文教委員会 第26号
- 発言数
- 91 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1948/07/05
会議録
○松本委員長 会議を開きます。 お諮りいたします。昨日、本委員会におきまして修正議決いたされました教育委員会法に関しましては、條文整理に不十分な点がありましたので、ここに再議に付したいと思いますが御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは修正文中を次の通りにいたします。朗読いたします。 第四十九條第一項第五号中「教育公務員の任免等に関する法律(昭和二十三年法律第 号)」を「別に教育公務員の任免等に関して規定する法律」に改める。 第六十九條を第六十六條とし、同條第三項中「教育公務員の任免等に関する法律」を地別に教育公務員の任免等に関して規定する法律」に改める。 第七十條を第六十七條とし、同條第一項中「教育公務員の任免等に関する法律」を「別に教育公務員の任免等に関して規定する法律」に改める。 教育委員会は、別に教育職員の免許に関して規定する法律が定められるまでの間、第四十一條の規定にかかわらず、別に政令で定める資格を有する者のうちから教育長を任命する。 從前の第一項を第二項に、第二項を第三項とし、新に第二項中「第四十一條に規定する」を「第四十一條及び前項に規定する」に改める。 第九十五條として次の一條を加える。 校長及び教員の身分取扱については、別に教育公務員の任免等に関して規定する法律が定められるまでの間は、第四十九條第五号並びに第六十六條第一項及び第三項の規定にかかわらず、なお從前の例による。但し、政令で特別の規定を設けることができる。 以上であります。 右のようにこの修正を昨日の修正の部分に加えたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それではさように決定いたしました。 なお教育委員会法案本会議上程の際指名討論者として水谷昇君を本委員会において指名いたすに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それではさような決定いたします。 —————————————
○松本委員長 この際お諮りいたします。議会閉会中の審査を継続すべき案件といたしまして、一、教育公務員の任免等に関する法律案、二、教育及び教育制度に関する件の二件を、議長の手もとまで申入れいたしたいと思います。その手続方は委員長に御一中願いたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それではさよう取計らいます。 なお大学設置に関して実地調査の必要がありますので、委員派遣の申請書を、これまた議長の手もとまで提出いたしたいと思いますが、委員の派遣地の割当、派遣日時等の決定及びその手続方に関しましては委員長に御一任願いたいと思います。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それではさよう決定いたします。 なお國政調査に関する結果の報告書作成提出方、これまた委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それではさよう決定いたします。
○松本委員長 それではこれより請願の審査に移ります。 御承知のように日程第一から第一五〇にわたるおびただしい請願でございまして、第一から第六六までは一應政府の説明を求めたのでありますが、第六七から第一五〇までは未だ政府説明を求めていないのであります。しかし、しさいに檢討いたしますと、日程第八七より第一四七までは地方教育委員会法に関する請願、第一四八ないし第一五〇は都立新制高校の区移管に関する請願でありまして、その要旨を見てみますと、すでに本委員会において内閣より提出いたされました教育委員会法案の審査の過程において質疑の論点となつたところであり、本委員会において本日修正議決いたしたところと大体において一致いたしているのであります。從いまして、これらの請願の目的は、すでに十分に達せられていると認められるのであります。そこでこれらの請願は、本委員会におきましては紹介説明及び政府の意見を聽取することはこれを省略いたしたいと思います。 —————————————
○松本委員長 次に移ります。日程第六七、新制高等学校教科課程の一部を改正する請願、寺島隆太郎外三名紹介、第六七〇号。紹介議員がお見えになりませんので私が代つて説明いたします。 本請願の要旨は、昭和二十二年四月七日附文部省学校教育違長の通牒によると、新制高等学校の教科課程においては、漢文を國語教科の中から除外したのみならず、他学科と均等の選択機会をすら與えないように、はなはだしい制限を加えているが、漢文は日本語、日本文、あるいは日本の思想文化における根本要素の一として、その学習は欠くことのできないものである。ついては該教科課程の一部を然るべく改正されたいというのであります。 政府の意見を求めます。
○剱木政府委員 漢文を國語教科の中から除外し、他学科と均等の撰択機会をすら與えないという事実はありません。しかし、國語と漢文との関係については、愼重に研究し、その結果を教科課程上に反映させる必要があるので、近く專門家を集めて檢討する予定になつております。 —————————————
○松本委員長 日程第六八、第七高等学校復興費國庫補助の請願、井上知治君紹介、第七四六号。 本請願の要旨は、歴史と傳統を誇る第七高等学校は、昭和二十年七月、戰災により本館一棟を除き全部燒失した。その後教職員生徒及び同窓生父兄等は寢食を忘れて全精力を注いでいるが、同校の復興費は千五百万円を要するので、現在までの四百万円の醵金ではとうていその完成を期し得ない。ついてはこれに対して千百万円の國庫補助を要望するというのであります。 政府の説明を求めます。
○剱木政府委員 直轄諸学校の戰災復興につきましては、公共事業として、十箇年計画を立て、第一次五箇年計画をもつて仮復旧を、第二次五箇年計画をもつて本復旧を企図し、その線に沿うて鋭意復興を急いでいるのではありますが、何分資金の面でも資材の面でも制約を受けますので、この分では、仮復旧だけでも今後六年を要するのではないかと案じている次第であります。從いまして、一挙に復興を推進することは現下の情勢としては、まことに困難ではないかと思うのでありますが、今後とも大藏省、経済安定本部とも交渉の上、なるべく多くの資金及び資材を学校復興のために集中されるよう努力いたし、つとめて御要請に沿い得るよう努力いたしたいと思います。 —————————————
○松本委員長 次に日程第六九より第七六に至る各請願を議題といたします。紹介議員が見えておりませんから私より請願の要旨を御説明申し上げます。 日程六九、釧路市に教育大学設立の請願、伊藤郷一君外一名紹介、第九七九号。本請願の要旨は、東北海道は、地理的にも経済的にも他と隔絶して一のブロックを形成し、全道人口の約三割を有し、学校を多数あり、学童は年々増加しつつあるが、現在は教員養成機関が中央に集中しているため、教職員は著しく不足している、幸い釧路市は同地域の中央に位し、交通の要路にあり、背後に豊富な農、畜、林、鉱産物を有している、ついては該市に教育大学を設立されたいというのであります。 日程七〇、兵庫縣に農科大学設立の請願、小島徹三君紹介、第一〇九一号。本請願の要旨は、兵庫縣は農民が大半で、農産物の生産も大であるが、從來本縣には農林專門学校がなく、農科志望者は他府縣の農林專門学校に進学している現状で、食糧難の今日、多額の学資金を要する現状である。ついては本縣の農業を対象とする実際的な農業経営を指導し、生産増加並びに品質改良をはかるに必要な高級技術員、新制高等学校及び新制中学校農科教官を養成するため、本縣に農科大学を設立されたいというのであります。 日程七一、國立奈良女子大学設立の請願、東井三代次君外十七名紹介、第一二九四号。本請願の要旨は、男女同権を期するには、多数の教養高き女子を社会に送り出す必要がある。しかも現下の國情下においては、男女共学の大学では女子の学修に不利な点が多い。ついては地理的環境に惠まれ、古い傳統をもつ奈良女子高等師範学校を國立奈良女子大学として設立されたいというのであります。 日程七二、東京纖維專門学校昇格の請願、八木一郎君紹介。第一三八七号。本請願の要旨は、東京纖維專門学校はわが國最古の纖維教育機関でありその歴史、功積等より、また現在の機構、設備、教官の素質、卒業生の活動状況の点において纖維大学としての資格を十分に有している。ついては本校を纖維大学に昇格されたいというのであります。 日程七三、名古屋工業專門学校昇格の請願、橋本金一君外七名紹介、第一四六五号。本請願の要旨は、昭和二十四年度よりの新制大学実施に際して國土計画の見地から、愛知縣の地理的、産業的、文化的請條件を考慮して工業單科大学を設立する必要がある、しかるに名古屋工業專門学校は現在土木、機械建築等七科を有し、地方産業と密接な関連をもつている。ついては本校を國立名古屋工業大学に昇格されたいというのであります。 日程七四、東京女子高等師範学校昇格の請願、押川定秋君外二名紹介、第一七四二号。本請所の要旨は、東京女子高等司範学校は、教育史上古き傳統を有し、施設並びに教授等に惠まれ、女子綜合大学として充分な資格を具備している。ついては女子教育の刷新をはかるため速やかに本校を新制女子綜合大学に昇格されたいというのであります。 日程七五、廣島綜合大学に廣島高等学校を中心とする政経学部設置の請願、高津正道君外一名紹介、第一五二三号。本請願の要旨は、廣島高校精神を新設政経学部において発展的に生かし、雄大なる氣宇と清新なる学風の中核的拠点とすることにより、新時代の負託にこたえる人材の育成のため、廣島綜合大学に廣島高等学校を中心とする政経学部を創設されたいというのであります。 日程七六、三重農林專門学校を大阪大学農学部に昇格の請願、川崎秀二君外一名紹介、第一七九一号。本請願の要旨は、三重農林專門学校は開設以來二十六年、その施設は完備し、内容また充実し、農林業の発達上多大の貢献をして來たが、今回新制大学の実施せられるにあたつて、これを近畿南部における農林水産業に対する精深な教育、研究機関とすることがきわめて緊要である。ついては同校を大阪大学農学部として昇格せしめられたいというのであります。 以上の各請願について政府の御意見を承りたいと思います。
○剱木政府委員 これらの各請願につきましては、その施設内容等を充実して新制大学の基準に到達できる見込みのものについては、鋭意その実現に努力中でありますが、右の趣旨に照らして、十分檢討の上考慮いたしたいと思います。 —————————————
○松本委員長 次は日程第七七、宮崎農林專門学校獸医科の拡充に関する請願、川野芳滿君外一名紹介、第一五一二号。であります。本請願の要旨は、九州における家畜数は全國の二〇%を占めているが、獸医養成機関はきわめて貧弱な状態で、畜産あるいは公衆衛生にも大なる影響を與えている。ついては畜産の発展並びに農業経営の合理化をはかるため、宮崎農林專門学校獸医科を拡充されたいというのであります。 政府の御意見を伺います。
○剱木政府委員 現在においても九州地区の獸医師養成機関として、宮崎及鹿兒島農林專門学校に獸医畜産科を置き、必ずしも不十分とは思われないが、今日学制改革にあたり昭和二十四年四月よりそれぞれの学校の獸医畜産予科を新制大学の獸医学科に轉換し拡充整備し、斯業の要望にこたえるため、目下國に於て計画中であります。 —————————————
○松本委員長 日程七八、塩成小学校復旧費國庫補助の請願、井谷正吉君外七名紹介、第一〇四五号。本請願の要旨は、愛媛縣西宇和郡三机村所在の塩成小学校は、昭和二十二年十二月の台風で倒壊し、その後これが復旧に努力しつつあるが、現在の村財政及び部落民の経済状態ではその完成は困難に思われる。ついては該校復旧費に対し國庫補助をされたいというのであります。 政府の御意見を伺います。
○剱木政府委員 愛媛縣西宇和郡三机村所在の塩成小学校風水害復興につきましては、別に文部省にも歎願がありましたので、当時の一般家屋及び多数財政の状況荘も勘案いたしまして、その國庫補助は必要であると考えられるのでありますが、本年度は小学校の風水害復旧費がただいまのところ事務的には認められていませんので、助成するとすれば六三制予算の中から支出する以外に方法がないと思います。さらに実状を調査の上、なるべく御希望に副うようにいたしたいと思います。 —————————————
○松本委員長 日程七九、鹿兒島縣農林專門学校所属演習林拂下の請願、前田郁君紹介、第一一三〇号。本請願の要旨は、鹿兒島縣肝属郡牛根村は、山林が大部分を占め、耕地に惠まれないため、村民の多くは山林によつて自由に薪炭を製造し、鹿兒島市及び対岸各地に移出することを営業として來たが、この山林の大部分が鹿兒島縣農林迭門学校所属の演習林となつてから、村民の困窮はなはだしく、終戰後ますます激化しつつある。ついては該演習林を本村に拂い下げられたいというのであります。 政府の御意見を伺います。
○剱木政府委員 農山村経済に由來惠まれず、殊に終戰後のインフレ進行下における不安定の激化せる事情は同感にたえないが、鹿兒島農林專門学校の演習林については、目下同校の新制大学切替の機に際し、林学研究及び実驗実習用として必須のものであり、その要望に全面的には副いかねるが、生産物の処理については、教育上支障のない範囲において、請願の趣旨に應ずるよう考慮致したいと思つております。 —————————————
○松本委員長 日程八〇、新制中学校及び定時制高等学校建設資材の配給並びにその経費國庫補助の請願。小松勇次君外十七名紹介、第一二一八号。本請願の要旨は、新制中学校及び定時制高等学校の建設整備は緊急要務であるが、資材の入手難と市町村財政の窮乏に鑑み、これが経費に対する國庫補助と市町村負担の場合における起債並びに借入先の斡旋等は何ら実現されていない現状である。ついては新制中学校及び定時高等学校の建設資材の配給並びにその経費に対して國庫補助をされたいというのであります。 政府の御意見を伺います。
○剱木政府委員 新負高等学校の定時制課程の教育を拡充して、勤労青年が高等学校教育を受け得る機会を、なるべく廣くすることは、ぜひとも必要であり、國としてもこの教育に対する職員費及び設備費について、できるだけ多くの國庫補助をするべく折角努力中であります。よつて建設資材の配給についても、その経費についても國家財政の緩急に應じて、できるだけ請願の趣旨に副うように努力いたしたいと存じます。 なお、新制中学校については、昨年度よりこの点につき施基を講じ、公共事業費及び教育文化費において生徒数にして約六十九万人分について、國庫補助その他の財源措置を講じたのでありますが、本年度も引続き計画を立て、近く國庫補助予算として國会の審議を仰ぐよう手配をいたし、これに必要な資材についても同一の線で手配いたしている次第であります。 —————————————
○松本委員長 日程八一、新制中学校建設費全額國庫負担の請願、中島茂喜君外四名紹介、第一六五三号。本請願の要旨は、新学制による中学校の建築整備は、最も急を要するものであるが、地方財政の窮迫せる今日、これが実現ははなはだ困難である。ついては新制中学校の建築費荘全額國庫で補助されたいというのであります。 政府の御意見を伺います。 —————————————
○剱木政府委員 新制中学校整備費を全額國庫で負担することについては、國家財政の現状、及び受益者負担の原則を考慮すれば、現在の半額國庫補助、他は政府が資金化を保証した起債にまつことを適当と考える。
○松本委員長 日程八二、國立大学、高專の授業料胆上反対の請願、高津正道君紹介、第一五四一号、日程八三、同高津正道君紹介、第一六八六号。本請願の要旨は、國立大学、高專授業料の三倍値上げは、関係当局の一方的措置に基くものであり、学生の修学に影響するところ多く、学生生活の実情、教育の機会均等に副わないものである。ついては授業料の値上げを取やめられたいというのであります。 政府の意見を伺います。
○剱木政府委員 國立の学校の授業料は、昭和二十三年度予算の編成にあたつて増額の議があり、他方学生生活の実情から反対の声も強く、関係各廳のが、すでに暫定予算において國会の議決も経ていることであり、また現下の経済情勢及び國家財政のもとにおいては、諸般の事情を考慮して増額はやむを得ないことと考え各学校に通達し実施したのであつて、これを取やめることはできないと考えます。 学生生活の困難を緩和するためには、育英資金の増額、厚生施設の増加改善等別途の措置を講じて、できるだけ修学の機会の確保に努めたいと考えています。 —————————————
○松本委員長 日程八四、公民館施設囲國庫補助増額の請願、中島茂喜君外四名紹介、第一六五一号。本請願の要旨は、公民館施設の充実は、現下混乱の状態にある國長より見て、最も緊急を要するものであるが、現在窮迫の極に達している地方財政をもつては、容易にこれを実行に移しにくい実情にある。ついては公民館施設費に対する國庫補助額を大幅に増額されたいというのであります。政府の御意見を伺います。
○剱木政府委員 國家財政とにらみ合わせ、でき得る限り増額いたしたいと努力しております。 —————————————
○松本委員長 日程八五、高瀬高等学校建設費の起債認可に関する請願、福田繁芳君紹介、第一七二九号。本請願の要旨は、今回香川縣三豊郡に高等学校を設立するにあたつて、校地、校舎並びに一般の設備費として約一千万円を要するが、地元民の財政は窮乏している現在、これが全額負担はとうてい困難である。ついてはその半額五百万円の起債を認可されたいというのであります。 地方起債に関しましては、地方財政委員会が所管でありますが、本日はその方の方が見えていませんので、後刻書面をもつて意見を承ることにいたします。 —————————————
○松本委員長 日程八六、六・三制完全実施のため全額國庫補助の請願、岡井藤志郎君紹介、第一六三八号。本請願はすでに同一趣旨の請願について審査をいたしておりますので、要旨の説明及び政府の意見聽取は、これを省略いたしたいと思います。 暫時休憩いたします。 午前十一時四十五分休憩 ━━━━◇━━━━━ 午後三時十六分開議
○松本委員長 ただいまより再開いたします。 請願の審査を続行いたします。今日の午前をもつて、一應本委員会に付託に相成りました請願百五十件に対しましては、その紹介説明及び政府の意見の聽取を終りました。本日はこれよりこれらの請願につきまして、採択すべきか、否かについて御審議願いたいと思います。 先ず日程第一乃至第七を議題に供します。
○水谷(昇)委員 ただいま上程中の日程第一より第七に至る請願は書道を必須科目に復活の請願であります。この請願の要旨は皆樣すでに御承知であるのでありますが、要点をかいつまんで申し上げますと、新制度の学校教育実施以來約一箇年半になるのでありますが、その跡を振り返つてみますと、小学校において習学科の特設がありませんために、字形の認識を欠き、書写能力の低下を來し、將來の國民生活に一大欠陷を來さんとしておる実情であります。毛筆の習字は、実用的文字の習得とともに、書写それ自体に興味を覚えて、また書かれた文字には美観を伴うところの造形美術の一つであります。それで毛筆をもつて基礎的な練習をすることによつて、字形の認識や書写能力が発達するのでありまして、また興味も非常に加わるのでありますから、この國民の義務教育において、ぜひとも習字科を必須科目とすることが必要であると存じますから、各位におかれましてもぜひとも御採択を願いたい、採択すべきものであると私は存じます。 次に日程第八新制大学に書道科設置に関する請願でありますが、これは新制大学に書道科設置の請願でありまして、この要旨は新学制施行によつて昭和二十四年度から設立せられまする新制大学の中に、美術学校と音樂学校とを合併いたしまして編成せらるべき大学及び高等師範学校が改められて設立せられ、大学の科川編成に際しまして、文化國家の発展に資するために、その一科に書道科を特設せられたいというのがこの請願の趣旨であります。理由といたしましては、書道は文字筆写の実用の途から発達いたしまして、東洋においてはこれまで至高の藝術にまで進展いたしまして、東洋文化に密接不離に影響して今日に及んだものであります。しかも書道は一部の專門の藝術家のみの特殊の道ではなくして、日常生活の中に深く融合した藝術でありますので、國民のすべてがこの道の教育をもつたのであります。從つてこれが指導者の養成機関として、官制の大学に書道科を設けていただきたいと思うのであります。もちろん藝術について申し上げるべきでありますが、時間の関係もありますから省略いたしまして、この際に特に新制大学に書道科を設置する必要ありと本委員は認めますから、各位におかれましても御賛成御採択あらんことを切望してやまないのであります。
○松本委員長 ただいまの水谷君の御意見に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは採択の上内閣に送付いたすことに決定いたします。
○水谷(昇)委員 日程第九から第一九に至るまでは、聾盲教育義務制実施に関する請願であります。この聾盲教育義務制実施は、すでに一年生に対して実施をいたしておるのでありますから、これを二年、三年に及ぼしていくだけであります。この際教育の機会均等の上からいいまして、聾盲教育を義路制にするということは、まことに当を得たことでありますから、この際御採択あらんことを希望いたします。
○松本委員長 ただいまの水谷君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは日程第九、第一〇、第一一、第一二、第一三、第一四、第一五、第一六、第一七、第一八、第一九、これは同一趣旨でありますから各請願を採択の上内閣に送付することにいたします。 —————————————
○黒岩委員 日程第二〇、二一、二二、二三は定時制高等学校設置の請願でありますが、この制度はすでに実施されておるのでございまして、勤労青年の教育が特に重要視されなければならぬという現実並びに將來の問題として定時制高等学校の普及をはかるということは、國家のために特に大事な問題であると考えます。從つて現在すでに設置を認めておりますけれども、さらにその普及の徹底が不十分であるという点に着眼をして請願をせられたものであると存じます。いずれもかような性質のものでありますから採択を切望するわけであります。
○松本委員長 ただいまの黒岩君の御動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは日程第二〇、二一、二二、二三は採択の上、内閣に送付いたすことに決定いたします。 —————————————
○黒岩委員 日程第二七、二八、二九、三〇は、小学校教員の恩給に関する請願であります。さらに日程第三一、地方職員の恩給増額に関する請願に対しまして、ともに同じような趣旨のものであると考えるわけであります。現在、恩給を受けております者の実際の額というものは、今日の貨幣價値から考えまして、実に僅少に失するということは社会の人々のひとしく認めるところでありまして、老後において他の收入もなく、しかも過去においての教育者の矜持というものを考えるときに、國家の救助を受けるところの別途の法律によつて生活を支えようというところの氣積も、御本人としてはなし得ないという現実から、まことに苦しい境涯にあられる方が多いのであります。現職の國家公務員が相当額の俸給の増額をせられております今日、老後において生活に窮しておられますところの元教員であつた人触の恩給に対して、國家が増額の措置を考えるということは、また人道的に考えても当然のことであると考えますので、本請願は採択を希望するものであります。
○松本委員長 ただいまの動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 それでは日程第二七、第二八、第二九、第三〇、第三一を採択して内閣に送付することにいたします。 —————————————
○黒岩委員 日程第三二は教員待遇改善に関する請願であります。教員待遇改善は最近國家としては漸次教員の要望にこたえるような努力を続けておるわけでありますが、教員という特別なる職域に勤めておる人々の地位に鑑みまして、なおその待遇の改善をする必要が多いと考えられます。なお日程第三三の師範学校教員の待遇改善に関する請願でありますが、これは教員中でも特に優秀な者が附属の教官に任用せられておるわけであります。しかるに地在の待遇は一般の教員に比して四号俸ないし八号俸も少いという例が全國に乏しくないということを聞いております。かような待遇におきましては師範学校附属教官のその生活が不安定であるということはもちろんでありますが、優秀なる教官を置かねばならぬ学校の特殊性から考えまして、憂慮すべき問題であると考えます。かようなわけで、この二つの請願はともに教員の待遇改善に関する趣旨のものでありますが、今日の実状から考えまして採択を希望するものであります。
○松本委員長 ただいまの黒岩委員の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは日程第三二、第三三は採択して内閣に送付することにいたします。 —————————————
○松本委員長 次に日程第三四より第四七は、綜合大学設立の請願であり、第四九より第五七は大体昇格関係の請願であります。さらに第六七より第七六は、大学設立もしくは、大学昇格の請願であります。これらの請願につきましてはいかが取計らいましようか。お諮りいたします。
○高津委員 大学の設置の請願は、たくさん出ており、今まで政府の説明を聽いたのでありますが、われわれ委員としては大きな書記局というか、この委員会の手足をもたないし、データーも政府のもつているほど充実したものでないのでありますから、どこにどういう大学を建てよとか、どこにどういう総合大学をつくるべしとか、どの單科大学をどう扱うべしとかいうようなことは、今すぐきめるわけにはいかないと思います。しかしながらわれわれはこの問題を相当考えているのでありますから、われわれの希望をつけて、そうしてその請願を政府に送付するというようにしたらどうかと考えるのであります。ついては、私の試案を申し上げますが、專門調査委員に書いてもらつたので、それを読み上げてみます。 國立大学の設置に関して、各地方は熱烈な希望をもつているが、新制大学の配置は、國家財政の現在及び將來を考えて、全國的に勘案されねばならない。よつてこの際、施設の高等專門学校等の存在にかかわつて、過多の大学の新設とならないよう、むしろ重点的に内容の充実した大学の適切な配置が実現することに政府は努力されたい。 以上であります。こういう希望をつけて、こういう原則に基いて政府は処置すべきであるというのであります。
○水谷(昇)委員 大学の昇格については、総合大学と單科大学と、あるいは連合あるいは複合大学といつたような形があると思いますが、そのうちただいま高津委員の御発言の御趣旨は、総合大学についてさようなことを考慮することが適当であると思います。よつてただいまお読み上げになりました案に対して、それぞれ綜合という文字を入れて、修正していただくならば、都合がよいことだと思いますが、いかがでありましようか。
○松本委員長 ただいまの水谷君の御意見に対しましてお諮りいたします。
○黒岩委員 高津さんの原案の御趣旨は、水谷さんの申されましたように、國立総合大学と考える方が適当でないかと考えますが、私は違つた観点から單科大学、総合大学というような内訳をした表現をしないで、次のように、修正をしたいと考えます。 國立大学の設置に関して、各地方は熱烈な希望をもつておるが、新制大学の配置は、國家財政の現在及び將來を考えて、全國的に勘案されねばならない。よつてこの際、既設の高等專門学校等につき檢討を加え、さらに教育の機会均等の原則に基き、地理的分布を考慮して、統合または新設の計画を立て、重点的に内容の充実した大学の設立されるよう政府は努力されたい。 原案と違います点は、原案では「既設の高等專門学校等の存在にかかわつて、過多の大学の新設とならないよう、むしろ重点的に」という点を、「既設の高等專門学校等につき檢討を加え、さらに教育の機会均等の原則に基き、地理的分布を考慮して、統合または新設の計画を立て」以下は原案と同じであります。理由は、多くこしらえてはいかぬという原案の趣旨でありますが、それを言い方をかえまして、ある程度の統合をするということと、もう一つは、今までの分布状態が不均衡であるということがはつきりすれば、今までなかつた所へも新設の計画を立て、そして重点的に内容の充実した大学を設置するようにしたいという趣旨であります。
○水谷(昇)委員 この点については、政府委員の御意見を伺つてみたいと思います。
○剱木政府委員 新制大学は、大体現在のところ官立の專門学校を基礎にいたしまして、大学に移管することを考えているのであります。現在あるものを廃止するとか、全然なくすることは、非常に困難な問題が一つあるのであります。もう一つは、二十四年度に一齊に切り替えます関係から、できるだけ地理的分布を考慮いたしまして、國土計画的に考慮したいと思いますけれども、二十四年度に一齊に轉換いたします場合に、基礎的なもののない新しいものを建てていくことは、予算の上から申しまして、現在の状況から非常に困難ではないかと考えるのであります。これは將來の計画と、それから現実の二十四年度に対する直接の対策ということとを一應御考慮いただきたいと考えるのでありまして、二十四年度からは、やはり全然新しいものを総合計画にもつていくことになりますれば、予算上非常に困難になりはしないかと考えるのであります。
○黒岩委員 この点につきましては、この高津案の前半の方へ「新制大学の配置は國家財政の現在及び將來を考えて散と書いてありますので、この「統合または新設の計画を立て」と私が修正した意味は、必ずという意味ではありません。高津さんの前半の意を受けて、こういうふうに考えているわけであります。從つてこれは國家財政とにらみ合わせて、將來の計画という意味であります。
○水谷(昇)委員 黒岩君のこの修正の御意見はよく理解をするのでありますが、近い將來に実現するかしないかということを考えると、この新設の計画はなかなか容易でないと考えるのであります。地理的分布を考慮して統合するということは、やり得ると思いますが、新設の分だけは、現在の國情からいいまして、はなはだ至難のように思いますので、発案者がその意を了とせられるならば、そういうふうに入れてもいいと思います。
○高津委員 新設の計画を立てることが、將來に属するということであるならば、異議はありません。
○松本委員長 それでは黒岩君の修正に決定してよろしゆうございますか。
○水谷(昇)委員 高津氏にちよつとお尋ねいたしますが、原案によりますと、高等專門学校等の存在にかかわつて、過多の大学が新設にならないようにということが、あなたのおつしやる重要な点であろうと思うのでありますが、これを除いて差支えありませんでしようか。
○高津委員 それは統合という言葉の中に、その意味がおのずからに含まれておるように思うのです。
○水谷(昇)委員 発案者がそういうお考えならば、それで差支えないと思います。
○松本委員長 それでは希望意見はそういうことに決定いたします。 希望意見は、まとまりましたので、あらためて、これらの請願の採否についてお諮りいたします。 まず日程第三四ないし第四七、大学設立関係の請願を議題といたします。
○高津委員 ただいま議題になりました日程第三四から四七までの請願を見ますに、日本の國民がいかに教育に熱心であるかを示すものだと思います。これらの請願は敗戰日本の政治、経済、社会の各方面の復興は、教育が基本であるということを國民がよく認識している証拠だと思います。國会と政府とはこの期待にこたえなければならないと存じます。しかしながら文教委員会は、われわれが大局的に判断を下すことはできるけれども、個々の大学についてそれを未だ調査しておらぬのでありますから、どれをどうせよということは、一々指示することはできないのでありますけれども、この請願を採択して内閣に送付されるように委員各位が御賛成くださるように希望するものであります。この前に黒岩委員、水谷委員その他の方から、これを内閣に送付するについては一つの原則をつけて送付しようという話があつたのでありますが、私もそれには賛成でありまして、それらを取入れてこういう希望意見を附して送付したいと存じます。それを読み上げます。 國立大学の設置に関して各地方は熱烈な希望をもつているが、新制の総合大学及び單科大学の分合配置は國家財政の現在及び將來を考えて全國的に勘案されねばならない。よつてこの際、政府は既設の高等專門学校等につき檢討を加え、さらに教育の機会均等の原則に基き、地理的分布を考慮して統合または新設の計画を立て、重点的に内容の充実した綜合大学の適切な配置が実現することに努力されたい。 以上であります。この希望を附して内閣に送付されるように、そういう採択の方法をとつていただきたいと思います。
○松本委員長 ただいまの高津君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは日程三四から四七に至ります総合大学設立の請願につきましては、採択の上、希望をつけて内閣に送付するということに決定いたします。 —————————————
○松本委員長 次に日程第四九、志摩水産学校昇格の請願、第五〇、函館水産專門学校昇格の請願、第五一、仙台工業專門学校昇格の請願、第五二、浦和高等学校昇格の請願、第五三、京都工業專門学校昇格の請願、第五四、彦根経済專門学校昇格の請願、第五五、上田繊維專門学校昇格の請願、第五六、同、第五七、盛岡農林專門学校昇格及びに岩手綜合大学設置の請願。 以上の各請願はいずれも学校昇格に対する請願でありますが、これを議題に供します。
○伊藤(恭)委員 この中の上田繊維專門学校昇格の請願でありますが、御承知のごとくに長野縣は昔からの養蚕縣でありまして、全國でも最も優秀なる上田蚕糸專門学校というものがあつたのでありますが、今後輸出貿易関係から申しましても、この産業の上から重要なる上田纖維專門学校を最も特質ある学校として昇格さしたい。それについては特殊な事情のもとに、また特殊の研究を十分にさせるために單科大学として昇格させたい。こういうので、せんだつても長野縣知事を初め、縣会議長あるいは專門学校長、参議院議員の人たち二十人余りが、何回も何回も陳情に非常な熱意をもつてこられたのであります。そういうような関係から、これはぜひとも單科大学として昇格さしたいということを、しきりに請願せられております関係上、これは小林運美君が紹介しておられますが、本日おりませんから、私が代つて請願するわけであります。 その他四九から五七に至る大学昇格の各請願につきましては、先刻高津君から條件附採択の希望がありましたが、それに合致するようにして、ぜひとも昇格させるように、この文教常在委員会で採択をしていただきたいと思います。
○松本委員長 ただいまの伊藤君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議ない」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それではさように決定いたしまして、内閣に送付いたします。 —————————————
○松本委員長 続いて日程第六九、釧路市に教育大学設立の請願、第七〇、兵庫縣に農科大学設立の請願、第七一、國立奈良女子大学設立の請願、第七二、東京纖維專門学校昇格の請願、第七三、名古屋工業專門学校昇格の請願、第七四、東京女子高等師範学校昇格の請願、第七五、廣島綜合大学に廣島高等学校を中心とする政経学部設置の請願、第七六、三重農林專門学校を大阪大学農学部に昇格の請願、以上の諸請願は、大学設立と学校昇格の請願でありまして、これは先ほど高津君の希望附という採択動議と同一趣旨と考えます。これを採択するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは採択と決し、内閣に送付いたします。 —————————————
○松本委員長 続いて日程第五九、大学開放に関する請願。 —————————————
○黒岩委員 ただいま議題になりました日程第五九、大学開放に関する請願は、学問の自由と学校の開放が民主主義下におけるところの学問文化の平等化の意味から考えて、一つの條件になるということを確信をして請願したのであります。内容といたしましては、通信教授による校外生の教育とか、講座、講義録による大学教育の開放とか、教職にある者への内地留学の制度をとつてほしい。それがためには大学の講義をそれらの人たちが受け得るよな途を開いてもらいたいという趣旨なのであります。今日わが國は、國民の中に学問に対するところの追求の熱意が非常に熾烈なものがありますが、経済的な制約によりまして、大学の数におきましても、それらの人々を全部收容することのできない実情であるし、また個人の経済面から申しましても、大学入学を希望しても不可能であるという境遇の者もあるわれでありまして、かような制度を実現いたしますことは、妥当性が多いと私は信ずるわけであります。それで本請願を採択いたしたいと存じます。
○松本委員長 ただいまの黒岩君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは採択と決し、内閣に送付することにいたします。 —————————————
○松本委員長 日程第六一、民間科学技術研究所の研究費國庫補助の請願。
○黒岩委員 日程第六一、民間科学技術研究所の研究費國庫補助の請願は、わが國産業復興上きわめて重要な役割を演ずべき優秀な公益的民間科学技術所が、現下のインフレに押されて経済的苦境に立ち、その機能を失おうとしているのに対し、速やかに國家として強力な援助を與えてその活動を促し、日本再建に貢献せしめるよう取計われたいという趣旨の請願であります。わが國の実情から考えまして、きわめて妥当なるものであると信じますがゆえに、採択を希望するものであります。
○松本委員長 ただいまの黒岩君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは採択と決し、内閣に送付することにいたします。 —————————————
○松本委員長 続いて日程第六六、宗教心涵養に関する請願。
○水谷(昇)委員 わが國の現状を見ますと、非常に人心が動搖いたしまして、道義が頽廃をいたしておるのでありますが、かかる場合に、日本を再建するためには、宗教心の涵養ということが最も必要であろうと存じます。この際に、坂東幸太郎君紹介の第七八八号の宗教心涵養に関する請願は、そういうような趣旨で請願しておるものと存じますから、ぜひとも採択あらんことを希望いたします。
○松本委員長 水谷君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それでは採択と決し、内閣に送付することにいたします。 —————————————
○松本委員長 日程第六七、新制高等学校教科課程の一部を改正する請願。
○伊藤(恭)委員 新制高等学校の教科課程においては、漢文を國語教科の中から除外したのみならず、他学科と均等の選択機会をすら與えないように、はなはだしい制限を加えているが、漢文は日本語、日本文、あるいは日本の思想文化における根本要素の一として、その学習は欠くことのできない重要なものである。ついては該教科課程の一部を然るべく改正されたいということを請願するものであります。ついては、本請願も御採択あらんことを希望いたします。
○松本委員長 ただいまの伊藤君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 では採択と決し、内閣に送付することにいたします。 —————————————
○松本委員長 続いて日程第八四、公民館施設費國庫補助増額の請願。
○黒岩委員 公民館は社会教育の上における重要な施設であります。しかしながら現在におきましては、各地にその設置が見られておりますものの、まことに名前だけのものでありまして、その実質的な活動は末だに望ましい方向にまで進んでおらないのであります。從つて國家はこの際これに相当に力を注いで、経済的面においてもこれが援助をいたすべきであるということが考えられるわけでありますが、本請願はその趣旨によるものでございますので、これを採択いたしたいと存じます。
○松本委員長 ただいまの黒岩君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 松本委員長 それでは採択と決し、内閣に送付することにいたします。 なおその他の各請願は、諸種の点より愼重に檢討を要すると思いますので、これ等の請願に対する採否の決定は、これを留保いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それではさようにいたします。 次いで陳情書の審査の件でありますが、本委員会に送付いたされました陳情書は八十九件でありまして、その内容を見ますと、今までの数次の委員会における法案及び請願の審査の過程において十分に檢討いたしたところでありますので本委員会といたしましては、これらの陳情書の趣旨は十分に了承しておくということにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松本委員長 それではさうよ決定いたします。 それでは本日はこれにて散会いたします。 午後三時五十三分散会