれども、およそ証券民主化の前提といたしまして、証券を今後いかにして優遇するか、あるいは今日の取引所の状況においては、とうていその目的も達せられないと思うのであります。かような意味におきまして取引所の再開と、証券の優遇というものは、少くとも本運動の前提であり、同時に條件であらねばならないと私は思うのであります。このような点につきましても可及的に運動を促進いたしまして、そうしてこの決議案の目的達成に邁進せられんことを特に希望いたしまして、賛成の意を表する次第であります。

内藤友明国民協同党

○内藤委員 ただいまの大上君の動議には國民協同党も賛成いたします。

島村一郎民主自由党

○島村委員長 ただいまの大上委員の提出にかかる証券民主化運動に関する決議を本委員会において決定するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 御異議ないものと認めさよう決定いたします。

塚田十一郎民主自由党大蔵政務次官

○塚田委員 ただいま各派共同で提案になりました証券民主化運動に関する決議は、政府におきましてもしごくその趣旨に賛成であります。どうかこの運動が実現いたしまして健全な発達のできますように、政府も十分御協力申し上げるつもりでありますから、皆樣方においても何とぞ当初の目的に向つて御盡力くださらんことを望む次第であります。

島村一郎民主自由党

○島村委員長 おはかりいたします。この際本決議の取扱いにつきましては理事会に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 御異議ないものと認めまして、さようとりはからうことといたします。

島村一郎民主自由党

○島村委員長 なお公共企業体労働関係法案につきましては、これを審議しております労働委員会と連合審査会を開いてはどうかと存じますが、この点いかがでありましようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 御異議がないようでありますから、労働委員会と連合審査をすることに申し入れをいたします。     —————————————

島村一郎民主自由党

○島村委員長 次に先ほどの理事会の申し合せのときに、ただいまでは各党理事の方が一名ずつでありますので、もし理事などに事故がありましてはまずいと思いますので、この際各党とも代行者をおきめ願つて、もし理事の方が御支障のあります場合は、その代行者によつて理事会の運営をはかつて行くということにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 御異議ないものと認めます。その代行者の選出はどういう方法にいたしましようか。     〔「委員長一任」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 委員長一任ということに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 御異議ないものと認めまして御指名申し上げます。    宮幡  靖君  佐藤觀次郎君    荒木萬壽夫君  内藤 友明君 この四名の方を御指名申し上げます。但しただいまのは正式の理事でございませんので、どうぞさよう御承知おき願いたいと存じます。

梅林時雄民主党

○梅林委員 前國会当時、その必要に應じまして復金調査委員会であるとか、農業金融であるとか、中小企業金融方面につきましての小委員会を設置して、各委員におかれましてはおのおのこれが研究に專念しておられたのでありますけれども、本國会におきましてもこの重要性にかんがみまして、ぜひともこれら小委員会を設置して、本委員会の機能目的達成のために邁進せせれんことを希望する次第であります。つきましてはその入委員会の設置等につき委員各位の御賛同あらんことを希望いたします。

島村一郎民主自由党

○島村委員長 ただいまの梅林君の動議に御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 御異議ないものと認めましてさようとりはかろうことにいたします。  なお、本小委員会の設置に関しまして一言申し上げますが、先ほどの理事会において、証券民主化の問題についても小委員会を設置して調査すべしとの希望があり、また衆議院規則第九十四條により、まづ國政調査に関する議長の承認を得た後、これに基いて設置するのが妥当であると思われますので、國政調査承認要求に関する手続、及び小委員の選定、小委員長の選任等につきましては、すべて理事会に御一任いただきたいと存じますが、この点御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

島村一郎民主自由党

○島村委員長 それではさようとりはかろうことにいたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後二時十八分散会

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