国土計画委員会 第5号
- 発言数
- 4 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1948/05/06
会議録
○委員長(赤木正雄君) それではこれから請願に関する委員会を開きます。 請願第三百七十三号及ご第四百三十号狩野川放水路開さく反対に関する請願これに関して紹介議員尾形さんの御説明を先ず承わりたいと思います。
○委員外議員(尾形六郎兵衞君) 大体請願書に書きました理由で明瞭なことでありますが、実はこの放水路を新たに開鑿するという結果、あの海岸に及ぼします影響が非常に大である、水産業者に及ぼします影響が非常に大であります。それで地元の漁業家並びに附近の、その川口に沿いまする農村においては、非常にそれに対して心配をいたしておるのでありますが、先般來私を介しまして、開鑿して貰いたくないという陳情をしておるのであります。 御承知のごとく駿河湾というのは、水産業にとつて極めて重要な場所でありまして、ここで獲りまする漁獲高は年に時價にして八十億万円程度に達する。而も京濱都市並びに関東、関西方面の各消費地に向つて、多量のお魚の供給をしております。それでその開鑿の側になります川口の内側は、その附近で最も優良なる漁場でありまして、この附近は専用漁場二十八件、特別漁場が百十九件、及び定置漁場が二十二件、その他の許可漁業が約五十件もあります。これらの漁場が開鑿によつて受ける打撃は非常に多いのであります。尚遠洋漁業に要しまする「いわし」等の餌を、あすこで生実に入れて取つておくのでありますが、その餌は三崎港を根拠といたします遠洋漁村に主として供給しております。これも殆んどできなくなるということでありまして、水産業の立場からいたしますと、非常に重大であります。 地元では開鑿した方がいいという意見、或いは現在やつておりまする内務省の計画の工事を完成すれば、敢て今後の洪水の虞れはない。而も現在八〇%計画の工事は進捗している。その間にまだ被害を見たところがない。もう二〇%を完遂しますれば、殆んど心配がなくなるだろうという見方をしております。私は専門でないのではつきり分りませんけれども、この点は十分一つ御研究の上に、この計画に対して各位の御決定を與え下さるようにお願いいたします。
○委員長(赤木正雄君) 速記を止めて下さい。 午前十時三十七分速記中止 —————・————— 午前十一時三十分速記開始
○委員長(赤木正雄君) それでは速記を始めて下さい。本日はこれにて散会いたします。 午前十一時三十一分散会 出席者は左の通り。 委員長 赤木 正雄君 理事 原口忠次郎君 委員 岩崎正三郎君 島田 千壽君 平沼彌太郎君 門屋 盛一君 大山 安君 町村 敬貴君 兼岩 傳一君 國井 淳一君 委員外議員 尾形六郎兵衞君 政府委員 総理廳技官 (建設院水政局 長) 目黒 清雄君