農林委員会 第10号
- 発言数
- 93 件
- 登壇者
- 19 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1948/05/28
会議録
○永井委員長代理 会議を開きます。 これより請願の審査にはいります。本日の日程は審議の都合上変更されますから、あらかじめ御了承願います。 日程第六及び七より初めます。 まず日程第六、滋賀縣の旱害恒久対策事業費國庫補助の請願、文書表三五三号、紹介議員矢尾喜三郎君、紹介議員の説明を求めます。
○野上委員 滋賀縣の旱害恒久対策事業國庫補助の請願に関して、紹介議員の矢尾さんに代つて私からお願いを申し上げたいのであります。本請願の要旨といたしまするところは、滋賀縣における昨年の旱害は昭和十四年以來のもので、農民は堀井戸あるいは揚水にあらゆる努力をしたが、その被害は一万四千町歩に及んだ。ついては今後このような惨害を繰り返さないために、本縣の旱害恒久対策事業費に対し格段の國庫補助をされたいというのであります。何とぞ旱害のもたらすところの被害が非常に甚大であり、食糧増産の上に重大な支障があると思われますので、十分御審議を願いまして御採択あらんことをお願いする次第であります。
○大島政府委員 ただいま御説明のありました請願に関しましては、政府としてもまつたく同感であります。本案につきましては速やかに調査をいたしまして対策を講じたいと考えております。 —————————————
○永井委員長代理 次は日程第二、岐阜の恒害恒久対策費國庫補助の請願、文書表第二四六号、紹介議員武藤嘉一君。
○武藤嘉一君 岐阜縣もただいまのお話の滋賀縣同樣でありまして、同じ地帶であります。昨年の旱害は数十年來その例を見ない深刻さでありまして、稻作総面積五万八千三百七十三町歩のうち被害の総面積は一万三千八百二十八町歩に及び、農民は隨所に井戸を掘り、あるいは莫大な費用をかけて揚水機を設置する等の應久対策に努めまして、ようやく米のみで七万余の石数を救済することがどきましたが、これがため反当り五千円の巨費を投じております。農家の経済はこれがため極度に窮乏しております。しかも二十二年度追加予算にはこれが補助費を計上されなかつたために、農民の供米意欲を停止させ供米の完遂にはたいへん障害を生じております。ついてはぜひこの点は政府におかれまして恒久対策として國庫補助を申請したいというのが本請願の提案の理由であります。
○大島政府委員 ただいま御紹介になりました事柄については、まつたくその通り、一町一歩も旱天等によつて稻作に非常な影響をきたすということは、國家のためにはなはだ悲しむべきことであると存じますが、これらの対策につきましては種々考究しておりますので、速やかに本件の調査をいたしまして、この実現方に御努力申したい。かように考えております。
○永井委員長代理 それでは日程第六、日程第二はきわめて適切の事項と思いますので、これを採択することに御異議ありませんか。
○野上委員 日程第七が同樣な案件のものでありますが、併せて御審議願つては笠議の都合上どうかと思うのですが、いかがですか。
○永井委員長代理 日程第七、和歌山縣の旱害恒久対計事業費國庫補助の請願、文書表番号第四二四号、紹介議員。田中織之助君。
○野上委員 ただいま議題となりました和歌山縣の旱害恒久対策事業費國庫補助の請願でありますが、これもただいまの第六の請願と同樣に、和歌山縣の旱害については若干の國庫補助と農民との努力によつて、一應の應急対策はできたのでありますが、なお相次いでこうしたところの旱害に襲われる危險性も非常に高いのでありまして、ついては恒久施設が完備しなければ農民の経済不安と、食糧の増産に至大の影響をもたらすことはきわめて明らかなところであります。ついては和歌山縣の旱害恒久対策事業に対し、全面的に國庫の補助をされたいというのが請願の要旨であります。何とぞ御審議の上御採択あらんことを望みます。
○永井委員長代理 政府の意見をお述べ願います。
○大島政府委員 ただいま御紹介になりました旱害対策の國庫補助助成に関しましては、これまた基本農業が一朝旱害に遭う、あるいは水害等に遭うということのために、その收穫の基本に影響があることは、はなはだ悲しむべき現象であると存じておりますので、これらの点につきましても、國はできるだけ速やかにこれらの対策を講じて、御希望に副えるように努力いたしたいと考えております。
○永井委員長代理 日程第六、第七、第二は、採択の上内閣に送付すべきものとしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○永井委員長代理 御異議ないものと認めまして、そのように決しました。 ————————————— 〔永井委員長代理退席、委員長着席〕
○井上委員長 それでは請願の審査の件は一應中止いたしまして、この際農林大臣より発言を求められておりますから、これを許します。但し農林大臣の発言の内容は、御存じの米價問題に関するその後の経緯について報告を願つて、委員会としていろいろ審議を進めたいと思います。政府側の要求もありますので、はなはだ不本意でありますけれども、まだ公表するところまでいつてないそうでありますから、しばらく懇談会にいたすことにいたします。 ————◇————— 〔午後一時四十三分懇談会に入る〕 〔午後二時三十四分懇談会を終る〕 ————◇—————
○井上委員長 それでは正式に会議を開きます。米價問題は非常に重要な問題でありますので、後日懇談会をもちまして各党の意見を十分もち寄つて檢討を加えまして、委員会としての意見をまとめて政府に要請をすることにいたしたいと思います。次に請願の審査にはいりますが、農林大臣及び食糧管理局長官に特に質問をしたいということでございますので、これを許します。重富君。
○重富委員 先日の本会議におきまして大臣から御答弁がありましたことにつきまして、まだ速記も十分見ておりませんので、ほんの一、二お尋ねいたしたいと思います。 第一点は、各府縣から請求いたしました還元配給の五百万石と、それから各府縣に還元を割り当てられました百三十万石の府縣別内訳表をぜひ御提示願いたいと思うのであります。 その次は、五百万石の要求員正当であつたとしますと、三百四十万石は農村側の食糧不足になつております。しかしこれは何も米で還していただきたいとは申しませんが、その他のいかなるものをもつてこれを補足されるか。あのときのお話によりますと、米ばかりはやれないというようなお話でありましたから、何かほかのもので用意されてあると思いますが、どのようなものが用意されてあるかということであります。 次に第三点といたしましては、耕作を放棄する者がおるということについては、これを放棄しないようにするために種々の具体的な裏づけをするようにやつておるというお話でありましたが、その具体的な裏づけということは、一体どういうことをやつておいでになるのか、その点を明瞭にお伺いいたしたいと思います。 第四点は、雇傭労務者に対しては四合の配給手配をしておるというふうに言つておられましたが、何月何日にいかなる文書をもつて地方に通達を発せられておりますか。以上四点につきまして簡單に御答弁を願いたい。
○永江國務大臣 お答えいたします。第一のお尋の数量の点は、いずれ後刻書類によりましてお答えすることにいたします。 第二の点でありますが、還元米は、これは本会議におきまして私の申し上げたことを言葉が十分でないかもわかりませんが、三千五十五万石の供出に対して、府縣から五百万石の還元の要求をいたしましたことは、非常に関係方面の感情に惡い影響を與えたことは事実であります。しかしすでに御承知のように、還元米という言葉は関係方面はこれまた妥当だという考えをもつておるのであります。私どもの方は手当米という言葉でこれを言つております。それにいたしましても、この百六十万石にいたします間に、数度にわたりまして関係方面との折衝の結果ああいうふうにきまつたわけであります。なおその開きについては、お示しのように米でなしにほかのもので用意したかということでございますが、これは案は用意しておりません。還元米に関する限りの考え方では、これ以上のことは非常に困難ではないかと思つております。 それから第三の土地放棄についての具体的対策いかんということでありますが、これは非常に大きな問題でありまして、基本的に農村民主化のために、みずからの土地をみずからの手で耕すという制度の上で運用をしていくということを今やつておる際に、このみずからの土地を放棄するということは、明らかに政策的な大きな欠陷であると思つております。それをカバーいたしますには、やはり公正なる供出制度も実施しなければならないのですし、あるいは再生産に必要な肥料初め諸物資も、マル公でできる限り多くの物を配給することも必要であろうし、税においても再生産に支障あるような税のとり方は避くべきであろうと思う。諸般の政策によつて、できるだけ土地放棄を避けたい、こういう考えで申し上げたのです。 第四の、特に農繁期におきまする雇傭者に対して、一應四合の配給が行えるようにという考え方から、今折衝を続けておるような次第で、非常に遅れておりますけれども、これの四合配給を実施したという答弁を私はいたしておりますならば、この点には開きがあります。四合配給を雇傭者に対しては行いたいということで、今話を進行しておる最中であります。
○重富委員 今の第二点としてお尋ねいたしました三百四十万石の問題でありますが、これに対しては何らその代替物も考えておられない。もとよりこの三百四十万石に対しては、眞相は相当檢討されなければならぬと思います。しかしながらなお実際足らない人がおると私は確信しております。しかしそれは何ら考えていないということになりますると、先日事務当局からお聽きしたのでありますが、早場米の百三十万石を出させることによつて今年の危機を切り拔けようというお話もあつたのでありますが、農村側のいわゆる早場米、早場麦と申しますものが非常大にきく浮び出ると思います。都市側は早場麦百三十万石でありますが、農村側の早場麦は百三十万石より以上のものが出ることは間違いないと思います。そうしますと新年度の供出を一体どうするかという問題が非常に大きく浮んでくると思いますので、この点につきましてまた特殊な御意見もお伺いしたいと思いますが、きようはお忙しいことでありますので、つつこんでお話することはできないと考えます。 それから第四点の四合配給のことは、確かにこの前には実施中という御返事でありましたが、実施中でないということになりますと、すでに農繁期にはいつたのであります。はいつているにもかかわらず、これがまだ実施されないということは、一割増産にも非常な影響を及ぼすと思いますので、急速にこれが御実施あらんことをお願いいたしたいと思います。
○井上委員長 それでは私から一点だけ質問をしておきたい問題があります。それは昨日本会議で、森議員から食糧の需給見透しについて質問された点に関連しておるのでありますが、政府の六月一日現在における手持米、これが大体私の想像するところによると七百五十万石くらいになりはせぬかと思つております。その七百五十万石の中には、百六十万石の農家への還元米がはいつておるかどうか。はいつていないとすると数字は大分変つてきますが、はいつていないということにして、実際配給にまわせる分として考えて見ましても、馬鈴薯の配給にまわす分が大体九十万石、それから麦の本年度の配給にまわす分が大体四百万石くらいと押える、それから新米の食い込みを百万石から百二、三十万石と査定して、新いも、いわゆる甘藷の食い込みが大体米に換算して八、九十万石と押えて、六月から十月に至る五箇月間の供給金というものは、全部でもつて千四百万石くらいになるのです。ところがこの間の総需要調は大体一箇月四百万石と押えまして二千万石要るのです。そうするとここに六百万石という赤字が出てくる。これを最近の輸入食糧の状況から考えますると、非常に前途は暗いのです。特にこの四月、五月の輸入の状況は非常に惡いのです。少くとも一箇月十四、五万トンくらいのものが輸入されませんと、年間の不足金を充当することができ得ない状態にある。それが最近のような月五万トンないし三万トンというような輸入の状況では、非常に不安な状況にあるのです。だから七月以降において相当多量に、少くとも八、九十万トンのものがはいらなければいかぬ。八、九十万トンのものがはいる見透しが確実にありや否や。それは昨日凍結米を繰上げてどうするとかこうするとかいう話があつたのですが、それは國内にある問題であるから、どつちにしようと政府の勝手ですが、要は八、九十万トンの赤字を、実際においてどう國内に入れて埋めるかという問題が、実に端境期を控えた今日、政府としては考えなければならぬ重大な打つ手ではないかと考えますが、これに対する見透しの点を一應御説明願いたいと思います。
○永江國務大臣 これは昨日本会議で森君にお答えいたしました通り、七月以降におきましては相当多量の放出物資をあてにしての計算であります。これについて輸入の実際は四月以降、五月、六月、ただいまのところも決していい状態ではない、これについては、先方に参りますといろいろ話をしておるわけであります。その具体的なことは……。ちよつと速記を止めてください。
○井上委員長 速記をやめて。 〔速記中止〕
○井上委員長 それでは速記を始めて。
○森(幸)委員 実はきのう質問をいたしまして答弁を得たのでありますが、私は押して追究しなかつたのであります。ほんとうに米は三百五十万石は凍結米でありますから、一應向うの了解を得なければなりません。そうすると七百七十万石しかない。そうするとこれは今輸入の状況が惡いのに食べておれば、六月一ぱいか七月半ばごろでなくなる。輸入の状況が改善されたといたしましても、それは、原麦でくるか、あるいはいろいろな形で出てくる。ところがそれを荷揚げして、これを製粉所にまわしてちやんとするまでの期間、そこを私は心配するのです。その責任をどうして政府は切拔けられるかということを私は心配して、実はきのう質問いたしたのであります。殊に農家の還元米がほとんど落胆の状況にあることは、これは非常な重大な問題でありますが、しかし今一般國民に向つて、もう六月一ぱい七百五十万石しかない。五十日食いつなぐくらいしか米がない。それを非常に心配してきのうお尋ねしたのです。大臣の御答弁が不徹底で何でありましたが、総理大臣は、米國は日本の食糧に向つて責任をもつてくれるというようなことを御答弁になつておるのですが、これはマツカーサー元帥が、前に感謝決議を出したときに、一人も飢え死にはさせないから安心しろと言われたということは聽いておりますが、千四百カロリーの食糧をアメリカが保障するというようなことは、おそらく私は考えていないだろうと思います。この点を私は心配して、実はきのうお尋ねして、適確な御答弁を得なかつたことを遺憾に存じましたけれども、これ以上申し上げてもどうかと思つて差控えたわけであります。それで原麦でくる、あるいはとうもろこしのまるのままでくる、あるいはカン詰がくるとか、とにかく食糧としていろいろなものを向うはくれるのですが、それをなべに入れ、パンに燒くというまでの操作がたいへんなのですから、國民を窮地に陷れないように特に善処していただきたいと思います。
○永江國務大臣 この点は森君初めいろいろな方の御注意がありますので、私ども万全なる方法を講じておるわけであります。重ねて申し上げますが、向うの事務当局の数字が往々変つてくるものですから、それで私どもは全面的に一應マツカーサー元帥と直接の話合いをする、こういう考えで今申し上げたのでありまして、いずれさらにこの点は具体的に皆樣に御報告するときがあると思います。 —————————————
○井上委員長 これより請願の審査にはいります。日程十五は提案者の方から撤回をされました。 —————————————
○井上委員長 そこで日程第一六、農地委員会経費國庫補助の請願、文書表第二五九号野上健次君以外十八名紹介、それから日程第二五、乳幼兒用ピーナツツミルク原料としての落花生対策に関する請願、文書表第五五号、野溝勝君紹介、第二六、公團式食糧配給統制反対の請願外一件、文書表第六七号、石井繁丸君紹介、それから日程第三一、配給大豆粉を味噌に釀造して配給の請願、文書表第四六二号、山崎道子君紹介、以上の請願を議題に供しまして、野上健次君にお願いします。
○河合委員 議事進行について……本日の四と五とは、先ほど採択をいたしました二、六、七と同じことなんです。不幸にして紹介議員が出席がなかつたので、上程されなかつたのでありますが、これは同じ事柄でもありますので、佐藤觀次郎君も松原喜之次君も私たちが代つてそれを説明いたしておいても別に不服はないと思いますし、できるならばこれも一緒に採択することにいたしたらどうでございますか。
○井上委員長 ただいま河合さんの議事進行に関しての発言のごとく、日程第四、愛知縣の旱害恒久対策事業費國庫補助の請願、文書表第三三四号、佐藤觀次郎紹介、第五、大阪府の旱害恒久対策所業費國庫補助の請願、文書表第三三五号、松原喜之次君紹介、この二件は日程第二、第六、第七と同一内容のものでありますので、採択の上内閣に送付すべきものといたしたいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井上委員長 それでは異議なきものと認めまして、採択することに決しました。 —————————————
○井上委員長 それではただいま申し上げました第一六、第二五、第二六、第三一の説明を野上君に願います。
○野上委員 それではまず日程第一六について請願の趣旨を説明いたします。農地委員会の國庫補助に関するところの請願でありますが、本請願の要旨は、日本民主化の基礎であるところの農地改革に直進している農地委員会の経費に対しては、昭和二十三年度においてその國庫補助金を計上していただきたい、こういう要旨であります。この紹介議員といたしましては、私ほか各党の議員十八名がなつているわけでありますが、その詳細は御説明を申し上げますと非常に長くもなりますし、現に農地委員会が経費が十分ならざるために、本來の目的を達成し得ずに、非常に農地改革の上に大きな障害となつていることは、各委員もすでに御承知のところでありますがゆえに、その理由等については私からあえて詳しく御説明申し上げません。大体農地委員の全國大会において、このことを決定いたしまして、請願してまいりましたもので、その要求予算の総額といたしましては、市町村農地委員会の経費といたしまして五十一億五千八百三十万三千二百円、それから都道府縣農地委員会の経費といたしまして一億五千四百八十八万二千円、要求予算の総額は五十三億一千三百十八万五千二百円ということになつておるのであります。その内容の明細については、数字にわたる詳細なる説明は省略いたしまするが、何とぞ愼重御審議を願いまして、本請願を採択せられんことをお願いする次第であります。 議事進行について意見を述べたいのですが、問題が少し違いますので、日程二五、二六等は、一應ただいまの請願について御審議を願つた後で御旨弁明をいたしたいと存じます。
○井上委員長 それでは政府の説明を求めます。
○大島政府委員 ただいま御説明になりました第二五九号の、農地委員会の費用を増してくれ、こういう御請願でありますが、政府もこの点に鑑みまして、ただいま予算の折衝においては相当大幅に要求いたしております。御希望に副えるようにせつかく努力中であります。御了承を願います。
○井上委員長 日程第一六は、採択の上内閣に送付すべきものといたしたく存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井上委員長 御異議なしと認めまして、採択いたすことに決しました。 —————————————
○井上委員長 次は日程第二五、乳幼兒用ピーナツツ・ミルク原料としての落花生対策に関する請願、野溝勝君紹介。野上君、説明を願います。
○野上委員 本件に関し紹介議員野溝君に代つて趣旨の弁明を申し上げます。本請願の要旨は、人工混合栄養兒食糧として乱幼兒用のピーナツツ・ミルクが発案され、工業化されたのでありますが、その原料としての落花生の供出の現況は收獲高の一割程度であるのであります。ついてはこれが対策として、今回國会に提出を予想される主要食糧供出確保措置法案の條文中、雜穀の項に落花生なる名称を明記し、確乎たる方策の指向するところを明瞭にされたいというのであります。これは最近乳幼兒の栄養食糧が非常に不足いたしておりまして、乳幼兒の死亡率等もきわめて高いのであります、この乳幼兒の栄養食糧といたしましてピーナツツ・ミルクなるものが発明されて、すでに東京都その他の大都市のオーダーをもらつて製作に当つておるのでありますが、その事業が日本の食糧政策の一面においてきわめて有効であることが十分政府においても理解されて、そうした工場施設等に対しても格段の資金の融通等がなされているように聞くのでありますが、肝腎の原料の手当がまつたくなされていない、原料のめんどうをみておられない。それではせつかくの生産設備をもちながら、これを十分活かすことができない。現今落花生を見ますと、市中には非常に高價に、いわゆるやみ物資として嗜好品の一部として販賣されておりますが、これをこうしたふうに加工し工業化して、そしてほんとうに今日の乳幼兒の栄養食として配給されるならば、食糧解決の一面からも非常に寄與するところ多いと思うのでありますので、ぜひともこの点本請願の要旨を御了承願いまして、採択されんことをお願いいたす次第であります。
○井上委員長 政府側の説明を求めます。
○三堀政府委員 落花生の集荷の問題につきましては、食糧管理局長官から御説明いたすべきかと思いますが、今の請願の御趣旨にもありましたように、落花生をその性質に從つてなるべく有効に使うということは、これは当然考えていかなければならない問題で、その点は全然同様な考え方をわれわれとしてももつておるのであります。御指摘の通りに落花生の集荷はまだ上々とは申されませんが、しかし集められた落花生については、食品局と食糧管理局と十分連絡をとりまして、できる限りその性質に從うような用途を考えて、その割当をいたしておるつもりでございます。今までも相当量のものはピーナツツ・ミルクあるいはこれに類するような乳幼兒食品として配給をすでにいたしておりますし、現在もその製造、あるいはすでに製品ができまして、一部配給いたしておるものもあるわけでありまして、今後もよい製品にはできる限りその配給を増すように努めてまいりたいと思つております。なお集荷の面につきましても、食糧管理局の方と十分連絡をとりまして、これが市場にやみ物資として流れることのないように手配をいたしたいと思つております。
○的場委員 落花生が市場に出まわつておる、あれを全部集めて何か有効なものにという御意見のようですが、今農村でできたものは、ことごとく供出と称して奪い取ることばかり政府は努力しておる。庭先に少しばかりつくるような落花生までまたそういうことを考えて、何か奪い取るような協議をこの農林委員会でされることは、私どもは心外にたえない。農村にも少しは自分が樂しみに子供にくれるものもあつてよいではないか。つくつたものをことごとく供出と称して奪い取るようなことをしないでもよいではないか。少しぐらいはゆとりもなければ、百姓がつくつたものはみな供出々々と言つて、うちの子供にくれるものはないくらいにしてしまうというようなことには、絶対私どもは反対である。だから落花生などは百姓に自由にさせてよろしい。それはそう大したものじやないのだから……。それを供出させて集めても、ピーナツツの工場をもつている人は資本家で大もうけをするかもしれないけれども、百姓が少々收める落花生はそう大した量じやないのであります。そういうことをしないでも、草でできる牛乳をつくつた方がよいと思う。だからこの請願には趣旨には賛成であるけれども、百姓いじめをしないように條件をつけなければならぬ警戒を要する請願だと思う。
○成瀬委員 私はむしろ立場を異にして意見を申し上げてみたいのであります。落花生がある縣においては一反歩三万円もあがるというような縣もありまして、すでに昨年一年で一万五千円かでありましたが、本年は三反歩もつくつておるというようなことでありまして、おそらく百姓が現在における経済情勢からして当然こういう有利な作物に轉換することは、これまたやむを得ないことと思うのであります。ただ農家において子供のおやつにひとしいくらいの十坪か二十坪程度のものであるならば、私は的場委員の説に賛成であります。けれども大巾の耕地を費してやる場合におきましては、当然何らかの措置を講ぜなくてはなりません。米作農家に対しては最前からいろいろな意見がありましたが、きわめて低廉な價格によつて搾取いたしておる形にあり限りにおいては、当然そういう有利な作物に轉換することはやむを得ないのでありますが、私どもは相当廣範囲につくるところのそういう落花生の耕作者に対しましては、当然何らかの措置を講ずることが必要であると考えております。二つにわけてやつていくことが好ましいと考えるわけであります。
○守田委員 私も成瀬君と同一意見です。大体米作その他の主要作物に対して非常に有利な條件のもとにやつておる。最近に市場に氾濫しているあれは、実にわれわれの目に余るものがある。成瀬君はある程度までの條件を認めますが、こういうものに対しては嚴重な取締りをする必要がある。嚴重に供出の対象としなければならぬ。私はかように信じまして、野溝君の紹介された意見に対して全面的に賛成するものであります。
○大島政府委員 ただいま花生生を主要食糧農産物確保の種類の中に明記しろという請願でありまして、それに関していろいろ御意見が出たようでありますが、実はこの落花生は主食の代替供出の取扱いをいたしておりますので、決して十坪や二十坪つくつたものを供出の対象として取扱つてはおりません。從つて落花生には公定價格はございますけれども、これは別段供出の対象になつておるのではないのであります。一應的場さんの御意見もごもつともでありますが、その点において御了承願いたいと思います。さらにまた成瀬君や守田君から御意見が出ましたが、まつたく御意見の通りでありまして、ある地方におきましては、落花生をつくることによつて農産練を確保できるという特殊地帶があるので、そういう地帶で生産された落花生は、現在代替として供出されております、こういう段階になつておりますので、この点は内容を御了解くださるとおのずから解決される問題だと思うのであります。特にただいま請願になりました主要作物の中に落花生という文字を入れろという御意見でありますが、これは特に入れなくても、代替供出をされた分が、実は地方の農業会で、落花生が非常に高價であつたために、米とすりかえられておるということも聞いておるのであります。この点に関しましては檢査員が檢査のときにその品種を明記してくるはずでありますから、今後はそれらを取りよせて、たとえ代替供出された落花生であつても、それは一應報告を受けて操作のわくの中に入れていきたいと考えております。
○坪井委員 今両方の意見がありまして、一方は絶対反対、一方はやるべし、どこまでもそれを統制しようという意見でありますが、落花生というものはどちらかというと嗜好品であつて、常識から見ても、落花生を営利会社に集めて乳幼兒の栄養あるいは食糧にかえようということは、ちよつと行き過ぎの感があると思う。いつでも統制は上の方から行われて、眞に農民なり下の方からこうしてもらいたいという要求でなく、ただ一二の困つた人から請願が出ればすぐ採択してします。そういうことになつてしまつてはいかぬと思う。それで大所高所より十二分に研究いたしまして——各党でもいろいろ御意見があろうと思いますから、その御意見を十二分に織り込んだ上で採択するのがよいのではないかと考えております。しかし大局から考えてみると、適地適作であつて、落花生が相当つくられており、しかも代替にせられておるところは、あえてそれをせぬわけにもいきませんから、そういう特殊地帶は別として、落花生を統制集荷する、しかもまたこれを主要食糧の中に加えていくということはもつてのほかだと思う、どうかこの点については、今の現状から見ると、落花生でなければ子供は育たぬというわけでもない。まだ他にもいろいろ乳幼兒に対する食糧は考慮するものがあると思う。そうしたものを考慮した上でやるということにして、折衷案でいくこともいいが、それもどうかと思う。私は結論から見れば、的場さんの言われたように、ほとんど嗜好的に農家がつくるものについては、なるべく余裕がある程度つくつて、一般國民の食生活に貢献するようにしていきたいものだ、こういうふうに私は好意に解釈いたしまして、先に言つた営利会社に統制出荷しと子供のミルクにするということには反対であります。
○大島政府委員 この請願はこれから落花生の統制を始めるということではないようでありますし、ただ主要農産物の確保措置法の中に落花生という文字を入れろ、こういう請願のように拜知しておりますが、これく落花生という特定の農産物をここに入れなくても、雜穀の中に包含していつて処理できるものと考えております。從つて落花生を統制するという考えももつておりませんし、一畝や一畝半耕作しておる落花生を農民から取上げようとは考えておりません。ただ先ほど申し上げた通り、地域的には落花生でなければ生産できないという特殊な地帶がありますので、これらの土地につくられた落花生が供出になつてまいりましたときに、農業会の倉庫の中ですりかえられて、これが方々に流れ出すといううわさを聞いておりますので、こういうことのないように、食糧檢査員の受け入れたこれらの報告を求めて、今後御希望に副うように栄養方面にも十分まわしたいと考えておりますので、この点御了承願いたいと思います。
○井上委員長 日程第二五は採択の上内閣に送付すべきものといたしたいと思いますが御異議ありませんか。 〔「異議ない」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○井上委員長 異議がありますけれども、多数賛成のようでありますから、採択することに決します。 —————————————
○井上委員長 次は日程、第二八、乳兒用乳製品の配給に関する請願、文書表番号だ二一七号、福田昌子君紹介、野上君説明願います。
○野上委員 本請願の要旨は乳兒用乳製品は人工栄養兒にとつて主食物として絶対不可欠なものである。しかるに現在の配給状況においては、かかる人工栄養兒の完全な成育は不可能なる状態にあるのであります。しかしてちまたのやみ物資として流るる乳製品は今なん相当なものと察せられるのであつて、そこで右配給については乳製品もまた主食物配給表に他の主食物同樣これを明記して、至急公正なる配給の方途を講ぜらるるよう、特に方策を立て、速やかに実施せらるることをお願いいたしたいという趣旨であります。何とぞ御審議のほどお願いいたします。
○井上委員長 政府の説明を求めます。
○三堀政府委員 乳製品の現状は不足いたしておることは事実でありまして、現在大体人工栄養兒と混合栄養兒をまぜまして九十万ばかりありますが、これに対しまして一日一人当り平均いたしまして二合五勺という配給を生牛乳、それから乳製品を合わせまして確保するということで現在努力いたしておるのであります。そうして乳幼兒に対しては練粉乳特に粉乳を主にいたしまして、これを六箇月末満の乳兒、それから七箇月以上十二箇月までの乳兒に対しましては離乳期に属しますので、また一方におきましては主牛乳なり練粉乳が不足いたしておりますので、これに対しましては輸入されました脱脂粉乳を主原料にいたしまして、これに小麦粉、砂糖、アイスクリーム・ミツクス、その他若干の栄養食を加え、育兒食をつくりまして配給いたしておるのが現状であります。それで両方合わせまして大体一人当り二合五勺というものが現在の配給目標になつております。もちろんこれでも十分でありませんので、いろいろと努力はいたしておるのであります。それからその配給方法でありますが、御承知の通り現在は需給調整規則に從いまして公團の手を通じまして卸、小賣には切符制によりまして配給をいたしておるのであります。從つて卸の段階あるいは小賣の段階で横流れをするとか、やみ賣りがあるという事実は、全然ないとは申し上げられませんが、ほとんどないと言つていいのでありまして、特にこの切符制で不十分だという点は、われわれといたしまして現在認められないのではないかと思つておりますので、現在といたしましてはこの切符制を嚴重に施行していく、一方におきましては乳製品の生産の増加をはかるということが主眼点ではなかろうかと思つておるのであります。
○井上委員長 それでは日程第二八は採択の上内閣に送付すべきものといたしたいと思いますが御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井上委員長 異議ないようでありますから採択に決しました。 —————————————
○井上委員長 次に日程第三一、配給大豆紛を味噌に釀造して配給の請願、文書表番号第四六二号、紹介議員山崎道子君、野上君説明を願います。
○野上委員 本請願の趣旨は、近來配給された大豆紛による死亡が頻繁に報ぜられ、今もつてそのあとを絶たない状態であります。その原因は取扱いの不注意と煮沸の不完全によるものとされておりますが、生活状態の異なれるわが國民の不慣れの食料品を取扱うにいきおい不完全となることは当然であつて、しかも刻下の原料の不足によつてその煮沸も十分なるを得ないことは眞にやむを得ないところであります。しかるにわが國民の日常欠くことのできない栄養関係上上質なみその配給はすこぶる僅少で、三日に一度のみそしるにさえ不十分な現状であるによつて、この際右の大豆紛をもつてみそを釀造して配給されるならば、國御の栄養も相当増加され、魚、野菜の不足もかなる補うこともできて、実に適当なりと思われるによつて、速やかに右樣の処置をされることを請願するというのでありまして、何とぞ御採択あらんことをお願いする次第であります。
○井上委員長 政府の説明を求めます。
○三堀政府委員 輸入されました脱脂大豆紛は現在におきましては農林省の方針といたしまして、これを全部みそにまわすという方針に決定をみまして、その方針に從つて原料をみそ業者に流して製品をつくらしておりますので、請願の趣旨にかなつておるのではないかと思つております。
○井上委員長 それでは政府側の説明の通りでありますから、これは一應留保します。 —————————————
○井上委員長 次は日程第一八、薪炭價格引上げに関する請願、文書表番号第四〇一号、紹介議員的場金右衞門君。
○的場委員 薪や木炭の價格の問題については、昨年の農林委員会においても大分問題になつたのでありますが、殊に政務次官は昨年熱心にこれを主張しておつたようですが、未だにどうも中間搾取が減らないで、地方の生産地においても薪炭の價格というものが非常に高い。これをもう少し中間の搾取機関をなくするか、整理するかして、これを引下げるようにしてもらいたい。この請願書の調査によりますと、五人家族で月二千六百八十四円の支出がある。その中で主食に対して七割五分の燃料費が必要とされて、地方でも非常に困つておるから、何とか薪炭の取扱いを考慮することによつて價格をもつと引下げられるのではないか、これを引下げることにしてもらいたい、こういう請願であります。
○井上委員長 政府の説明を求めます。
○三浦政府委員 薪炭の價格につきましては、この内容はそれを取扱うところの中間の取扱者がよけいにいわゆるマージンをとるということによるので、その点を十分考慮して下げろ、こういうお話のように考えられるのであります。その点につきましては私もまことに同感でありまして、第一回國会の附帶決議の関係もございまして、速やかにそういう関係を改めて、生産者も納得いくし、また消費者の方も納得するような價格が確立しなければならないということで、目下向うと折衝しております。なおまた生産地におきますところの消費者價格が生産地の價格に比べてあまりにも高い、こういう観点から、生産地におきます消費者價格というものをもつと下げろ、こういう問題についてもまた同感で今折衝しております。價格の体系についてそういつた点を十分考えて折衝しております。但し薪炭の價格がそういつたことに関係なく、事実もつと下げなければいけない、消費地も生産地も共に下げなければいけない、もしこういう内容でありますならば、今日跡地の造林であるとか、あるいは跡地の扶育の点からいたしまして、下げるというわけにはいかないように考えます。
○野原委員 私は薪炭價格の引下げに関しましてはただちに賛意を表しかねる者であります。それは現在の薪炭の價格の立て方というものをいろいろ吟味してみますと、たとえば木炭でございますが、率直に申しまして、木炭の價格は一般物價の水準から考えますと、むしろ低廉にすぎるように考えます。ある程度これを引上げてもらいたいという主張を私はもつているのであります。それは御承知の通り山林の経営にあたりましては、伐採跡地の処置についても当然考えなければならぬのでございますが、最近におきまして山林の所有者がいろいろな自己の経済的な事情から、やむを得ず最適の伐期に伐採しないで、早目にこれを伐るということをやつております。そうして跡地の始末はそれがためにほとんどうまくいつておらない。しかもこの生産しました薪炭を搬出する、あるいは炭を燒くという場合の一々の生産者の價格を考えてみますと、今日非常に高いものにつく。從つて最近では交通の便利な箇処の薪炭林は非常に利用が集中的に行われて、どしどし出ておりますけれども、一たび奥地林になりますと、その利用というものは、それが山の腐つて倒れているというものであつても、利用できないというふうに矛盾した状態を呈しまして、單に手近い所だけが過伐されて、奥地がほとんど利用不能の状態になつているという点から考えましても、これは適正なる價格とは言えない。われわれとしましては、今日の日本の山林の資源の保全を考えてみまして、薪炭林におきましては、それぞれ今日のような状態で山林を過伐するならば、これは今後十年とはもつまりと実は非常に心配をしているのであります。そういう点からみましても、山林の維持経営が十分成り立つような、跡地の始末ができるような程度の山林の價格というものは、これは考えてみる必要があります。これは原木についてであります。生産の價格につきましても、御承知の通り最近では木炭生産者組合なんかの主張によりますと、一俵の生産費が五十円についているという要求が非常にある。御承知の通り何らの文化、施設にも惠まれない山の奥はおいて、いわゆる奥山暮しをしておりますがこの人たちの生活の状態を見ますと実に悲惨であります。この諸君は山の奥で一生懸命に働いているのですが、主要食糧等はほとんどことごとくと言つてもよいくらい、足りない分はやみで買つております。それからまた衣料その他一切の彼らの事業用資材、生活資材というものは、むしろ都会地よりも逆に高いというやみ物資を買つている。また小運賃あるいはその他のトラツク賃であるとか、汽車賃であるとかいうような、輸送の方面に九割も使つてしまつて、生産者の手もとにはいる資金というものは非常に少い。そういう点からみまして、これを今日以上引下げるということがありましては、薪炭の需給調節上はたしてどういうことになるか。むしろ私どもは夏山生産で、これから生産者に対して一生懸命増産をしてもらう、少くとも今年の冬に対してはある程度の見透しをもつていきたい、さように考えているときにおいて、他の物價が下つているときならよろしいのでありますが、單に薪炭のみを下げるということになりましては、今日においてさえも薪炭の生産者が非常に苦労しているという現状から考えまして、軽々にどうも賛成しかねる。この点ひとつ御参考までに私の意見として申し上げます。
○的場委員 私の申し上げますのは、生産者價格を引下げよというのではなしに、消費者價格を引下げよというのでありまして、薪一束生産者は六円五十銭に賣つたものを、その隣りにいる消費者は十五円三十銭に買う。そんなばかなことはないじやないか。もう少し生産者の價格を上げて、消費者の價格は下げて、この不合理を是正しなければならぬというのが私の趣意であつて、今の御説明には私ももとより共鳴であり賛成であるのであります。この点誤解のないようにお願いを申し上げます。
○成瀬委員 この問題につきましては、山村においては常に大きな関心をもつておるわけでありまして、中間マージンが非常に多過すぎるということは一致せる意見であります。昭和十六年、炭におきまして中間マージンがたしか三十二銭であつたと考えておりますが、それがただいまにおきましては三十一円というようなわけで、生産費と中間マージンの價格の死率というものが、あまりにも不合理であるというふうにも考えられておりますので、この際ここに数箇年間におけるそういつた資料を提出していただきたい。そして今請願されておるところの中間マージンをできるだけ引下げることに努めていだくし、かつ引下げた分を——むしろ冬季における燃料総合対策のことも考えられまして、今から生産を増強されるような手を打たれることが適当かと考えられるわけであります。 なおもう一つこの際お尋ね申し上げたいのは、薪炭と一概に言えば、それは山村における雜木、松等を原料とする場合でありますが、木材を製材いたしまして最高度に利用して、その屑としてできたものも、それが薪として統制されておる。その價格が最近非常に高いものであつて、製材企業家というものはそういう屑の木材に対しては何ら計算に入れておらないにかかわらず、その方面の利益は莫大である。しかもそれに対する中間マージンがたやすく業者の手に入れられるというようなこともあるわけでありまして、こういうものがどういうふうに扱われておるかということをお尋ね申し上げまして、的場委員の紹介になる中間マージンの引下げということは、あらゆる観点がら考えまして妥当であるという意味において、賛成の意を表したいと思うのであります。
○松澤(一)委員 私は木炭の價格を引下げるということに対しては反対であります。むしろ今日では炭においては生産者は五十数円の手取しかありません。今日薪炭組合等は値上げの運動を展開しているということを農林委員会がお知りにならぬとは言語道断だと私は思います。中間搾取が多過ぎるということに対しては私は同感でありまして、それは相当整理すべき時期にはいつておると思う。從つてむしろ薪炭は適正な價格に是正すべき時期に達しておる。現に炭のごときは東京において今年の冬などは五百円、六百円しておる。しかもどの列車も炭の生産地から持込みのやみ屋でにぎわつておる。この現状を見ても、いかに適当な價格でないかがおわかりだと思つております。そういうわけで、むしろ今日では炭の價格は是正すべきときにある。むしろ値上げをすべきだ。ただ中間搾取に対する問題、もちろんこれが是正は相当考えなければならぬ。薪炭の價格を下へもつていくということは断じて賛成いたしません。さよう御承知願いたいと思います。
○河合委員 今いろいろの御意見が出ておりますけれどもどちらにも理届がありますが、私はこの際長官もおいでになるから、事実を申し上げて皆さんに聽いていただきたいと思います。過日電車の中で婦人が四貫俵の炭を両方の手にさげ、二俵は背中に負つておる。すなわち十六貫さげて電車に乘つておつた。一緒に乘つておるお客さんがその婦人に向つて、あなたは力が強いなあ、重かろうと言いましたら、婦人は平氣で、私のおやじは十八貫ありますからおやじより軽いと言つた。これは一つのエピソードでありますが、やみが行われることはあまり安いからであります。もう一つこういうことがある。大阪府下の泉南郡のことであります。長官、聽いておりますか。私どもは、今あなたを中心に審議をやつておる。こういうものが置いてあるから、タバコをすうのは勝手ですが、議員もすつてないのだから、タバコでも愼んでもらいたい。隣りの人と話しておつては力を入れて話をすることができません。そこで四箇村が共有で七百町歩の山をもつておる。そこでその村々から山林委員を出して、これを伐採して、家族が多くても少しくても、各四箇村の方々に二駄ずつの薪を配つておる。それで共在林ですから、一軒々々から出て二駄ずつとつてもよいが、それは手数がかかるから、一つ團体で伐ろうというので山村委員というものを選出して、その手によつて七百町歩の共有林から、松の薪木を伐つて配給しております。ところが統制組合が自家用の薪を伐るのに、伐ることも束ねることも何にもせずに、それに対して四箇村で一村五十七万円金をとつておる事実がある。伐り賃よりも高い。そこで村の人が大阪の府廳へ申し出ました。そうすると今の規定がそうなつておるからやむを得ないというので、それで引下つておるわけです。原木が非常に高くて薪炭が困るということもその通りであります。また下げろという意見も、中間のそういう搾取がはなだしいから起つてきておるのでありまして、これは双方の話をよく聽かれて、総合してここに薪炭の價格政策を建直す必要があると思うのであります。その点について私は御意見を聽いておきたい。
○三浦政府委員 薪炭の價格につきましてはただいま折衝中でございますが、一應考え方を申し上げたいと思います。從来薪炭の生産者價格は全國一本にしておいて、そうして消費者價格を三段階にとつております。しかしその三段階はきわめて小さい段階でございまして、生産地の價格と消費者價格と、たとえば大消費地でありますところの大阪、東京といつたところの消費者價格との間と、わずかに四貫目俵につきまして一俵十円五十銭しか差がない。岩手の消費者と東京のまん中の消費者との間に十円五十銭しか差がない。こういうようなことでございます。これは生産者價格を全國一本にいたしまして消費者價格をきわめて少い巾につくる。そうして全國の消費者の——消費者だけではありませんが、生活水準というものをその線の中に入れるという考え方を端的に現わした行き方でございます。それでそういうふうでありますと、生産地におきましては生産者から見た場合、ただいま御指摘がございましたように、隣りの消費者は自分が五十三円で賣つたやつをただちにそこに二十数円の差がある價格で買つておる。こういうようなことから生産者もおもしろくないし、また消費者もおもしろくない。そこに直接取引のような事情が起きて統制のルートに乘らない。また大消費地にもそういうことが影響いたしまして、わずか公定價格では十円五十銭しか違いのないありがたい價格ではあるけれども、なかなか思うように計画の数字がはいつてこない。こういうようなことから、今回は薪炭の生産地におきますところの消費者價格は、その地の生産者價格に対して大体その縣の横持を入れた程度の價格で抑える。そういたしまして大都会——東京都を例にとりますならば、青森からいくら、秋田からいくら、岩手からいくら、また近くは群馬まで、あらゆる方面の生産縣から入れなければならぬわけでありますが、それらの輸送その他これに要しますところの経費を東京の消費者において御負担いただく。こういうふうにいたしまして、また薪炭の需給が大体とんとんと申しますか、東京におけるごとく出ない場合におきましては、中間的なそこに受費者價格を設ける。こういうような考え方で、從來ややともいたしますと生産縣における消費者價格の犠牲において、大都会の消費者が一部を免れておるといつたごとき感のありました統制をやめる。こういうふうにいたしますことによつて、先ほども御指摘の点は解決したい。かように存じております。なお先ほどから問題になつております中間搾取の問題、これはまことに政府側におきまして思うように進まなくて申訳ないのでありますが、ただいまの予想でありますと、これは間違いないと思いますが、遅くも六月の初旬には新しい規則が出まして、生産地で申しますと、米の場件と同樣に生産者が信頼のできる集荷者を任意に御選定なさる、そしてその御選定をなされた集荷者が一定の量をもつて規格に該当いたすような信頼度をおもちになるといたしますと、その方はいわゆる指定集荷者と相なりまして、そこに登録いたしました生産者の信頼を受けて、その人たちの炭を集めて政府の方に供出する。また消費地におきましては消注いたしまする各家庭が、信頼に足るべき配給店を任意にお選びになる。組合の制度があれば、その組合をお選びになりましようし、あるいは從來のいわゆる商業系統の方がよろしければ、またそれをお選びになりましようが、おのおの御随意にやつていただく。またその量においても、その取扱いをやつていくに足るべきある程度の信頼度を得ましたならば、そこがいわゆる配給登録店となつて、そこへ登録された方は、その信頼のもとにそこから入手なさる。こういうような考え方でまいりまして、そうして最終の消費者からの信頼を受けました登録店が、その地におきます十分の一程度以上の信用を集めますれば、それがいわゆる問屋的な存在になる。そしてその票がたとえ偏りましても、少くとも三つの登録店を設けなければならぬ。こういうふうにいたしまして、集荷と配給の形を全面的に自由な、サーヴイスを行えるような線にもつていくことによつて、いわゆる中間搾取的な存在を消してまいりたいと考えている次第であります。
○井上委員長 この薪炭の價格の問題については、論議はまだたくさんあろうと思いますが、第一回國会の農林委員会において、薪炭需給特別会計法が改正されますときに、中間マージンを廃して、適正價格をきめるようにという附帶決議がされております。從つて政府はこの決定に基いて、至急に消費者及び生産者が納得する新價格及び新機構を確立されるように、委員会としては望みます。
○松澤(一)委員 この機会に当局にお尋ねいたしておきますが、薪炭の生産者價格は上げる氣か、上げない氣か。いわゆる物價改訂の見地からも、薪炭生産者の輿論から言つても当然上げなければならない時期に達しているが、そういうことを考えておるかどうか。もう一つは、今言う中間搾取をどの程度まで狹めていく氣か。その点に対するはつきりした見透しをごく簡單でよいからお答え願つておきたい。
○大島政府委員 政府におきましては、昨年の國会の決議の趣意に從いまして、ただいま取進めておるような次第であります。生産者價格は上げる予定をしております。中間手数料はできるだけ排除いたしまして、あの決議にありました通り、全國的プール計算を廃止いたしまして、地方的なプールに範囲を狹めていくように考えております。
○井上委員長 それではこの問題は、さらに愼重に審査をすることにいたします。 —————————————
○井上委員長 次に日程第三三、畜産農家に報奬物資配給の請願、文書表第四一五号的場金右衞門君。
○的場委員 これは畜産の振興委員会の会長並びに農業会長等が出しました請願であります。すなわち、ほかのいろいろな方面へは報奬物資等が配給になるけれども、どうも畜産関係の者には何らの恩惠がない。であるから畜産関係の生産者に対しても、薪炭とか、主要食糧とかいつほかの生産者と同じような取扱いをしてもらつて、報奬物資等がある場合には配給をしてもらいたいという趣旨であります。
○井上委員長 政府の説明を求めます。
○大島政府委員 まことにごもつともな案でありまして、有畜農家を奬励しなければならぬ日本の現在の農業経営の上においては、できるだけこの面においても御趣意に副いたい覚悟をもつております。なおまた供出等の場合においては、家畜の飼料としての保有量も現に認めておるのでありますが、その他の飼料におきましては、遺憾ながら飼料の少きをいかんともしがたいのであります。しかし最近中國方面からふすま等もはいつておりますので、漸次この面を改善して、御希望に副いたいと考えておるのであります。
○井上委員長 日程第三三は採択の上内閣に送付すべきものといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井上委員長 御異議がなければ採択に決しました。 —————————————
○井上委員長 次は日程第三二、愛別村に代馬購入資金國庫補助増額等の請願、文書表第一九号、紹介議員小川原政信君。
○小川原委員 紹介議員として簡單に説明申し上げます。北海道の愛別村には非常な悲惨事が起りました。私どもの言います傳貧、すなわち傳染性貧血病が発生いたしまして、九十日もこの檢診をやり、五百人あまりをこれに動員いたしまして、旅費ばかりも十万円余を費した。その結果がどうなつたかというと、斃死馬が四十余頭に及んだような次第であります。そのほか疑似馬が十二頭、そこで村ではこぞつてお見舞金といたしまして、ぜひ金をやりたいというのでありますが、國庫の手当金と合わせまして一万円というのであります。今日馬の植段はもう六万円、七万円をいたしているような次第であります。これは昨年の七月でありますが、そのときでも五万円ということであります、で二町歩をつくつてその総收入が一万二千円、馬一頭買うということはとうていこれはできないのであります。ぜひひとつこの病氣にかかりましたところの馬に対して、当局から何がしかの應分の御援助を得なければいかぬということろから、こういう請願が出たのでありますが、どうかこの際國庫補金というものをお願いしたいい、かように考えてこの請願をいたしたのでありますが、政府御当局の絶大なるところの御援助を賜りたい。
○井上委員長 政府の説明を求めます。
○大島政府委員 ただいま紹介せられましたこの馬の病氣に対しましては、実に憂慮すべき状應にある、さらにこの件につきましては会議会にこれを立法化して提案する用意をいたしておりますので、いずれその機会に詳しいことは申し上げるといたしまして、これらの発生せる事態に対しましては、ただちに調査いたしましてできるだけ御希望に副うような方向に努力いたしたいと考えるのであります。
○井上委員長 ただいまの日程第三二は採択の上内閣に送付いたしたいと思いますが異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井上委員長 異議ないものと認めて採択に決しました。 —————————————
○井上委員長 次は日程三六漆使用制限撤廃に関する請願、文書表第三五五号、池谷信一君ほか六名紹介。池谷信一君。
○池谷信一君 紹介議員として一言御説明申し上げます。 昭和二十二年十二月に公布をみましたところの重要資材使用制限規則によりまして、重要資材使用制限の範囲を拡大せられました結果、漆の使用もまた二十三品目にわたつて禁止せられたのでありますが、該禁止品目のうちげた、鏡台、針箱、建具、机、飾だな、額ぶち等はいずれも靜岡市の重要特要品でありまして、かつ当市は去る十五年の大火に見舞われたる上、いくばくもなくしてまたまた先般の戰災に遭い、業者が極度に疲弊困憊しております折から、ここに最も主要資材たる漆の使用禁止にもひとしき制限は、これに関係せる幾多の中小商工業者の糧道を絶つにもひとしく、その及ぼす影響はきわめて甚大なるものがあるのに鑑みまして、ここに以下述べまするところの理由を具しまして、これが使用制限の全面的の撤廃方を請願する次第であります。すなわち当靜岡の木漆工藝はその年産額二十億円余、從業者数は約三万人、これが扶養家族を合するときは実に十万人余に上り、当市人口の約五〇%を占むる実情であります。しかも漆の使用制限の実施は、これら木漆関係の労働者の失業はもとより、数万世帶の零細なる家族の生業をも奪うこととなり、ゆゆしき社会問題を惹起するおそれがあるのであります。 当地の木漆工藝品の生産工程は、木取り、木地、下地塗り、塗り、まき絵等にわたり、細分化せられたる家内工業でありまして、家庭内における老若男女総掛りとなつて製作に当つて、初めてよくその能率を発揮し得るもので、零細なる労力の累積して製品化されたものであると称しても過言ではないのであります。今ここに材料の中枢をなす漆の使用制限を受ける場合は、これに関連するところの各方面の職業にただちに影響し、離職を余儀なくせしめる結果となりまして、これら数万人の業者が他に職を求めることは非常に困難となるのであります。 木漆工藝品の製作工程はそのほとんどがすわり作業のため、不具者でこの作業に從事する者が非常に多いのであります。また引揚者でこの業の有望なるを見越して就業せる者も多い関係上、これらの者をして路頭に迷わしむる結果となるのははなはだ遺憾の極みであると思うのであります。木漆工藝の技術の修得には長年月を要するのでありまして、一朝一夕に成るものではないのであります。戰時中一時中絶状應にありました鬆漆、まき絵等の技術がようやく復旧の緒につきました今日、かように全面的に漆の使用制限を受けますときは、技術生産の両面におきまして全國に冠絶せる当地の木漆工藝の業はその根底から覆えされて数百年の永き傳統を誇る当地特有の優秀なる技術は喪失せられるのであります。当地における木漆工藝品の素材は主として針葉樹並びに桐の廃材を使用する関係上、素地に上塗りを施すを原則としておりまして、他の産地が濶葉樹を使用し素地を活かしておるのに反し、素材はよいものを使用せず、低質なる素材を上塗りに依つて活用しておりますので、漆の使用制限によつて素材の変更を余儀なくせられ、木材の活用節約の見地よりしてもはなはだ遺憾であると思うのであります。 漆関係の産業は氣候濕度等の関係上、全國普遍的のものでなく、從つて先般の漆使用制限はきわめて限られた地方にのみ甚大なる影響を與えるものでありまして、全國漆使用量の大部分を占むる当靜岡地方の一大産業に致命的打撃を與えるに反し、他地方の産業には何らの影響をも與えない偏頗なものとなるのであります、また輸出向の漆工藝品は限定された数人の技術者の手に成るものでなく、特有の傳統下に培われた数万の家内工業者と堪能なる多数技術者の幾工程を経て初めて製品化されるものでありまして、現從業者はいずれも輸出のための総予備軍でありまして、常時待機の態勢を整えておればこそ、貿易の注文にこたえ得られるのであります。また輸出品は一時に多量に発注せられ、かつ納期の嚴格なる関係上、当市のごとくきわめて多数の関係工人を擁する大産地であればこそ、これらの需要に應じ得られるのであります。以上の理由によりまして先般商工省当局に漆の使用制限の撤廃方を陳情したのでありますが、その衷情を認められまして少しく緩和せられたのでありますが、未だ全面的撤廃の域には達し得ないのであります。どうかただいま大急ぎで申し上げました理由を御考慮いただきまして、本請願を御採択の上、漆の使用制限を全面的に撤廃あらんことをお願いいたしたいと思います。
○井上委員長 政府の説明を求めます。
○三堀政府委員 漆は戰前にありましては二万貫ぐらい生産しておりましたが、その後減りまして、昨今はせいぜい一万貫を目標として生産しておるくらいで、きわめて少い。佛印、支那から三十万貫輸入しておりましたが、これが來ない関係からして、非常に少いのでありますが、輸出品のためにはぜひ向けたいということから、安本方面とも相談して今日の措置を一應とつておるわけであります。御趣旨の点まことにごもつともでございますので、本安方面とも相談をいたしまして、なお研究させていただきたいと思います。
○坪井委員 輸出品で見ましても特に靜岡地方においては漆の原料が一番多いのでありまして、しかもまた外資獲得から見ましても必要であるし、しかもこれが輸出品となるときは、できる限り苦心をされて、戰前にまさる漆を輸入してもらうよう懇請を願うと向時に、國内における統制を撤廃する。もちろんこれは統制を撤廃して自由勝手にするということにはいかぬと思うが、輸出を対象としたもの、あるいは國内にどうしても漆を必要とするという範囲に限られると思いますが、これらの範囲内においては、つとめて今支障を來しておる範囲内における統制は撤廃してもらうように私は要望いたします。どうかひとつ委員諸君においては、満場一致をもつてこの趣旨を御決議、御採択願いますように、特に一言お願いしておきます。
○井上委員長 本案は採択の上これを内閣に送附すべきものといたしたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井上委員長 御異議なきものとして採択いたしました。 —————————————
○井上委員長 次に日程第二六公團式食糧配給統制反対の請願外一件、文書表第六七号、石井繁丸君紹介は撤回をされました。さらに日程第三五農藥取締法制定その他に関する請願は野溝勝君紹介でありますがこれはすでに政府の方で國会に提出することになつておるそうでありますから委員会では審議しないことにいたします。 それからさらに日程一九、これは最前的場議員の紹介によります薪炭價格引下げに関する請願と同一の趣旨でございますので、これも愼重審議することにいたしたいと思います。 残余の日程はこれを延期いたしまして、本日はこれにて散会いたします。 午後四時十一分散会