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2回国会衆議院1948/06/29

決算委員会鉱工業委員会連合審査会 第1号

発言数
29
登壇者
9
会派数
5
開催日
1948/06/29

会議録

松原一彦国民協同党

○松原委員長 これより会議を開きます。  商工省官制の一部を改正する法律案及び工業技術廳設置法案を一括議題と致します。政府の説明を求めます。正木政府委員

正木清日本社会党商工政務次官

○正木政府委員 ただいま議題となりました商工省官制の一部を改正する法律案の提出理由を説明申します。申すまでもなく、戰後日本経済復興途上において鉄鋼業の占むる比重は著しく増大しており、石炭、肥料、電力とともに超重点産業として、指定され、その傾斜生産政策のいかんによつては、わが國鉄鋼界にも影響するところ大なりというべきであります。終戰後、鉄鋼行政は一鉄鋼課において所管しておりましたが、鉄鋼部門の総合的計画を遂行するには、拡大強化の必要を認めましで、新しく鉄鋼局を設け、また賠償実施局を賠償実施部として総務局に置きまして、さらに製品の品質向上のため、任意検査または輸出品取締法等に基いて檢査を行う機関すなわち検査所設置を必要とするものであります。  次に、工業技術廳設置法案に関してでありまするが、鉱工業技術水準の改善向上と、資源の開発利用とを急速に推進実施することは、わが國現下の國状から見て、緊要のことと存じます。この意味より商工省管下の試験研究機関並びに工業標準化を担当する部局を統合して、工業技術廳を設け々どするのでありましてこれにより、公務諸研究機関との協力をはかり、その他試験、研究及び技術指導の実施を強力に遂行いたさんとするのであります。以上で両案に対する提出の理由を御説明いたしました。何とぞ速やかに御賛成あらんことを切望いたします。

木村榮日本共産党

○木村(榮)委員 國家行政組織法との関係についで同法第八條の試験所、研究所と重複するようなことはないか。

松田太郎商工事務官

○松田政府委員 試験所、検査所等については、御指摘の通り、予算上の措置が伴つていなければならないことになつておりますから、その範囲は限定されていると存じます。政府としましては一方的に新設することはできないと存じます。その場合には十分御審議をお願いいたさなければならないと存じます。同種のものを重複新設するようなことはないよう十分注意しでいかねばならないと考えております。

木村榮日本共産党

○木村(榮)委員 商工省の外局としてこういつたものをつくらねばならないか、その理由は。

松田太郎商工事務官

○松田政府委員 現にある検査機関の相互の連絡をはかり、一つの方向にまとめる線に向つている。今後増すには特別に御審議をお願いする。

木村榮日本共産党

○木村(榮)委員 各省の外局がどんどんふえるのは困る。各省に関係あるものが各省にできるようでは困る。各綜合的なものができなければならぬ。商工省のみの立場から提案されたか。

松田太郎商工事務官

○松田政府委員 戰時中技術院なるものがあつて各産業間の連絡をとつてやつてきたが、成果としては検査機関、研究所等の連絡が不十分なため、産業面に大なる影響を與えた、これを是正するため工業技術廳を置くことにしたのであつて、同一つのものを各省に置くようなことはないと思う。この官廳は商工業との関係も深いので、商工省の外局として設置することとした次第である。

冨田照民主自由党

○冨田委員 試験所、研究所等の従横の連絡をとることはよいことであります。また行政整理の際ではあるが、よいものを置くには賛成だ、しかし系統的、総合的にというのは結構であるが、断片的なものを寄せ集めて全体として成果がどの程度あがるか、これに疑問がある。私の知つている武蔵野の一角にある植物館の例もあり、設置の上はさらに一歩を進めて強力のものとし將來民間の技術も取入れた國全体の科学、技術の総合研究機関とする考えはないか。

松田太郎商工事務官

○松田政府委員 將來産業を、確立さ迂るため輸出貿易品の品位向上、内容の優秀さ等の点から取上げられる。それは現状とにらみあわせて出來得る範囲で進めていくべきだと思い、まず商工省内部のものを統一することにした。これらの成果を見た上、廳として発展させることも考えている。科学面、技術面と行政面と車の両輪のことぐ進めていく考えである。

冨田照民主自由党

○冨田委員 審議会と協議会との性格の想違について。

松田太郎商工事務官

○松田政府委員 お答えします。本案は参議院にも提出したが工業技術運営審議会の構成は会長は商工次官で本省各局長、商工省内部の局長を委員とし、官吏である。協議会は民間人も入つた委員会である。

冨田照民主自由党

○冨田委員 審議会のメンバーは明確にしておくのがよいのではないか、統一連絡が綜合的にできないだろう。指導者は実用品をつくるとともに文化國家建設にふさわじいものを選ぶべきだ、よき指導者が得られるかこの二点について。

松田太郎商工事務官

○松田政府委員 産業の復興とともに文化國家となるには、いろいろな問題がある。その時の実情に即して檢討すべきである。各関係方面においても、よい成果が得られるよう協力すべきだと思う。陣容については運営について遺憾のないように人選をするつもりであ偽。指導者は省内にあると思つているが、また民間人にも適当な人があれば、このポストにつかせるにやぶさかではない。また人格等も考えている。

冨田照民主自由党

○冨田委員 東京工業大学について、文部省における予算があまりにも少額のため資材及び資料に困却して有意義な研究もすることができぬと聞いている。また醗酵研究所が特別会計に入つていると聞いたがこの点について。

松田太郎商工事務官

○松田政府委員 十三、四年ごろアルコール専賣が大藏省より商工省の所管に移されて現在これをつかざどつている。

田中健吉社会革新党

○田中(健)委員 議事進行について速記、参考資料がないので重要審議ができぬ。速記をつけて審議されたい。これについて。

松原一彦国民協同党

○松原委員長 委員長会議で五本と定まり、重要法案のある所にとられるので当委員会にはまわらぬ。

田中健吉社会革新党

○田中委員 後日速記がとれてから改めてやられたい。

松原一彦国民協同党

○松原委員長 お諮りいたします。本日は速記がないのですが、このまま続けますか。

伊藤卯四郎日本社会党

○伊藤(卯)委員 法案の取扱について、鉱工業委員会では此の案についてすで十分審議し盡してあるし、また打合せも済んでおり、鉄鋼増産には局設置はどうしても必要なことを認めて速やかに設置ざれることを希望しておることを申し上げておきます。

松原一彦国民協同党

○松原委員長 連合審査会を再度開くかお諮りいたします。

前田正男民主自由党

○前田(正)委員 連合審査を続けられたい。

伊藤卯四郎日本社会党

○伊藤(卯)委員 鉱工業委員会で済んでいるし、ぜひ必要な点もあるのであらためて述べたい。

松原一彦国民協同党

○松原委員長 伊藤委員長の御希望もあり明日も懇談会で時間一ぱい審議をすすめてはいかがでしようか。

冨田照民主自由党

○冨田委員 重要法案を審議するのに会期が迫りすぎており、政府は、もつと、はつきりすべきだ。

松原一彦国民協同党

○松原委員長 会期延長の件は國会の責任であつて、私一人ではお答えできない。

金野定吉日本社会党

○金野委員 次会においても速記がとれることがわかつておれば、このまま続けられたい。

松原一彦国民協同党

○松原委員長 では本日はこの程度とし散会いたします。     午後三時三十二分散会

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