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2回国会衆議院1948/06/18

農林委員会 第21号

発言数
18
登壇者
7
会派数
4
開催日
1948/06/18

会議録

井上良次日本社会党

○井上委員長 会議を開きます。  この際農業災害補償法の一部を改正する法律案について、一点質問をしておきたいという希望がありますからこれを許します。中垣さん。

中垣國男民主党

○中垣委員 農業災害補助償法の第八十四條におきましては、災害があつた場合に收繭のみに補償をするというふうに解釈してあるようでありますが、今年のようなひよう害があつた場合には、桑の葉に対しましてはどういうような見解をもつておられるか、政府の御意見を聽いておきたいと思うのであります。たとえば今年のように桑の葉が全滅したような場合には、桑の買入れをやらなければやつていけない。從つてそういう損害というものは当然補償されるべきだと思いますが、御意見を承つておきたいと思います。

大島義晴日本社会党農林政務次官

○大島政府委員 ただいまの御質問の要旨は、收繭に違算があつた場合のみに補償されるように解釈されておつて、桑の害に対しては補償が適用されないのかという御質問の要旨のように拜聽いたしますが、法の第八十四條に規定しております第二項の共済目的の場合におきましては、桑葉に限られていた補償方法を、昨年の農業災害補償法設定当時の精神から申しまして、むしろこれを蚕繭にまで延長したということになるのでありまして、御指摘のように本年のひよう害の場合に、もし蚕繭のみに補償を與えて桑葉に補償を與えないということになりますと、一應ひよう害によつて桑葉がだめになる、從つて蚕を継続することができない。この損害を補償してもらうには繭をとつては補償ができないというような誤解も一部にありまして、私どもが現に地方に参りましたときにも、蚕兒を放尻する農家があつたのであります。そこで私どもはそういうことは國家のために実に惜しいことである、法は決してそういうふうな解釈をしておるものではない。桑葉の損害に対しましてはこれは別な方法で蚕繭の場合に包含せずに別々に補償するということを申したのでありまして、ただいまでも当局ではさような見解のもとにおいて、少くとも本年のひよう害等に対しましては、ひよう害によつて受けた桑葉の補償と、それによつて蚕繭が減收したということであるならば、さらにまたその補償というふうに二つの補償に相なると思うのであります。さように御解釈願つてよろしいと思うのであります。

坪井亀藏国民協同党

○坪井委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案の内容について一点だけお尋ねしておきたいと思います。  第一國会におきましても、委員会において、農業災害に対しましてこの再保險に場合でありますが、まだ國家の補償する点が足らぬではないか、それをもつと大幅に引上げたもらいたいという要望が強かつたのであります。もちろんある程度までは引上げられたのでありまして、水稻につきましても一反歩九割以上の災害があつた場合には四十円が千円以上になつたということは大幅でありますが、しかし今の米價というものからみますと、それはごくわずかなものにしか当らぬ関係になつております。從つて政府の補償を殖やしてくれれば、農家の負担すべき災害に対する掛金は当然上らなければならぬと言われておりますが、もちろんこれも実は大幅に上つておりますし、どうも現状から見ますと、農家の共済の料金が高過ぎるという観点上、第一回國会におきましても附帶決議として、これの引上げを要望してあるように私は考えております。こういう観点から見ますれば、この掛金については米麦等について、あるいはまた養蚕の方はグラム割りになつておりますが、こうしたものについても現在の半額ぐらいに引上げるのが当然ではないか。なおまた家畜については何らの補償もなく、全額を再保險にかけておるということでありますが、これらも半額ぐらいにすべきだと考えております。これらについて政府としてはなぜ一部改正する法律案の中に、前の趣旨を織り込まなかつたか。これは当然織り込んで、保險の掛金は半額に軽減してやることが妥当であると私は認めております。これについて政府の方針、またお考えを御明示願いたいと思います。以上であります。

山添利作農林事務官

○山添政府委員 農家負担の軽減には今後も努めたいと思つております。

永井勝次郎日本社会党

○永井委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案の質疑打切りの動議を提出いたします。

井上良次日本社会党

○井上委員長 ただいま農業災害補償法の一部を改正する法律案の質疑打切りの動議が出ました。動議に賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕

井上良次日本社会党

○井上委員長 起立多数。  次に輸出入植物檢疫法希及び農業災害補償法の一部を改正する法律案の両案を一括議題にして討論に付します。

永井勝次郎日本社会党

○永井委員 両法案に対する討論は省略して、ただちに採決されんことを望みます。

井上良次日本社会党

○井上委員長 永井君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

井上良次日本社会党

○井上委員長 御異議なきものと認めまして討論は省略されました。  これより採決いたします。輸出入植物檢疫法案、及び農業災害補償法の一部を改正する法律案の原案に賛成の諸君は御起立願います。     〔賛成者起立〕

井上良次日本社会党

○井上委員長 起立多数、よつて両案は原案通り可決確定いたしました。

野原正勝民主自由党

○野原委員 本委員会に全般小委員会をおくことになりまして、小委員の人選がなかつたのでありますが、林業小委員会としましては、この小委員会の今後のいろいろな仕事を進めていくにあたりまして、小委員長を選任したいと思つておりますが、それに対して社会党の永井君を林業の小委員長に推薦したいと思いますが、お諮り願います。

坪井亀藏国民協同党

○坪井委員 先般來いろいろ小委員が設けられておりますが、將來もまた必要に応じて、小委員は設けられることと思います。私は人のよい惡いは別といたしまして、ややもすると過去においては與党側なり、あるいは多数党から小委員長が選任される向きがありますが、そうした弊を避けて、なるべく民主的の線に沿つて小委員になつた方で互選するということにしていただきたい、それが最も今後民主的であろうと考えます。(「それはそうなつている」)それならいいが、とにかく私は委員長にその旨を話したところが、委員長はそうやるのだということでありますから、いつ会議を開いていつやつたかということをお示し願いたい。ただこうやるから頼むということではわからない。別に今には反対はありませんから、もちろん賛成はしますけれども、今後はなるべく予告して、いつ小委員会において互選するということをはつきり明示した上でやつてもらうことがいいじやないかと思います。結局ボス的の……(笑声)

井上良次日本社会党

○井上委員長 わかりました。わかりました。

坪井亀藏国民協同党

○坪井委員 ではその点は委員長にお願いします。と同時に非常に出席率が惡いと思います。どうかこれは委員長の責任において、もう少し督励法を考えてもらいたいと思います。われわれはこうして務めて出席しても、結局社会党みずからの出席が相当少すのであるけれども、これは委員長の責任において、警告というか、極力集めてもらいたいと思います。そうでないと、先ほど委員長はそのことを言われましたが、今後われわれは定足数が欠ければいつでも審議しないということを、あべこべにわれわれは委員長の責任を糾すことにいたします。

井上良次日本社会党

○井上委員長 野原さんからの動議がございますが、永井氏を林業小委員長に推薦したいということに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

井上良次日本社会党

○井上委員長 異議なきものと認めてさよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後一時四十八分散会      ————◇—————

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