農林委員会 第39号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1948/09/21
会議録
○井上委員長 これより会議を開きます。 米價問題に関しては、第二回國会以来前後六回にわたり本委員会の議題といたしたのでありますが、この問題については、農林委員会の要請として、去る九月一日政府に対して申し入れ事項といたして置きました。なお当局に申し上げますが、二十三年産米の生産者價格の決定に関するあらゆる資料を、明日十時までに本委員会に提出されんことを希望いたします。続いて新米價決定に関する具体的説明をもとめます。
○須賀農林事務官 新米價の決定に関しては、昨年度米價決定のパリテイ内容を再檢討いたしまして改むべき理論的根拠あるものについては、努めてこれを取入れて改めることとしたいのであります。たとえば農家附属建物の新築、家畜の購入、雇傭労賃、公租公課等は、これを新しくパリテイ内容に追加したい考であります。新米價に関しては、目下関係方面と純技術的に主として物價廳と折衝中であり、現在結論を見るに至つてはおりませんが、一両日中に大体の結論は得られると思料いたします。目下農林省案、安本案、物價廳案の三案について事務的連絡を続けておりますが、この結果大体の見通しがつきましたなら、この成案を関係方面に諮つた上閣議に提出いたしたいと思つております。閣議提出の予定は大体二十八日ころかと思いますが、その前渡に農林委員会にお諮りいたした上、十月一日に新米價を発表いたしたいと存じております。
○田中委員 ただいまの説明では全然了解できません、この際秘密会として農林省案の説明を求めたいと思います。
○井上委員長 ただいまは閉会中で新聞記者も傍聽しておりませんので秘密会の必要はないと思います。
○寺島委員 明日確実に提出できる資料について項目別に述べられたいのです。
○須賀農林事務官 米價の決定は現段階において結論的なものがありませんので、從つてまとまつた資料というものはないのであります。農林省自体としてもパリテイ対策を中心に物價廳とともに研究しておりますが、今のところ両者の主張の相違点について意見の交換を遂げる段階にまでは至つておりません。
○寺島委員 ただいまの答弁は質問の主旨と違うから再説明されたい。特に本委員は次の点に関する資料の提出を要求します。 農家の実態調査、雇傭労賃の基礎資料、昨年度における精米供出の実情、報奨に関する実情調査、昨年度米價決定以降の農家の金融状況、についての資料です。
○須賀農林事務官 承知しました。
○田中委員 パリテイ計算の價格の変動に関する資料を昨年度と比較して提出されたい。
○井上委員長 さらに今回のパリテイに盛られた新しい品目の資料も提出していただきたい。
○寺島委員 この際委員長にお尋ねします。新米價の決定については農林事務当局の監督立法の立案または財政法第三條の改正あるいは暫定的米價審議機関を設けるか、あるいは今回は主として農林委員会が担当するか等の措置が考えられるが、委員長の御意見が伺いたい。
○井上委員長 この点に関しては、去る九月一日委員長より総理大臣、農林大臣、安本長官に対し、米價決定の重要性に鑑み國会の意見を十分尊重するとともに、主要農作物の價移審議会を設置し、公正妥当なる價移を決定するよう強く要請しております。
○成瀬委員 昨年度の米價は一方的に決定されてしまつたが、本年度は農林委員会独自の準備を完了していることと思うが、この点についてお答えを願いたい。
○井上委員長 その点については專門調査員をして総合的調査をなさしめ、必要資料も一切完了して居ります。外にご意見がなければ本日はこの程度にて散会いたします。 明日は午前十時から開会の予定であります。 午前十一時五十九分散会