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第2回国会参議院1948/07/04

予算委員会第三分科会 第1号

発言数
12 件
登壇者
4 名
会派数
4
開催日
1948/07/04

会議録

西川昌夫民主自由党

○主査(西川昌夫君) それではこれより予算第三分科会を始めます。これまで三日間原案につきまして、質疑を継続いたしましたが、本日は如何しましようか。

岡田宗司日本社会党

○岡田宗司君 すでに会期が切迫しておりますし、三日間の質疑でやや盡きたと思いますので、できればこの際質疑を打切りまして、分科会としての態度を決定したら如何かと思います。

西川昌夫民主自由党

○主査(西川昌夫君) 只今岡田さんから御意見がありましたが、質疑打切りのことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

西川昌夫民主自由党

○主査(西川昌夫君) それでは御異議ないものと認めます。つきましては直ちに討論に移ることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

西川昌夫民主自由党

○主査(西川昌夫君) それでは御異議ないものと認めまして、討議に入ります。御発言の方は、賛否を明らかにしてお述べを願いたいと思います。

岡田宗司日本社会党

○岡田宗司君 社会党といたしまして社会党を代表いたしまして、衆議院送付の案に賛成をいたします。

西川昌夫民主自由党

○主査(西川昌夫君) 外に御意見はありませんか。

池田恒雄無所属懇談会

○池田恒雄君 私は直ちに賛成することが困難であります。というのは農林省の予算については、農林省の方から明細な書類が一應参りました。商工省の予算については何等分科会にふさわしい資料は参つておらないのであります。これは非常に分科会というものが何だか分らない。こういう状態じやこの内容のよいか悪いかよりも、実は賛成してよいか、反対してよいか、私は予算委員として非常に無責任な言い方かも知れませんが、併し何としても我々はまだ審議をしていない。私が只今岡田さんの、この際質問を打切つたらどうかという動議に対して、賛成をしたのでありますが、これも質問することがなくなつたから岡田さんの動議に対して私が賛成したのじやない。もうすでに大勢がそう動いて、私がここでそれに反対しても仕方がないから賛成した。岡田さんだつて恐らく物の見通しの上にここで打切るべきだというところから打切りの動議を出されたものと、私はこう思うのです。これは政府自身がこの予算審議に対してちつとも努力していないし、責任も果していないと思うのであります。農林予算の方は、一應明細書が出て参りましたが、この明細書は非常に厖大なものであります。この厖大な明細書も、一々算盤に当つて、分科会では当然算盤を入れるべきものだと思いますし、予算委員はそれだけの責任があると思う。ところが今時間というものは殆んどない。農林につきましても、四時間そこそこしかやつておりません。商工につきましても、三時間そこそこしかやつていない。そういう状態では、私は賛成とも、反対ともその内容についてどうとも言えないのであります。それが一つの問題であります。それから提出されました農林省側の予算を見ますというと、よいか悪いか分りませんが、相当險当を要する点があるのであります。というのは各部局において、予算を競合して取つておるという傾向がないとは言えないのであります。新らしい時代の波に乗つておるところの部局においては、それに便乗して無駄な金を取つて、そうして官僚勢力を拡張しようという傾向がないとは言えないのであります。そういうことは概観して、明細書を見ましても分ります。こういう点で、私共は未だ農林予算の資料は或る程度出て來ておりますが、これに対しては賛意もしかねるのであります。商工当局は全然これは資料も何も出して來ておらないのでありまして、殊に商工当局の方では、重大な問題は、價格調整費というものだと思います。厖大な金を支出しております。それならば價格調整費の基礎になるべきもの、あれ程重大な支出について何らの資料を提供しておらない。私はこれは商工当局として甚だしく分科会に対して不誠実な態度である、こう思うのであります。私はあの費用を出す、出さない、出すがいいとか、出さないがいいとかいうのじやない。出すならばそれに対するはつきりした資料が出て、原價計算ならば原價計算が出て、そうして出さなければならないということを明らかにしなければならないと思います。それを明らかにせずして、私はこれに対して賛成であるとか反対であるとかいうことも言えないのであります。又分科会中に、岡田委員がアルコール專賣事業ということについていろいろな発言をなさつて、そうして政府の方に注意をしたのでありますが、こういう農林、商工両方の、ああいう独立会計なんかを見ますと、これは非常に無責任なやり方をやつてると思う。とにかく儲かる仕事をやつておつて儲けていない、平つたい言葉で言えばそういうことになる。官業といえば儲からないものだから、そでいいというならばいいのかも知れませんが、不必要に一般会計がそういう金を負担しなければならないとういことはないと思うのであります。もう一つは、それが普通の事業じやなくて、本当に收益を挙げ得るような事業、又挙げなければ特別会計として意味のないような事業、こういう事業が何ら利益を挙げないで、そうして一般会計に依存しておる。各省の経費に依存しておる。こういうことは非常によろしくないじやないかと思うし、ただ役人がそういう大きい企業や或いは國富を握つておつて、そうして悠々とこういう苦しい時代に、役人だけが安逸を貧つておる、こういうふうに見えないことはないのであります。且つこういう特別会計に属する企業の内容、経営の内容については、何ら我々に対してはつきりした資料を提供しておりません。ただその内容を隠して、そうして儲かりません、これで手一ぱいに努力しておりますと言つておるだけであります。これでは我々としてどうにもならないのであります。而も前にも話しましたが、内容について我々がそれ以上詮索する時間もなくして、こういう情勢に來てしまつたわけであります。甚だ委員としては無責任のようでありますが、私としては直ちに賛意しかねるのでありまして、そのように御了承願いたいと思うのであります。

西川昌夫民主自由党

○主査(西川昌夫君) 外に御意見はありませんか。

鈴木順一民主党

○鈴木順一君 私も今池田委員の言われたような点もありますけれども、時間ももうありませんし、又農林省関係で、農業技術浸透費であるとか、各省毎にある物價措置費、今までの予算にない一つの異例がありますが、少くも商工、農林くらいにとりましては、この分科会で具体的に内容を聽きたかつたのでありますし、又商工関係でも、貿易の面、又重要な繊維関係について詳しく聽きたかつたのでありますけれども、岡田さんの言われたように、時間も切迫しておりますので、民主党を代表して、衆議院送付の案に賛成をいたします。

西川昌夫民主自由党

○主査(西川昌夫君) 外に御意見はありませんか。別に御発言もないようでありますから、討論は終了したものと認めて直ちに採決いたします。昭和二十三年度一般会計予算、昭和二十三年度特別会計予算の農林省所管並びに商工省所管事項を一括して衆議院送付案の通り可決することに賛成の方の御起立を願います。    〔起立者多数〕

西川昌夫民主自由党

○主査(西川昌夫君) 多数と認めます。よつて本案は可決と決定いたしました。それではこれを以て散会いたします。    午後一時五十八分散会  出席者は左の通り。    主査      西川 昌夫君    委員            岡田 宗司君            池田 恒雄君            鈴木 順一君            深水 六郎君            川上 嘉市君            江熊 哲翁君   政府委員    大藏事務官    (主計局第一部    長)      東條 猛猪君    大藏事務官    (主計局第二部    長)      河野 通一君

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