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3回国会衆議院1948/11/10

議院運営委員会 第12号

発言数
44
登壇者
11
会派数
8
開催日
1948/11/10

会議録

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 これより議院運営委員会を開きます。  議院運営委員会の小会派代表の理事として、田中久雄君を追加指名いたします。ちよつと速記をとめて……。

笹口晃日本社会党

○笹口委員 昨日私の方から運営委員長に、本日の運営委員会の開催を要求いたしましたが、それは昨日政府から本院に、國家公務員法が提案されてまいりました。國家公務員法がそれによつて及ぼす影響は、全國三百万の官公廳職員、これは直接の影響を受けることもとよりでありますが、ひいて全労働者、ないしは全國民に微妙な影響のある問題でございまして、私どもはこれをきわめて重大に考えているのであります。で委員会にこれが付議されてはおりますけれども、特に議院の本会議においてその議案の趣旨の説明を聽取し、また大綱の質疑等を行つていただきたい。これは國会法の第五十六條の二によりまして、さようなことを希望いたすのであります。どうかこの旨をお諮り願いたいと思います。

林百郎日本共産党

○林百郎君 今社会党から本日の議院運営委員会の招集の趣旨の説明があつたのですが、あとで懇談会に移るというのは、その趣旨をなるべくまとめるという意味の懇談会を開くのでありますか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 そうです。

小島徹三民主党

○小島委員 私の方は社会党の言う理由は当然正しいことと確信しておるのですが、ただ問題は会期が二十一日しかないのですから、公務員法を本会議にかけるにしても、かけてその方の質疑についても十分考えて、國家公務員法というものが審議をされ、この会期中に審議を終了するという程度にしてもらいたい、こういう考えをもつておりますこうして、これを本会議にかけることは絶対賛成でありますけれども、そのお取扱いはよほど愼重に考えてもらいたいと思います。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 取扱いの愼重を期し、かつ昨日以來の総理大臣の答弁が問題になつて、昨日はまずい次第でしたから、それをいかように今日是正して行くかというようなこと、及び同じ題目の緊急質問がまだたくさん残つておりますから、それをいかようにするか、公務員法を先に上げるか、その緊急質問のあとにするかというようなことに関しても、一應これから懇談会を開いて皆さんの大体の御意向を察知して、それからさらに審議を進めたいと思いますが……。

林百郎日本共産党

○林百郎君 懇談会に移る前に、私の方としては、小島委員から、会期を考慮して公務員法の審議の計画を立てるべきだという意見がありましたが、これはやはり社会党の笹口委員からも説明がありました通り、非常に重要な案件でありまするから、委員会の審議と並行して、やはり本会議でもこの趣旨弁明に対する質問をやるということを第一に提案したいと思います。もう一つはこの委員会の審議は、労働委員会と人事委員会と合同でやつたらどうか、この懇談会の際に、なお皆様の御議論も承りたいと思います。それが二つ、第三としては、やはり公聽会を持つ、この三つの方法を採用して愼重にやつていただきたいということを希望申し上げます。一應これを記録にとどめておいていただきたい。

笹口晃日本社会党

○笹口委員 先ほど小島さんからお話があつた点、われわれもその通りに考えます。議案が重大であるがゆえに、本会議の審議を希望するのでありますが、しかしそれがために公務員法の審議がいささかでも阻害されぬように、この点は十分愼重に取扱つていただきたい。同時にただいま共産党からもお話がございましたその後の審議の方法は、やはり労働委員会等の希望があるようでありますから、合同審議をし、かつ公聽会を開いて、愼重にやつてもらいたい、こういうこともあわせてお願いいたしておきます。

成重光眞社会革新党

○成重委員 社会革新党の方は、大体説明の重複を避けますが、今、三君から要望なり、御意見がありました通りに、同様の考え方を持つておりますから、さようお含みおきを願います。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 それではこれより懇談会に入ります。速記をとめてください。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 それでは速記を始めてください。  総理大臣の答弁に対する処置につき御協議を願います。懇談会中に院議をもつて答弁を要求するとの御発議等がありましたが、これについてこれより採決に入りたいと思います。採決に入るに先だちまして、何か御意見があればこの場合承つておきたいと思います。

内藤友明国民協同党

○内藤委員 先ほど來、民自党の皆さんから総理の心境についてのお話がありましたが、今朝になつても何らかわりがない、こういうことでありますから、大体総理は御答弁をなさらぬものと思われるのでありますが、それではまことにいろいろ議事を取進める上におきましておもしろくないと思いますので、私どもの方からぜひ答弁を願うという議事進行の緊急動議を出したいと思つているのであります。しかし何とか皆さんのお力で円満に議事を進めるということから、この上ともひとつ御努力を願いたいという希望を申し上げたいと思います。

笹口晃日本社会党

○笹口委員 社会党はその当事者なのでありますが、私の方はもちろん吉田総理の昨日の態度そのものが本院を侮辱するというように極端に考えていると同時に、また私の方の党としては、きわめて無視されたということになるので、ただいまの内藤さんの御提案に賛成いたしますが、ただそのやり方といたしましては、決議案という形でやつていただきたい。この点内藤さんいかがでしようか。

内藤友明国民協同党

○内藤委員 それはやはり議事進行上の緊急動議として、この際答弁すべしという動議を出したらどうでしようか。

笹口晃日本社会党

○笹口委員 それでは議事進行の緊急動議でけつこうです。大体國協党の御提案に対して賛成いたします。

林百郎日本共産党

○林百郎君 私の方もそれに賛成です。

岡田春夫労働者農民党準備会

○岡田(春)委員 われわれとしても、そういう形で議会の権威を確保して行きたいと思います。

榊原亨新自由党準備会

○榊原(亨)委員 われわれの方もそれに賛成です。

石田博英民主自由党

○石田(博)委員 私は民主自由党の立場を代表いたしまして、ただいま國民協同党から提議せられました、動議の採決に反対の意思を表明するものであります。昨日、日程に緊急上程せられました緊急質問は、題目で示されている通り全部同一のものであります。すなわち総理大臣が冐頭に施政方針演説をしないということに対して、これを促すという趣旨のものでありますが、当時大臣はこの席上においてしばしば言明せられました通り、施政方針演説をしないというのではなくて、適当の機会にできるだけ早くするというのであります。そういう先例はしばしばあるのであります。從つてその緊急質問の趣旨にも、私どもは反対の考え方を持つているのであります。さらにこの施政方針演説を冐頭にするかしないかという問題は、なるほど緊急質問をせられる方々のおつしやる通り、問題は重大でありますけれども、その問題の性質は單簡なものであります。從つてその單簡な問題を大勢の人が質問をやらなければならないという理由は、私どもはまず解せないのであります。  次には從來の慣例から申しましても、緊急質問がもし同一の命題によつて提出せられた場合におきましては、この運営委員会、あるいは各派交渉会において、それを一人に統合するという努力が続けて來られたのであります。それが今回この問題に限つて、各党派の諸君が七名も顔を並べて、質問の通告をせられたということは、必要以上の行為であると私どもは断定するのであります。むしろ時間をむりにかせいで、重要法案の審議を故意に遅延せしめようとする策動であると私は断ずるのであります。從つて答弁は一括して行つて何らさしつかえないものである、これを一括して行う政府の態度は断じて院議を無視したものでないと私どもは考えるものであります。從つて私は冐頭に述べましたように、今の國民協同党の提出せられた動議に反対の意思を表明するものでございます。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 ほかに御意見はありませんか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 それでは採決いたします。  ただいまの動議を本会議に本日劈頭上程することにつき、賛成の諸君の挙手を願います。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 賛成者多数、よつてさように決定いたしました。     —————————————

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 なお事務総長より発言があります。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 常任委員会から國政調査の要求が参つておりまして、この御承認を得たいというのが一点であります。これは各常任委員会はまだ議案がないために國政調査をいたしたいということであります。地方行政委員会の方では警察制度、消防制度、地方財政及び地方出先官廳整理に関する事項等の調査をいたしたい。それから外務委員会においては、國際経済に関する総合的調査、講和会議に関連する諸問題、これは國際経済の現状及び動向を調査し、國民外交の樹立に資するための調査と講和條約に関する準備研究等の調査であります。それから建設委員会におきましては國土計画、地方計画、都市計画、治山治水事業、災害復旧、道路並びに住宅復興等の諸問題の調査をいたしたい。それから農林委員会は食糧、蚕糸、畜産、林業、開拓、土地改良、農業課税及び農林金融、その他農政一般問題の調査をいたしたい。これはすべて各委員会の所管的の事項であります。いずれも今議案がないために國政調査としてこの調査をいたしたいという御希望であります。これを一應御承認を願いたいのであります。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 ただいまの報告について御意見はありませんか。——別に御意見がないようでありますから、これを了承することにいたします。     —————————————

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 今一つ委員派遣の要求がまいつておるのでありまして、これをひとつ御協議を願いたいと思います。それは農林委員会から食糧配給公團の配給状況を実地に調査したい。その期間は十二日、十三日の二日間、地域は東京都内であります。委員約十名が十二日、十三日の二日間、東京都内の食糧配給の実際の状況を調査したい。こういうことであります。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 ただいまの農林委員会の申出に対して御意見ありませんか。

笹口晃日本社会党

○笹口委員 これは非常に重要な法案を控えておる今日、しかも期間はきわめて短期間の会期でありますから、なるべくならばこのような調査のための委員派遣は、われわれとしては賛成したくないのであります。しかし東京都内ということで、格別費用もかからぬことであれば、審議にさしつかえない程度に御承認になつていただきたいと思います。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 ほかに御意見ありませんか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 別に御異議もないようでありますから、農林委員会の申出に対してこれを承認することに決定いたしました。  それでは本委員会は暫時休憩いたします。     午後零時十二分休憩      ━━━━◇━━━━━     午後一時三十九分開議

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 休憩前に引続き会議を開きます。ちよつと速記をとめてください。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 速記を始めてください。  休憩前に内藤君の方から緊急動議を提出するという動議がこの運営委員会に提出されたのでありますが、その後政府の方で昨日の吉川君の質疑に対して、答弁をするという意思表示がありましたから、もし本会議において総理が答弁に立たれたる場合においては、内藤君より動議を本会議に提出されないということにいたしてさしつかえございませんか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 それではさようにいたします。しこうして各党の緊急質問に対しては、それぞれ総理から答弁さるるという順序を経まして、そうして日程に入ることにいたします。日程に入つた後に國家公務員法を本会議に政府から説明すべきことを社会党から要求されておりまするが、聞くところによれば、政府もそれに應せられるようなお話でありますから、本日の議事は大体さように進めたいと思つております。これに対して何か御意見等はありませんか。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 今公務員法案を本会議で説明されることは、社会党から要求があるということだけでは、本案は本会議には上程されない。これは重要法案であるので、特に本会議によつて審議するという議決が、この運営委員会においてなされなければ、当然には本会議で説明ができないし、質問もできないから、その形を整えていただきたい。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 その形だけはこれから最後に整えたいと思います。これに対して何かその他に御意見があれば承りたいと思います。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 それでは國家公務員法案は、本会期中の重要法案でありまするがゆえに、本会議にこれを上程することを当委員会において決定することに御異議はありませんか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 しからばさように決定いたします。     —————————————

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 他に何か御発言はありませんか。

笹口晃日本社会党

○笹口委員 先ほどこれを提案するときも申し上げましたが、また他の会派からも御要求がありましたように、公務員法は労働委員会と合同審査をやつていただきたい。それからもう一つ、きよう御説明がございまして、それに対してやはり各党が何か質問をしたいというような考えがあるのじやないかと思います。それもごく大綱を代表質問の形でやつたらという希望を私の方でも持つておりますが、この点ちよつと御相談を願いたい。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 笹口君の今のお話でありますが、この政府の趣旨弁明に対する質疑の問題は、明日の小委員会において御相談あつてはどうかと思うのであります。それと合同審査という問題は本委員会が取扱うべき性質のものではなくして、合同審査をするかしないかというようなことは、当該委員会自体がそれぞれおきめになる事項だと思いますので、この委員会はこの程度ではいかがでございましようか。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 公務員法の改正案は日程のどこに入るんですか、最後ですか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 最後です。この日程終了後にやります。それでは時間は午後二時半からでいかがでありましようか。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 では二時半からといたします。——速記をとめてください。

山口喜久一郎民主自由党委員長

○山口委員長 先ほど國家公務員法を本会議に提出するということを簡單に申しましたが、その意味は、國会法の第五十六條の二により、本会議で趣旨弁明を要求することに決定の意味でありますから、御了承おきを願いたいと思います。  本日はこれにて散会いたします。     午後二時五分散会

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