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第2回国会衆議院1948/04/30

予算委員会 第19号

発言数
9 件
登壇者
4 名
会派数
3
開催日
1948/04/30

会議録

川島金次日本社会党

○川島委員長代理 それでは会議を開きます。  会議に先だちまして、福田政府委員より発言を求められておりますので、これを許します。福田政府委員。

福田赳夫大藏事務官

○福田政府委員 過日お席にお配りいたしました昭和二十三年度公共事業費五月暫定予算という一枚の資料があるのであります。この資料の中におきまして、関係各方面と打合せいたしました結果、災害の関係におきましては、数字に変更はないのでありまするが、一般の分につきして、ごく軽徴な数字の変更を見る見込みでありまして、この点御了承を得たいと思います。

川島金次日本社会党

○川島委員長代理 質疑は一昨日をもつて終了いたしましたから、これより昭和二十三年度一般会計暫定予算補正(第二号)及び昭和二十三年度特別会計暫定予算補正(特第一号)の両案を一括して討論に付します。小坂善太郎君。

小坂善太郎民主党

○小坂委員 私は民主党を代表いたしまして、意見を申し述べたいと思うのでありまするが、なお民主自由党におきましても、社会党におきましても、國民協同党におきましても、大体同様な御意見のようでありまするから、私の討論をもつて一應の一般に通ずる意見として、お聽き取り願いたいと思うのであります。  ことに提出せられました両暫定予算案につきしては、これはあくまで暫定予算でありまするので、事務的内容を盛つたものであります。これについて、特別の意見を申し述べることもないのでありますが、この中に公共事業費が今回は相当大幅に盛りこまれております。この点については、暫定予算でいく限りにおいては、新規の計画というものが盛りこまれない。その間におきまして、一般の河川等におきましては、この改修が急務であるにかかわらず、その改修がだんだんに繰延ばされていくということは、また昨年の轍を履まぬように、われわれ考えておりまする建前からいたしまして、非常に深く憂えておるものであります。この意味におきまして、この公共事業費につきましては、政府においては特段の配意を賜わりたいと思うのであります。なお要すれば災害の分につきましては、別な項を設けて國民の災害復旧に対する関心が相当高まつておる際でありまするから、これを明確に区分されて、政府の意図を示された方がいいではないかと考えておるのであります。なおこのようにいたしまして、暫定予算が続けられてまいりますることは、その間における政府の苦心の点は十分諒とするものではありますけれども、はなはだ遺憾に思うのであります。近く政府におかれましては、本予算の前提となりますところの物價と賃金の問題を解決いたしまして、本予算を提出せられるという意向に聽いておりまするが、これは至急にできる限り速やかに、このことを実行せられたいのであります。と申します意味は、外資導入等の外的な條件が、客観的には非常に好轉してきておるのでありまして、この際において、日本がインフレの波をこの一線において食い止めるのだという強い主体性を確立しておくということは、非常に日本経済復興のために必要なことであると思うのでありまして、この意味において、十分に政府の政策を盛つたところの本予算案を、インフレ防止の見地からいたしましても、日本経済再建の見地からいたしましても、一日も早く提示せられて、國民の前に政府の意図を明らかにせられることを希望するのであります。これをもつて賛成意見といたします。

川島金次日本社会党

○川島委員長代理 野坂參三君。

野坂參三日本共産党

○野坂委員 私は共産党を代表いたしまして、この予算に反対して返上したいと思います。ただいま小坂議員より申されましたような、ああいう趣旨がその一点であります。このような予算を繰返してやれることは、ある人も申しておりますが、憲法の精神に違反することである。それゆえにわれわれとしては、すでに四月のあの暫定予算のときに、政府は大体約束されましたが、これはもちろんこの月限りと思つていたのであります。ところが五月もさらに最近では六月もそうだということが言われておりすが、この際私は予算に対しては断固たる態度をとるべきであると思う。この意味において、簡單に私たちの趣旨を申し述べたいと思います。  共産党は昭和二十三年度暫定予算補正第二号、特第一号に反対し、これらの組替えを主張する。  一、政府は急速に本年度の予算を編成して、人民の窮乏を解決し、生産の復興をはからなければならないにもかかわらず、三箇月もこれを怠ろうとしておる。のみならず、大資本家擁護と苛斂誅求を事として、前年度の予算方針を再び踏襲し、さらにこれを強化しようとしておる。  一、歳入においては、四月暫定予算と同様、税法の改正が未だ行われていないにもかかわらず、早くも所得税収入の増徴と他方法人税の軽減を予定し、人民に対する重課と、大資本擁護の意図が明らかである。  一、歳出においては、價格調整、復金融資等の大資本擁護の支出は、四、五月両月の暫定予算を通じて約八〇%に達し、一方生活保護費、六・三制、災害復旧、農地改革、引場費等はわずかに一〇%にすぎない。  こういう理由のもとに返上を私たちは主張したいのであります。

川島金次日本社会党

○川島委員長代理 これにて討論は終局いたしました。これより採決をいたします。まず野坂委員より発議されました予算の編成替を求むるの意見について採決いたします。賛成の諸君の御起立を願います。

川島金次日本社会党

○川島委員長代理 起立少数。よつて動議は否決されました。  原案に賛成の諸君の御起立を願います。

川島金次日本社会党

○川島委員長代理 起立多数。よつて予算両案は原案の通り可決いたしました。  本日はこれにて散会いたします。     午後二時二十二分散会

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