決算委員会鉱工業委員会連合審査会 第2号
- 発言数
- 16 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1948/06/30
会議録
○松原委員長 開会をする。
○伊藤(卯)委員 百二十万トン生産達成の用意ありや、原料炭を輸入してスクラツプ関係の計画性について伺いたい。
○始關政府委員 鉄鉱石については海南島の鉄鉱石が輸入されるよう、また石炭が輸入されるようになつていたが、昨年度は十分にいかなかつた。本年度は輸入される鉄鉱石が、百万トン実績の前提になつているから、ぜひ確保したい。しかして確実の度を増してはいるが、適切な手を打つ要がある。
○伊藤(卯)委員 百二十万トン生産達成についてもつと具体的の見透しがあるかどうか。
○始關政府委員 重油は二十万トンアメリカから順調に輸入されている。電力は十九万キロワツト確保されている。また輸送力は八百数十万トン予定されている。
○伊藤(卯)委員 困難を克服してやるには行政機構強化のために鉄鋼局に昇格が必要となる。
○竹谷委員 釜石で鉄鉱が生産されているが釜石の地元で製品化されるよう施設をする意思はないか。また秋田縣下で製鉄用の石炭があるといわけているが、調査されているか、お伺いしたい。
○始關政府委員 鋼鉄や薄鉄板ができるように、八幡から薄鉄板の生産設備を移設する計画がある。二千トンのうち一千トンを釜石にまわす予定である。秋田縣下の石炭については未だわかつていない。
○中曽根委員 鉄鉱局が出來て海外に響きがあると思うが、具体的にどう響くか。
○始關政府委員 專任局長を置き、スクラツプル二倍にする。そして増産対策を樹立する。鉄鋼増産協力会の力を借りて、隘路を打開する考えである。
○冨田委員 課か、局に変つて現実においてどう効果があるか。局をつくる急ぐ理由はいかん。また國家行政組織法第八條と関係について、檢査所の全貌について御説明を願いたい。また事業團体法や、私的独占禁止法と関連して改変するのは困る。
○松田政府委員 現在の鉱山局の一課では無理で、石炭廳、電力と相並んで鉄鋼局にぜひ拡大強化する要がある。予算は増さないで、賠償実施部を縮小して、浮いたものを鉄鉱局にまわす。商工省先般については、輸出組合解散のため、品質檢査を國の機関として設置する必要を感じた次第であり、國の檢査機関として(輸出品取締規則との関係)五ツの檢査機関、すなわち纖維、機械、家庭雜貨、日用品、試藥などを設けるつもりである。生産行政と技術行政と結びつける。関係機関同士の連繋をとりたい。
○冨田委員 商工省官制の中の一部改正では十分ではなく、全体の機構改革に際しては、公務員の信念で、すなわち自分が責任をとるという強い行政が現われる心意氣で行くべきだ。
○伊藤(卯)委員 工業技術廳設置に関しては、鉱工業委員会においては全委員が賛成で、至急実施されることを希望している。また從來特許法の改正を必要としておるし、戰時中の軍規の祕密はこれを一掃すべきであつて、工業技術の交流や、発明が國家の再建飛躍に貢献することを確信して疑わない。
○松原委員長 両案に関する鉱工業委員との連合審査会を終了することに御異議ないか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松原委員長 御異議ないと認める。 本日はこれにて散会する。 午後零時四十七分散会