P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
2回国会参議院1948/10/09

通信委員会 閉会後第3号

発言数
20
登壇者
6
会派数
3
開催日
1948/10/09

会議録

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) それでは只今から通信委員会を開きます。最初に、この度実地調査のために各地を出張して調査して貰いましたので、その概要の報告をお願いいたしたいと思いますが、廣島、福岡、佐賀、熊本、鹿兒島、宮崎の方面に参りました班につきましては、私から一應その要点だけを御報告申上げます。  只今申上げました各地を廻りまして、いろいろ意見を聞いたのでございますが、大体各地におきまして共通した意見を思われますのは、本法案は協会を保護又は特権を與えることにならないかというような点、又一般放送局の経営は可能かどうかという点、又協会の放送を聞かん者でも聽取料を拂わなければならんのかというようなことでありましたが、個々のものについて見ますと、例えば委員は委員長において任命することはできんものか、或いは委員は國民各層を地域別から選ぶかどうか。第三は、委員は地方代表でないと地方事情が分らないのではないか。次に五人では少いと思うがその根拠はどうか。五人で地方の実情が分るかどうか。まあ大雜把に見て七人ぐらいではどうか。それから一電波監理局を標準にして委員を選定することにしてはどうか、又委員の資格について余りには制限が多くはないか、それから協会は一般放送局の実現を望んでいるのかどうか、又放送局の新設は資金資材等よりして不可能に近いと思うが、協会は設備の賃貸をしないのかどうか、又一般放送局が実現するならば聽取者が益すると思う。だからその総額の何パーセントかの分を協会からもらえないのかどうか、それから新聞は新聞倫理綱領でやつているのに放送ではニユースを法で縛つておるのはどういうわけか、又有線放送はどうするのか或は聽取者の税についてはどう考えているのか。課税しないと本法案に入れることはできんのかどうか、それから八十四條は裁判所を拘束し、違憲とならないかどうか、こういうようなことが各地とも極めて熱心に意見の開陳、質疑應答が展開されたのでございますが、こういう点を御参考の上御審議をお願いいたしたいと思います。大体私達が見て廻りましたところの質問の要点を一箇條々々々申上げたような次第でございます。これで私達の視察の報告を終ります。次いでちよつと申上げますが、この継続審査の経過の審査報告というのを議長に出さなければならないのだそうでございますが、この報告は皆さんにおきまして委員長に御一任願えれば結構と思いますが、いかがでございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) それではそういうふうに決定いたします。それから今までの審査中の委員会の意見と認められる点を含めまして、法制局或は逓信省專門調査員でその点を含んで一應修正案というようなものを作つてみましたので、その点も後で一應御披露申上げたいと思います。それについていろいろ御質疑等がございますならば、又お願い申上げます。それから北陸の方にまいられました方からその方面の御意見の御開陳をお願い申上げます。

大島定吉民主自由党

○大島定吉君 誠に僭越ですが、北陸方面を視察いたしました班を代表いたしまして簡單に一應御報告申上げたいと思います。北陸方面は尾崎先生、藤田先生、水橋先生、私と、委員が四名あちらへまいりました。まいりました場所は新潟、富山、金澤、福井とこの四市の放送局並に逓信局を視察してまいりました。懇談会は新潟、富山、金澤と、この三ケ所で放送法案を中心に懇談会を開催いたしました。縣廳側は勿論、放送局、逓信局その他各種團体の代表者の方々のお集まりの下に詳細に放送法案につきまして質疑が行われて懇談を重ねたのでありまするが、その懇談の内容は、大体委員長から只今熊本方面の視察のお話がありました通り、大同小異でありまして、委員の資格の問題、或は学校放送の問題とか、或はラヂオ・デー問題とか、そういつたことでありまして、この前の北海道方面の視察の際に上りました問題と大同小異でありますので、重複を避けましてこの程度にとどめますが、ただ福井市にまいりました時に、御承知の通りの六月の大震災の場合における放送局の活動が誠にその時機を得まして、急速に電波を通じて報道されたということが非常に救済を急速ならしめたというようなことで、ラヂオの重要性が一層認識を深められたのでありまして、全市挙げて放送局に感謝の意を表しているということを伺いまして、誠に欣快に堪えないと存じてまいつたのであります。なお詳細のことは委員の方々が調査してまいりましたので、それにつきましてはなお今後の委員会におきましていろいろ皆樣に申上げて御審議をお願いしたいと思います。大体大要でありますが以上をもちまして御報告に代える次第でございます。

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) それでは先程申上げました一應作成いたしました修正事項について專門調査員から御報告いたすことにいたさせます。

後藤隆吉專門員

○專門調査員(後藤隆吉君) この前の委員会で大体修正点についてお話がございましたので、それに從いまして私が政府当局及び法制局と協議いたしまして一つの案を作つたわけであります。なおお話、御指示があつた外に法制局の意見というものを建てまして、それはその一番後ろに書いてあります。それから又政府自体で字句はこういうふうにしたがいいというふうな意見もありましたので、少々入つております。なおこの表の中に政府修正、國会修正というふうに書いてあります。この大体の分け方は字句の問題、或は内容の重要部分に亘らないものは政府修正、内容的なものは國会修正というふうな分け方をして事務的にやつてみたわけなんでございます。これは單なる私共の案でありますので御審議を願います。

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) 逐條にやりますか……。

新谷寅三郎緑風会

○新谷寅三郎君 いいのじやないですか。

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) それではこの修正案のことにつきましてはいろいろ今までの委員会の御意見を尊重して、どなたか各派を代表した一人づつでも出て頂いて、その方で委員会の意見というのを大体取りまとめて次の委員会に引継ぐことにいたしたらどうでございましよう。もう少し審議いたしますか。

新谷寅三郎緑風会

○新谷寅三郎君 実際そうしたいと思うのですけれども、この時間的な余裕がないのじやないのですか。

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) 時間的な余裕がありませんので、甚だ不本意ですけれども、どなたか、現在までの委員会の代表の人を何人か選んで頂いて、それで一應の委員会の審議の経過と委員会の意見というのをはつきり現わして、次の委員会に引継ぐということにいたしてよろしゆうございますか。

新谷寅三郎緑風会

○新谷寅三郎君 その点はなるべくそうしたいと思つておつたのですが、もう審議の時間として今日しかないと思います。その関係でこの修正要点を各派で代表が出て、恐らくそれには多少大きな問題もありますから、各派でもつて各派に持ち帰つて相談をしなきやならんという問題も出てくるかもしれません。そういう意味では各派が代表として修正案を出す段取りで今日中にしなけばできないだろうと思います。從つて委員長の報告の中にはこういう点、こういう点というので要点だけ触れて貰つて、そうしてこれは本当の参考意見として次の委員会に引継ぐというようにして貰わないと、ここで大体修正案として成案を纒めるような段階まで今日だけでは無理だと思います。

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) 新谷委員の御意見御尤もございますので、大体今まで委員会で審議いたしました意見の要点だけを引継ぐことにして、そうしてこの事務局、その他で作りました修正案というものは、参考として添付して差出すということにして、その要点を作ります。これは各派から代表を出して頂きますか、それとも委員長に一任して頂けますか。

新谷寅三郎緑風会

○新谷寅三郎君 大体それは今までの経過でお分りと思いますから、私は委員長に一任されてはと思います。

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) 他の委員の方いかがでございますか。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

油井賢太郎民主党

○油井賢太郎君 委員長一任賛成。

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) それでは委員長に一任して頂くということにいたしまして、今までの経過の要点だけを次の委員会に引継ぐことにいたします。これは今御被露しましたのは参考として添付することにいたします。それで宜しうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) それでは外に何もございませんか。ございませんければこれで散会いたしたいと思いますが……。

井上なつゑ緑風会

○井上なつゑ君 放送法案ではございませんが、私九州へ参りましたとき、熊本へ寄りまして逓信病院を見せて頂きました。そのとき、職員の人達の話を聞くと、職員の定数が少いというようなことでございました、看護婦の定員も、医者の定員も少いのでありますが、それと関連しておるわけではございませんが、逓信病院におる婦長は、二十何年勤務しておるのだそうでありますが、まだ雇のままだそうでして、これは別に技官にして頂かなくとも、やつてる仕事は変りないのですが、良い職員を得るという意味から、その点考慮して欲しいということを申出ておりましたので、恐れ入りますが、そういう点も考慮して頂きたいと思います。

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) 政府の方にお取次ぎいたします。それでは外に御意見がございませんければ、これで委員会を閉じてよろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

深水六郎民主自由党

○委員長(深水六郎君) それでは委員会はこれで閉会いたします。    午前十一時三十三分散会  出席者は左の通り    委員長     深水 六郎君    委員            大野 幸一君            大島 定吉君            鈴木 順一君            油井賢太郎君            井上なつゑ君            新谷寅三郎君            藤田 芳雄君            水橋 藤作君            鈴木 清一君            千葉  信君   政府側    專  門  員 後藤 隆吉君    逓信事務官    (臨時法令審査    委員会主査)  鳥居  博君    逓 信 技 官    (電波局長)  網島  毅君

国会会議録検索システムで原文を見る ↗