労働委員会 第3号
- 発言数
- 7 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1948/04/26
会議録
○山下(榮)委員長代理 それではただいまより労働委員会を開きます。 労働委員会は委員長が欠員でありますから、はなはだ僭越でございますけれども、私が委員長の職務を代行いたします。御了承を願います。 まず先にお諮りいたします。理事の原侑君が退職されておりますので、理事が一名欠員になつておるのであります。この際理事の補欠選挙を行わなければなりません。そこで委員長より補欠理事の指名をいたすことに御異議ないでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山下(榮)委員長代理 御異議の声を聽きませんから、それでは僭越でございますけれども、私より理事の指名をいたします。倉石忠雄君を理事に指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山下(榮)委員長代理 それでは倉石忠雄君を理事に決定いたしました。 —————————————
○山下(榮)委員長代理 次に夏時刻法案を議題といたします。この際政府の提案理由の説明を求めます。法務勝務次官松永義雄君の説明を伺うことにいたします。 —————————————
○松永政府委員 ただいま議題となりました夏時刻法案の提案理由を申し上げます。 この法案は、欧米各國におきまして古くより実施せられ、好成績をあげておりますいわゆる夏時刻、英語で申し上げるとサンマー・タイムあるいはデーライト・セーヴイング・タイムの制度、すなわち夏季の一定期間を限り、標準時より一定時間繰下げた時刻を常用する制度の、きわめて合理的かつ有益なるに鑑みまして、これをわが風土に適合するようにして採用しようとするものであります。 その主要な利点は、第一の國民生活において日光を十分に利用することによつて、國民保健の増進に寄與し得ること。第二に光源としての日光を十分利用することによつて、電力、石炭等の重要資源を節約すること員できること。第三に夏時刻という國民常用の新しい標準時刻を採用することにより、心理的に無理なく國民の間に日光活用のよき習性が生れること等にあるのであります。 さて本法案の内容について御説明いたしますと、從來わが國におきましては、明治十九年勅令第五十一号(本初子午線経度計算方及標準時ノ件)及び明治二十八年勅令第百六十七号(標準時ニ関スル件)等によりまして、東経百三十五度の子午線をもつて本邦一般の標準時と定め、これを中央標準時と称え、國民一般においてよく帶用しているわれでありますが、本法案によりますと、毎日四月の第一土曜の中央標準時の午後十二時から、九月の第二土曜日に次く日曜日の中央標準時による午前零時までの期間は、中央標準時より一時間ずつ繰下げた時刻、すなわち測に申しますと、時計を針から一時間進めた時刻を新した夏時刻と定め、原則としてこれを常用すべきものといたしたのであります。もつとも、法令、條約等によりまして、國際関係や学術上の必要等から特に中央標準時のよることを定めた場合は、例外として中央標準時によることとなつております。なお以上の結果、四月の第一土曜日に次ぐ日曜日は、午前一時より始まることとなりますので、同日は二十三時間をもつて一日とし、また九月の第二土曜日の一日は特に二十五時間として、これに次ぐ日曜日の中央標準時午前零時において中央標準時に復帰することといたしました。以上が本法案の第一項の規定すところであります。 次にただいま申し述べましたように、四月の第「土曜日に次ぐ日曜日は、午前零時より一時までの一時間が消滅し、九月の第二土曜日の午後十一時より、翌日曜日の午前零時までが二時間となりますので、それぞれその両日にまたがる法律関係につきまして、時間の計算上特別の手当を必要とする場合が予想せられますが、それらは政令をもつて規定するのが妥当と考えられますので、第二項にこれに必要なる委任規定を設けた次第であります。 次に附則について申し述べますが、第一項につきましては特に御説明申し上ぐることはございません。附則第二項は、本年はすでに本則に定める四月第一土曜日を経過しております関係上、始期を特に五月の第一土曜日、すなわち五月一日の午後十二時とする旨を定めたものであります。 以上か本法案の内容の概略でありますが、本法案が成立施行せられますれば、國民は晝間の長い夏季の間、早期及び夕刻の日光を十分利用し得て、國民保健の増進が期待せられますのみならず、光源用電力の相当量が節減せられ、ひいては現下の石炭事情にも好影響を與えるところが少ないと存ずるのであります。何とぞ愼重御審議くださいまして、速やかに可決せられるようお願い申し上げます。
○山下(榮)委員長代理 ただいまの説明に対して質問があればこの機会にお願いいたします。——それでは質疑を打切りたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山下(榮)委員長代理 それでは質疑を打切ります。 以上をもつて本日の会議を終りまして、次会は公報をもつて御通信を申し上げます。ありがとうございました。これで散会いたします。 午後二時十六分散会