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2回国会衆議院1948/08/07

農林委員会 第38号

発言数
4
登壇者
2
会派数
1
開催日
1948/08/07

会議録

井上良次日本社会党

○井上委員長 開会いたします。先ず政府当局より北陸地方災害資金対策並に雹害対策に関する説明を求めます。

須賀賢二農林事務官

○須賀農林事務官 今回の北陸地方災害対策につきましては、経済安定本部におきまして総合対策を審議中でありましたが、資金対策は急を要しますのでとりあえず農林、水産関係の金融対策を次のようにいたしました。  第一、貯金佛戻し資金、懸漁業会及び市町村農業協同組合に対しまして農村中央金庫より所要額を融資する。  第二、営農資金、肥料、農機具等、農業手形の対象となるものにつきましては極力農業手形を活用いたすこととし、農業手形にて賄えない緊急所要分は一億六千万円の範囲において農林中央金庫より農業協同組合に融資する。  第三、農業倉庫、農業共同作撲場等の建設資金につきましては、目下関係方面と折衝中でありますので、とりあえず一億五千万円程度を農林中央金庫より融資方考慮中であります。  第四、農林水産関係工場の復旧資金、製材工場、製氷、冷藏施設、製粉、製麦、製麺、製パン、みそ、醤油、油脂工場等の復旧資金の対象となるものは、復金、融資によることとする。右の中製材、製麦、製麺、みそ、醤油工場は從來製造能力が過剩である関係上復金融資困難なる状況でありますが、今次災害は特殊事情なので特に考慮される筈であります。  第五、木材業者の木材購入資金は、市中銀行融資によるものとし、その融資順位については、八月二日附銀々第八二〇号大蔵省銀行局長通牒により特例が設けられました。  第六、災害補償法による政府再保險金の支拂いを促進するとともに必要によりまして共済團体の概算拂いを実施せしめ、所要資金は農林中央金庫において融資方考慮する。八月二日附銀々第八二〇号大藏省銀行局通牒を朗読いたします。  銀々第八二〇号    昭和二十三年八月二日       銀行局長 愛知 揆一   大阪財務局長殿    北陸震災復旧関係資金の融資関する産業資金貸出優先順位適用上の特例の件  今回の北陸地方震災による被害企業等の復旧関係資金の融通に関しては金融機関資金融通準則第五産業資金貸出優先順位適用上の特例第一項の規定による大藏大臣の承認に関しては左記により包括的に承認があつたものとして金融機関限り処理することに決定したから御了知の上関係各金融機関に対し周知方宣しく御取計らい願いたい。  右命によつて通知する。     記  (一) 震災により被害を受けた企業等の復旧資金(設備資金)であつて其の融通について金融機関資金融通準則上大藏大臣の承認を要するものに関しては罹災者証明書類等により確認の上金融機関限り大藏大臣の承認があつたものとして融資することが出来る。  (二) 運轉資金の丙に属する企業等の運轉資金についても復旧に関する最小限度の金額に限り(一)と同様金融機関限り融資することができる。  (三) 右(一)及(二)の取扱は本年末迄に限られる。  (四) 本取扱によつて金融機関限り処理した案件については毎月の取扱状況及び融資の概要を翌月十日迄に日本銀行を経由して大藏大臣に報告するものとす。 以上であります。  次に北陸地方の災害に対し、農林省のとりました應急措置を御説明申し上げます。福井縣よりの通牒によりまして本省においてとりました應急処置は大略次の通りであります。なお、詳細判明次第対策を講じ、農林漁業生産の維持と民生の安定に万遺憾なきを期している次第であります。  第一に、福井縣に対しましては同縣所在の凍結米中七千石をとりあえず放出するよう準備を進めております。また愛知、岐阜、滋賀の各縣食糧配給公團より必要人員を派遣いたしまして、主食の配給確保をはかつております。重要副食品につきましてはおおむね三十万人分を目標として、カン詰三千箱、一人当り半ポンド、みそ一万五千貫、一人当り五十匁、醤油六千石、一人当り二合、練粉乳二百箱、育兒食一万ポンドを放出することといたしました。  第二に、石川縣に対しましてはとりあえず同縣所在の凍結米を放出するべく準備を進めておりまが、現在情報未着でありますので情報入手次第福井縣と同様の措置を講ずるつもりであります。なお、災害の対策として特配いたしました肥料と飼料は、福井縣窒素肥料七百四十八トン石川縣窒素肥料三百トン、福井縣糟糠飼料百トン、燕麦百七十八俵、石川縣糟糠飼料二十トン、以上であります。  次に雹害に対する農林省のとりました処置を御説明申上げます。  第一に、肥料の特配は次の通りであります。茨城縣窒素肥料九十八トン、燐酸肥料二十一トン、群馬縣窒素肥料四百二十九トン、燐酸肥料百十二トン、山形縣窒素肥料八十三トン、燐酸肥料二十四トン、岐阜縣窒素肥料六十トン、燐酸肥料十七トス、以上を特配いたしたのであります。  第二に、飼料でありますが、群馬縣に対しまして糟糠五十トン、燕麦種子百俵を特配いたすこととし、現在手配済でありますが、なお、その他の災害府縣に対しましては情況により特配いたすよう目下照会中であります。  第三は、金融的措置ですが、差向き需要に應ずるため農林中央金庫より縣保險組合に対しまして、國庫の負担する災害再保險金の一部をつなぎ貸金とし融資することに手配済であります。その金額は約三千万円と予想しております。肥料、農藥の購入資金については、農業手形制度の活用により資金の流通をはかるとともに、それ以外の営農資金についても農業手形制度に準ずる取扱いをする等の方法をとることとし、それが実施に関して準備を農業中央金庫、地方農業会、農業協同組合系統との間で目下交渉中であります。  第四は輸送用石油であります。縣内における種子移動に要します石油はすでに茨城縣千リツトル、群馬縣二千リツトルを特配いたしました。  第五は種苗で雜穀種苗を群馬縣百六十五俵を特配いたしました。他の種苗及び他府縣につきましては、それぞれ縣内において、補給可能の見込であります。  第六は農業で、雹害による作物の傷から発生する病氣に対しましては銅製剤、ホルドー液の撒布も必要といたしますが、これらの藥剤はいずれも自由品であり、むしろ製造元に滯貨している現状であるから、縣内で補給可能であります。  第七は主要食糧で、被害農家については、被害額を考慮して、本年度産麦、馬鈴薯について供出割当の補正を行い、罹災農家に対しては食糧の配給を行う方針て、目下具体的に打合せ中であります。以上をもつて説明を終ります。

井上良次日本社会党

○井上委員長 質問がなければ主要農産價に関する懇談会を開きたいと思いますが御異議ありませんか、     〔「異議なしと呼ぶ者あり」〕

井上良次日本社会党

○井上委員長 異議なきものと認めましてこれより懇談に移り。     〔零時十分懇談会に入る〕    零時四十分懇談会のまま散会

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