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3回国会衆議院1948/11/25

外務委員会 第5号

発言数
9
登壇者
3
会派数
1
開催日
1948/11/25

会議録

生越三郎民主自由党

○生越委員長 これより会議を開きます。  去る十五日本委員会に付託されましたソ連よりの復員促進に関する請願、文書表第二一三号につきまして審査いたします。紹介議員がまだお見えになつておりませんので、代つて專門員にこの請願を朗読いたさせます。

村瀬宣親專門員

○村瀬專門員 秋ようやく深まりて終戰後四度目の冬を目の前に控え、新憲法下における第三回目の議会が開かれるにあたりまして、明るい平和な國家が建設せらるる喜びをたたえられますが、われらソ連軍管下未復員者の家族は、主として一家の柱石となる者を失つており、老幼婦女子、病弱者等生活力に乏しい者が多く、日ごとに生活の脅威を受け、遂には社会から落伍するの実状にあります。かかる家族は多数に上り、日本再建のため、まことに遺憾に存ずるところであります。政府当局におかれても、未復員將兵の送還促進や家族に対する救済扶助等の施策については、種々御盡力せられておらるることは感謝いたしておるところでありますが、われら家族の多くは、もはや一日も遷延できない窮状にあります。われら家族は、この悲境にありて夢にも忘れ得ぬことは、寒暖の差はげしい里郷にありて強制労働に服し、あすの命をも知らぬ身を抱きながら、ひたすら祖國を夢み、帰郷を思う父、兄、夫、子のことのみです。一日千秋の思いに子を待つ老者は死し、あるいは病に倒れ、幼子は飢えに泣く、このありさまで、たれか心の平靜を保ち得ましようや。実に悲惨な実情です。われら一地域の請願者は少数でありますが、全國民多数の心痛事と存じます。この悲痛な叫びを深く想察せられまして、幸いに議会開会中の好機でありますので、全國世論の反映として、あらゆる方法を盡され、本年中に未復員者の送還を完了せしめられるよう、特段の御高配を賜わりたく、政務御多端の折柄恐縮しごくに存じますが、悲嘆の情やみがたく、ここに当後志管内関係者家族を代表し請願に及んだ次第であります。

生越三郎民主自由党

○生越委員長 次に政府より本請願に対する御所見を承りたいと存じます。

近藤鶴代民主自由党外務政務次官

○近藤政府委員 ただいまの請願に対しまして、政府当局といたしましてはたびたび何かの機会にも申し上げております通り、全力をあげて御趣旨に沿いたいと思つております。

生越三郎民主自由党

○生越委員長 質疑はありませんか。——ほかに質疑がなければ、これより本請願について採択を行いたいと存じますが、どうでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

生越三郎民主自由党

○生越委員長 それでは採決いたします。本請願は採択の上内閣に送付いたしたいと存じますが、さように決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

生越三郎民主自由党

○生越委員長 そのように決しました。     —————————————

生越三郎民主自由党

○生越委員長 次に陳情書の審査に移ります。本日の日程は次の三つであります。一、ソ連領より引揚促進の陳情書ほか八件、富山縣議会議長前田治吉ほか八名、第六三号。二、在外同胞引揚促進の陳情書ほか一件、東京都目黒区議会議長島津三郎ほか一名、第二〇二号。三、在外同胞引揚促進の陳情書ほか二件、神奈川縣議会議長添田良信ほか二名、第三五六号。ただいまの陳情書の趣旨は、先刻採決いたしました請願と同一でありますから、いずれもこれは了承いたしたいと存じますが、さように決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

生越三郎民主自由党

○生越委員長 異議なしと認め、そのように決しました。  本日はこれにて散会いたします。     午前十時五十五分散会

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