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2回国会衆議院1948/06/04

財政及び金融委員会 第33号

発言数
16
登壇者
5
会派数
2
開催日
1948/06/04

会議録

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 これより会議を開きます。  昨日お諮りをいたしました運輸及び交通委員会に本日付託されました國有鉄道運賃法案の審査につきましては、昨日川合、後藤両委員が運営委員会に本委員会を代表して御出席を願い、いろいろ御檢討を願つて結論を得られたわけであります。從つてこの場合川合委員からその経過を御報告いただきたいと存じます。

川合彰武日本社会党

○川合委員 昨日、委員長に代りまして私と後藤委員が運営委員会に參りまして、ただいま委員長から報告のあつた事項、すなわち鉄道運賃の値上げに関する法案を、どの委員会で審議するかという問題に関しまして、委員会の意向を述べたのであります。その要点を申し述べますと、國会法の規定に基くならば、当然これは財政及び金融委員会の審議すべき法案であるということを確認することを主張したわけでありますが、運営委員会におきましては、その前日特に財政及び金融委員会の委員長に懇請をして、國会法の建前からは財政及び金融委員会に付託すべきものであるが、運輸及び交通委員会が現在法案もなく、かつまたあらかじめいろいろな事前審議もしておるというようなことから、便宜上の建前として一應その法案の審議を、主として運輸及び交通委員会でやつてくれるようにというような懇請があつたようであります。そこで私は今申しましたように、國会法の建前としていくならば、財政及び金融委員会でやるべきものであるが、そういうような諸般の情勢を考慮して、建前は建前とし、現在の國会の議事運用の必要からして、これを運輸及び交通委員会に審議してもらうということの方が、現下の情勢に鑑みて必要であるという認識に到達いたしましたので、別室で松岡議長並びに浅沼議院運営委員長立会いのもとに、今申し上げましたように、法の建前としては財政及び金融委員会で審議すべきものである。しかしながら今申し上げましたような事情に基いて、運輸及び交通委員会においてこれを審議し、財政及び金融委員会と合同審査するというような結果にしたわけであります。それと同時に今回の措置はこれを絶対に先例としないこと、どこまでも臨時的な措置であるということと、さらにまた今後いかなる事情ありとも、こういうような例を残さないということを、議長のもとにおいてこれを記録に残しておくというようなことを議長から回答を得まして、今申し上げましたような措置をとることになつた次第であります。さよう御了承を願いたいと思います。以上であります。

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 ただいま川合委員からるる御説明のありましたように、國有鉄道運賃法案の審査は、当然本委員会に付託さるべきものであるが、ただいま御報告のあつたような事態によりまして、今回に限り運輸及び交通委員会に付託し、本委員会と運輸及び交通委員会と連合審査会を開くことにいたしたいと思いますが、この点御異議はありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 それではさよう決定いたします。     —————————————

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 次に前会に引続き製造たばこの定價の決定又は改正に関する法律案に対する質疑を継続いたします——。質疑はありませんか。

梅林時雄民主党

○梅林委員 國務大臣の財政演説の関係もあり、すでに時間も切迫しております。よつて質疑は次の機会に讓られまして、本日はこれにて散会せられんことを希望いたします。

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 梅林さんの御説ごもつともでありますが、請願の御紹介にわざわざお越しいただいた方がございすので、それまだけ承つてよろしゆうございますか——。ではさよう取計らいます。     —————————————

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 それでは請願の審議をいたします。  日程第二六、中小企業者に対する課税軽減に関する請願、文書表第九二三号、紹介議員松原喜之次君から御説明を願います。

松原喜之次日本社会党

○松原(喜)委員 今日中小商工業者が、國税並びに地方税の重圧のもとに、非常に悲境にあるということは、すでに説明をいたすまでもないことであると存じます。しかしてその重税の問題は、二つの方面からこれを考えることができると思うのであります。すなわち一つは税率が高いという点であり、第二は課税にあたつて適正を欠いているために、税率によるところの重圧よりもさらに重圧を加えられる結果になる一部の人があつて、非常に困る。この二つの面があると思うのであります。  そこで第一の税率の問題でありますが、何と申しましても中小商工業者にとつては、所得税の軽減ということを第一に希望いたしておるのであります。殊に今日この所得税の税率が、百万円以下において相当重い累進課税になつているということが、中小商工業者にとつては、実にその営業を維持するのに困難を感じているところの、第一の理由になつていると思うのであります。次にはこれは地方税でありますが、営業税が非常に高い率でかかつており、はなはだしい府縣に至りましては、二〇%にも及んでいるということであります。さらに物品税でありますが、今日購買力が非常に軽減いたしました結果として、製造家にとつては代金の回收がおそらく三箇月程度遅れるのであります。その代金を受取らないさきに、製造業者といたしましては物品税を先拂いしなければならないというのが、今日資金面において非常に困つておりますところの業者にとつて、まことにたえがたい事情にあるのであります。さらに次に課税のでこぼこの問題でありますが、すでにこれは各方面よりやかましく論議せられておりますので、ここにあらためて私から御説明申し上げるまでもないところであると存じます。すなわち所得税、営業税に対する軽減、それから物品税の実情に即した延納を許すこと、それからこの課税にあたつて、二十二年の課税が失敗したごとき結果に陷らざるよう、二十三年度においては、あらかじめ諸般の措置を講じておかなければならない。これがすなわちこの請願の趣旨であります。  以上簡單でありますが、御説明申し上げます。

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 政府委員がおりませんので、追つて政府の意見を聽くことにいたします。     —————————————

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 次は昨三日本委員会に付託された請願、緑茶に対する物品税軽減の請願、文書表第一三〇五号を議題またします。紹介議員五坪茂雄君の説明を求めます。

五坪茂雄民主党逓信政務次官

○五坪茂雄君 紹介議員といたしまして御説明申し上げます。緑茶の物品税を、その税率を緑茶、碾茶とわけないで、一律にしていくらか軽減してほしい。こういう請願であります。番茶は今日無税でありますが、緑茶は第二種丙類として從價税三割、玉露碾茶はやはり第二種乙類として五割の税金がかかつております。これは新芽をつんでやるのですから番茶と多少違いますが、同じ國民の保健飲料であるといつても、多少の課税はやむを得ないかと思うのでありますけれども、この差をつけるということは実際上どうかと思うのであります。緑茶も玉露も碾茶も原料は一つであります。ただ製造の工程が違うだけであつて、專門家といえども緑茶、紅茶というものを区別することは、なかなか困難です。ところが一方は三割の課税であるし、一方は五割の課税であるということになりますと、五割課税の玉露を引下げて、つまり緑茶にして、それを賣ろうとすることになるのです。それからまた第三の徴税の問題につきましても、農家が茶をつんで荒茶にする。その荒茶を仕上工場へやつて、仕上つたものに課税されるのですが、荒茶はすでに飲用になるものですから、仕上工場へいかぬで、荒茶からすぐに小賣業者にいつて脱税になるということなんです。いろいろの点から考えまして、その緑茶と玉露を別々に課税するということはどうかと思います。これを緑茶という一つのものにしてしまつて、そしてこの第二種の丁類として、從價で二割ぐらいに止めていただきたい、かように思うのです。保健飲料である茶に、扇風機やタイプライターといつたものと同じ税率を課すということはすこしひど過ぎる。かように考えます。もともとこれは緑茶一本で課税しておつたのでありますけれども、戰爭中税金をよけいとるために、緑茶と玉露と二つにわけた。そして、ただいまの税率のように、一方は三割、一方は五割というようにしておるが、それを今回緑茶一本にまとめてしまつて、第二種丁類として、從課税二割というふうに減額していただきたい。こういう請願であります。どうか御審議の上、御採択あらんことを切にお願いする次第であります。

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 本件についても追つて政府の意見を求め、採否を決することにいたします。     —————————————

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 次は日程二〇、大衆課税の撤廃並びに軽減に関する請願、文書表第七一五号、紹介議員川合彰武君。日程二一、所得税法の一部を改正する請願、文書表第七一六号、紹介議員川合彰武君。日程三〇、所得税軽減に関する請願、文書表第一〇一五号、紹介議員河合義一君。日程三一、三木町に税務署設置の請願、文書表第一〇三六号、紹介議員河合義一君。右各件について川合彰武君から御紹介を願います。

川合彰武日本社会党

○川合委員 まず所得税軽減に関する請願、請願人は小林利人君で、紹介議員は河合義一君でありますが、河合義一君がおりませんので、私から説明を申し上げます。これは表題にあります通り、所得税の軽減をしてほしいというのであります。詳細は記録でごらん願いたいと思います。  次は三木町に税務署設置の請願でありますが、請願人は兵庫縣美嚢郡町村会長三木町長の堀田光雄君で、紹介議員は同じく河合義一君であります。代つて私から説明申し上げますか、これは三木町に税務署を設置して欲しい。しかももし新設せられるならば、現中学校の仮校舎二階を無償提供いたすという、すこぶる熱意ある請願でありますから、よろしく御採択を願います。  次に私の紹介の大衆課税の撤廃並びに軽減に関する請願でありまして、これは浜松の遠州地方大衆課税反対國民運動推進本部の代表者の渡辺光次君の請願であります。この内容も、この表題の示す通りであります。  次は所得税法の一部を改正する請願であります。請願人は遠州地方勤労大衆の代表者としての壽山一美君ほかであります。これも表題の通りであります。委細は記録によつてごらん願いたいと思います。何とぞ御採択あらんことを望みます。

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 以上をもつて請願の審理を終ります。  先ほど梅林委員より発議のありましたように、本会議の関係もありますので、本日はこれをもつて散会いたします。     午後二時七分散会

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