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2回国会衆議院1948/01/28

財政及び金融委員会 第2号

発言数
9
登壇者
5
会派数
3
開催日
1948/01/28

会議録

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 それではお待たせいたしましたが、会議を開きます。  議案の審議にはいりますに先だちまして、一言御挨拶を申し上げたいと存じすま。高いところからまことに失礼でありまするが、委員長であらせられた北村さんの入閣に伴いまして、ふつつかな私がそのあとを襲い、委員長の重責を汚すことに相なりました。もとよりその器ではございませんので、各位の御支援と御鞭撻なくては、この仕事はとうてい勤めがたいと存じております。私は至誠もつて事に当る覚悟でありまするが、何とぞ委員各位の格別の御高教と御支援あらんことをひとえにお願いいたしまして、まことに簡單でありまするが就任の御挨拶にいたしたいと存じます。どうかよろしくお願いいたします(拍手)  次にお諮りいたします。去る十二月九日、私の委員長就任とともに、理事の欠員ができており、さらにまた葉梨理事の欠員の関係もあるわけであります。これは追つて各党から御通告をいただきたい、かように思つておりますが、なるべく至急御通告いただくように、この機会に関係の方々に、お願いをいたしておきます。  それではこれより、昨二十七日本委員会に付託せられました復興金融金庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。まず政府の説明を求めます。大藏大臣。

栗栖赳夫民主党大蔵大臣

○栗栖國務大臣 ただいま議題となりました復興金融金庫法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げたいと存じます。  御承知のように復興金融金庫は、当初百億円の資本金をもつて発足したのでありますが、爾來経済界の一般情勢により、産業資金の需要がきわめて巨額に達するに伴いまして、同金庫の貸出額も、逐月増加の一途を先どりましたので、昨年四月一日これを二百五十億円に増額し、さらに九月に至りまして、おおむね本年一月までの所要資金を見こみまして、これを五百五十億円に増額して今日に至つたのであります。この間市中金融機関の資金増加の、とかく不円滑になりがちな傾向もあり、産業界の復興金融金庫依存の傾向は、ますます増加するとともに、各種公團資金を同金庫において一手に賄うことと相なりましたため、金庫の貸出額は急激に増加し、昨年末貸出残高は、総額四百四十二億一千万円の巨額に達するに至つた次第であります。もとより金庫の行いまする貸出は、設立の趣旨に則り、日本経済再建のために必要な資金であつて、他の金融機関等から融資することを困難とする資金の供給に限られておるのでありまして、石炭、鉄鋼、肥料、電氣等、今日その再建を喫緊といたしまする基礎産業に対し、重点的に融資されてまいつたのであります。もちろん政府といたしましては、これら基礎産業の再建とともに、中小工業の育成振興につきましても、常に関心するところでありまして、金庫を通じまする中小金融につきましては、積極的にこれを推進助長する方針でまいつたのでありまして、昨年末融資実績によりましても、いわゆる中小工業と目すべき三百万円未満の貸出件数は、総数二千三百二十件、十七億余万円に達し、公團及び石炭関係を除く一般産業融資に対しては、件数において六六%、金額において一〇%を占める状況であります。以上申し述べました金庫の融資により産業界における資金難はともかくも緩和せられ、戰後における生産の回復振興に大いに奇與してまいつたと存ずるのでありますが、一方所要資金の調達、殊に復興金融債券の発行につきましては、前國会の本委員会においても種々御注意もあり、その市中消化につき、全力をあげておる次第でありまして、昨年十二月より好轉の傾向を見せてまいつておるのであります。しこうして、今後政府といたしましても、インフレ進行の状況に鑑み、これら市中消化を、さらに一段ど向上せしめるため、諸般の対策を講ずるとともに、一方貸出にあたりましては、きわめて嚴格な審議を盡し、いやしくも融資の放漫に流れることなきよう、十分の手段をもつておる次第であります。今般提出いたしました復興金融金庫法の一部改正法律案は、以上の諸種の事情を十分勘案の上、さしあたり本年度末までに必要とする最小限度の資金を見込みまして、資本金の増額を実行いたすためであります。すなわち昨年末におきまして、現在の資本金五百五十億円は、おおむね当初の予定の通り九十億円程度り余裕を残すのみとなりましたので本年度末までの貸出増加額を見込み、慎重検討の上、この際百五十億円を増加して、七百億円に資本を増額することを適当と考えた次第であります。なおこの増資所要額の見込みを立てました際には、新たに設立を見ました食糧公團ほか四公團の所要資金は、前回増資の際の國会の御意向もあり、一應市中金融機関によつて調達することといたして、除外いたしておる次第でありよす。  なお今回の増資に伴う政府出資の拂込みにつきましては、前に申し述べましたごとき最近の消化状況、及び今後の消化向上の見透しも考慮いたしまして、この際増資分につき、新たに政府拂込を取らないことといたしております。資本金七百億円というこの厖大な金庫の運営につきましては、現に復興金融委員会における関係当局、及び民間有識者の会議により、経済界全般の情勢を十分考慮の上、きわめて慎重に行つておるところでありますが、なお今後は融資分野の適正なる配分と、國民貯蓄の増強により、努めて市中金融機関の活用をはかり、もつて復興金融出庫依存の傾向を極力抑止するとともに、必要資金の貸出も最小限度に止め、他方復興金融債券の消化のためには、さらに万全の措置を講じたいと考える次第であります。さきにも申し述べました昨年末の金庫の余力約九十億円は、一月中の債券発行並びに債務保証の増加によりまして、一月末にはほとんど限度一ぱいとなる関係上、本件増資の実行は、ぜひ二月早々には実施される必要があるのであります。  以上復興金融金庫法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明いたしましたが、何とぞ御審議の上速かに御賛成相なるよう希望いたす次第であります。

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 この場合お諮りをいたします。質疑は明日午後一時より行うことにして、本日はこの程度で散会をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

塚田十一郎日本自由党

○塚田委員 この際追加資料のお願いを申し上げておきたいと存じます。今頂戴したこの資料関係を見ますと、相当いろいろなものがあつて、大体整つておるように思うのでありますが、なおそれに附け加えまして、現在残高として残つておるもののうち、当然すでに回收さるべき時期が到來しておつて、回收できておらないものがどれだけあるか。それからそれらのものの回收できない事情が、どういう事情によつておるものであるかということを明細にする表をお願いしたいと存ずるのであります。

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 ほかに何か……

川合彰武日本社会党

○川合委員 私もこれを見ますと、復興金融金庫が一應融資の内諾を與えて、まだ実際に融資していない実数と、相手方の業種、金額というようなものをいただきたいと思います。

梅林時雄民主党

○梅林委員 政府の方に資料をお願いしたいと思います。各方面から、復金の融資につきまして、できる業種ないしはできない業種といつたようなことを、いろいろ漏れ聞いておるのでございますが、それらの業種に対しまして、こういうものには融資しないのだというふうなことが明確になつておりまするならば、その資料をいただきたいと思います。

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 ほかに御発言はありませんか——それでは委員長から大藏大臣にお願いしておきたいと存じますが、委員会を開会する時間をひとつ嚴守していただきたいと思います。委員の方のお集まりを願う前に、政府委員の方は來ておつていただく方が、何かにつけてぐあいがいいと思いますので、それぞれ御通告いただきまして、なるべくその前に來ておつていただくようにお願いいたしたいと思います。  明日午後一時から委員会を開くことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

早稻田柳右エ門民主党

○早稻田委員長 それでは明日午後一時から委員会を開会することにしまして、本日はこれにて散会いたします。     午後一時四十八分散会

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