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2回国会衆議院1948/02/09

水害地対策特別委員会 第5号

発言数
14
登壇者
3
会派数
1
開催日
1948/02/09

会議録

山崎岩男民主党

○山崎委員長 これより会議を開きます。  去る一月三十一日に本会議におきまして決定いたしましたる決議案を、本会議に上程いたしまして、本会議におきましては満場一致でもつて決議をいただいている次第であります。その後において大藏当局と委員長との間においていろいろ連絡をつけて、一日も早くその具体的なる施策を樹立するように努力してまいつたのでありまするが、ただいまの事態のように、〇・八の予算案がひつかかりましたために、そのことが一日、二日と遅延しておることは、まことに遺憾に存じます。その後における情勢がどうなつておるか、一日も早くこれを資金化いたしまして、二月、三月の工事をやり途げなければ、その工事が中途半端で終るというおそれがあるのであります。その点につきましては、諸君におかれましても絶えず御心配になつておることと存じますが、ただいまから大藏大臣から説明をお願い申し上げたいと存じます。

栗栖赳夫民主党大蔵大臣

○栗栖國務大臣 これはちよつと速記をつけないでいだたきたいのです。

山崎岩男民主党

○山崎委員長 それでは速記を止めてください。     〔速記中止〕

山崎岩男民主党

○山崎委員長 速記を始めて……。

栗栖赳夫民主党大蔵大臣

○栗栖國務大臣 実は追加予算の予定は二億くらいを予定しておつたのであります。これは今度の追加予算に盛ろうとしておつたのでありますが、予算その他の関係で遅れて、おるような次第でございます。それからその残りは、予算外契約もやはり契約を増加いたしまして、予算外契約としてこれを賄つていく、かように考えた次第でございます。この新しい予算外契約、すなわち拡張する予算外契約は、國会の御審議を經なければならぬ関係がございまして、そのものと、さつきの二億の追加予算とは、ただいまその筋に交渉をもつていつておるような次第でございます。それから予算外契約でありますが、この利用が戰爭中しばらくこういう方面に使われることが忘れられておりましたので、手続が十分惨透しなくて、今申し上げましたように、大体六億一千万円も余つて、早くお使いを願えないかというように逆に申しておるような次第でございます。委員各位におかれましては、ぜひ地元その他との御連絡をとつていただいて、これを早く使つていただくようにお願いしたいと思つております。なお予算外契約の負担があるから、すぐ地方銀行へ行つて話をすればそれで片がつくとお思いくださると、それでは実はうまくいかぬのであります。どうするかといいますと、まず建設院関係とか、農林省関係は六億六千万円の割振りがしてあるわけでございまして、各府縣の割振りがしてあると思います。これは今事務当局での割振りだけになつておりますれば、われわれ関係の省で会議を開いてこれをきめてしまいますが、大体割振りは六億六千万円の方は済んでおりますから、これはその範囲を各府縣に示してもらわれまして、そうして一度大藏省の銀行局の方へ來ていただいてそこで、檢討して、その範囲で資金を出すようにいたします。どういうように出すかということは地方の銀行であれば、財源が預金部資金がまわるのであるから、心配なしに貸してくれという斡旋をいたします。もし地方銀行になかつたならば、大藏省の預金部の資金を日銀を経てまわすことにいたします。ですから確実にこの資金はその方へまわるのであります。ところが実際聽きますと、そういう連絡なしにすぐ予算外契約があるのだからというので、あたかも國庫補助金というような関係で地方銀行にそのままお話になるということになると、地方銀行へは日銀及び大藏省からそういう方面の指図がまわつておりませんから、そこで行き違いを生じておるのがあるのじやないかと思います。私の方で指図をいたしますから地元の方においても大藏省銀行局の預金の方を扱います特殊金融課へ御連絡をお願いしたい、かように思つておる次第であります。それから建設院、農林省の方でも大藏省とお互い連絡をとつて、そういうものを出しましたならば、さらにいろいろ指図などをしていただいたならば、これが早くできるのじやないかと思つておる次第でございます。二億の追加予算と残りの予算外契約とは、先ほども申しましたように國会の議を経なければなりませんので、そのためにその今その筋と交渉をいたしておりますが、これが交渉ができれば、一は予算として、一は予算外契約の方——予算外國庫の負担となるべき契約をなすを要する件でございますか、そういうバジエツト・ローを出して片づけたいと思つておる次第でございます。  大体今申し上げたような次第でございますが、政府としましては早急にこの資金その他については手配をいたして、二十億だけはお送りしようと思つておる次第でございます。資材その他の割当がございますならば、あるいは農林省あるいは建設院の方で安本と御連絡をとつてお考えくださることと思つております。なお地方負担のものがありまして、そういうものについてさらに金融を斡旋をしてくれというお申出があるところもあります。そういう場合におきましては、地方財源としてどういうふうに返済ができるかということのお示しを願い、できるだけの御斡旋をいたしたいと思つております。

山崎岩男民主党

○山崎委員長 大藏大臣に委員長からお尋ね申し上げますが、内閣の出処進退が新聞等においても、大分論議せられておりまして、承るところによると明日あるいは明後日に桂冠されるような状況に見受けられるところがあるのであります。その際にただいま大藏大臣の御説明になりましたその筋との間における話合いの二十億の範囲において、六億六千万円以外の予算外國庫の契約となるところの金額を、現内閣の責任において解決をつけてくださる御趣旨でありましようか、お尋ね申し上げます。

栗栖赳夫民主党大蔵大臣

○栗栖國務大臣 仮定でございますが、私どもかりに辞職などいたします場合にも、次の内閣ができるまではなお政務を見ることになつておりますから、その最後の瞬間までこの点は片づけたい。その筋にも事務当局も日々連絡しておることでございますので、そういうことを申し上げることができると思つております。

山崎岩男民主党

○山崎委員長 どなたか御発言はございませんか。——それでは岩澤説明員から各府縣の割当について御説明いただきましよう。

岩沢忠恭総理廳技官

○岩沢説明員 今大藏大臣がお話になりました六億六千万円の割振りですが、これは建設院関係だけでありまして、そのほかに農林省関係が何ほどかあると思います。その六億六千万円についての割振りを一應ここで申し上げますと、北海道一億二千万円、青森九百万円、岩手二千二百万円、宮城二千七百万円、秋田三千六百万円、山形二千二百万円、福島二千二百万円、茨城千八百万円、栃木二千七百万円、群馬五千五百万円、埼玉千七百万円、千葉六百万円、東京千八百万円、神奈川千八百万円、新潟千万円、富山千万円、石川五百万円、福井三百万円、山梨千八百万円、長野九百万円、岐阜七百万円、靜岡千三百万円、愛知五百万円、三重が五百万円、滋賀が二百万円、京都が三百万円、兵庫が千八百万円、奈良が三百万円、和歌山が九百万円、鳥取が五百万円、島根が九百万円、岡山が六百万円、廣島が千三百万円、山口が千三百万円、徳島が五百万円、香川が二百万円、愛媛が六百万円、高知が二千五百万円、福岡が六百万円、佐賀が三百万円、長崎が二百万円、熊本が五百万円、大分が六百万円、宮崎三百万円、鹿兒島が二百万円、こういつたような数字です。そこで私の方は六億六千万円が先週の閣議決定直後今申し上げたような数字を府縣の方に通知いたしますと同時に、大藏省の銀行局と打合わせまして、銀行局の方から関係の地方の財務局並びに日銀の支店の係にその旨を通知してもらうように交渉いたしましたから、銀行局の方では多分地方の財務局並びに日銀の支店の方にこの予算外國庫の負担となるべき契約における金額の融資その他については手続上は万遺憾なく進んでおるつもりであります。

山崎岩男民主党

○山崎委員長 各府縣に向つて工事中止の命令を出したというようなことがあるのですが、それは事実でしようか。

岩沢忠恭総理廳技官

○岩沢説明員 これは絶対にありません。ただ自発的に補助金の見透しがつかないために、縣の方で工事が進み過ぎるからこの際一つ緩和してくれというようなことを言うたようなことは聞いておりますけれども、私の方から補助金の見透しがつかないからこの際工事をやめてくれというような公式のものは絶対に出したことはありません。

山崎岩男民主党

○山崎委員長 それでは各府縣廳に向つて、ただいま大藏大臣が説明された通りに、六億六千万円の範囲内において銀行において融資するという点については、建設院当局からも御通知があつたわけですね。

岩沢忠恭総理廳技官

○岩沢説明員 これは先ほど申し上げました通りに、閣議決定直後、今申し上げたような各府縣の割振りをいたして、そうして正式に通知をいたしました。

山崎岩男民主党

○山崎委員長 了承いたしました。ほかに御質問の方はございませんか。  それでは本日はこれにて散会いたします。     午後三時三十三分散会

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