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第2回国会衆議院1948/06/21

決算委員会 第17号

発言数
5 件
登壇者
2 名
会派数
2
開催日
1948/06/21

会議録

松原一彦国民協同党

○松原委員長 開会いたします。  本日はかねて本委員会に付託になておりました決算について審議に入りたいと存じます。決算審議の時期がいささか遅れましたことははなはだ遺憾に存ずるところでございまするが、これは私が決算委員長に就任、懇談会のおり、委員各位にあらかじめその審査方針につき御了承を願つておきました通り、諸般の事情もあり、加うるに終戰後の國家財政膨脹に伴いまして、決算総額も厖大になり、会計檢査院の指摘した非難事項も百七十五件に及ぶものでありまするから、委員諸君は御迷惑でも極力出席の上、審議いたされることを希望いたしておきます。  これより昭和二十一年度歳入歳出総決算及び同特別会計歳入歳出決算、特殊財産資金歳入歳出決算を議題とし、大蔵当局の御説明を承ります。荒木政務次官。

荒木萬壽夫民主党大蔵政務次官

○荒木政府委員 昭和二十一年度歳入歳出総決算及び同特別会計歳入歳出決算並びに特殊財産資金特別会計歳入歳出決算を会計檢査院の檢査報告とともに國会に提出いたしましたので、その大要を御説明申上げます。  総決算に計上いたしました歳入の決算額は、経常郡三百二十三億四千五百十七万余円、臨時部八百六十五億五千三百八十九万余円、合計千百八十八億九千九百七万全円でありまして、これ、に対して歳出の決算額は、経常部百十二億二千五百六十七万余円、臨時部千三十九億八千百三十四万余円、合計千百五十二億七百二万余円でありますから、歳入歳出差引三十六億九千二百四万余円の剰余を生ずる計算であります。しかるにこの剰余金額中には、昭和二十二年度に繰越しました歳出の財源に充てなければならない部分が十九億五千五百二十九万余円ありますので、これを差引きますと、結局昭和二十一年度一般会計の純剰余金は十七億三千六百七十五万余円と相なります。以上申し上げました昭和二十一年度の決算額を同年度の予算額と比べますと、歳入におきましては、経常部で三十三億百八十四万余円を増加いたしましたが、臨時部で三十四億八千九百八十七万余円を減少いたしましたので、差引一億八千八百三万余円を予算額に比べてり減少し、歳出におきましては、経常部で三億四千四百四十九万余円、臨時部で三十五億三千五百五十八万余円、合計三十八億八十八万余円を予算額に比べて減少しておる次第であります。  次に、昭和二十一年度の歳出予算額は、千百九十億八千七百十万余円でありますが、予算決定後におきまして、昭和二十年度予算残額を昭和二十一年度に繰越しましたため、二億六千九百五十一万余円を増加しましたので、歳出予算現額は、千百九十三億五千六百六十二万余円となる計算であります。右のうち支出済となりました金額は、前に申し上げました通り、千百五十二億七百二万余円でありまして、昭和二十二年度に繰越しました金額は、十九億六千九十七万余円でありますから、これらの金額を差引き昭和二十一年度歳出予算の不用となりました金額は、二十一億八千八百六十二万余円となる計算であります。  次に、昭和二十一年度一般会計においての國庫予備金の予算額は、第一予備金二億円、第二予備金四億七千万円、合計六億七千万円でありますが、これを支出しました金額は、第一予備金一億七千八百七十九万余円、第二予備金四億五千七百九十四万余円、合計六億三千六百七十四万余円でありまして、結局差引國庫予備金の支出残額は三千三百二十五万余円となります。  なお、昭和二十一年度一般会計においての経済安定費の予算額は六十五億四千万円でありますが、これを支出しました金額は六十五億千九百六十五万余円でありまして、結局差引経済安定費の支出残額は二千三十四万余円となる許算であります。右の國庫予備金及び経済安定費の支出でありますが、第二予備金は第九十二帝國議会の事後承諾を経ており、第一予備金及び経済安定費につきましては本國会に提出中でございます。  以上昭和二十一年度決算に関しましてきわめて概略を申し上げたのでありますが、その詳細は決算書類によつて御了承を願いまして、さらに御不審の点がありますれば御説明申し上げたいと存じます。何とぞ十分御審議のほどお願いいたします。     —————————————

松原一彦国民協同党

○松原委員長 次に昭和二十一年度第一予備金支出総計算書ほか七件の承諾を求める件、これを議題として説明を求めます。

荒木萬壽夫民主党大蔵政務次官

○荒木政府委員 ただいま議題となりました、昭和二十一年度第一予備金支出の件ほか事後承諾を求むる件七件について御説明をいたします。  昭和二十一年度一般会計第一予備金の予算額は二億円でありまして、昭和二十一年勅令第四百四十号、すなわち昭和二十一年度第一予備金及び経済安定費をもつて補充することのできる費途に関する勅令の第一條の規定によりまして、右の第一予備金をもつて予算の不足を補充いたしました。その金額は一億七千八百七十余万円であります。その補充いたしましたおもな費途は、刑政収容費、裁判及登記諸費、傳染病予防檢疫諸費、徴用船員扶助金、國立癩療養所患者費、臨時定員外職員給補填金、臨時家族手当、血清類及痘苗調製配送費等であります。  次に、昭和二十一年度において特別会計の第一予備金をもつて予算の不足を補表いたしましたのは、印刷局、専賣局、大蔵省預金部、厚生保険、食糧管理、新炭需給調節、農業家畜再保険及び漁船再保険の八特別会計であります。  次に昭和二十一年度において特別会計の予備費を支出いたしましたのは帝國鉄道特別会計であります。  次に昭和二十一年度経済安定費の予算額は六十五億四千万円でありまして、右のうち昭和二十一年勅令第四百四十号第二條の起定によりまして支弁いたしました金額は、経済安定に関する予算の不足りを補たものが五十八億九千九百十余万円、予算外に生じた経済安定に関する費用に充てたものが六億二千四十余万円、合計六十五億千九百六十万円であります。その支弁いたしました事項は、河川、道路、港湾その他に関する土木事業費及び同補助、農業土木費及び同補助、営繕継続事業費、森林事業費及び目補助、戰災その地の災害復旧及び復興事業費並びに同補助、就業促進施設費補助及び臨時物資需給調整費であります。次に、昭和二十二年度一般会計予備費の予算額は二十億円でありまして、財政法第三十五條の規定によつりまして、昭和二十二年五月十六日から同二十二年十二月二十六日までの間において十五億四千九百十余万円を使用いたしました。その使用いたしましたおもな事項は、地方経済安定局設置に必要な経費、経済監視官設置に必要な経費、新制度教育研究費國庫補助に必要な経費、臨時農業実態調査に必要な経費、本邦炭田開発調査に必要な経費、船舶運営会補助に必要な経費、協栄生命保険株式会社に対する損失金補償に必要な経費等であります。  次に、昭知二十二年度において予備費を使用いたしました特別会計は、造幣局、專賣局、國有鉄道事業、通信事業及び労働者災害補償保険の五特別会計でありまして、その使用いたしましたおもな事項は、葉煙草購入に必要な経費、建設改良に必要な経費、保險金支拂に必要な経費等であります。  次に昭和二十二年度一般会計予備費につき、昭和二十三年一月三十日から同二十三年三月三十日までの間におきまして使用いたしました四億二千八百七十余万円の分につきまして、ここに説明いたします。その使用いたしましたおもな事項は、第二復員局廃止による掃海管船事業移管運営に必要な経費、給與特別措置費の補足に必要な経費、刑務折の收容者に必要な経費、警察消防官の旅費補足に必要な経費、公定價格改訂等による燃料費その他の増加に必要な経費、航海、日当及び食卓料等増額に必要な経費であります。  次に昭和二十二年度特別会計におきまして、昭和二十三年一月三十日から同二十三年三月三十日までの間におきまして、地方分與分與金、専賣局、農業共済再保険、國有林野事業、國有鉄道事業、通信事業及び労働者災害補償保險の七特別会計において、総額二十一億千百九十余万円の予備費を使用いたしております。その使用いたしましたおもな事項は、農業再保險に必要な経費、キヤスリーン颱風災害復旧に必要な経費、給與改善等に必要な経費、超過勤務手当の支給に必要な経費、建設及び改良に必要な経費等であります。  以上をもちまして、昭和二十一年度第一予備金支出の件ほか事後承諾を求める件七件の説明をいたしました、何とぞ御審議の上、御了承くださることを希望いたします。

松原一彦国民協同党

○松原委員長 ただいま荒木政務文官からお述べになりました説明は本日の御出席がきわめて少うございますので、全部プリントにして至急全員の方に御配付いたしたいと思います。  なお会計検査院側の説明を求める手順になつておりましたが、連絡がつきませんために本日出席がございません。本日はこれにて散会することにいたしまして、明日ぜひ会計検査院側の説明を求めたいと思います。  なお本日は國家公務員法第十三條第二項及び地方官自治法第百五十六第四項の規定に基き、臨時人事委員會の地方の事務所設置に関し承諾を求めるの件の質疑を行続することにしておりましたが、政府の方から出席がありませんからこれは延期いたします。  本日はこれをもつて散会いたします。     午前十時四十五分散会

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