P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
3回国会衆議院1948/11/16

議院運営委員会 第17号

発言数
40
登壇者
11
会派数
4
開催日
1948/11/16

会議録

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 これより議院運営委員会を開きます。  労働委員会の公聽会開会承認要求の件について議長から諮問があります。これを議題といたします。事務総長から御説明を願います。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 労働委員長の綱島さんから公聽会を開きたいというので、その承認要求が参つております。公聽会を開きます議案は、公共企業体労働関係法案であります。これの承認方について御協議を願います。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 何か御意見はありませんか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 ただいまの労働委員会の公聽会開会承認要求の件は、議長においてこれを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 御異議ないようでありますから、さように決定いたします。     —————————————

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 昨日の終りの議長の取扱いに対しまして、先ほど小委員協議会において社会党の諸君、その他からいろいろ御意見が出て、議長が本会議において釈明をなさるそうでありますが、この際釈明をせられるといたしますならば、私どもの方からも一言申しておかなければならない点があるのであります。それは昨日淺沼君が行われました議事進行の発言について、もちろん議場内におきまして生じた突発事態について、議事進行の発言を許されるということについては、私は異議はないのでありますが、現在までの慣例から申しまして議場内の発言の順位、日程等につきましては事前に小委員協議会において詳細なる順序をきめて、それに從つて許すというのが慣例であります。從いまして総理発言直前において場内交渉係におきましても、総理発言が終つたときには、それをもつて会議を散会して、残余はこれを本日に持ち越すということにまとまつておつたのであります。それに從つて動議が提出せられ、議長はそれを採択せられんとした瞬間にああいう事態が起つたのでありますが、総理の発言の内容についての批判は、この際しばらくおきまして、もしも総理の発言中おかしいと思われるところがあつて、議事進行の発言を求められるならば、あの騒然とした中においても、あるいはその前に交渉の余地もあり、またそういう手段を取るべきが当然である。ある一党から突然申し出でたことによつて、場内交渉係の決定をくつがえして散会を行わずに、会議を継続し、発言を許されることに対しては、私ども承服しかねるものがあるのであります。從つて私どもといたしましては、そのあやまちをできるだけカバーして、なるべく混乱を少い程度に防ぎたいという意味において、二度目の今村君の動議を採決せられた議長の処置に対しては、全幅の敬意を表するものでありますが、それに対して本日議場で議長の釈明を要求せらるるならば、私はその前に起つた事態に対しても同様の釈明を願わなければならぬと思うのであります。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員 私の発言から問題が起きているようですから申し上げておきたい。議事進行の発言は各派の申し合せで冒頭やるとか、あるいは中でやるとかということを院内交渉係できめてやつております。しかしまた連絡がとれなくて、間髪を入れない場合においては、やはり党独自の行動でやるのが当然だと思うのであります。ただ議長の権限において、いつ許すかという問題でありまして、議長が適当の時に議事進行の発言があつた場合には許すと私は思います。きのう私に許されたのは議長が適当なる時と考えてお許しになつたことであろうと考えるのでありますが、私が議事進行で発言を求めたゆえんは速記録にあります通りに、要は私どもが期待しておつたようなことが言われれば、何も議事進行で発言を求める必要もなかつたのでありますが、たまたまわれわれの期待していることとは違つて、決議案のことについて意見を開陳でなく、そのことはただ了承したということで、あとは独自的な解散に対する自分の見解だけを発表するというような、一方的な行動をなされた、そのことが私をして議事進行に立たしめたのでありまして、この点運営委員会の小委員協議会におきましても、内容をある程度まで知らせておいてもらいたい。内容のいかんによつてわれわれはそれを考えるべきであるということを申したのであります。ところが内容をお知らせくださらなかつた結果、ああいうようなことになつたのでありまして、これは政府の処置よろしきを得ておれば、議事進行の発言というものはなくて済んだであろうと思うのであります。その点も一應頭の中に入れて議論を進めていただきたい。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 まず淺沼君のお話しになつた最後の点から議論をしてみたいと思います。もちろん政府が行おうとしましたその発言の内容に対して、與党であるとはいいながら、私どもの方からその内容を示すということの当否は別といたしまして、公開の席上においてはあらかじめ申し上げることはできないけれども、特に別室において、あるいは公開を中止した形において申し上げたいということを申し上げてあるのであります。さらにその決議案に対する政府側の答弁が、御満足が行かなかつたというお話でありますが、了承をしましたという答弁であつた。それに対して満足であるかないかということは、これはまた考え方の相違なので、およそ他人の発言について満足するかしないかということは、それぞれの諸君の主観の相違なので、それを一々取上げられては四百六十六人が、それぞれ主観の相違によつて満足ができない、了承ができないと言つて、自由の発言をするということは、私どもはとうてい了承ができない。だからあの決議案に対して政府が、意見を明らかにしようとしまいと、それは政府の自由である。質問ならば再登壇する自由もあるけれども、成立した決議案に対しては、院議でそう決定したと政府に通達すれば足りるのであつて、それに対して政府が、いかなる発言をしようとしまいと、それは政府の自由である。そこであらかじめ政府は、その決議案を上程せられる前に、特に発言を求められておつたので、あの時機に議長が発言を総理に許されたのは、あらかじめ総理が求めておられた発言の時機を、あのときをもつて適当と認めて議長がお許しになつたものと考えております。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員 それなら了承したということを言わなければいい。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 それは政府の自由の意思によつて発言をしたまでだ。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 (続)……ただちにという言葉の解釈は、あとで運営委員会において協議するというお話があつた。これは速記録をごらんくださればわかる。從つて決議案の趣旨は了承したという以外に政府としては答弁のしようがない。それと別個にこの機会に前に発言を求めておつたから、そのときを適当な機会だと議長が認定せられて、総理に発言を許されたので、決議案に対して満足の答弁であつたかなかつたかということとは問題が違う。決議案に対する答えは了承したということであつて、それと別箇に……。

椎熊三郎民主党

○椎熊委員 何が議題だ。そんなことを與党が議論してどうしようというのだ……。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 発言中です。必要があつて議論しているのであつて、議題はあらかじめ申し上げている通りだ。

椎熊三郎民主党

○椎熊委員 小委員協議会のことをとやかく言うのではないという前置きのもとに、その議論が続けられる道理がないじやないか。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 議長が釈明せられるというのであるから、それならばわれわれとしては、そういう釈明は必要はないと思うけれども、きのうの議事進行の発言を許された関係上、われわれとしてもそれは満足できないから、合せてそのことも御釈明を願いたいと言うんだ。そのことについて議論をしている、議論はまだ継続中だ。與党が議論をするのがどうだこうだというが、與党がもみ手をしておとなしくしていなければならぬという法律があるわけでもないし、規則があるわけでもない。

田中織之進日本社会党

○田中織之進君 石田君のただいまの発言の中に、社会党側からきよう午前中の小委員会で、議長の釈明を要求したようにお話がありましたが、その点は事実と違います。小委員協議会の冒頭に、議長の方からまずきのう議長のとつた態度に対する釈明をされましたから、できるならばその点を本会議で釈明をしてもらえないか、こういう意見を申し述べた。しかしそれに対しましては、小委員協議会は、議院運営委員会で釈明をされたらいいじやないかというようないろいろの意見がありまして、私の方からそれを撤回いたしまして、それは議長の御意思にまかすということで、午前中の小委員協議会は済んでいるのであります。その点私の方から何らか釈明を要求したようにお聞きのようでありますが、それは事実と相違いたしておりますので、御訂正を願いたい思います。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 それは言葉がよろしくなければ訂正いたします。但しただ言葉のニユアンスの問題でなくして、現実の形で——昨晩からの経過でありますが、私どもとしては現実の形においては認識にはかわりはありません。

木村公平民主自由党

○木村(公)委員 小委員協議会でぼくはこういう提案をしたんです。きのう今村君のしまいの動議が成立したものと思つて退席しましたので、その後の事情はよくわからなかつたんですが、私はこれはそう大きな問題ではないと思いますので、特にここで皆さんにお願いをして、実はあの議場内交渉係の間においては日程の第一が終つた後に、わが党の進行係から散会動議を提出させようじやないかという話が出て、大体それがまとまりまして、それを議長にまで申し出てあつたんだ。それを議場内交渉係の手落ちから、各党の各代議士諸君に周知させることができなかつたために、結局ああいう混乱に陷つたものらしい。結局議場内交渉係の方にも手落ちがあつたであろうから、ひとつこれはあまりかどを立てないで、議場において釈明とか、陳謝とかいうことをやめにして、笑つて行こうじやないかと、むしろぼくは非常な妥協的な話をしたんです。そのとき田中君はむしろ私より強い語氣をもつて、議長に釈明を求められておつたのでありますが、私は事が重大であるかないかということは主観の問題でありましようし、いろいろ理屈もつくでありましようけれども、そう大きいこととも思えない。議場内交渉係が協議をいたしまして、議をまとめてそれを議長の耳に入れたということだけは事実である。それを議長は一應そうだと思われて、わが党側からの散会動議を一應採択されたわけだから、議長においては責任がないのだ、從つて議長を責めるようなかつこうになることは、むしろ控えようじやないかということで、私は僭越でありましたけれども、お願いをしましたところが、幸いそれを入れられたんだから、一應この問題はこれでどうでしようか。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 議長が釈明せられないということであるならば、あえて申しません。しかしもし釈明をせられるというならば、議事進行の発言を許されたことについても釈明を願わなければならぬ。議長が釈明をしないということならば、全然しないでいい。

坪川信三民主党

○坪川委員 議長にまかせてあるからもういい。委員長、議事進行を願います。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 諮問機関としてここで意見を述べて決定するのが当然だ。

田中織之進日本社会党

○田中織之進君 議長から諮問があつたら相談しましよう。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 それなら初めから議長の態度について小委員協議会において議長の態度を……。

田中織之進日本社会党

○田中織之進君 それは議長の方から発言を求められたんだ。

椎熊三郎民主党

○椎熊委員 さつき小委員協議会で議長がみずから議長の態度について自発的に発言をするということに了承したんだから、それで全部円満に解決することだ。そこへ與党がまたこの問題をむし返して問題を大きくしても何にもならない。議長にごく簡單にしてくれという注文までつけてあるので、そこまで立ち入ることはないじやないか。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 議長がやられるということになるならば、私どもは小委員協議会で言い忘れたことがあるから、今ここでどうしても申し上げておかなければならない。同じやられるならば、それも議長においてよく考えてやられたい。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員 それは議長と話合つたらいいじやないか。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 議長と話合つてやるということは別問題だ。

椎熊三郎民主党

○椎熊委員 議長にまかせておこうじやないか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 何かほかに御意見はありませんか。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員 きのうどうも私どもに納得が行かないから、私は議事進行の発言を求めまして、ただちに総理大臣の出席を求めたわけですが、たまたま総理大臣以下閣僚全部引揚げられまして、そのとき議長はあとで処置をとるということを言われたわけですが、どういう処理をとられるか、これには、ただいまの議事進行の発言に対しては議長においてしかるべくとりはからうことにいたしますということになつておるのでありまして、院議が一たび決定されればそれを議長を通じて政府に通達するのは当然のことであろうと思います。しかしそれは議長においてすでに通達されて、了承しましたということになつておるわけですが、了承しましたということになれば、一体きようは施政方針の演説をされるのか、されないのか、その点を確かめていただいて、きのう決定してただちにということになつているから、しぜん本日やるかやらないかということにつきまして、実はきのう議長において総理大臣に出席を願つて、これを伺いたいと思つたが、散会になつて議長が適当にやるということになつているのでありますから、議長を通じて、これを要求していただきたい。このことを御相談願います。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 決議案の趣旨はわざわざ通達するまでもなく、政府はその席に出席しておつたのであるから承知している。同時にその決議案に対しては了承したという答弁がある。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員 だからそれはきようやるかやらないかということを聞いている。

田中萬逸民主自由党副議長

○田中(萬)委員 この点についてはきのうの淺沼氏の議事進行に関する発言に議長が約束している事項がありますから、議長の方で政府の意向をただしてお返事を願うことにして、本会議は本会議で始めていただきましようか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 ほかに御発言がありませんか。——それではおはかりいたしますが、只野直三郎君提出の政局の混乱原因調査特別委員会設置に関する決議案、これをきようの委員会で御相談しようということになつておつたんですが、これはいかようにいたしますか。

細川隆元日本社会党

○細川(隆)委員 これは非常に大きな問題で、党内において鳩首協議をしておりますから、協議がまとまるまで、しばらく確定を待つていただかぬと、あまり簡単には行きません。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 それでは細川君の御主張の通り、しばらくこれはあとまわしにすることに御異議ありませんか。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 ちよつと共産党あるいは小会派の方々にお伺いしたい。うわさに伺つておりますと、不信任案を提出せられる手続中だということですが、その状況についてお聞かせ願えれば……。

木村榮日本共産党

○木村榮君 そんなことはまだ出ていません。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 では運営委員会はこれにて散会いたします。     午後一時四十八分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗